【2026年7月最新】ChatGPTでフローチャートを作成する方法|Mermaid記法・GPTs活用・業務プロセス可視化まで完全解説
この記事の内容
「会議でフローチャートを見せながら説明したいけど、Visioや専門ツールは使いこなせない」「業務プロセスを図解したいが、ゼロから作る時間がない」——そんな悩みを、ChatGPTなら数分で解決できます。
ChatGPTには、テキストの指示だけでフローチャートのコードや構造を自動生成する機能があります。さらに、GPTsという専用AIを使えば、コードを一切書かずにフローチャート画像をリアルタイムで生成することも可能です。2026年現在、フローチャート作成のスピードと手軽さは、かつての専門ツール全盛期と比べて桁違いに向上しています。
この記事では、Mermaid記法を使ったコード生成とGPTsを使ったビジュアル即時生成という2つのアプローチを、実際のプロンプト例とともに丁寧に解説します。また、弊社(株式会社GENAI)がAI活用で実際にフローチャートを業務設計に使っている実例も公開します。
この記事を読むと、次のことが分かります。
01 TWO METHODS ChatGPTでフローチャートを作成する2つの方法 コード生成とビジュアル生成、目的に応じて使い分ける
ChatGPTでフローチャートを作成する方法は、大きく分けて2つのアプローチがあります。それぞれに適した用途があるので、目的に合わせて使い分けることが重要です。
Mermaid記法で
コード生成
(エンジニア向け)
GPTs「Diagrams」で
画像即時生成
(非エンジニア向け)
draw.io/Notion/
GitHub連携
(共有・管理)
📚 用語解説
フローチャート:業務プロセスや処理の流れを図形と矢印で表した図。条件分岐(Yes/No)や処理の順序を視覚化することで、手順の共有・業務設計・システム設計に使われます。英語では「flowchart」または「flow diagram」と呼ばれます。
1-1. 方法①:Mermaid記法でコードを生成する(エンジニア・技術系向け)
Mermaid記法とは、テキストでフローチャートを記述するための専用の書き方です。GitHubやNotionなどのツールに貼り付けるだけでフローチャートが自動描画されます。ChatGPTにビジネスプロセスを説明すると、このMermaid記法のコードを自動生成してくれます。
この方法のメリットは、生成されたコードをそのままdraw.io・GitHub・Notionに貼り付けてフローチャートを描画できる点です。開発チームやドキュメント管理ツールをすでに使っている方に最適な選択肢です。
📚 用語解説
Mermaid記法:テキストで図(フローチャート・シーケンス図・ガントチャートなど)を記述するためのマークアップ言語。GitHubのMarkdownやNotionで標準サポートされており、コードを書くように図が描けます。「flowchart LR」「graph TD」などのキーワードで始まります。
1-2. 方法②:GPTs「Diagrams: Show Me」でビジュアル即時生成(非エンジニア向け)
GPTs(GPT Store)の「Diagrams: Show Me」というAIを使う方法は、Mermaid記法を知らなくても、日本語で「〇〇のフローチャートを作って」と指示するだけでフローチャート画像が即座に生成される方法です。コードの知識が不要なため、非エンジニアの経営者や営業・マーケティング担当者にも使いやすい選択肢です。
ただし、この方法にはChatGPT Plus(月$20)のサブスクリプションが必要です。無料版のChatGPTではGPTsへのアクセスが制限されているため、本格的にフローチャート自動生成を使いたいなら最低でも月$20のPlusプランが必要と覚えておきましょう。
「コードは触りたくないが業務フローを図解したい」→ GPTs方法を選択。「GitHubやNotionでドキュメント管理している開発チーム」→ Mermaid記法を選択。両方を組み合わせることも可能で、Mermaid記法を知っておくとより細かい制御ができます。
02 MERMAID METHOD Mermaid記法でフローチャートを生成する手順 ChatGPTへのプロンプト例とコードの使い方を解説
Mermaid記法を使ったフローチャート生成の流れを、実際のプロンプト例と出力例とともに解説します。手順はシンプルで、ChatGPTにプロセスを説明してコードを生成してもらい、対応ツールに貼り付けるだけです。
ChatGPTに
業務フローを
テキストで説明
Mermaid記法の
コードを
自動生成させる
