【2026年4月最新】Google Gemini「Gem」完全活用ガイド|NotebookLMとの連携で業務が劇的に変わる4つの使い方

【2026年4月最新】Google Gemini「Gem」完全活用ガイド|NotebookLMとの連携で業務が劇的に変わる4つの使い方

この記事の内容

  1. 01Google Geminiの「Gem」とは何か? — AIを自分専用にカスタマイズする新常識
  2. 02Gemを使いこなすためのプロンプト基礎 — 「曖昧な指示」がAIの性能を殺す
  3. 03プロンプトの即効テクニック3選 — フューショット・ステップバイステップ・2回繰り返し
  4. 04Gem神活用①②:疑似力Gem&スライド資料構成Gem
  5. 05Gem神活用③④:社内マニュアルGem&業務効率化プロンプト作成Gem
  6. 06NotebookLMで「知識」をGemに接続する — ハルシネーションを防ぐ最適解
  7. 07【独自】GENAI社が実践するAIカスタマイズ運用 — Claude CodeのCLAUDE.md戦略
  8. 08【独自】非エンジニア経営者のためのAIカスタマイズ導入ロードマップ
  9. 09まとめ — 「汎用AI」から「自社専用AI」へ進化させる
  10. FAQよくある質問

「AIに質問したけど、なんか微妙な答えしか返ってこない」——そんな経験をしたことはありませんか?

ChatGPTやGeminiに質問を投げても、欲しい答えが返ってこない。結局、自分で調べ直す。そんな「AIに振り回される」状態に陥っている経営者・管理職の方は非常に多いです。

その原因は、AIの性能ではなく「使い方」にあります。具体的に言えば、AIへの指示(プロンプト)が曖昧すぎること、そしてAIを自分の業務に特化させていないことが最大のボトルネックです。

GoogleのAI「Gemini」には、まさにこの2つの問題を解決するための機能が備わっています。それが「Gem(ジェム)」「NotebookLM」です。Gemを使えばGeminiを自分専用のAIアシスタントにカスタマイズでき、NotebookLMを組み合わせれば自社の情報を「知識」としてAIに読み込ませることができます。

代表菅澤 代表菅澤
弊社(株式会社GENAI)ではClaude Codeを主力で使っていますが、Gemini のGemやNotebookLMも業務の性質によっては非常に有効です。特にNotebookLMの「資料をまとめて知識化する力」は、社内マニュアルや経理申請の情報整理に大きな威力を発揮します。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
今日はGemの基本から、実務で即使える4つの活用パターン、そしてNotebookLMとの連携までを初心者にも分かりやすく解説していきます。「AIをもっと賢く使いたい」と感じている方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事を最後まで読むと、次のことが明確になります。

✔️Gemini の「Gem」機能とは何か、ChatGPTのGPTsとの違い
✔️AIへの指示(プロンプト)で必ず押さえるべき基本原則
✔️即効性のあるプロンプトテクニック3選(フューショット・ステップバイステップ・2回繰り返し)
✔️Gemの神活用パターン4つ(疑似力・スライド構成・社内マニュアル・業務効率化プロンプト作成)
✔️NotebookLMをGemの知識として活用する具体的な方法
✔️GENAI社が実践しているAIカスタマイズの運用戦略

01 Google Geminiの「Gem」とは何か? AIを自分専用にカスタマイズする新常識

まず、「Gem」を知らない方のために基本から説明します。

📚 用語解説

Gem(ジェム):Google Geminiに搭載されたカスタマイズ機能。Geminiを特定の分野・業務に特化させ、自分専用のAIアシスタントとして使えるようにする仕組みです。ChatGPTの「GPTs」やClaudeの「プロジェクト」に相当する機能です。

Gemは、いわば「AIの専門家を自分で育てる機能」です。通常のGeminiは何でも答えてくれる汎用的なAIですが、Gemを作成すると「転職アドバイスの専門家」「ダイエットの食事プランナー」「社内経理の問い合わせ対応」など、特定の目的に特化したAIとして振る舞うようになります。

Gemの3つの特徴

1. カスタム指示の設定
Gemには「このAIは○○の専門家として振る舞ってください」という前提条件(システムプロンプト)を設定できます。毎回同じことを指示する必要がなくなり、AIとのやり取りが格段にスムーズになります。

2. NotebookLMとの連携(知識の追加)
Gemには「知識」として外部の情報を読み込ませることができます。この知識欄にNotebookLMを連携させることで、PDF・ドキュメント・スプレッドシート・音声・画像など多形式の情報をAIに理解させることが可能です。

