【司法書士事務所】相続登記の必要書類整理をClaude Code/Codexで自動化する方法

【司法書士事務所】相続登記の必要書類整理をClaude Code/Codexで自動化する方法

相続登記は、2024年4月から義務化され、司法書士事務所への相談・依頼が増えています。ところが実務の負担は登記申請書そのものより、その手前の「必要書類整理」に集中しがちです。誰が相続人で、どの戸籍を取り、何の書類が揃っていて何が足りないのか — この棚卸しを、案件ごとに頭の中とメモで回しているのが多くの事務所の実情です。Claude Code/Codexは登記の可否や相続人の確定そのものを判断するものではありませんが、相続パターンに応じた必要書類リストの作成、収集済み資料との突き合わせによる不足書類の洗い出し、依頼者への追加取得依頼文の下書きまでを、確認用のたたき台として先に作る補助に使えます。

180→45

相続登記1件あたりの必要書類整理(初稿) (さくら司法書士事務所のモデル事例)

本記事では、AI鬼管理 が支援を想定する さくら司法書士事務所 (地方都市・相続登記中心・司法書士2名+補助者3名・年間約400件) をモデル事例に、Claude Code/Codexで相続登記の必要書類整理を「相続パターン判定の確認+書類チェックリスト+不足書類の依頼文」まで半自動化する手順を解説します。相続関係の読み解きと書類の棚卸しを所長の田村先生がほぼ1人で抱え、初稿づくりに1件180分かかっていた事務所が、補助者の井上さんも整理のたたき台を起こせるようになり、繁忙期の着手遅れを減らした流れです。なお、相続人の確定・登記申請の最終判断・依頼者の本人確認といった職責は、最後まで司法書士が行う前提です。

代表菅澤 代表菅澤
本記事を発信しているAI鬼管理は、士業事務所のAI業務自動化をClaude Code/Codexで設計から伴走するサービスです。相続登記は受任の入口です。必要書類整理が速く正確になるだけで、着手スピードと依頼者の安心感が変わります。
代表菅澤 代表菅澤
相続登記でClaude Code/Codexに相続人を確定させたり、登記できるかを判断させる必要はありません。狙いは「相続パターンに沿った必要書類と不足書類を先に出し、司法書士が確認と判断に集中できる状態」を作ること。ここが属人化を解くポイントです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
さくら司法書士事務所で効いたのは、田村先生しか組み立てられなかった書類整理を、補助者の井上さんがClaude Code/Codexの下書きから起こせるようになった点です。相続案件が増える年度替わりほど、この差が効いてきます。

この記事を最後まで読むと、

  • 相続登記の必要書類整理で司法書士・補助者が抱えている負荷(相続パターンの読み解き・戸籍の収集管理・不足書類の追いかけ)が分かる
  • Claude Code/Codexで自動化できる3項目(必要書類リスト/不足書類の洗い出し/追加取得依頼文の下書き)が理解できる
  • 5ステップでのPoC〜運用の進め方が分かる
  • 相続パターン(法定相続/遺言/遺産分割)ごとの必要書類チェックの型が分かる
  • 戸籍収集と相続関係説明図づくりの整理のしかたが分かる
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01 相続登記の必要書類整理で起きていること 相続パターンの読み解き・戸籍収集・不足書類追いかけのトリレンマ

🧩
相続パターンの読み解きが人に依存する
法定相続か遺言か遺産分割かで必要書類が変わるが、その振り分けは経験者の頭の中にあり補助者は判断できない
📜
戸籍の収集管理が煩雑
被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍、相続人全員の現在戸籍など、どこまで取れて何が残っているか追えなくなる
✉️
不足書類の追いかけが属人化する
足りない書類を依頼者へ依頼し、いつ何を頼んだか・何が返ってきたかが個人のメモに散らばり、進捗が見えない