生成コードを
GitHub/Notion等に
貼り付け描画
必要に応じ
ChatGPTに
修正依頼
2-1. 基本プロンプトの書き方
ChatGPTに対してMermaid記法のフローチャートを生成させるには、以下のようなプロンプトが効果的です。フロー全体の構造と、条件分岐のポイントを具体的に伝えることが重要です。
「以下の業務プロセスをMermaid記法のフローチャートとして出力してください。
【プロセス内容】
(ここに業務の流れを箇条書きで記述)
条件分岐(Yes/No)も含めて、左から右(LR方向)で作成してください。コードブロックのみ出力してください。」
このプロンプトのポイントは以下の3点です。まず「Mermaid記法で」と明示することで、ChatGPTが適切なフォーマットで出力します。次に「条件分岐も含めて」と指定することで、Yes/Noの分岐が必要な複雑なフローにも対応します。そして「コードブロックのみ出力」と指定することで、説明文なしでコードだけを得られるため、そのままツールに貼り付けられます。
2-2. Mermaid記法の基本構文を理解する
ChatGPTが生成するMermaid記法のコードは、以下のような構造になっています。コードを見るだけで、フローの全体像が把握できる読みやすい記法です。
一般的なMermaid フローチャートは「flowchart TD」(上から下)または「flowchart LR」(左から右)で始まります。各ノード(処理ブロック)はアルファベットの識別子とテキストで表し、矢印(-->)でつなぎます。条件分岐はひし形ノード({条件})を使い、Yes/Noラベルを矢印に添えます。
📚 用語解説
ノード(node):フローチャートにおける各ブロック(処理・判断・開始・終了)のこと。Mermaid記法では四角形・ひし形・丸など形状をテキストで指定します。例えば「A[処理名]」で四角形、「B{条件名}」でひし形(判断)を表します。
代表的な記法は次の通りです。「A[処理名]」で処理ブロック、「B{条件?}」で条件分岐、「A --> B」でノードを矢印でつなぐ、「A -->|Yes| B」でラベル付き矢印、という4つを覚えるだけで、たいていの業務フローは表現できます。
2-3. 実際の出力例:受注フローのMermaid記法
例えば「営業が受注してから請求書を発行するまでの業務フロー」をChatGPTに依頼すると、以下のようなMermaid記法が生成されます。実際のビジネスシーンに即した、条件分岐込みのフローチャートコードです。
生成されたコードの例を見ると、顧客からの問い合わせを起点として、見積り提示→承認可否の条件分岐→受注登録→請求書発行という一連の流れが、テキストだけで完全に表現できています。このコードをGitHubのREADMEやNotionのコードブロックに貼り付けると、即座にフローチャートとして描画されます。
ChatGPTに「このフローには〇〇の条件分岐がある」「承認者は2名で、どちらかの却下でも差し戻しになる」など、例外処理や条件をあらかじめ詳しく伝えるほど、精度の高いコードが生成されます。最初に粗いコードを生成させてから「〇〇の分岐を追加して」と修正依頼する方法も有効です。
ChatGPTが生成するMermaidコードは、複雑なフローになるほど構文エラーが起きやすくなります。エラーが出た場合は「このコードを修正してください。エラーは〇〇です」とエラーメッセージをそのまま貼り付けると、ChatGPTが自動修正してくれます。手動修正は不要です。
03 DIAGRAMS GPT GPTs「Diagrams: Show Me」で非エンジニアでも即作成 コード不要・日本語指示だけでフローチャート画像を生成する方法
コードを書かずにフローチャートを作りたい場合は、ChatGPTのGPTs(GPT Store)で公開されている「Diagrams: Show Me」というAIが最も使いやすい選択肢です。プロンプト1行でフローチャートが画像として生成されるため、非エンジニアの経営者・マーケター・営業担当者でも即戦力で使えます。
📚 用語解説
GPTs(GPT Store):OpenAIが提供するChatGPTの拡張機能プラットフォーム。サードパーティが作成した専門AI(GPT)を、ChatGPTのUI上で直接呼び出して使える仕組み。「Diagrams: Show Me」のように特定の用途に特化したAIが多数公開されており、ChatGPT Plusユーザーなら無料で利用できます。
3-1. 「Diagrams: Show Me」の使い方
