【2026年5月最新】LINE WORKS AiNoteとは?AI議事録ツールの機能・料金・Claude Codeとの使い分けを解説
この記事の内容
「会議の議事録を取るだけで毎日1時間消える」——この記事にたどり着いたあなたは、おそらくそんな悩みを抱えているはずです。
2024年11月にリリースされたLINE WORKS AiNoteは、LINEの法人版「LINE WORKS」が提供するAI議事録作成ツールです。会議の音声をリアルタイムで文字起こしし、AIが要約・タスク抽出まで自動で行ってくれます。
しかし「AiNoteだけで議事録業務は完結するのか?」「他のAI議事録ツールと比べてどうなのか?」「もっと根本的に議事録の処理を自動化する方法はないのか?」——この記事では、これらの疑問に2026年5月時点の最新情報と、弊社(株式会社GENAI)が議事録業務を日2時間→15分に圧縮した実データをもとに答えていきます。
この記事を最後まで読むと、次の6つが明確になります。
01 AI MEETING NOTES AI議事録作成ツールとは?なぜ今注目されているのか 議事録作成の課題と、AIによる解決アプローチを整理する
AI議事録作成ツールとは、会議の音声を自動で文字起こし(書き起こし)し、さらにAIが要約・話者分離・タスク抽出まで行ってくれるサービスの総称です。従来の「人間が手作業でメモを取る→清書する→共有する」というフローを、AIが丸ごと代替してくれます。
📚 用語解説
文字起こし(トランスクリプション):音声データをテキストに変換する処理。AIの音声認識技術により、リアルタイムまたは録音データから自動的に文章化できます。精度は言語・環境音・話者の発音によって変動しますが、日本語でも90%以上の認識精度を持つツールが増えています。
1-1. なぜ今、AI議事録ツールが急増しているのか
2024年後半から2025年にかけて、AI議事録ツールの新規リリースが急増しています。背景には以下の3つの要因があります。
特に3つ目のLLMの進化は重要です。以前のAI議事録ツールは「文字起こし」がゴールでしたが、現在は「文字起こし→要約→タスク抽出→共有」まで一気通貫で処理することが標準になりつつあります。
📚 用語解説
LLM(大規模言語モデル):Large Language Modelの略。ChatGPTやClaudeの中核技術で、大量のテキストデータを学習して人間のような文章理解・生成ができるAI。議事録ツールでは、文字起こしデータを「要約」「タスク抽出」「意思決定の記録」に加工する際に使われています。
1-2. 議事録作成が業務のボトルネックになる3つの理由
「たかが議事録」と思われがちですが、実際の業務では議事録作成が想像以上の時間と集中力を奪っているケースが多々あります。
| 課題 | 具体的な問題 | 1回あたりの時間コスト |
|---|---|---|
| 手作業のメモ取り | 会議中にメモを取ることで議論への集中が分散する | 会議時間の30〜50%が「メモ」に消費 |
| 清書・整形 | 走り書きのメモを読める議事録に整形する作業 | 1時間の会議で30分〜1時間 |
| 共有・確認 | 参加者への共有、上長の確認、修正対応 | 1件あたり15〜30分 |
つまり、1時間の会議に対して追加で1〜2時間の後処理が発生しているのが現実です。週に5回会議がある人なら、議事録関連だけで週5〜10時間が消えている計算になります。
1-3. AI議事録ツールが解決する範囲と限界
AI議事録ツールは上記の課題のうち、「手作業のメモ取り」と「清書・整形」をほぼ完全に自動化します。会議の音声をAIが自動で文字起こしし、要約まで生成してくれるため、人間は「共有・確認」の最終チェックだけに集中できます。
ただし、多くのAI議事録ツールには明確な限界もあります。それは「文字起こし・要約」の先にある「タスクの実行・追跡・後処理の自動化」はカバーしない点です。議事録から抽出したタスクを誰がいつまでにやるか、進捗はどうか——ここは依然として人間の管理領域です。
この記事では、AiNoteのような「議事録作成ツール」の機能紹介に加えて、「議事録の後処理まで含めた業務全体をどう自動化するか」という視点を第5〜7章で掘り下げます。Claude Codeを使った議事録の自動処理は、弊社が実際に運用している方法です。
02 AINOTE FEATURES LINE WORKS AiNoteの全機能と特徴 2024年11月リリースの新サービスを徹底解剖する
LINE WORKS AiNoteは、LINE WORKS(ワークスモバイルジャパン株式会社)が2024年11月にリリースしたAI議事録作成ツールです。LINE WORKSのビジネスチャット環境と連携しつつ、単独でも利用できる点が最大の特徴です。
2-1. 基本機能:音声認識と自動要約