問題1: 相続パターンの読み解きが経験者1人に集中する。「遺言があるのか」「遺産分割協議をするのか」「法定相続分どおりか」で、集める書類は大きく変わります。さくら司法書士事務所では、この振り分けと必要書類の組み立てを実質、田村先生1人が担っていました。補助者の井上さんは「この案件で何を集めればいいか」の判断がつかず、結局田村先生の指示待ちになり、田村先生がボトルネックになります。

問題2: 戸籍の収集状況が見えなくなる。相続登記では、被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍・除籍・改製原戸籍、相続人全員の現在戸籍などを集めます。本籍地が転々としているとさらに増えます。「どこまで遡れたか」「あと何が足りないか」を案件ごとに台帳とメモで管理していると、途中で何を取り寄せ中なのか分からなくなり、二重請求や取り寄せ漏れが起きます。

問題3: 不足書類の追いかけが個人のメモに散らばる。足りない書類(印鑑証明書・住民票・固定資産評価証明書など)を依頼者へお願いし、「いつ何を依頼したか」「何が返ってきたか」を担当者ごとのメモで持っていると、進捗が外から見えません。さくら司法書士事務所でも、繁忙期に急いで進めた案件ほど、この追いかけ漏れで着手が遅れていました。

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02 Claude Code/Codexで何を自動化するか 相続人や登記の判断ではなく、必要書類の整理と不足の洗い出しを自動化

📚 用語解説

必要書類整理:相続登記の申請に向けて、その案件で必要になる書類を洗い出し、収集済みのものと突き合わせて不足を把握する作業。相続のパターンや相続人の人数・本籍地の移動によって必要な書類が変わるため、何を立てるか・どこまで集まったかの判断が経験に依存しやすく、属人化の主因になりやすい工程。

処理1: 相続パターンに応じた必要書類リストの作成。ヒアリングメモ(被相続人・相続人の関係、遺言の有無、不動産の所在)から、その案件で必要になりそうな書類をClaude Code/Codexが一覧化します。「被相続人の出生〜死亡の連続戸籍」「相続人全員の現在戸籍」だけでなく、遺産分割なら「遺産分割協議書」「相続人全員の印鑑証明書」、遺言ありなら「遺言書」「検認調書(自筆証書の場合)」まで、パターンに応じた候補を並べます。

処理2: 収集済み資料との突き合わせで不足書類を洗い出す。取得済みの書類リストとチェックリストをClaude Code/Codexが突き合わせ、「必要だがまだ揃っていない書類」「連続性が切れていそうな戸籍」を不足候補として出します。取り寄せ漏れや戸籍のつながりの抜けを、人が確認する前に候補として可視化できます。

処理3: 依頼者・役所向けの取得依頼文の下書き。不足書類を依頼者へお願いする文面や、職務上請求で役所へ取り寄せる際の整理メモを下書きします。この一文があるだけで、補助者が「何を・どこに・どう頼むか」で迷う時間が減ります。

入力情報Claude Code/Codexが整理すること人(司法書士)が確認・判断すること
相続関係のヒアリングメモ相続パターン候補と必要書類リストの下書き相続人の確定、相続関係の最終判断
取得済み書類の一覧不足書類・戸籍連続性の抜け候補戸籍のつながりの確定、登記可否の判断
依頼者情報追加取得をお願いする依頼文の下書き依頼者の本人確認、意思確認
過去の同種案件書類構成・チェック項目のテンプレ候補今回の事案への当てはめ、例外の判断
💡 相続人の確定と登記の判断はClaude Code/Codexに任せない

Claude Code/Codexの役割は必要書類リスト・不足候補・依頼文の下書きまで。相続人が誰か、戸籍がつながっているか、その内容で登記申請できるかは必ず司法書士が確認・判断します。この線引きを最初に決めておくと、事務所が安心してClaude Code/Codexを使えます。

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03 具体的な進め方 5ステップ 小さくPoCし、外した書類の理由を整理ルールへ戻す