「Diagrams: Show Me」を使うには、ChatGPTの画面左上にある「GPTを探す」からGPT Storeを開き、「Diagrams: Show Me」を検索して起動します。ChatGPT Plusユーザーであれば追加費用なしで使えます。
にログイン
「Diagrams」検索
を起動
フローを説明
即座に生成
起動後は、日本語で「〇〇の業務フローをフローチャートにしてください」と入力するだけです。Diagrams: Show Meは指示を受けてMermaid記法(または他の図形記法)に自動変換し、レンダリングされた画像を返してくれます。コードの知識は一切不要です。
3-2. Diagrams: Show Meで使える図形の種類
Diagrams: Show Meは、フローチャート以外にも以下のような図形を生成できます。業務設計や技術的なドキュメント作成でよく使われる図形に幅広く対応しており、ChatGPT上でワンストップでさまざまな図が作れます。
「新入社員オンボーディングの業務フローをフローチャートにしてください。入社→書類提出→環境設定→研修→実務開始の順で、各ステップの担当者も明記してください」というように、フローの各ステップと担当者を含めて指示すると、より実用的なフローチャートが生成されます。
GPTs(Diagrams: Show Me含む)はChatGPT Plusユーザー(月$20)のみ利用可能です。無料版のChatGPTではGPTsにアクセスできないため、本格的にフローチャート生成を使いたいならPlusプランへの移行が必要です。
04 PRACTICAL EXAMPLES フローチャート作成の実践例5パターン SNS運用・問い合わせ対応・開発フロー・採用・経費精算
ChatGPTでのフローチャート生成が最も効果を発揮するのは、日々繰り返される業務プロセスを可視化するときです。以下では、ビジネスシーンでよく使われる5つのフローチャート作成例を、具体的なプロンプト例とともに紹介します。
📚 用語解説
業務プロセス可視化:業務の流れ・担当者・判断基準・成果物を図にまとめる作業。属人化している仕事の手順を図解することで、引き継ぎやマニュアル化が容易になります。フローチャートはこの可視化の最もスタンダードな手法です。
4-1. SNS投稿ワークフロー
SNS(Instagram・X・LinkedIn など)への投稿プロセスを管理する場合、投稿の企画から承認・予約投稿・効果測定までの一連のフローをChatGPTで図解できます。マーケティングチームの業務フローを可視化するのに特に効果的です。
「SNS投稿のワークフローをフローチャートにしてください。企画→コンテンツ作成→内部レビュー→承認→スケジュール設定→公開→効果測定の流れで、承認NGの場合は修正ループが発生します」というプロンプトを入れると、承認ループを含む実用的なフローチャートが生成されます。
4-2. 問い合わせ対応フロー(チャットボット含む)
顧客からの問い合わせを受けてから回答・クロージングするまでのフローは、コールセンターやCS担当者のマニュアル化に欠かせない図です。ChatGPTなら「問い合わせ種別による分岐」「エスカレーション基準」「解決確認ステップ」まで含んだ複雑なフローも一度で生成できます。
特に、チャットボットの応答フロー設計にMermaid記法を使うケースが増えています。「よくある質問→自動回答」「複雑な質問→オペレーターへ転送」というルーティングロジックを図解することで、チャットボットの設計書としても活用できます。
4-3. アジャイル開発スプリントフロー
ソフトウェア開発でよく使われるアジャイル手法のスプリントフロー(バックログ整理→スプリント計画→開発→テスト→レビュー→リリース)も、ChatGPTで即座にフローチャート化できます。開発チームがNotionやGitHubにドキュメントを管理している場合、Mermaid記法で生成したコードをそのまま埋め込めます。
開発チームへのフロー共有にMermaid記法は特に相性が良く、GitHubのREADMEに直接埋め込むと常に最新のフロー図をコードと一緒に管理できます。「ドキュメントとコードの同期」という観点で、エンジニアチームに提案する価値があります。
4-4. 採用選考フロー
採用面談から内定・入社までの選考フローを図解することで、採用担当者・面接官・人事部の連携がスムーズになります。「書類選考→一次面接→二次面接→役員面接→内定→オファー承諾→入社」という流れに加え、「不合格時の通知タイミング」「書類選考基準のYes/No分岐」なども含めた実用的なフローがChatGPTで生成できます。
採用フローの可視化は、採用担当者が変わっても選考ブレが起きないようにするための手順書としても機能します。フローチャートを会社の採用マニュアルに組み込むことで、引き継ぎコストを大幅に削減できます。