AiNoteの中核機能は、リアルタイム音声認識とAI自動要約の2つです。会議の音声をブラウザまたはアプリ経由でAiNoteに入力すると、リアルタイムで文字起こしが行われ、会議終了後にAIが要約を自動生成します。
📚 用語解説
話者分離(スピーカーダイアリゼーション):会議の音声から「誰が話しているか」を自動で識別する技術。AIが声の特徴(声紋)を分析し、発言者ごとにテキストを分けて表示します。対面会議でも複数のマイクから音声を取得することで精度が向上します。
2-2. セキュリティと管理機能
LINE WORKS AiNoteは法人利用を前提に設計されており、セキュリティ・管理機能が充実しています。特に日本企業が気にする「データの取り扱い」について明確なポリシーを持っている点が強みです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| データ保管 | 暗号化された状態でクラウドに保管。日本国内のデータセンターを利用 |
| アクセス制御 | 管理者がメンバーごとにアクセス権限を設定可能 |
| ログ管理 | 誰がいつどのデータにアクセスしたかの操作ログを保持 |
| AI学習除外 | 顧客のデータはAIモデルの学習に利用されない(オプトアウト) |
| LINE WORKS連携 | LINE WORKSの認証基盤と統合、SSOでログイン可能 |
2-3. LINE WORKS連携の強み
AiNoteの最大の差別化ポイントは、LINE WORKSとのネイティブ連携です。LINE WORKSを社内コミュニケーションツールとして利用している企業にとっては、以下のメリットがあります。
AiNoteはLINE WORKS契約者以外でも単独で利用できます。ただし、LINE WORKSとの連携機能はLINE WORKS契約者のみが利用できるため、フル機能を活用するにはLINE WORKSの併用が前提になります。
2-4. 対応フォーマットと出力形式
AiNoteが対応する入力・出力のフォーマットは以下の通りです。
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| 入力(リアルタイム) | ブラウザ/アプリ経由のマイク入力、Web会議ツール連携 |
| 入力(録音ファイル) | MP3、WAV、M4A等の主要音声フォーマットに対応 |
| 出力 | テキスト全文・AI要約・タスクリスト・キーワード一覧 |
| エクスポート | テキストファイル、PDF等でのダウンロードが可能 |
| 対応言語 | 日本語を中心に、英語・中国語・韓国語等の多言語対応 |
📚 用語解説
Web会議ツール連携:Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議ツールの音声をAI議事録ツールに直接取り込む機能。ツールによってはBot(自動参加者)を会議に招待する方式と、デスクトップの音声出力をキャプチャする方式があります。
03 PRICING PLANS LINE WORKS AiNoteの料金プラン(Free/Solo/Team/Business) 4つのプランの違いと、自社に最適なプランの選び方
AiNoteは4つの料金プランを提供しています。無料のFreeプランから法人向けのBusinessプランまで、利用規模に応じて選択できます。
| プラン | 月額料金 | 録音時間 | 主な対象 | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 月300分(5時間) | 個人の軽い利用・お試し | 文字起こし・AI要約・話者分離(基本機能) |
| Solo | 有料(要確認) | Freeより拡大 | 個人で本格利用したい人 | Free機能+録音時間拡大・エクスポート機能強化 |
| Team | 有料(要確認) | さらに拡大 | 小〜中規模チーム | Solo機能+チーム共有・メンバー管理 |
| Business | 有料(要確認) | 大容量 | 法人・部署導入 | Team機能+管理者機能・SLA・優先サポート |
Solo/Team/Businessプランの具体的な料金は、AiNoteの公式サイトで最新情報をご確認ください。サービスのリリース後にプラン改定が行われる可能性があります。この記事では2024年11月のリリース時点の情報を基にしています。
3-1. Freeプラン:月300分で始められる無料枠
Freeプランは月300分(5時間分)の録音が可能な無料枠です。1回の会議が1時間として、月5回分の議事録を無料で作成できます。「まず触ってみたい」「週1回の定例会議だけ使いたい」という用途には十分です。
ただし、Freeプランでは一部の機能(エクスポート形式の制限、チーム共有機能の制限など)に制約があります。本格的に業務で使うなら、有料プランへのアップグレードが前提になります。
3-2. プラン選びの判断基準
AiNoteのプラン選びは、以下の2つの軸で判断できます。
月の会議時間は
5時間以内?