相続登記の必要書類整理AI化の5ステップ

STEP 1 — 相続パターンを分ける
法定相続・遺言・遺産分割など、必要書類の型が違うパターンを先に分けて対象を1つ選ぶ
STEP 2 — パターン別の必要書類とチェック観点をCLAUDE.mdに言語化
「遺産分割なら相続人全員の印鑑証明書と遺産分割協議書を必ず確認」など、田村先生の頭の中のルールを文章化する
STEP 3 — ヒアリングメモからClaude Code/Codexで整理の初稿を作る
必要書類リスト・不足候補・依頼文を、確定ではなく確認用ドラフトとして出す
STEP 4 — 直近5件でPoC運用
司法書士が直した箇所と「外した書類の理由」をCLAUDE.mdへ戻し、整理の精度を上げる
STEP 5 — 補助者へ展開し、パターンを増やす
整理の初稿づくりを補助者に任せ、司法書士は確認と判断に回る。うまくいったパターンから横展開する

5ステップで最も大切なのは、STEP 4の「外した書類の理由」を残すことです。Claude Code/Codexが出した必要書類候補を司法書士が削った場合、「なぜこの案件では要らなかったのか」を残さないと、次回も同じ候補が出ます。逆に、その理由をCLAUDE.mdへ戻せば、Claude Code/Codexの初稿は少しずつさくら司法書士事務所の整理基準に近づきます。

✔️最初のPoCは完了済み案件または匿名化したヒアリングデータで行う
✔️Claude Code/Codexの初稿をそのまま登記申請に使わない(司法書士の確認を必ず挟む)
✔️採用した書類だけでなく、外した書類とその理由を残す
✔️相続人の確定・戸籍の連続性・登記の可否は司法書士が最終判断する
✔️効果測定は整理時間だけでなく、不足書類の追いかけ漏れの減少も見る
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04 導入後の変化と数値効果(さくら司法書士事務所の事例) 必要書類整理180分→45分、属人化の解消

📍 支援先プロファイル (仮名・複数事務所事例を再構成)
さくら司法書士事務所 — 地方都市・相続登記中心・司法書士2名+補助者3名・年間約400件。相続パターンの読み解きと必要書類の組み立てを所長の田村先生(経験20年)が実質1人で担当し、相続登記1件の必要書類整理(初稿)に約180分。補助者の井上さん(入所3年目)は「この案件で何を集めるか」の判断がつかず、田村先生の指示待ちが慢性化していた。
BEFORE — 自動化前
  • ヒアリングメモを見ながら、田村先生が手作業で必要書類を洗い出していた(1件約180分)
  • 戸籍の収集状況を台帳とメモで管理し、どこまで遡れたか・何が残っているかが見えにくい
  • 繁忙期は不足書類の追いかけ漏れが起き、依頼者への追加依頼が遅れて着手が後ろ倒しに
  • 補助者の井上さんは整理を任せられず、書類整理が田村先生1人に集中して着手が遅れていた
AFTER — AI鬼管理流
  • Claude Code/Codexがヒアリングメモから相続パターン候補と必要書類リストを一覧化、整理の初稿は約45分に
  • 取得済み書類と突き合わせ、不足書類と戸籍連続性の抜け候補を先に提示
  • 追加取得の依頼文を下書きし、依頼者への連絡が早まって追いかけ漏れが減少
  • 補助者の井上さんが整理の初稿を起こし、田村先生は確認と判断に専念。繁忙期の着手遅れが減った
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
さくら司法書士事務所では「井上さんが起こしたClaude Code/Codexの初稿を、田村先生が確認しながら理由を書き足す」流れが、そのまま相続実務のOJTになりました。Claude Code/Codexの初稿が”お手本の叩き台”になり、補助者が育つスピードも上がります。
🔑 AI鬼管理流の決め手
相続人の確定や登記の可否をClaude Code/Codexに判断させるのではなく、「相続パターンに応じた必要書類リスト」と「不足書類の洗い出し」までをClaude Code/Codexに任せたのが決め手です。田村先生しか組み立てられなかった整理を補助者が起こせるようになり、さくら司法書士事務所では書類整理の属人化が解け、繁忙期の着手遅れが減りました。相続人の確定・登記申請の最終判断・本人確認は、これまでどおり司法書士が責任を持って行っています。
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05 よくある落とし穴3つ 相続人確定・流用・本人確認の扱いを誤らない