4-5. 経費精算フロー
経費申請から承認・支払いまでのプロセスは、多くの会社で「担当者によって判断がバラバラ」という問題を抱えています。ChatGPTで経費精算フローを図解することで、承認ルール・上限金額・領収書の要件などを一目で確認できる手順書が完成します。
「5万円以下の経費は直属の上司の承認のみ」「5万円以上は経営者の承認も必要」「海外出張経費は事前承認必須」といった条件をChatGPTに伝えると、条件分岐を含んだ複雑な経費精算フローも正確に図解してくれます。
05 INTEGRATION draw.io・Notion・GitHubへの連携・出力方法 Mermaidコードを使ったツール別の貼り付け・活用手順
ChatGPTが生成したMermaid記法のコードは、様々なツールに貼り付けてフローチャートとして描画できます。ここでは代表的な3つのツールへの連携方法を解説します。
📚 用語解説
Mermaid Live Editor:Mermaid公式が提供するオンラインエディタ(mermaid.live)。ブラウザ上でMermaidコードを貼り付けるとリアルタイムでフローチャートが描画されます。アカウント登録不要・無料で使えるため、まず「コードが正しいか確認したい」ときの第一選択として使えます。
5-1. draw.ioへの出力方法
draw.io(diagrams.net)は、ブラウザ上で使える無料のダイアグラム作成ツールです。ChatGPTで生成したMermaidコードをdraw.ioに取り込む方法は、「Extras」→「Edit Diagram」からコードを貼り付けるか、または直接Mermaid形式でインポートする機能を使います。
draw.ioでの編集後は、PNG・PDF・SVG・XMLなど多様な形式でエクスポートできます。プレゼン用にPNG出力、編集継続用にXML保存、Webサイトに埋め込む場合はSVGと使い分けることで、さまざまな用途に対応できます。
draw.ioはGoogleドライブ・OneDrive・Confluenceと連携できるため、「フローチャートをチームで共同編集したい」「クラウドに保存して常に最新版にしたい」というニーズに最も対応しているツールです。生成したMermaidコードをdraw.ioで仕上げるという使い方がおすすめです。
5-2. Notionへの貼り付け方法
NotionはMermaid記法をネイティブサポートしているため、最も手軽にフローチャートを埋め込める環境の1つです。Notionのページでスラッシュコマンド(/)を入力し「コード」ブロックを作成、言語を「Mermaid」に設定してChatGPTが生成したコードを貼り付けるだけで、ページ内にフローチャートが描画されます。
NotionのMermaid対応により、業務手順書や社内Wiki内にフローチャートをそのまま埋め込めるため、「図と文章を別々に管理する手間」がなくなります。更新もコードを修正するだけで即座に図が更新されるため、メンテナンスのコストも大幅に削減できます。
5-3. GitHubでの活用方法
GitHubのMarkdownファイル(README.mdなど)はMermaid記法をサポートしており、コードブロックの言語指定を「mermaid」にするだけでフローチャートが描画されます。これにより、ソースコードと開発フローチャートを同じリポジトリで一元管理できるようになります。
特に、アジャイル開発のスプリントフロー・CI/CDパイプラインの流れ・APIの通信フローなどは、GitHubのREADMEにMermaid記法で埋め込んでおくことで、新メンバーへの引き継ぎが格段にスムーズになります。
06 JAPANESE FIX 日本語が文字化け・表示されない問題の対処法 Mermaid記法の日本語問題は3ステップで解決できる
ChatGPTでMermaid記法のフローチャートを生成するとき、「日本語のラベルが表示されない」「文字が崩れる」という問題が頻繁に起きます。これはMermaidのレンダリングエンジンが日本語フォントを適切に処理できないことが原因です。
ただし、この問題にはいくつかの回避策があるため、諦めず対処法を試してみてください。以下の3つのアプローチで、ほとんどのケースは解決できます。
日本語フォント
の非対応
英語ノード名に
変更して
コメントで補足
Mermaid Live
でフォント設定
を変更する
GPTsを使って
画像として
出力する
6-1. 対処法①:ノード名を英語にしてコメントで日本語補足