→ Freeで十分
1人で使う?
チームで使う?
→ Solo or Team
管理者機能・
SLAが必要?
→ Business
多くの個人事業主や小規模企業は、Freeプランで十分というのが正直な印象です。月5時間を超える録音が必要な場合にSoloプラン、チーム共有が必要ならTeamプラン——というシンプルな判断で問題ありません。
LINE WORKSの有料プランを既に契約している企業は、AiNoteの一部機能がLINE WORKSの契約に含まれるケースがあります。既存契約の内容を確認してから、AiNote単体の有料プランを検討しましょう。
📚 用語解説
SLA(サービスレベルアグリーメント):サービス提供者が保証する稼働率や対応品質の契約。例えば「月間稼働率99.9%」「障害発生時24時間以内に対応」といった内容が明記されます。法人契約では、業務停止リスクを最小化するためにSLAの有無が重要な判断材料になります。
04 TOOL COMPARISON AI議事録ツール比較5選 AiNote・tl;dv・Notta・CLOVA Note・Otter.aiを横並びで比較
AiNote以外にも、2025年時点で実用レベルのAI議事録ツールは複数存在します。ここでは主要5ツールを横並びで比較し、それぞれの強み・弱みを整理します。
| ツール名 | 提供元 | 日本語対応 | 無料枠 | 最大の強み |
|---|---|---|---|---|
| LINE WORKS AiNote | ワークスモバイルジャパン | ◎ | 月300分 | LINE WORKS連携・日本語特化 |
| tl;dv | tl;dv (海外) | ○ | 無制限録画(要確認) | Zoom/Meet/Teams自動録画・CRM連携 |
| Notta | Notta Inc. | ◎ | 月120分 | 日本語精度が高い・リアルタイム翻訳 |
| CLOVA Note | LINE/NAVER | ◎ | 月300分 | 話者分離精度が高い・無料枠が大きい |
| Otter.ai | Otter.ai (海外) | △ | 月300分 | 英語の認識精度が最高峰・ビジネス機能充実 |
4-1. tl;dv — Web会議の自動録画・要約に特化
tl;dvはZoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議を自動で録画・文字起こし・要約するツールです。会議にBotが自動参加して録画を行うため、参加者が録音操作をする必要がありません。
最大の特徴はCRM(顧客管理システム)との連携です。Salesforce、HubSpotなどと接続し、営業会議の内容を自動で顧客情報に紐づけて記録できます。営業チームの議事録効率化に特化したツールと言えます。
4-2. Notta — 日本語精度とリアルタイム翻訳が強み
Nottaは日本市場に注力しているAI議事録ツールで、日本語の音声認識精度が非常に高いことで知られています。さらに、リアルタイム翻訳機能を備えており、日英混在の会議でも自動翻訳付きの議事録が作成できます。
無料枠は月120分(2時間)とAiNoteより少ないですが、有料プランのコスパが良く、個人利用から法人導入まで幅広く使われています。
4-3. CLOVA Note — 話者分離精度とLINE連携
CLOVA NoteはLINE(NAVER)が提供するAI議事録ツールで、AiNoteと同じLINEグループの製品です。話者分離(誰が話したかの識別)の精度が高いことが特徴で、5人以上の会議でも発言者を正確に分離できると評判です。
無料枠は月300分とAiNoteと同等。ただし、AiNoteがLINE WORKS連携を強みにしているのに対し、CLOVA Noteは個人利用寄りのポジショニングです。
📚 用語解説
CLOVA NoteとAiNoteの関係:どちらもLINEグループの製品ですが、CLOVA Noteは個人向け、AiNoteはLINE WORKS(法人向け)と棲み分けています。CLOVA Noteは旧NAVERのCLOVA AI技術をベースにしており、AiNoteとは異なるエンジンで動いています。
4-4. Otter.ai — 英語会議なら最高峰の精度