⚠️ 落とし穴1: Claude Code/Codexに相続人の確定や登記の可否まで判断させる

誰が相続人か、戸籍がつながっているか、その内容で登記申請できるかは、戸籍と事案を読む司法書士が判断します。Claude Code/Codexは必要書類候補と確認材料の整理まで。相続人の確定や登記可否の判断を任せると、読み違いがそのまま申請に乗り、却下や補正、最悪は誤った登記につながります。

⚠️ 落とし穴2: 過去案件の書類リストをそのまま流用する

相続のパターンや相続人の構成が違えば必要書類も変わります。代襲相続・数次相続・相続放棄・外国籍の相続人などの事情があると、追加で必要な書類が出ます。似た過去案件は「参考」として使い、今回の相続関係はあらためて戸籍で確認してください。

⚠️ 落とし穴3: 依頼者の本人確認・意思確認を省く

司法書士には依頼者の本人確認義務があり、相続登記でも申請の意思確認は欠かせません。Claude Code/Codexの依頼文下書きは便利ですが、本人確認と意思確認は必ず司法書士が直接行います。ここは効率化の対象にせず、職責として人が担う線引きを最初に決めておきます。

✔️相続人の確定・戸籍の連続性・登記の可否は必ず司法書士が判断する
✔️過去案件は参考にとどめ、今回の相続関係は戸籍で確認する
✔️依頼者の本人確認・意思確認は司法書士が直接行う
✔️外した書類の理由をCLAUDE.mdへ戻して精度を上げる
✔️補助者には「Claude Code/Codexなしで必要書類を組み立てる訓練」も並行して残す
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06 相続パターン別(法定相続/遺言/遺産分割)の必要書類チェックの型 パターンで必要書類と抜けやすい添付書類が変わる

Claude Code/Codexの初稿精度を上げるには、相続パターンごとの必要書類の観点をCLAUDE.mdに書いておくことが効きます。さくら司法書士事務所で使っているパターン別の型を紹介します。いずれのパターンでも、最終的に「この書類で足りるか・つながっているか」を確認するのは司法書士です。

法定相続分どおりに相続するパターン

✔️基本書類: 被相続人の出生〜死亡の連続戸籍・除籍・改製原戸籍、被相続人の住民票除票(または戸籍の附票)
✔️相続人側: 相続人全員の現在戸籍、不動産を取得する相続人の住民票
✔️不動産関係: 固定資産評価証明書(申請年度のもの)、登記事項証明書で対象不動産の確認
✔️抜けやすい添付: 法定相続情報一覧図を使う場合の元データ、附票での住所つながりの確認

遺言書にもとづいて相続するパターン

✔️基本書類: 遺言書(自筆証書は家庭裁判所の検認調書、公正証書はその謄本)、被相続人の死亡が分かる戸籍
✔️相続人・受遺者側: 不動産を取得する人の現在戸籍・住民票
✔️注意点: 自筆証書遺言で検認が済んでいるか、遺言の内容が対象不動産を特定できているか
✔️抜けやすい添付: 遺言執行者がいる場合の確認、法定相続人全員分の戸籍まで揃えるか(遺言の内容次第)