3. デフォルトツールの設定
GemにはGoogleの各種ツール(Canvas、Google検索など)をデフォルトで紐づけられます。たとえばスライド作成Gemにはキャンバス機能をオンにしておけば、指示を出すだけでスライド作成まで一気通貫で行えます。

代表菅澤 代表菅澤
会社で例えるなら、Gemは「部下にあらかじめ業務マニュアルと担当分野を伝えておく」ようなものです。毎回ゼロから説明するのではなく、最初に役割と知識を設定しておけば、あとは「これやって」の一言で済むようになります。
項目Gemini(通常)Gem(カスタマイズ済み)
回答の専門性汎用的(広く浅い)特定分野に特化(深い知識)
事前情報なし(毎回指示が必要)あり(カスタム指示で設定)
知識の追加不可NotebookLM経由で可能
ツール連携都度選択デフォルト設定可能
利用プラン無料/有料有料プラン推奨

📚 用語解説

NotebookLM:Googleが提供するAIノート。PDF・ドキュメント・Webサイト・YouTube動画など様々な形式の情報を読み込ませて、整理・要約・質問回答ができるツール。最大50ソース×1ソースあたり50万文字の大量情報を一元管理できるのが強み。

💡 ChatGPTのGPTsとの違い

ChatGPTにも「GPTs」という類似機能がありますが、Gemの最大の強みはNotebookLMとの連携です。NotebookLMは参照元を明示してくれるため、AIが「それっぽい嘘(ハルシネーション)」を生成するリスクが大幅に下がります。情報の正確性を重視する業務利用では、この差は非常に大きいです。

02 Gemを使いこなすためのプロンプト基礎 「曖昧な指示」がAIの性能を殺す

Gemの活用法に入る前に、AIへの指示出し(プロンプト)の基礎を押さえておきましょう。どんなに優秀なGemを作っても、プロンプトが曖昧だと期待する結果は得られません。

📚 用語解説

プロンプト:AIに対する指示や質問のこと。AIチャットの入力欄に打ち込むテキスト全体を指します。プロンプトの品質がAIの回答品質を直接左右するため、「プロンプトエンジニアリング」という専門分野があるほど重要な概念です。

原則:「明確」かつ「具体的」に伝える

AIへの指示で最も大事なことは、曖昧にせず、明確かつ具体的に伝えることです。これはGoogleもOpenAIも公式に発表している原則で、AIの種類に関係なく通用する普遍的なルールです。

なぜ「明確・具体的」が重要なのか? これは人間の上司と部下の関係と全く同じです。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
上司から「来週の会議資料、なるべくいい感じにやっといて」と言われたら、どうしますか? 「いい感じ」の基準が分からないし、「来週」って月曜?金曜? 結局、自分のベストを尽くして作っても「違う、そうじゃない」と言われる。AIでも全く同じことが起きているんです。

たとえば「会議資料を作って」という曖昧な指示を出すと、AIは「どの会議の?」「誰向け?」「何ページ?」「フォーマルさの度合いは?」と判断できず、ぼんやりした回答を返します。一方、以下のように指示すれば結果は劇的に変わります。

良いプロンプトの例

「2026年第2四半期の営業報告会議用に、売上推移のグラフ付きで5枚以内のスライド構成を考えてください。対象は経営層で、要点のみ簡潔にまとめたフォーマルなトーンでお願いします。」

このように「対象」「形式」「量」「トーン」「目的」を明記するだけで、AIの回答精度は格段に向上します。

曖昧な指示
AIが推測で補完
期待外れの回答
手戻り発生
明確・具体的な指示
AIが正確に理解
期待通りの回答
即実務に使える
代表菅澤 代表菅澤
これは弊社でも口を酸っぱくして言っていることですが、「AIが使えない」のではなく「指示の出し方が悪い」ケースが9割です。AIへの指示出しは、新入社員への業務指示と同じ。最初にどれだけ丁寧に伝えるかで、成果物の品質が決まります。
⚠️ 大事なことなので2回言います

AIに対するプロンプト(指示出し)は「明確」かつ「具体的」が鉄則。GoogleもOpenAIもAnthropicも、全てのAI開発元がこの原則を公式に発表しています。曖昧な指示でAIの性能を殺さないでください。

