【2026年7月最新】CSSのサイズ指定はどれがいい?px・%・em・rem・vwの違いと使い分け完全ガイド

【2026年7月最新】CSSのサイズ指定はどれがいい?px・%・em・rem・vwの違いと使い分け完全ガイド

「CSSでサイズを指定するとき、pxを使えばいいの?それともremの方がいい?」——Web制作の入門者がつまずく典型的な疑問です。

CSSにはpx・%・em・rem・vw・vhなど、サイズ指定のための単位が複数あります。どれを使っても一見同じ見た目になりますが、画面サイズが変わったとき(スマートフォン対応)や、ユーザーがブラウザのフォントサイズを変更したときに、その違いが顕著に現れます。

この記事では、CSSサイズ指定の主要単位を全て比較し、「どの場面でどれを使うか」という判断基準を明確に解説します。さらに後半では、Claude CodeにCSSを書かせる方法も紹介します。

代表菅澤 代表菅澤
Webサイトを自分で作ろうとして「CSSの単位が多すぎてわからない」と諦めた人は多いはずです。でも実は2026年現在、「CSSを書く必要がない」時代になっています。Claude CodeにデザインのイメージをURLや言葉で伝えるだけで、CSSコードが全部出てきます。今日は両方学びましょう。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
CSS単位の使い分けは、Webサイトの「レスポンシブ対応(スマホ・PC両対応)」に直結します。単位の選択を間違えると、スマホで見たときに文字が極小になったり、レイアウトが崩れたりします。この基礎知識は今でも重要です。
✔️絶対値と相対値の違いが理解できる
✔️px・%・em・rem・vwそれぞれの特性と使いどころがわかる
✔️レスポンシブデザインで使うべき単位の選び方が明確になる
✔️Claude CodeでCSSを自動生成する具体的な手順がわかる
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📌 この記事の結論
【2026年7月最新】CSSのサイズ指定はどれがいい?px・%・em・rem・vwの違いと使い分け完全ガイド
CSSのサイズ指定単位(px・%・em・rem・vw)の違いと使い分けを完全解説。絶対値と相対値の基礎から、レスポンシブデザインでの正しい使い方、Claude CodeでCSSを自動生成する方法まで解説します。

01 CSSの単位——「絶対値」と「相対値」の2種類を理解する 全ての単位はこの2分類に入る。まずここを理解する

📚 用語解説

CSS(Cascading Style Sheets):Webページの見た目(色・サイズ・レイアウト・フォント)を定義するスタイルシート言語。HTMLが「構造」を担うのに対し、CSSは「見た目」を担う。すべてのWebサイトの視覚的なデザインは、CSSで制御されている。

CSSのサイズ指定単位は大きく「絶対値」「相対値」の2種類に分けられます。

分類意味代表的な単位特徴
絶対値固定された大きさ。画面サイズに依存しないpx(ピクセル)常に同じサイズで表示される
相対値基準となる値からの相対的な大きさ%・em・rem・vw・vh画面・親要素・ルートフォントに連動して変化する

「相対値が良い・絶対値が悪い」ではありません。それぞれに適切な使いどころがあり、使う場面によって使い分けるのが正しいアプローチです。

📚 用語解説

レスポンシブデザイン:PC・タブレット・スマートフォンなど、異なる画面サイズのデバイスで適切に表示されるWebデザイン。現在のWebサイトはスマートフォンからのアクセスが過半数を占めるため、レスポンシブ対応は実質的に必須。相対値(%・rem・vw等)を使うとレスポンシブ対応が容易になる。

特に近年重要なのがレスポンシブデザインへの対応です。2026年現在、Webサイトへのアクセスの60〜70%はスマートフォンからです。pxで全て固定サイズにしてしまうと、スマホで見たとき文字が小さすぎてズーム必須になるサイトになってしまいます。

02 px——固定サイズ指定の基本と正しい使いどころ 最も直感的な単位と、使うべき場面・避けるべき場面

📚 用語解説

px(ピクセル):Webサイトを表示するモニターの「点(ドット)」の数を基準にしたサイズ指定。1pxは基本的に画面の1ドットに相当。物理的に固定されたサイズのため、画面サイズや親要素のサイズに影響されない「絶対値」として動作する。最も直感的でわかりやすい単位。

pxは「何px=何センチ」という直感的な変換はできませんが、「指定した数値通りのサイズで必ず表示される」という予測可能性が最大の強みです。

2-1. pxが向いている用途

✔️ボーダー(枠線)の太さ:border: 1px solid #ccc — 1pxの細い線を常に保つ
✔️アイコン・ロゴのサイズ:固定サイズで表示したい画像
✔️paddingの細かい調整:4px・8px・12pxなどのグリッドシステムベースの余白
✔️シャドウ・アウトライン:box-shadow: 2px 2px 4px #000 — 固定の影の大きさ