遺産分割協議をして相続するパターン

✔️基本書類: 被相続人の出生〜死亡の連続戸籍、相続人全員の現在戸籍
✔️協議関係: 遺産分割協議書(相続人全員の実印押印)、相続人全員の印鑑証明書
✔️不動産関係: 不動産を取得する相続人の住民票、固定資産評価証明書
✔️抜けやすい添付: 相続人の一部が海外在住の場合のサイン証明、未成年者がいる場合の特別代理人関係
パターン特に確認したい書類抜けやすい・つまずきやすい点
法定相続連続戸籍・住所のつながり附票での旧住所〜登記簿上住所のつながり
遺言あり遺言書・検認(自筆証書)遺言の特定性、執行者の有無
遺産分割協議書・全員の印鑑証明書代襲・数次相続、未成年者・海外在住者
💡 Claude Code/Codexに「パターンごとの確認観点」を覚えさせる

上のパターン別の必要書類と「抜けやすい添付書類」をCLAUDE.mdに書いておくと、Claude Code/Codexがパターンに応じて不足候補を出すようになります。パターンが違う案件に同じ型を当てると漏れるので、パターンを分けて登録するのがコツです。ただし、代襲相続や数次相続のような例外の当てはめは、最後に司法書士が確認します。

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07 戸籍収集と相続関係説明図づくりの整理 戸籍のつながりと収集状況を見える化する

相続登記の必要書類整理で時間を食うのが、戸籍の収集状況の管理と、相続関係説明図づくりの下準備です。さくら司法書士事務所が整えている、整理の型を紹介します。なお、戸籍が出生まで連続してつながっているかの最終確認と、相続関係説明図の内容確定は司法書士が行います。

型1: 戸籍の収集状況を一覧で管理する

「被相続人◯◯: 現在戸籍=取得済 / 改製原戸籍=取得済 / 除籍(◯◯市)=取り寄せ中 / 出生までの連続=未達」のように、誰のどの戸籍がどこまで揃ったかを一覧で持つと、取り寄せ漏れと二重請求を防げます。Claude Code/Codexには、取得済みの戸籍メモから「まだ遡り切れていない期間」「次に請求すべき本籍地の候補」を整理させ、人が請求先を確定します。

型2: 相続関係説明図の下書きデータを起こす

ヒアリングで分かった家族関係(被相続人、配偶者、子、代襲の有無など)をもとに、Claude Code/Codexに相続関係説明図の下書き(続柄・氏名・生年月日・死亡年月日の一覧)を起こさせます。これはあくまで作図のための整理メモで、戸籍と突き合わせた相続関係の確定と、説明図の最終版は司法書士が作成・確認します。

型3: 住所のつながり(登記簿上の住所〜現住所)を整理する

相続登記では、被相続人の登記簿上の住所と戸籍の附票・住民票除票上の住所がつながっているかが論点になります。「登記簿=◯◯町1-1 / 附票=◯◯町1-1→△△市2-2 / つながり=OK」のように住所の変遷を整理しておくと、つながりが切れている場合の補完書類(上申書など)の要否を早く判断できます。

⚠️ 戸籍のつながりと説明図の確定は司法書士の職責

Claude Code/Codexは戸籍メモや収集状況の「整理」と、説明図・住所変遷の「下書き」までです。戸籍が出生まで連続しているか、相続人に漏れがないか、その相続関係で登記申請できるかは、戸籍原本を読む司法書士が確認・確定します。整理の効率化と判断の職責は、はっきり分けます。

💡 Claude Code/Codexに「事務所の整理フォーマット」を覚えさせる

上の3つの型(戸籍収集一覧・説明図下書き・住所つながり整理)のフォーマットをCLAUDE.mdに例付きで書いておくと、Claude Code/Codexが案件ごとに整理メモの下書きを作ります。収集漏れや住所つながりの見落としが減り、必要書類整理の品質が担当者によらず安定します。

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08 関連記事: 司法書士事務所の自動化事例(全業務マップ) 相続登記以外の業務も含めた事例集