03 プロンプトの即効テクニック3選 フューショット・ステップバイステップ・2回繰り返し

プロンプトの基礎を押さえたら、次は即効性のあるテクニックを3つ紹介します。いずれもGeminiだけでなく、ChatGPTやClaudeなど全てのAIで使えるテクニックです。

テクニック①:フューショット(Few-shot) — 正解例を見せるだけ

📚 用語解説

フューショット(Few-shot):プロンプトの中に「正解の例」を1〜2個入れるテクニック。AIに「こういう出力を期待している」という基準を具体的に示すことで、回答の方向性と品質をコントロールできます。

フューショットは、プロンプトの中に正解の例を入れるだけのシンプルなテクニックです。たとえばビジネスメールの文面をAIに考えてもらうとき、ただ「丁寧にして」と指示するより、具体的な変換例を1つ見せる方が圧倒的に精度が上がります。

実際の使い方を見てみましょう。

フューショットの実例

【指示】以下の文章を丁寧なビジネス用語に書き換えてください。

【変換例】
元:「会社に何時行きますか?」
変換後:「何時頃お伺いできますでしょうか?」

【変換対象】
元:「明日行きません」
→ AI回答:「恐れ入りますが、明日は伺うことができません。」

正解例をAIに見せるだけで、AIはその例を「基準」として参考にしてくれます。「なんか違う」という回答が返ってこなくなるので、特にメール文面・レポート形式・社内文書の書き換えに効果的です。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
新人に仕事を教えるとき、「こんな感じでやって」と完成品を1つ見せますよね。AIも全く同じで、正解例を見せてあげるだけで理解度が桁違いに上がるんです。

テクニック②:ステップバイステップ — ゴールまで1段ずつ登らせる

📚 用語解説

ステップバイステップ:AIに対して「一気に最終成果物を出せ」と指示するのではなく、段階を分けて1ステップずつ考えさせるテクニック。AIが途中経過を整理しながら進むため、複雑なタスクでも精度が高くなります。

ステップバイステップは、ゴールに向けて1段ずつAIに考えさせるテクニックです。たとえば「ブログ記事を書いて」と一気にお願いするのではなく、次のように段階を分けます。

1
ターゲット読者を定義する「仕事の効率化に関心がある30代の管理職」のように、まず読者像をAIに考えさせます。
2
キャッチコピーを5つ出すターゲットが思わず手を止めてしまうキャッチコピーを5パターン提案させます。
3
選んだコピーに続くストーリーを構成する選んだキャッチコピーに共感が生まれるストーリー展開を設計させます。
4
本文を執筆する構成に沿って本文を書かせます。各ステップの成果物が蓄積されているので、ブレの少ない記事になります。

1つずつAIがステップを踏むので、途中で「間違い」や「方向性のズレ」が見えます。気づいた時点で修正指示を出せるため、最終成果物のクオリティが格段に上がります。

代表菅澤 代表菅澤
これは経営の意思決定プロセスと同じです。「売上を倍にしろ」と丸投げしても何も進まない。「市場分析→ターゲット特定→施策立案→実行計画」と段階を踏むからこそ、実行可能なプランになる。AIへの指示も全く同じ原理です。
💡 プロンプトに追加する一言

「ステップごとにユーザーの確認を得てから次のステップに進んでください」という一文を加えると、AIが各段階で止まって確認してくれるようになります。修正を入れたい場合に特に便利です。

テクニック③:2回繰り返し — Googleの論文で実証済みの裏技

最後のテクニックは、同じプロンプトを2回続けて入力するだけの超シンプルな方法です。

「大事なことだから2回言いました」——これ、実はAIの世界でも科学的に効果が実証されています。Googleの研究者たちが短い論文で報告した内容によると、同じ質問を2回続けて入力するだけで、AIの回答精度が向上することが分かっています。

📚 用語解説

LLM(大規模言語モデル):ChatGPTやGemini、Claudeの基盤技術。大量のテキストデータから言語パターンを学習したAIモデル。文章を「前から順番に」処理する特性があり、この特性が「2回繰り返し」テクニックの原理に関係しています。

なぜ2回繰り返しが効くのか?