Otter.aiは英語の音声認識精度が業界最高水準のAI議事録ツールです。シリコンバレー発のサービスで、英語圏のビジネス会議に最適化されています。
日本語対応はしていますが、精度はAiNoteやNottaに大きく劣ります。英語中心の会議が多い外資系企業には最適ですが、日本語メインの企業にはおすすめしにくいのが正直な評価です。
4-5. 5ツール比較まとめ:どれを選ぶべきか
| 選択基準 | 最適なツール | 理由 |
|---|---|---|
| LINE WORKSを社内で使っている | AiNote | ネイティブ連携で導入コスト最小 |
| 日本語の精度を最重視したい | Notta or AiNote | 日本語特化のエンジンが優位 |
| 営業会議をCRMと連携したい | tl;dv | Salesforce/HubSpot連携が唯一無二 |
| 話者分離の精度が重要 | CLOVA Note | 5人以上の会議で安定した話者識別 |
| 英語会議がメイン | Otter.ai | 英語精度が圧倒的 |
| 議事録の「後処理」まで自動化したい | Claude Code(次章で解説) | 専用ツールではカバーできない領域 |
05 APPROACH COMPARISON 【比較】専用ツール vs Claude Codeで議事録を処理する違い 「録音して文字起こし」の先にある業務自動化の本質
ここからがこの記事の本題です。AI議事録ツール(AiNoteやNotta等)と、Claude Codeのようなエージェント型AIでは、議事録業務へのアプローチが根本的に異なります。
5-1. 専用ツールのアプローチ:録音→文字起こし→要約で完結
AiNote等の専用ツールは、「録音→文字起こし→要約」の3ステップを高精度に自動化することに特化しています。音声認識エンジンが最適化されており、リアルタイムの文字起こし精度は非常に高い水準です。
会議を録音
AIが文字起こし
AI要約を生成
人間が確認・共有
このフローの限界は、Step 4以降が人間の手作業のままである点です。要約を確認し、タスクを抽出し、担当者にアサインし、期限を設定し、進捗を追い、フォローアップする——これらは全て人間が手動で行う必要があります。
5-2. Claude Codeのアプローチ:議事録の「後処理」を丸ごと自動化
Claude Codeで議事録を処理する場合、文字起こしの精度ではなく「文字起こしされたテキストの後処理」に焦点を当てます。具体的には以下のようなフローです。
録音データを
文字起こし
(Whisper等)
Claude Codeが
要約・タスク抽出
・議決事項整理
自動でSlack共有
カレンダー登録
タスク管理更新
人間は
最終確認のみ
最大の違いは、Step 3で「共有・タスク登録・カレンダー更新」まで自動化できる点です。Claude Codeはエージェント型AIなので、ファイル操作・API呼び出し・メール送信といった「実行」までこなせます。議事録を作って終わりではなく、議事録から派生する後続業務までAIが代行するのがClaude Codeのアプローチです。
📚 用語解説
エージェント型AI:単なる質問回答ではなく、複数のステップを自律的に計画・実行するAI。Claude Codeは「議事録を要約して→タスクを抽出して→Slackに投稿して→カレンダーに登録して」といった連続操作を、1回の指示で自動実行できます。
5-3. 使い分けのポイント
| 観点 | 専用ツール(AiNote等) | Claude Code |
|---|---|---|
| 得意領域 | リアルタイム文字起こし・音声認識精度 | 後処理の自動化・他ツールとの連携 |
| 操作難易度 | 低い(UIベースで直感的) | 中程度(プロンプト設計が必要) |
| 導入コスト | 無料〜月数千円 | Claude Pro $20〜 / Max $100〜$200 |
| カスタマイズ性 | 低い(ツール側の仕様に依存) | 高い(処理内容を自由に設計できる) |
| 組み合わせ | Web会議ツールと連携 | 文字起こしツール+業務ツールの橋渡し |
Claude Codeは音声データを直接文字起こしする機能を持っていません。音声→テキストの変換は、AiNote・Notta・Whisper等の音声認識ツールが担当し、Claude Codeはそのテキストデータの「分析・加工・自動処理」を担当します。役割分担が重要です。