Mermaidのレンダリングは英語テキストは問題なく表示されます。そのため、各ノードの識別子を英語(略語)にして、日本語の説明はコメントとして別途記載するアプローチが最もシンプルな解決策です。
ChatGPTへのプロンプトを「ノード名は英語で作成し、各ノードの横にコメントとして日本語の説明を記載してください」と指定することで、英語ノード+日本語コメントの混在形式が生成されます。これにより日本語文字化けを防ぎながら、日本語話者にも意味が伝わるフローチャートが作れます。
6-2. 対処法②:Mermaid Live EditorでフォントをNoto Sans JPに変更
Mermaid Live Editor(mermaid.live)では、設定からフォントを変更できます。「Noto Sans JP」などの日本語対応フォントに変更することで、日本語ノードが正しく表示されるようになります。この設定変更はアカウント不要で、ブラウザ上で即座に試せます。
📚 用語解説
Noto Sans JP:Googleが開発した日本語を含む多言語対応のフォント。「Noto」の名前は「No more tofu(豆腐をなくす)」から来ており、豆腐(文字化けで表示される□□)をなくすという意味が込められています。多くのWebサービスで日本語フォントの標準として使われています。
6-3. 対処法③:GPTs「Diagrams: Show Me」で画像出力に切り替える
日本語表示の問題が解決しない場合は、そもそもMermaid記法(テキスト)を使わず、GPTsの「Diagrams: Show Me」を使って画像として出力する方法に切り替えることを推奨します。画像として出力されれば、日本語フォントの問題は発生しません。
「日本語でフローチャートを作りたいが、Mermaidの文字化けが解決しない」という状況であれば、GPTs方式の方がストレスなく使えます。ただしGPTs方式では生成された画像のコードをdraw.ioなどで再編集するのが難しいため、「編集の柔軟性」と「日本語表示の安定性」はトレードオフの関係になります。
「編集の柔軟性を重視する場合」→ 英語ノード名+日本語コメントのMermaid記法を使用。「日本語をそのままビジュアルに出したい場合」→ GPTsのDiagrams: Show Meで画像出力。「最終的に人に共有する資料として使う場合」→ GPTs画像をPNG保存してスライドに挿入するのが最もシンプルです。
Mermaidの日本語対応は2026年時点でも完全ではありません。ツールアップデートによって改善される可能性はありますが、現状では「英語で生成してから日本語に手動修正」または「GPTs画像出力」のどちらかが現実的な解決策です。
07 GENAI CASE 【弊社GENAI実運用】フローチャートで業務設計を高速化 Claude Codeで業務フロー図を自動生成・管理する実例
弊社(株式会社GENAI)では、業務プロセスの設計・標準化・引き継ぎのためのフローチャート作成を、AIを使って高速化しています。具体的な活用方法と、どれくらいの時間短縮になっているかを公開します。
弊社では、Claude Max 20xプラン(月額約30,000円)を契約しており、ChatGPTだけでなくClaude Codeでもフローチャートを含む業務設計ドキュメントの自動生成を行っています。
7-1. 弊社でのフローチャート活用シーン
| 活用シーン | 以前の作業時間 | AI導入後 | 削減効果 |
|---|---|---|---|
| 業務手順書のフロー図作成 | 30〜60分/1図 | 5〜10分/1図 | 約80%削減 |
| 新入社員オンボーディングフロー | 半日(4時間) | 30分 | 約90%削減 |
| CS対応フロー(顧客対応手順) | 2時間 | 20分 | 約85%削減 |
| 採用選考フロー更新 | 1時間 | 15分 | 約75%削減 |
| 請求・経費承認フロー | 1.5時間 | 20分 | 約85%削減 |
上記の数値は弊社の実感値ベースですが、業務フロー図1枚あたりの作成時間が平均で80%以上削減されているというのが正直な体感です。特に効果が大きいのは「新しい業務フローを設計しながら図にする」という初回作成の場面で、以前は「考える時間」と「書く時間」が分かれていたのが、AIへの口頭説明だけで図が生成されるので、思考と可視化が同時に進みます。
7-2. 弊社での具体的なワークフロー
弊社がフローチャートを作成する際の典型的な流れを紹介します。
口頭でAIに
業務の流れを
箇条書き説明
Mermaid記法
コードを
自動生成
AIに追加指示で
分岐・例外を
修正
コードをNotionに
貼り付け描画