LLM(大規模言語モデル)は文章を前から順番に読んでいくという特性があります。たとえば選択肢が先にあって質問が後にある場合、AIは選択肢を読んでいる時点ではまだ「何を聞かれているのか」が分かりません。

しかし同じ内容を2回繰り返すと、2回目を処理する時点では1回目の全体像がすでに頭に入っているため、文脈を完全に把握した状態で回答できるのです。

1回目の入力
AIが全体像を把握
2回目の入力
精度の高い回答
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
使い方は簡単。AIの高速モードを選択して、同じプロンプトを2回コピペで送るだけ。重要な意思決定に使う回答や、精度を高めたいタスクにはこの裏技を試してみてください。
⚠️ 注意点

2回繰り返しは「回答の精度を上げたい重要なタスク」で使うのが効果的です。日常の簡単な質問に毎回やる必要はありません。「ここぞ」という場面で使い分けましょう。

04 Gem神活用①②:疑似力Gem&スライド資料構成Gem 明日から使える実践パターン

ここからは、Gemの具体的な活用パターン4選を紹介していきます。まずは最初の2つから。

活用① 疑似力Gem — 「この文章、おかしくない?」を即座にチェック

最初の活用パターンは「疑似力Gem」です。名前だけ聞くと難しそうですが、やっていることは非常にシンプル。メールやレポートなどの文章を、ビジネスにふさわしい丁寧な表現に自動変換してくれるGemです。

作り方の手順を見てみましょう。

1
Gemini画面のサイドバーで「Gem」をクリックGemマネージャーが開きます。
2
「+Gemを作成」をクリック新しいGemの設定画面が開きます。
3
名前を入力例:「疑似力チェックGem」
4
カスタム指示(プロンプト)を入力「以下の文章を丁寧なビジネス用語に書き換えてください」+変換例を1〜2個記載(フューショットの活用)。
5
知識欄にNotebookLMを追加(任意)ビジネスメールのマナーガイドなどを読み込ませると精度が上がります。
6
保存して使用開始チャット欄に文章を貼り付けるだけで変換完了。

このGemの肝は、フューショットの技法を使って「正解例」を事前に仕込んでおくことです。たとえば「会社に何時行きますか?」→「何時頃お伺いできますでしょうか?」という変換例を入れておけば、AIがその基準に沿って全ての文章を丁寧に変換してくれます。

代表菅澤 代表菅澤
メール1通にかかる「これ失礼じゃないかな」と悩む時間、意外とバカにならないんですよね。弊社でも新入社員が最初に苦労するのがビジネスメールの敬語。こういうGemがあれば、敬語チェックの時間がほぼゼロになります。
💡 応用パターン

疑似力Gemは「敬語変換」だけでなく、「英語のビジネスメール変換」「社内報告用の要約文変換」「SNS投稿用のカジュアル変換」など、あらゆる「文体変換」に応用できます。変換例(フューショット)を変えるだけで用途は無限です。

活用② スライド資料構成Gem — 構成もスライドも一気通貫で作成

2つ目は「スライド資料構成Gem」。プレゼン資料やスライドの構成を考えてくれるだけでなく、Geminiのキャンバス機能と連携してスライド作成まで一気にできるGemです。

Gemの設定方法は疑似力Gemとほぼ同じですが、ポイントが2つあります。

ポイント1:知識にNotebookLMを追加する
過去に使用した「うまくいったスライド資料」や上司・取引先に刺さった資料、逆にボツになった構成(ボツの理由を明記)をNotebookLMに入れておきます。成功例と失敗例の両方を学習させることで、Gemが「良い構成」を判断する精度が飛躍的に上がります。

ポイント2:デフォルトツールでキャンバスを選択する
Gemの設定画面で「デフォルトツール」からキャンバスをオンにしておくと、構成だけでなく実際のスライド作成までGemが一気にやってくれます。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「スライド資料の構成を考えて」と指示を出すだけで、NotebookLMに入れた過去の成功事例を参考に構成を提案し、さらにキャンバスでスライドまで作成してくれる。かなり実用的ですよね。
⚠️ ボツ資料を入れるときの注意

NotebookLMにボツ資料をそのまま入れると、AIが「参考にすべき良い例」と誤認することがあります。必ず「この資料は○○の理由でボツになった」と理由を明記してください。そうすることで、AIが反面教師として学習してくれます。

05 Gem神活用③④:社内マニュアルGem&業務効率化プロンプト作成Gem NotebookLMの威力が真価を発揮する

活用③ 社内マニュアルGem — 「それ、マニュアルに書いてあるよ」をAIが代行

3つ目は「社内マニュアルGem」。社内の業務マニュアルや規則をNotebookLMに読み込ませて、チャットボットのように質問対応するGemです。

会社には就業規則、経費精算マニュアル、社内システムの操作マニュアルなど、様々なドキュメントが存在します。問題は、これらのマニュアルを読む人が少なく、結局「○○ってどうすればいいですか?」と担当者に質問が集中すること。