2-2. pxを避けるべき場面

フォントサイズ(font-size)にpxを使うことには注意が必要です。多くのブラウザではユーザーがデフォルトのフォントサイズを設定できますが、pxで固定すると、そのユーザー設定が無視されます。視覚障害のあるユーザーがフォントを大きく設定していても、pxで固定すると効かないため、アクセシビリティの問題になります。

⚠️ フォントサイズにpxを使うのは非推奨

body・p・h1などのテキスト要素のfont-sizeにpxを使うと、ブラウザのフォントサイズ設定を上書きしてしまいます。アクセシビリティ(利用しやすさ)を考慮すると、フォントサイズはremを使う方が正しい設計です。

💡 pxの使い方ベストプラクティス

pxは「常に同じサイズで表示したいもの」に使う。具体的には「枠線・シャドウ・アイコン・メディアクエリのブレークポイント指定」。テキスト・レイアウト要素のサイズには相対値(rem・%)を使う方が、より柔軟でアクセシブルなサイトになります。

03 %(パーセント)——親要素を基準にした相対指定 親要素に依存するため「コンテナの中で割合を決める」ときに使う

📚 用語解説

%(パーセント):親要素のサイズを100%として、その何%のサイズにするかを指定する相対単位。「width: 50%」と書くと親要素の幅の半分になる。親要素のサイズが変わると自動的に追従するため、レスポンシブレイアウトで非常に便利。

%はその名の通り「親要素の何パーセント」というサイズを指定します。例えば:

/* 親要素(.container)の幅に応じて自動調整 */
.container {
    width: 1200px;  /* 固定幅の親コンテナ */
}
.half-width {
    width: 50%;     /* 常に親の50%=600px */
}

/* 画面サイズに応じて変化 */
.full-width {
    width: 100%;    /* 常に親要素の幅いっぱい */
}

3-1. %が向いている用途

✔️コンテナの幅指定:max-width: 100% でスマホ対応を確保
✔️グリッドレイアウト:要素を横に並べる割り付け(33.33%×3列など)
✔️画像の幅:img { width: 100%; } で親要素に収まるレスポンシブ画像
✔️フレックスアイテムの幅:Flexboxで各要素の幅を割合で管理

3-2. %の落とし穴——高さ指定には注意

height(高さ)に%を指定するのは注意が必要です。height: 50%は「親要素の高さの50%」ですが、親要素の高さが明示的に指定されていないと無効になるケースがあります。

⚠️ height: 100%が効かないときの原因

height: 100%を指定しても有効にならない場合、原因は親要素・さらに上の親要素に高さが指定されていないことがほとんどです。htmlとbodyにも「height: 100%」を指定することで解決できます。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「%は幅(width)には使いやすいが、高さ(height)には少し癖がある」と覚えておくと実務で迷わなくなります。高さの相対指定には%よりvhを使うのがスマートです。
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04 em——フォントサイズを基準にした相対指定と落とし穴 強力だが「積み重なり(複合)」に注意が必要な単位

📚 用語解説

em:現在の要素または親要素のfont-size(文字サイズ)を1emとして、それの倍数でサイズを指定する相対単位。「1em = 現在のfont-size」なので、font-size: 16pxの要素では1em = 16px、2em = 32pxになる。テキストに関連するサイズ(行間・余白)の指定に適している。

emは「文字サイズに比例したサイズ指定」に向いています。例えば「文字サイズが変わっても、行間や余白が文字に追従してほしい」というケースです:

p {
    font-size: 16px;
    line-height: 1.6em;  /* 16px × 1.6 = 25.6px の行間 */
    padding: 1em;        /* 16px × 1 = 16px の内側余白 */
}

/* font-sizeが変わっても比率は保たれる */
.large-text {
    font-size: 24px;
    line-height: 1.6em;  /* 24px × 1.6 = 38.4px の行間(自動追従) */
}