確認
チームに
フロー図として
共有完了
弊社では特に「業務の例外ケースや担当者の分岐をAIに詳しく説明するほど、実用的なフローが生成される」という経験則を持っています。最初から完璧なフローを求めず、まず粗いフローを生成させてから「このケースの場合は〇〇になる」と追加指示していく方法が、最も効率よく精度の高いフローチャートに仕上がります。
7-3. 業務フロー自動化との連携
弊社では、フローチャートを単なる「見える化ツール」として使うだけでなく、そのフローをそのままClaude Codeでの業務自動化の設計図として使うという連携も行っています。フローチャートで業務プロセスを図解した後、「このフローの〇〇ステップを自動化するPythonスクリプトを書いて」とClaude Codeに指示すると、フローに沿った自動化コードが生成されます。
参考までに弊社の実感値ですが、Claude Max 20xプラン(月額$200)を契約して営業・経理・広告レポートなど複数業務を回しており、1名分の月間業務量(160時間相当)を分担して捌けている肌感です。フローチャート作成はその中の一部ですが、「考えながら図にする」という知識整理の高速化が全体の業務効率を底上げしています。
08 COMPARISON Claude Codeとの比較:どちらのAIがフローチャートに向くか 用途別に向き不向きを整理する
「フローチャート作成にChatGPTとClaude Code、どちらを使うべきか」という質問をよく受けます。結論から言うと、どちらも使えるが、用途によって向き不向きがあるというのが正直な評価です。
| 観点 | ChatGPT | Claude Code |
|---|---|---|
| Mermaid記法の生成精度 | ◎ 高精度で安定 | ◎ 高精度で安定 |
| GPTsでの画像生成 | ◎ Diagrams: Show Meが使える | △ 相当するGPTsはない |
| フロー→自動化への展開 | △ コード自動実行は別途必要 | ◎ フロー図作成後にそのまま実装可能 |
| コード修正のやりとり | ○ チャットで修正依頼が可能 | ◎ ターミナルで直接修正・実行できる |
| 日本語フロー生成精度 | ○ 標準的 | ◎ やや優位な印象 |
| 料金 | Plus $20〜Pro $200/月 | Pro $20〜Max 20x $200/月 |
要約すると、「フローチャート画像を素早く作りたい、コードは触りたくない」ならChatGPT(GPTs活用)が最も手軽です。一方、「フローチャートを設計図として使い、実際の業務自動化までつなげたい」ならClaude Codeの方が生産性が高くなります。
📚 用語解説
Claude Code:Anthropicが提供するターミナル上で動くAIコーディングエージェント。ファイル操作・コード編集・コマンド実行まで自律的に行える業務ツール。フローチャートのMermaidコードを生成した後、そのフローに沿った実装コードをそのまま書いてもらうという使い方が特に強力です。
8-1. 両方を組み合わせるのが最強
実務上最も効率が高いのは、ChatGPTとClaude Codeを目的別に使い分けて組み合わせるアプローチです。「フローチャートのビジュアル素案をChatGPTのGPTsで作り、それをベースにClaude Codeで実際の自動化スクリプトを書く」という流れが、弊社で実際に使っているワークフローです。
GPTsで作ったフローチャート画像はプレゼン資料やマニュアルに使い、Mermaidコードはnotionやgithubに保存、そして実装はClaude Codeに任せる、というレイヤーごとに使い分けることで、それぞれのAIの強みを最大限に活かせます。
① ChatGPT(GPTs)でフローチャートをビジュアル生成 → ② Mermaidコードをdraw.io/Notionに保存 → ③ そのコードをClaude Codeに渡して「このフローを自動化するスクリプトを書いて」と依頼 → ④ Claude Codeが実装まで完了。この流れで「設計から実装まで」をAIで完結できます。
09 CONCLUSION まとめ:ChatGPTフローチャートを業務に組み込む次の一手 今日からすぐ始められる3つのアクション
この記事では、ChatGPTを使ったフローチャート作成の方法を網羅的に解説しました。最後に今日から使えるポイントを整理します。
フローチャート作成はAI活用の「入口」として非常に取り組みやすいタスクです。まず1枚、自分の仕事の手順をChatGPTで図解してみてください。それだけで「AIが業務に使える」という実感が得られるはずです。