06 CLAUDE CODE METHOD 【独自】Claude Codeで議事録を「自動処理」する具体的方法 弊社が実際に使っているプロンプトとフローを公開
ここでは、弊社(株式会社GENAI)が実際にClaude Codeで議事録を処理している方法を、手順レベルで公開します。非エンジニアの方でも再現できるよう、専門用語には都度解説を入れています。
6-1. 準備:必要なツールと環境
Claude Codeで議事録の自動処理を行うには、以下の準備が必要です。
最小構成は「Claude Pro ($20) + AiNote Free(無料)」の組み合わせで月$20のみ。AiNoteで文字起こし→テキストをコピー→Claude Codeに貼り付けて処理、という手順なら追加コストゼロで始められます。
6-2. 基本フロー:文字起こしデータ→Claude Code投入→自動処理
実際の処理フローは以下の3ステップです。
AiNoteやNottaで録音した会議の文字起こしテキストをエクスポートします。テキストファイル(.txt)やPDFでダウンロードできます。
ダウンロードした文字起こしデータをClaude Codeに渡し、「要約」「タスク抽出」「議決事項の整理」を一括で指示します。
Claude Codeが生成した要約・タスクリストを確認し、Slack投稿やカレンダー登録を自動実行させます。
6-3. 実践プロンプト例:議事録の自動要約・タスク抽出
以下は、弊社が実際にClaude Codeで使っている議事録処理のプロンプト例です。
以下の会議の文字起こしデータを処理してください。
1. 会議の要約(300字以内)
2. 決定事項(箇条書き)
3. タスクリスト(担当者・期限付き)
4. 未解決の議題(次回持ち越し事項)
出力はMarkdown形式で。
タスクリストは「誰が・何を・いつまでに」の3要素を必ず含めてください。
---
(ここに文字起こしテキストを貼り付け)
このプロンプトをClaude Codeに投入すると、30秒〜1分で構造化された議事録が出力されます。人間がゼロから議事録を書く場合の30分〜1時間と比較して、処理時間は約1/60です。
6-4. 応用:Slack・カレンダーへの自動投稿
Claude Codeがエージェント型AIである真価は、要約を作成した後の「実行」にあります。例えば以下のような追加指示が可能です。
これらの「実行」は、AiNote等の専用ツールではカバーできない領域です。Claude Codeの強みは「議事録を作る」だけでなく「議事録を使って後続タスクを動かす」ところにあります。
📚 用語解説
API(Application Programming Interface):ソフトウェア同士を接続するための仕組み。Claude CodeがSlackやGoogleカレンダーに自動投稿する際、それぞれのサービスが提供するAPIを経由してデータを送信します。利用者はAPIの仕組みを理解する必要はなく、Claude Codeに「Slackに投稿して」と指示するだけで自動的にAPI呼び出しが行われます。
6-5. 非エンジニアでもできる?——答えはYES
「Slack APIとかカレンダー連携とか、エンジニアでないと無理では?」と思われるかもしれません。実際にはClaude Codeに「Slackに投稿する方法を教えて、設定も一緒にやって」と頼めば、初期設定の手順案内から実行まで全てClaude Code自身が行ってくれます。
弊社でも、エンジニアではない経営者がClaude Codeに指示して議事録の自動投稿を設定しています。技術的な知識は「Claude Codeに指示を出せること」だけあれば十分です。
07 GENAI CASE STUDY 【独自データ】GENAI社の議事録自動化 — 日2時間→15分の削減事例 秘書業務の議事録処理を90%削減した実運用データ
ここでは、弊社(株式会社GENAI)が実際にClaude Codeを使って議事録業務を自動化した実運用データを公開します。
7-1. Before:議事録が秘書業務の最大ボトルネックだった