4-1. emの落とし穴——「複合」による予期せぬサイズ変動

emの最大の問題点は、ネスト(入れ子)構造で複合することです。

/* body: 16px */
body { font-size: 16px; }

/* .parent: 1.5em = 16 × 1.5 = 24px */
.parent { font-size: 1.5em; }

/* .child: 1.5em = 24 × 1.5 = 36px ← 意図せず大きくなる */
.child { font-size: 1.5em; }

/* .grandchild: 1.5em = 36 × 1.5 = 54px ← さらに大きくなる */
.grandchild { font-size: 1.5em; }

「font-sizeに1.5emを指定しただけなのに、入れ子が深いと文字が爆発的に大きくなる」という問題です。この「複合」のせいで、font-sizeの指定にemを使うのは避けた方が良いとされています。

💡 emはpadding・line-heightに使うのがベスト

font-sizeにはremを使い、paddingとline-heightにemを使うのが現代のCSS設計のベストプラクティスです。「テキストのサイズに連動した余白・行間」はemで、「ページ全体の文字サイズ基準」はremで管理します。

05 rem——ルート要素を基準にした最もシンプルな相対指定 emの複合問題を解決した「現代のデファクトスタンダード」

📚 用語解説

rem(Root EM):ルート要素(html要素)のfont-sizeを1remとして指定する相対単位。ブラウザのデフォルトは16px(html { font-size: 16px; })なので、1rem = 16px。emとの違いは「親要素ではなくhtmlの指定を基準にする」点。ネストしても複合しないため、emより予測可能性が高い。

remが現代CSSの「デファクトスタンダード」として普及した理由は、「入れ子が深くなっても常にhtml要素のfont-sizeを基準にする」ため、複合問題が起きないことです。

/* html要素のfont-sizeを基準値として設定 */
html {
    font-size: 16px;  /* 1rem = 16px */
}

/* 入れ子が深くなっても同じ基準 */
.parent { font-size: 1.5rem; }   /* 16 × 1.5 = 24px */
.child { font-size: 1.5rem; }    /* 16 × 1.5 = 24px(複合しない!) */
.grandchild { font-size: 1.5rem; } /* 16 × 1.5 = 24px(同じ) */

5-1. remの使いどころ

✔️font-size(文字サイズ):全ての見出し・本文・ラベルのフォントサイズ
✔️paddingとmarginの基準値:spacing スケール(0.5rem・1rem・1.5rem・2rem)
✔️コンポーネントの幅・高さ:固定サイズが欲しいがアクセシビリティも確保したい場合

5-2. remと62.5%テクニック

html { font-size: 62.5%; }(=10px)と設定する「62.5%テクニック」が広く使われています。これにより1rem = 10pxになり、「1.6rem = 16px」「2.4rem = 24px」と計算しやすくなります。

/* 62.5%テクニック:1rem = 10px にする */
html {
    font-size: 62.5%; /* デフォルト16px × 62.5% = 10px */
}

body {
    font-size: 1.6rem; /* 10 × 1.6 = 16px */
}

h1 {
    font-size: 3.2rem; /* 10 × 3.2 = 32px */
}

/* pxで考えてremで書けるので直感的 */
💡 現代のCSS設計:remを軸にした設計の流れ

html要素に基準font-sizeを設定→全フォントサイズをremで指定→余白・行間はemで指定→幅はmax-width + %またはvwで指定——この設計パターンを使うと、一箇所(html font-size)を変えるだけで全体のスケール変更が可能になります。

代表菅澤 代表菅澤
remが普及した理由は「アクセシビリティ対応」です。視覚障害のあるユーザーがブラウザのフォントサイズを大きく設定すると、remで指定されたサイトはそれに追従して大きく表示されます。pxで固定されたサイトは反応しません。ユーザーへの思いやりが単位選択に現れています。

06 vw・vh・その他の単位——ビューポート基準の指定 画面サイズそのものを基準にする強力なモダン単位

📚 用語解説

vw・vh(ビューポート単位):vwはViewport Width(表示エリアの幅)の1%、vhはViewport Height(表示エリアの高さ)の1%を意味する単位。ブラウザウィンドウのサイズそのものを基準にするため、画面全体に対しての比率でサイズを指定できる。レスポンシブデザインで非常に有用。

vw/vhは「ブラウザの表示エリア(ビューポート)」を基準にします:

単位意味使用例
vwViewport Width の1%100vw = 画面幅いっぱい
vhViewport Height の1%100vh = 画面高さいっぱい
vminvwとvhの小さい方画面の短辺を基準にしたい場合
vmaxvwとvhの大きい方画面の長辺を基準にしたい場合

6-1. vhの典型的な使いどころ

vhの最もよく使われるケースは「画面全体を覆うヒーロー(FV)セクション」です:

/* ファーストビューを画面高さいっぱいに表示 */
.hero-section {
    height: 100vh;       /* 画面の高さ100% */
    width: 100%;
    background-color: #1a1a1a;
    display: flex;
    align-items: center; /* 縦方向に中央揃え */
}

/* スマホのアドレスバーを考慮した指定 */
.hero-section {
    height: 100svh; /* 新しい単位:アドレスバー含む実際の高さ */
}

6-2. vwの使いどころと注意点

vwはテキストのサイズ指定にも使えます。「fluid typography(流体タイポグラフィ)」と呼ばれる技法で、画面サイズに完全に連動したフォントサイズを実現できます:

/* clamp()を使ったfluid typography */
h1 {
    /* 最小16px、最大48px、画面幅に応じて変化 */
    font-size: clamp(1rem, 5vw, 3rem);
}
⚠️ vwに横スクロールバー問題

100vwはスクロールバーの幅を含む場合があり、スクロールバーが表示されると横スクロールが発生することがあります。幅の指定には100vwより100%を優先し、vwは特殊なケースのみ使用することをおすすめします。

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07 単位の使い分け早見表——プロが選ぶ場面別推奨 どのプロパティに何を使うかを表で一気に整理する

「結局どれを使えばいいの?」という疑問に答える早見表です。

CSSプロパティ推奨単位理由
font-size(文字サイズ)remブラウザ設定に追従、複合しない
line-height(行間)em または 単位なし文字サイズに連動した行間
padding・margin(余白)rem または emrem:ページ全体統一、em:文字サイズ連動
width(幅)% または vw親要素・画面幅に連動するレスポンシブ対応
height(高さ)vh またはauto画面高さ基準・コンテンツ依存
max-width(最大幅)px または rem固定レイアウトのコンテナに
border(枠線)px細線は常に1px固定が正確
box-shadowpx影の大きさは固定値が直感的
メディアクエリem または pxem推奨(ブラウザズームに対応)

7-1. プロが使う単位の「優先順位」

まずremで試す
(最も安全・汎用)
幅/高さ比率が必要
→%かvw/vh
文字サイズ連動の余白
→em
固定が必要な細部
→px

迷ったらremから始めることをお勧めします。remは「htmlのフォントサイズを基準にした絶対値に近い相対値」として機能し、予測可能で保守しやすいCSSを書けます。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
私がCSSを書くとき、まず「rem・%・vhで7割書いて、どうしても固定が必要なところだけpxを使う」という流れにしています。この順番で書くと、自然とレスポンシブ対応されたCSSができ上がります。

08 初心者がやりがちなCSS単位の失敗パターンと正しい書き方 「なぜか崩れる」の7割はここが原因

CSSのサイズ指定でよく起きる「なぜかレイアウトが崩れる」「スマホで文字が小さすぎる」という問題の大半は、単位の使い方に原因があります。代表的な失敗パターンを確認しましょう。

8-1. 全てpxで書いてしまうパターン

「固定の数値が安心」という理由でfont-sizeもwidthも全てpxで書いてしまう失敗です。スマートフォンで見たとき、テキストが極小で読めないサイトになります。

/* NG: 全てpx固定 */
body { font-size: 16px; }
.container { width: 1200px; }  /* スマホでははみ出す */

/* OK: 相対値を活用 */
html { font-size: 62.5%; }     /* 1rem = 10px */
body { font-size: 1.6rem; }    /* 16px相当 */
.container { max-width: 1200px; width: 100%; }  /* 画面に収まる */

8-2. emを入れ子に使って文字が爆発するパターン

「emを使えばレスポンシブ対応できる」と聞いて、font-sizeにemを使ったら入れ子になった要素の文字が想定外に大きくなった、という失敗です。

/* NG: font-sizeにemを使ってネストした場合 */
.parent { font-size: 1.5em; }     /* 16 × 1.5 = 24px */
.child { font-size: 1.5em; }      /* 24 × 1.5 = 36px ← 複合! */
.grandchild { font-size: 1.5em; } /* 36 × 1.5 = 54px ← 大きすぎ */