本記事は司法書士事務所のAI活用のうち、相続登記の「必要書類整理」を深掘りした内容です。相続登記の必要書類整理は、司法書士事務所の業務効率化の入口として効果が見えやすい打ち手です。他の業務についても、同じ「整理・下書きはClaude Code/Codex、判断と職責は司法書士」の考え方で広げられます。

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09 AI鬼管理について - 相続登記実務の伴走サービス 属人化した書類整理を、確認・判断中心の運用へ

本記事を発信している AI鬼管理 は、司法書士事務所のAI業務自動化をClaude Code/Codexで設計から伴走するサービスです。相続登記の必要書類整理は、整理の属人化を解くことで、着手スピードと補助者育成に効く打ち手です。相続人の確定・登記申請の最終判断・本人確認といった職責は司法書士が担う前提で、その手前の整理だけを軽くします。

📝
ヒアリング情報を整理
相続関係・遺言の有無・不動産情報を案件ごとにまとめ、Claude Code/Codexが読める形にする
📋
パターン別の書類ルールを構築
法定相続/遺言/遺産分割など、パターンごとのCLAUDE.mdを整備し、不足候補を出せるようにする
🤝
補助者OJTまで伴走
初稿を司法書士が確認するOJTで、整理を起こせる補助者を増やす
✔️司法書士・補助者への30分ヒアリングから始まる無料相談
✔️相続案件のパターン構成と、属人化している工程の把握
✔️パターン別の必要書類テンプレート・依頼文テンプレの設計
✔️PoC(直近5件)→補助者展開までを伴走
✔️外した書類の理由を蓄積する改善サイクルの構築まで
代表菅澤 代表菅澤
必要書類整理の属人化が解けると、着手が速くなり、補助者も育ちます。さくら司法書士事務所の180分→45分は、繁忙期の受任機会と依頼者の安心感に直結する変化です。もちろん、相続人の確定や登記の判断は司法書士の仕事として残ります。

属人化した相続登記の書類整理、いっしょに軽くしませんか?

本記事のさくら司法書士事務所の例は、相続登記中心・年間約400件・整理が所長1人集中というモデルケースです。貴所の相続案件の構成や担当体制によって、最適な進め方は変わります。まずは今の必要書類整理のやり方をうかがって、貴所に合った設計をご提案します。

代表菅澤 代表菅澤
相続登記はClaude Code/Codexに丸投げするものではありません。必要書類と不足書類を先に出し、司法書士が確認と判断に集中できる状態をいっしょに作ります。

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よくある質問

Q. Claude Code/Codexに相続人の確定までさせてもよいですか?

A. おすすめしません。Claude Code/Codexは必要書類リスト・不足候補・依頼文の下書きまでにし、相続人が誰か・戸籍がつながっているか・その内容で登記できるかは、戸籍を読む司法書士が判断する設計が現実的です。本人確認や意思確認も司法書士が直接行います。

Q. ヒアリングメモだけで必要書類リストは作れますか?

A. 作れます。被相続人と相続人の関係、遺言の有無、不動産の所在など、案件の前提を短いメモで添えると、相続パターン候補と必要書類リストの下書きを整理しやすくなります。ただし最終的な必要書類の確定は、戸籍を確認した司法書士が行います。

Q. 戸籍の収集状況の管理にも使えますか?

A. 使えます。誰のどの戸籍がどこまで揃ったかを一覧化し、まだ遡り切れていない期間や次に請求すべき本籍地の候補を整理できます。出生までの連続性がつながっているかの最終確認は司法書士が行います。

Q. 過去案件はどのくらい用意すべきですか?

A. 最初は相続パターンごとに5〜10件あれば十分です。書類構成やチェック項目、依頼文の表現を整理するところから始めます。代襲相続や数次相続などの例外は、別途パターンとして追加していきます。

Q. 料金やプランを教えてください

A. 料金やサポートプランは AI鬼管理のサービスページをご覧ください。貴所向けの個別ご提案は本記事末尾のNEXT STEPからお問い合わせください。

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監修 最終更新日: 2026年6月2日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。