代表菅澤 代表菅澤
うちの会社でも「有給の申請ってどうやるんでしたっけ?」「領収書ってどう処理すれば?」という質問が毎日のように飛んできていました。回答する側の時間が奪われるし、聞く側も聞きづらくて後回しにしがち。両方にとって非効率なんです。

社内マニュアルGemは、この問題を根本から解決します。

1
NotebookLMに社内ドキュメントを登録就業規則、経費精算マニュアル、社内システム操作マニュアル、よくある質問リストなどを一括で読み込ませます。PDF・スプレッドシート・ドキュメントなど形式は問いません。
2
Gemの「知識」欄にNotebookLMを追加Gemが社内情報を前提知識として持った状態になります。
3
カスタム指示を設定「社内の従業員からの質問に、登録された社内ドキュメントの情報をもとに回答してください。ドキュメントに記載のない内容は「マニュアルに記載がないため、担当部署にお問い合わせください」と回答してください」のように設定します。
4
保存して社内に展開「○○って何?」と聞くだけで、NotebookLMが該当箇所を見つけて回答してくれます。

NotebookLMの素晴らしい点は、回答に参照元を明示してくれることです。「この回答はマニュアルの○○ページを参照しています」と出るので、AIの回答が本当に正しいかどうかを原文で確認できます。

📚 用語解説

ハルシネーション(幻覚):AIが事実に基づかない情報をもっともらしく生成してしまう現象。業務利用では特にリスクが高く、NotebookLMのように「参照元を明示する」仕組みがハルシネーション対策として有効です。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
AIに「嘘をつかれるかもしれない」という不安を持つ方は多いです。しかしNotebookLMは「渡した情報をまとめて答えを返す」仕組みなので、参照元が必ず表示される。しかも参照のオン/オフも切り替えられます。正確性が求められる社内情報の質問対応には、これ以上ない仕組みです。
💡 NotebookLMの容量

NotebookLMは最大50ソース×1ソースあたり50万文字まで読み込めます。中小企業の社内ドキュメントであれば、ほぼ全ての資料を1つのNotebookLMに集約できるはずです。

活用④ 業務効率化プロンプト作成Gem — AIに「AIの使い方」を考えさせる

最後の活用パターンは、「業務効率化プロンプト作成Gem」。いわばAIにAIの使い方を考えさせるという、メタ的な活用法です。

このGemの仕組みは以下の通りです。

NotebookLMに
社内の業務知識
+AI活用事例を登録
Gemに「この業務を
効率化するプロンプトを
考えて」と指示
AIが自社に最適な
効率化プロンプトを
自動生成

NotebookLMに入れる「知識」がこのGemの肝です。具体的には以下の情報を読み込ませます。

✔️社内に蓄積された業務知識やノウハウ
✔️自社のAI活用事例(過去にうまくいったプロンプトなど)
✔️公開されている他社のAI活用事例集
✔️プロンプトエンジニアリングの知識(指示出しのコツ集)

これだけの情報をAIに与えた上で「今の業務で困っていることに対して、AIで解決するプロンプトを提案して」と指示すれば、AIがNotebookLMの事例から類似パターンを見つけ出し、自社の文脈に当てはめた効率化プロンプトを自動生成してくれます。

代表菅澤 代表菅澤
しかもNotebookLMにプロンプトの知識を入れておくだけで、すぐに使えるプロンプトまで出してくれる。「何をAIに頼めばいいか分からない」という初心者の壁を一気に超えられるのが、このGemの最大の価値です。

このGemが特に強力なのは、自社の業務を知っているAIが、自社に最適な効率化提案をするという点です。世の中のAI活用事例をそのままマネするのではなく、自社の課題に当てはめた形で提案が出てくるため、実行に移しやすいのが大きなメリットです。

06 NotebookLMで「知識」をGemに接続する ハルシネーションを防ぐ最適解

ここまでの4つの活用パターンで繰り返し登場したNotebookLM。Gemの活用において「知識」の供給源として極めて重要な存在です。ここで改めてNotebookLMの強みと、Gemとの最適な連携方法を整理します。

NotebookLMの3つの強み

1. 大量の情報を一元管理できる
最大50ソース×1ソースあたり50万文字。PDF、Googleドキュメント、スプレッドシート、音声、画像、WebサイトURL、YouTube動画リンクなど、あらゆる形式の情報を一箇所にまとめられます。

2. 参照元を明示して回答する
NotebookLMの回答には「この回答はソースAの○○部分を参照しています」という引用が付きます。ハルシネーション(AIの嘘)リスクが大幅に低減されるため、業務利用に適しています。

3. 参照の切り替えが可能
入れた資料のうち、特定のソースだけをオン/オフできます。状況に応じて「今回はこの資料だけを参考にして回答して」と使い分けが可能です。

NotebookLMをGemの知識として入れるべきか?