弊社では代表の菅澤が日に複数の面談・打ち合わせを行っており、以前は議事録関連業務に1日あたり約2時間を費やしていました。内訳は以下の通りです。
| 作業 | 所要時間 | 課題 |
|---|---|---|
| 会議中のメモ取り | 会議と同時進行 | 議論への集中力が分散する |
| 議事録の清書・整形 | 1件あたり20〜30分 | 1日3〜4件で合計1時間以上 |
| タスク抽出・アサイン | 1件あたり10〜15分 | 抜け漏れが頻発する |
| Slack/メールでの共有 | 1件あたり5〜10分 | 手動コピペで形式がバラつく |
| 合計 | 日2時間(月40時間) | 月40時間=人件費換算で約10万円相当 |
7-2. After:Claude Code導入後の業務フロー
Claude Code導入後、議事録業務は以下のフローに変わりました。
Google Meetが
自動で録音
(Gemini)
録音→文字起こし
→メールで自動受信
(5分以内)
Claude Codeが
自動で要約・
タスク抽出
Slackに自動投稿
CRMに自動記録
(人間は確認のみ)
このフローにより、議事録関連の人間の作業時間は1日15分(最終確認のみ)に圧縮されました。
7-3. 数値で見る削減効果
| 指標 | 導入前 | 導入後 | 削減率 |
|---|---|---|---|
| 1日あたりの議事録作業時間 | 2時間 | 15分 | 87.5%削減 |
| 月間の議事録作業時間 | 40時間 | 5時間 | 87.5%削減 |
| タスク抽出の抜け漏れ | 月3〜5件 | ほぼゼロ | 90%以上削減 |
| 議事録の共有までの時間 | 会議後2〜3時間 | 会議後5〜10分 | 95%削減 |
| 月間コスト(人件費換算) | 約10万円相当 | 約1.3万円相当 | 87%削減 |
特に注目すべきは「共有までの時間」の95%削減です。以前は会議後2〜3時間かかっていた議事録の共有が、Claude Codeの自動処理により会議終了後5〜10分で参加者全員に届くようになりました。
7-4. コスト:Claude Max 20x(月$200)で全社の秘書業務をカバー
弊社ではClaude Max 20xプラン(月$200 / 約30,000円)を契約しており、議事録だけでなく営業・広告・経理・開発・記事制作まで全社の業務にClaude Codeを活用しています。
議事録業務だけに限定すると、月40時間→5時間で35時間の削減。人件費換算で月約8.7万円の削減です。Claude Max 20xの月額3万円に対して約3倍のリターンが議事録業務だけで出ている計算になります。
Claude Max 20xは議事録以外の業務にも使えるため、実質的な議事録業務あたりのコストはさらに低くなります。弊社では全社業務でのClaude Code活用により、月30,000円のプランで人件費25〜30万円分の業務を吸収しています。
7-5. 導入時のつまずきポイントと対策
弊社が議事録自動化を導入する際に経験したつまずきポイントを共有します。
| つまずきポイント | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 文字起こしの精度が低い | 雑音の多い環境、マイク品質 | 外部マイクの使用、静かな会議室の確保 |
| 要約が的外れ | プロンプトが曖昧 | フォーマット指定を具体的に(担当者・期限必須 等) |
| Slack投稿が動かない | API設定の不備 | Claude Codeに設定を任せる(自己解決してくれる) |
| 社内の抵抗感 | 「AIに任せて大丈夫か」という不安 | 1ヶ月間の並行運用(手動+AI)で精度を確認 |
議事録には経営判断や人事情報など機密性の高い内容が含まれることがあります。Claude Codeに議事録を処理させる場合、Anthropicのデータ取り扱いポリシー(AIモデルの学習にユーザーデータを使用しない)を確認した上で利用してください。社内規定でクラウドAIへのデータ送信が禁止されている場合は、社内IT部門との調整が必要です。
08 CONCLUSION まとめ — 議事録自動化は「AIエージェント活用」の入口 議事録から始めて、全社のAI活用を加速させる