/* OK: font-sizeにはremを使う */
.parent { font-size: 1.5rem; }     /* 常に 16 × 1.5 = 24px */
.child { font-size: 1.5rem; }      /* 常に 16 × 1.5 = 24px */
.grandchild { font-size: 1.5rem; } /* 常に 16 × 1.5 = 24px */
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
emのfont-size複合問題は、プロのデベロッパーでも一度はハマる有名な落とし穴です。「emはpadding/line-heightに、font-sizeにはrem」というルールを最初から守るだけで、この問題は完全に避けられます。

8-3. heightに%を使って高さが効かないパターン

「height: 50%で親要素の半分の高さにしたい」と書いたのに、全く効かないケースです。

/* NG: 親要素の高さが未指定だとheight: %が効かない */
.parent {
    /* heightの指定なし */
}
.child {
    height: 50%; /* 効かない! */
}

/* OK: 親要素に高さを指定する */
.parent {
    height: 400px; /* または height: 100vh */
}
.child {
    height: 50%; /* 400px × 50% = 200px */
}

/* または: vhを使う */
.child {
    height: 50vh; /* 画面高さの50% */
}
⚠️ height: 100%が効かないときのチェック項目

(1) 親要素にheightが指定されているか確認 / (2) 親要素の親(祖先)も確認 / (3) htmlとbodyにheight: 100%が必要な場合もある / 迷ったらheightにはvhを使う方が確実。

8-4. vwで横スクロールが出るパターン

width: 100vwを使ったら、右に少し横スクロールが出てしまった、という問題です。vwはスクロールバーの幅を含むため、コンテンツ幅に使うと微妙にはみ出します。

/* NG: vwはスクロールバーの幅も含む場合がある */
.full-width {
    width: 100vw; /* スクロールバー分だけはみ出すことがある */
}

/* OK: 横幅には100%を使う */
.full-width {
    width: 100%; /* 親要素の幅 = はみ出さない */
}

📚 用語解説

スクロールバーの幅問題(vw):WindowsブラウザではスクロールバーがWebページのコンテンツ幅の内側に表示されるため、width: 100vwがスクロールバーの幅(通常15〜20px)を超えて横スクロールが発生することがある。横幅のレイアウトにはwidth: 100%を使い、vwは縦方向やフォントサイズなど特定の用途に限定するのが無難。

8-5. メディアクエリのブレークポイント指定

メディアクエリのブレークポイント指定にはpxとemの両方が広く使われます。emで書くとブラウザのズームに対してより正確に動作しますが、どちらも有効な選択です。

指定方法サンプル特徴
px指定@media (max-width: 768px)直感的でわかりやすい。最も普及している
em指定@media (max-width: 48em)ブラウザのズームレベルに正確に対応する
💡 メディアクエリはpxでもemでも実務的には問題ない

チームのコーディング規約に合わせるのが最善。個人プロジェクトではpx指定が直感的で読みやすい。アクセシビリティを厳格に求められるサービスではem指定が推奨。

09 【比較】CSS手書き vs Claude Code——Webサイト制作の最短ルート CSS単位の知識はあっても「書く」必要はない時代になった

ここまでCSS単位の使い分けを解説しましたが、実際のWebサイト制作では「Claude CodeにCSSを書かせる」という選択肢が現実的になっています。

比較軸CSS手書きClaude Codeで生成
学習コスト高(px/em/rem/vw/flexbox/grid等の習得が必要)低(日本語でデザインを説明するだけ)
制作速度遅(書く→確認→修正を繰り返す)速(一発でほぼ完成形が出ることも)
品質熟練度による現代的なベストプラクティスを踏まえたコードが出る
カスタマイズ自由度が高いコードを読んで修正できれば自由
トラブル時自力でデバッグClaude Codeに「このCSSが効かない」と相談する

「CSS単位の知識は必要ないのか?」という疑問への答えは:「生成されたコードを読む最低限の理解は必要」です。Claude Codeが出力したCSSを確認し、意図通りに動いているかをチェックするためには、px・rem・%の基礎は知っておく価値があります。