結論から言うと、Gemの知識にはNotebookLMを入れるのが最適解です。

Gemの知識欄に直接ファイルをアップロードすることもできますが、ファイル数に制限があります。一方、NotebookLMは最大50ソース×50万文字/ソースという膨大な情報を扱えるため、NotebookLMで情報を整理→Gemの知識に接続というルートが最も効率的です。

比較項目Gemに直接アップロードNotebookLM経由で接続
情報量の上限ファイル数に制限あり50ソース×50万文字/ソース
対応形式限定的PDF・ドキュメント・スプレッドシート・音声・画像・URL・YouTube
参照元の明示なしあり(引用付きで回答)
情報の更新再アップロードが必要ソース更新で自動同期
ハルシネーション対策限定的参照元の引用で大幅に低減
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
特に注目してほしいのが「情報の更新」の行です。NotebookLMでソース(元のドキュメント)を更新すると、それがGemの知識にも自動的に反映される。いちいち入れ替える手間がなくなるんです。

つまり、NotebookLMが「情報の倉庫」、Gemが「情報を活用する窓口」という役割分担です。この2つを組み合わせることで、自社の情報に基づいた正確なAI回答を実現できます。

07 【独自】GENAI社が実践するAIカスタマイズ運用 Claude CodeのCLAUDE.md戦略

ここからは、弊社(株式会社GENAI)が実際に行っているAIカスタマイズの運用戦略を紹介します。GeminiのGemとは異なるツール(Claude Code)を使っていますが、「AIを自社専用にカスタマイズする」という思想は全く同じです。

📚 用語解説

Claude Code:Anthropic社が提供するAIコーディングツール。ターミナル(黒い画面)上でAIに直接指示を出してコードを書かせたり、ファイルを操作させたり、業務を自動化させたりできます。弊社ではこれを営業・経理・記事制作・広告運用など全社の業務に活用しています。

📚 用語解説

CLAUDE.md:Claude Codeが起動時に自動で読み込む設定ファイル。会社のルールや業務手順、注意事項などを書いておくと、AIがそれを前提に動いてくれます。GeminiのGemでいう「カスタム指示」+NotebookLMの「知識」を1つのファイルにまとめたようなものです。

弊社では、Claude CodeのCLAUDE.md(クロード・エムディー)というファイルに「会社のルール」「業務手順」「過去の失敗パターン」「使ってはいけない表現」などを全て書き込んでいます。

これは、GeminiのGemで言えば「カスタム指示」と「NotebookLMの知識」を1つのファイルにまとめたようなものです。Claude Codeが起動するたびにこのファイルを読み込むので、毎回ゼロから説明する必要がなく、まるで自社の文化とルールを熟知した社員のように動いてくれます。

代表菅澤 代表菅澤
弊社ではClaude Max 20xプラン(月額約30,000円)を契約し、営業・広告運用・記事制作・経理・秘書業務まで全てClaude Codeで回しています。月3万円の投資で人件費25万円分以上の工数を削減できている実感です。

具体的な効果を数字で見てみましょう。

業務領域AI導入前AI導入後(概算)
営業資料作成週20時間週2時間
広告週次レポート週10時間週1時間
ブログ記事執筆1本8時間1本1時間
経理処理月40時間月5時間
秘書業務(日報・議事録)日2時間日15分

これはGeminiのGem + NotebookLMでも同様の効果が見込めます。ツールが違うだけで、「AIを自社の業務に特化させる」という原理は共通だからです。

💡 GemとCLAUDE.mdの共通点

GeminiのGemに入れる「カスタム指示」は、Claude CodeのCLAUDE.mdに書く「業務ルール」と全く同じ概念。どちらも「AIに前提知識を与えて、自社専用のAIとして振る舞わせる」ための仕組みです。使うツールが違っても、カスタマイズの原理を理解していればどのAIにも応用できます。

08 【独自】非エンジニア経営者のためのAIカスタマイズ導入ロードマップ 今日から始める5ステップ

「Gemが便利なのは分かった。でも具体的にどこから始めればいい?」——そんな方のために、非エンジニアの経営者・管理職が今日から始められる5ステップのロードマップを用意しました。