この記事では、LINE WORKS AiNoteの機能・料金からAI議事録ツール5選の比較、Claude Codeを使った議事録の自動処理、そしてGENAI社の実運用データまでを整理しました。最後にポイントを振り返ります。
最も重要なメッセージをお伝えします。議事録の自動化は、単に「議事録を楽に書けるようになる」だけの話ではありません。議事録は「会議の内容を記録し、後続のタスクを動かす」ための起点です。ここを自動化できれば、タスク管理・進捗追跡・フォローアップまで一気通貫でAIに任せられるようになります。
つまり、議事録の自動化は「AIエージェントを業務に組み込む入口」です。ここで成功体験を得てから、営業・広告・経理・記事制作と横展開していくのが、弊社が実証してきた最も効率的なAI導入パターンです。
議事録自動化から始める、業務AI活用の第一歩を支援します
「議事録に毎日1時間以上かかっている」「会議後のタスク管理が属人的で抜け漏れが多い」——そんなお悩みを、Claude Codeの導入で解決します。
NEXT STEP
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よくある質問
Q. LINE WORKS AiNoteは無料で使えますか?
A. はい、Freeプランで月300分(5時間分)の録音が無料で利用できます。基本的な文字起こし・AI要約・話者分離機能はFreeプランでも使えるため、まずは無料で試してみることをおすすめします。
Q. AiNoteの音声認識精度はどのくらいですか?
A. 日本語の認識精度は非常に高く、静かな環境での1対1の会議であれば90%以上の精度が期待できます。ただし、複数人が同時に話す場面や、雑音の多い環境では精度が下がります。外部マイクの使用や静かな会議室での録音で精度を改善できます。
Q. LINE WORKSを使っていなくてもAiNoteは使えますか?
A. はい、AiNoteはLINE WORKSの契約なしでも単独で利用できます。ただし、LINE WORKSとの連携機能(チャットから直接起動、議事録の自動共有等)はLINE WORKS契約者のみが利用できます。
Q. Claude CodeとAiNoteはどちらがおすすめですか?
A. 用途が異なるため比較ではなく「組み合わせ」を推奨します。文字起こし・リアルタイム録音はAiNote等の専用ツール、議事録の要約・タスク抽出・後処理の自動化はClaude Codeが得意です。両方を組み合わせることで議事録業務全体を自動化できます。
Q. Claude Codeの議事録処理に必要なプランは?
A. Claude Pro(月$20 / 約3,000円)が最低条件です。議事録処理だけならProで十分ですが、議事録以外の業務(営業資料作成、経理処理、記事執筆等)にもClaude Codeを使いたい場合はMax 5x($100)またはMax 20x($200)へのアップグレードを推奨します。
Q. 議事録の自動化は非エンジニアでもできますか?
A. できます。Claude Codeに日本語で「会議の文字起こしを要約して」と指示するだけで動きます。Slack連携やカレンダー登録も、Claude Codeに「設定もやって」と頼めば初期設定から実行まで全てAIが行ってくれます。技術的な知識は不要です。
Q. AI議事録ツールで機密情報を扱っても大丈夫ですか?
A. AiNoteもClaude Codeも、利用者のデータをAIモデルの学習に使用しないポリシーを採用しています。ただし、クラウドサービスにデータを送信する点は共通のため、社内の情報セキュリティポリシーとの整合性を事前に確認してください。特に上場企業や金融機関は社内IT部門との調整を推奨します。
Q. GENAI社の議事録自動化と同じ環境を構築するにはいくらかかりますか?
A. 最小構成は「Claude Pro ($20) + AiNote Free(無料)」で月$20のみです。弊社と同等のフル自動化(Slack連携・CRM記録・カレンダー登録)を構築する場合はClaude Max 20x($200)の契約を推奨しますが、議事録業務以外にも全社で使えるため実質的なコスパは非常に高くなります。
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