より高度な「フローチャート→業務自動化」の連携に興味がある方や、AI全般を使った業務効率化の設計を相談したい方は、以下のAI鬼管理にお気軽にご連絡ください。
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よくある質問
Q. ChatGPTでフローチャートを作成するのに費用はかかりますか?
A. Mermaid記法のコードを生成させるだけなら、無料版のChatGPTでも可能です。ただし、GPTs「Diagrams: Show Me」を使った画像生成にはChatGPT Plus(月$20)が必要です。draw.ioやNotionへの貼り付けは無料で行えます。本格的にフローチャートの自動生成を業務に使いたいなら、Plusプランへの投資は即ペイする水準です。
Q. Mermaid記法を覚えなくてもフローチャートは作れますか?
A. はい、覚えなくても大丈夫です。ChatGPTに「Mermaid記法でフローチャートを作って」と指示すればコードを全部生成してくれます。また、GPTsの「Diagrams: Show Me」を使えば、Mermaid記法を一切知らなくても画像形式でフローチャートが生成できます。Mermaid記法の知識は、生成されたコードを手動で細かく修正したいときにのみ必要になります。
Q. ChatGPTで生成したフローチャートをPowerPointに貼り付けるにはどうすればいいですか?
A. GPTs「Diagrams: Show Me」で生成したフローチャート画像を右クリックして保存し、PowerPointに貼り付けるのが最もシンプルな方法です。Mermaid記法を使う場合は、draw.ioでPNG/SVGとしてエクスポートしてからPowerPointに挿入します。SVGであればサイズを変えても画質が劣化しません。
Q. 日本語のフローチャートは作れますか?
A. ChatGPTへの指示は日本語でOKです。ただし、Mermaid記法でのノード名に日本語を使うと文字化けすることがあります。対処法として、英語のノード名+日本語コメントで作成するか、GPTsで画像出力にすると文字化けを避けられます。Mermaid Live Editorでフォントを「Noto Sans JP」に変更することで日本語ノードが正しく表示される場合もあります。
Q. フローチャート以外にChatGPTで作れる図はありますか?
A. Mermaid記法でシーケンス図・ガントチャート・クラス図・ER図・マインドマップなど多様な図が作れます。GPTs「Diagrams: Show Me」も同様に複数の図形種類に対応しています。ただし、複雑な図(大規模なER図や100ノード以上のフローチャート)では精度が下がることがあるため、大規模な図は分割して生成するのがコツです。
Q. draw.ioとNotionはどちらがフローチャート管理に向いていますか?
A. 用途によって異なります。「チームで共同編集したい・高品質な図をPDF/PNGで出力したい・他ツールと連携したい」ならdraw.ioが向いています。「社内Wiki・手順書の中にフローチャートを埋め込みたい・テキストと図を一緒に管理したい」ならNotionが向いています。弊社GENAIでは両方を使い分けており、日常的な業務手順書はNotion、顧客への提案資料はdraw.io+PDF出力というように使い分けています。
Q. ChatGPTとClaude Code、フローチャート作成にはどちらが優れていますか?
A. フローチャートのMermaidコード生成精度はほぼ互角です。「ビジュアルで素早くフローチャートを作りたい」ならChatGPTのGPTsが手軽です。「フローチャートを設計図にして、業務プロセスを実際に自動化まで持っていきたい」ならClaude Codeが優位です。両方を組み合わせる使い方が最も効率が高く、設計はChatGPT、実装はClaude Codeという役割分担が弊社での実際のワークフローです。
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