1
Googleアカウントで Gemini を開くまだ触ったことがない方は、まず gemini.google.com にアクセス。有料プラン(Google One AI Premium / $20/月)を契約するとGemの作成と NotebookLM の連携が可能になります。
2
「繰り返しやっている業務」を1つ選ぶメールの敬語チェック、定型レポートの作成、社内FAQへの回答——毎日・毎週繰り返しているタスクから1つだけ選びます。「自動化したい」ではなく「毎回同じ指示をAIに出している」業務がGemに最適です。
3
Gemを1つ作る名前・カスタム指示・正解例(フューショット)を設定するだけ。最初は完璧を目指さず、まず動くものを作りましょう。10分あれば作れます。
4
NotebookLMに業務資料を読み込ませて知識に接続社内マニュアル、過去の成功事例、よくある質問リストなどをNotebookLMに入れて、Gemの知識として接続します。
5
1週間使ってカスタム指示を改善する実際に使うと「こういう回答も出してほしい」「ここは不要」というフィードバックが出てきます。それをカスタム指示に反映していくことで、Gemはどんどん賢くなります。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
ポイントは「最初から完璧を目指さないこと」。Gemは使いながら育てるものです。まず1つ作って、1週間使って、改善する。このサイクルを回すだけで、AIの業務活用レベルは飛躍的に上がります。

このステップで重要なのは、ステップ2の「業務の選び方」です。最初に選ぶべきは「毎回同じ指示をAIに出している業務」です。転職相談、メール敬語チェック、議事録のフォーマット整形、日報の要約——こうした「テンプレート化できる業務」がGemの最初のターゲットです。

繰り返し業務を
1つ特定
Gemを作成
(10分)
NotebookLMで
知識を接続
1週間使って
改善
次の業務へ
横展開
代表菅澤 代表菅澤
弊社でも最初は1つの業務(営業資料の自動生成)から始めました。それが成功したら経理、広告、記事制作と横展開していった。いきなり全社導入しようとすると失敗します。まず1つ、小さく成功体験を作ることが大事です。
⚠️ よくある失敗パターン

「全社一斉にAI導入」は高確率で失敗します。理由は、各部署の業務特性が異なるため、一律のルールでは運用に乗らないからです。まず1部署・1業務で成功モデルを作り、それを横展開するアプローチが最も成功率が高いです。

09 まとめ — 「汎用AI」から「自社専用AI」へ進化させる

この記事では、Google GeminiのGem機能とNotebookLMの活用法を解説してきました。最後に要点を整理します。

✔️Gem = AIを自分専用にカスタマイズする機能。カスタム指示+NotebookLMの知識で特定分野に特化
✔️プロンプトの基本 = 明確・具体的に伝える。これだけで回答品質は劇的に変わる
✔️即効テクニック3選:フューショット(正解例を見せる)、ステップバイステップ(段階的に考えさせる)、2回繰り返し(精度向上)
✔️Gem神活用4選:疑似力Gem、スライド資料構成Gem、社内マニュアルGem、業務効率化プロンプト作成Gem
✔️NotebookLMが「知識の倉庫」、Gemが「活用する窓口」。この2つの組み合わせが最強
✔️まず1つの繰り返し業務でGemを作る。完璧を目指さず、使いながら育てる
代表菅澤 代表菅澤
AIを「便利な検索エンジンの延長」として使っているうちは、その真価の10%も引き出せていません。Gemを使って自社専用にカスタマイズし、NotebookLMで知識を接続する。この「ひと手間」を加えるだけで、AIは「自社のことを理解した優秀なアシスタント」に進化します。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「AIの使い方がよく分からない」「導入したいけど何から始めればいいか迷っている」——そんな方は、ぜひ下記からお気軽にご相談ください。GeminiのGemだけでなく、Claude Codeを使った本格的な業務自動化まで、御社に最適なAI活用プランをご提案します。

ここまで読んでいただいた方は、「AIを自社の業務に特化させる」ことの重要性をご理解いただけたはずです。

GeminiのGemは無料(有料プラン推奨)で始められる優れたツールですが、全社規模で本格的にAIを導入したい場合は、さらに踏み込んだ支援が必要になります。

弊社(株式会社GENAI)では、Claude Codeを使った業務自動化AI活用の社内浸透支援を、実践ベースで伴走しています。「自分たちでAIを使いこなせる組織」を作りたい経営者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

NEXT STEP

この記事の内容を、あなたのビジネスで
実践してみませんか?