🏆
VERDICT
Claude Code に軍配
WebサイトのCSS制作スピードはClaude Codeに軍配。CSS単位の知識は「読む・確認する」ための最小限でOK。「自分で全部書く」必要はなくなっている。

8-1. Claude CodeへのCSS依頼の実践例

実際のClaude Codeへのシンプルなお願いパターン:

✔️「このHTMLのコンテナを画面幅いっぱい、高さ100vhのヒーローセクションにしてCSSを書いて」
✔️「h1のフォントサイズをPC32px・スマホ24pxになるレスポンシブCSSを書いて(remで)」
✔️「このdivを3列のグリッドレイアウトにして、スマホでは1列になるCSSを書いて」
✔️「フォームのinputにborderとfocus時のスタイルをつけて、文字サイズはrem使って」
「こういうデザインにしたい」
を日本語で説明
Claude CodeがCSS
コードを生成
ブラウザで確認
調整が必要ならClaude Codeに
「ここを直して」と相談
完成

弊社GENAIのWebサイト制作も、このフローで進めています。デザイナーの指示をClaude Codeに伝え、生成されたCSSを確認・微調整するサイクルで、制作工数が従来の1/3程度になりました。CSS単位の深い知識がなくても、「何か変だ」と気づく読み取り力があれば十分機能します。

代表菅澤 代表菅澤
Claude CodeはCSSのベストプラクティスを知っています。「remとpxをいつ使うべきか」を自分で判断して使い分けてくれます。「私はCSSが書けない」からWebサイトを持てない時代は終わっています。
cc-css-units

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AI鬼管理

Claude Code・Cowork導入支援から業務設計・社内浸透まで実践ベースで伴走。「自社で回せる組織」を90日で作る経営者向けトレーニング。

よくある質問

Q. CSSのサイズ指定でpxとremはどう使い分ければいいですか?

A. シンプルなルール:テキスト(font-size)や余白(padding/margin)にはremを使い、枠線(border)や細かい固定サイズにはpxを使います。remを使うとブラウザのフォントサイズ設定に追従するため、アクセシビリティが向上します。px固定だとユーザーのフォント設定が無視されてしまいます。

Q. emとremの違いは何ですか?

A. emは「現在の要素(または親要素)のfont-sizeを基準」にする単位です。remは「html要素のfont-size(ルート要素)を基準」にします。emを入れ子の要素に使うと、サイズが複合して予期せず大きくなる問題があります。remはhtml要素だけを基準にするので複合しません。現代のCSS設計では、font-sizeにはremを使うのが推奨です。

Q. スマホ対応(レスポンシブ)にするにはどの単位を使えばいいですか?

A. レスポンシブデザインでは%・rem・vw・vhを中心に使います。幅(width)には%かvwを使うと画面サイズに追従します。テキストサイズはremで指定し、画面サイズ別にmedia queryで調整します。pxはborderなど固定が必要な細部のみ使い、大きなレイアウトやテキストには相対値を使うのが基本方針です。

Q. CSSが苦手でもWebサイトを作れますか?

A. はい、Claude Codeを使えば可能です。「こんなデザインにしたい」を日本語で説明すると、CSSコードを生成してくれます。CSS単位の深い知識がなくても、生成されたコードをブラウザで確認して「ここが違う」を伝え直すサイクルで、プロ品質のWebサイトが作れます。弊社でもこのアプローチでLP制作工数を大幅削減しています。

Q. vwとvhはいつ使うのが適切ですか?

A. vhはファーストビュー(画面全体を覆うヒーローセクション)の高さ指定(height: 100vh)に最もよく使われます。vwは「画面幅に連動したフォントサイズ」や「画面幅を完全に使うレイアウト」に便利です。ただしvwはスクロールバーの幅を含む問題があるため、横幅には100%の方が安全なケースも多いです。

Q. CSSのfont-sizeにpxを使うのはなぜ良くないのですか?

A. ブラウザにはユーザーがデフォルトフォントサイズを設定できる機能があります(高齢者や視覚が弱い方が文字を大きくするためなど)。しかしfont-sizeにpxを固定値で指定すると、この設定が上書きされて無視されます。remで指定するとブラウザの設定に追従するため、より多くのユーザーが使いやすいサイトになります。これはWebアクセシビリティのガイドラインでも推奨されています。

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監修 最終更新日: 2026年7月14日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。