AI活用を自社で回せるようになりたい方

AI鬼管理

Claude CodeやCoworkの導入支援から、業務設計・ルール作成・社内浸透まで実践ベースで伴走します。「自分たちで回せる組織」を作りたい経営者向け。

学ぶ時間はない、とにかく結果がほしい方

爆速自動化スグツクル

業務ヒアリングから設計・開発・納品まで丸投げOK。ホームページ、LP、業務自動化ツールを最短即日で構築します。

AI鬼管理爆速自動化スグツクル
こんな方向け社内で回せる状態を作りたい
外注に依存しない組織を作りたい
学ばなくていいから結果だけ欲しい
とにかく早く自動化したい
内容AIの使い方・業務設計・自動化の作り方を
実践ベースで叩き込む
業務をヒアリングし、設計から
ツール・システムを丸ごと納品
一言で言うと自分で作れるようになる全部任せられる
AI鬼管理を詳しく見るスグツクルを詳しく見る

よくある質問

Q. GeminiのGemは無料で使えますか?

A. Gemini自体は無料でも使えますが、Gemの作成やNotebookLMとの連携にはGoogle One AI Premiumプラン(月額$20/約3,000円)が推奨されます。ビジネス利用であれば、十分にペイする投資です。

Q. GemとChatGPTのGPTsはどちらが優れていますか?

A. 一概には言えませんが、Gemの最大の強みはNotebookLMとの連携です。NotebookLMは参照元を明示して回答するため、ハルシネーション(AIの嘘)のリスクが大幅に低下します。正確性が重要な業務利用では、Gemの方が安心感があります。

Q. NotebookLMにどれくらいの情報を入れられますか?

A. 最大50ソース×1ソースあたり50万文字まで入れられます。中小企業の社内ドキュメントであれば、ほぼ全ての資料を1つのNotebookLMにまとめられるはずです。

Q. プログラミングの知識がなくてもGemは作れますか?

A. はい、全く不要です。Gemの作成は日本語でカスタム指示を書くだけ。コードは一切書きません。「こういうAIになって」と日本語で伝えるだけでGemが完成します。

Q. 「2回繰り返し」テクニックは本当に効果がありますか?

A. Googleの研究者が論文で効果を報告しています。LLM(大規模言語モデル)が文章を前から順に処理する特性上、2回目は1回目の全体像を把握した状態で回答できるため精度が向上します。重要なタスクで試してみてください。

Q. GeminiではなくClaude Codeを使った方がいいケースはありますか?

A. はい。コードの生成や業務システムの構築など、技術的なタスクが中心の場合はClaude Codeが圧倒的に強力です。弊社ではClaude Codeを主軸に、GeminiのGemやNotebookLMを補完的に使い分けています。目的に応じて最適なツールを選ぶことが大事です。

Q. AI鬼管理のサービスでGemの活用支援もしてもらえますか?

A. はい。AI鬼管理では、Claude Code・Gemini・ChatGPTなどツールを問わず、御社の業務に最適なAI活用プランをご提案します。「どのツールを使えばいいか分からない」という段階からご相談いただけます。

📒 NOTE で深掘り

AI鬼管理 × 経営者の本音は note でも発信中

ブログでは伝えきれない経営者目線の体験談・業界動向・社内エピソードを
note にて公開しています。フォローして最新情報をチェック!

note @genai_onikanri をフォロー →
AIAI鬼管理

AI鬼管理へのお問い合わせ

この記事を読んで気になった方へ。
AI鬼管理の専門スタッフが、御社に最適な
業務自動化プランを無料でご提案します。

会社名を入力してください
業種を選択してください
お名前を入力してください
正しいメールアドレスを入力してください

1つ以上選択してください
1つ以上選択してください
月額コストを選択してください

約1時間のオンライン面談(Google Meet)です

空き枠を取得中...
面談日時を選択してください

予約確定後、Google Calendarの招待メールをお届けします。
しつこい営業は一切ございません。

監修 最終更新日: 2026年4月25日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役 / シンゲキ株式会社 創業者
  • 鬼管理専門塾を創業し、累計3,000名以上を志望校合格に導く
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • 明治大学政治経済学部卒
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
「やらせ切る管理」を受験指導で実証 → 法人向けAI業務自動化「AI鬼管理」として体系化。Claude Codeを軸に経営者向けの実行強制環境を提供。