暗号資産取引所向けClaude Codeセミナー|KYC審査・AML/CFT報告・上場銘柄選定の自動化を解説
弊社GENAIでは、暗号資産取引所・Web3企業の方向けに Claude Code・Codex の無料オンラインセミナー(60分)を開催しています。本記事では、KYC審査、AML/CFTモニタリング、上場銘柄のJVCEAホワイトリスト適合チェックといった業務がどこまで自動化できるかを、セミナーの内容とあわせて解説します。
暗号資産取引所・Web3企業では、KYC審査やAML/CFT報告、トラベルルール対応など、書類仕事の負担が年々増えています。代表やCCOが細部まで目を通す場面も多く、業務量が積み上がりやすい業界です。
本記事では、Claude Code・Codexの仕組みから、業界特有の業務が具体的にどう変わるか、そして導入時につまずきやすいポイントまで、順を追って解説します。
参加無料・60分・オンライン(Google Meet)・1社1枠
01 AI_DIFF ChatGPTと何が違うのか——暗号資産業界におけるClaude Code・Codexの正体 Claude CodeとCodexが何者で、コンプラ担当や代表でも使えるのかを整理します
ChatGPTやGeminiのような生成AIは、質問すると答えてくれる「対話するAI」です。使ったことがある方も多いと思います。
「AML/CFTの報告書はどう書けばいい?」と聞けば、丁寧に答えてくれます。ただし、実際の報告書の作成や取引ログの集計まではやってくれません。
一方、Claude CodeやCodexは、指示した作業を最後まで自分で実行してくれる「仕事をやり切るAI」です。KYC書類を読み込んで審査結果をまとめる、といった一連の作業を任せられます。
たとえば「今月の疑わしい取引を集計して」と頼んだ場合、ChatGPTは一般的なチェック項目を説明してくれますが、実際の取引ログを開いて集計まではしてくれません。
Claude Codeは、その取引ログを実際に開いて中身を読み込み、集計結果とアラート候補をその場で作ってくれます。「説明する」のではなく「やってくれる」のが最大の違いです。
「そもそもどこの会社が作っているのか」という疑問もよく聞きます。Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社がそれぞれ開発しており、どちらも暗号資産業界向けに特化したツールではなく、汎用のAIツールを業務に応用する形で使います。
1-1. Claude Codeとは
Claude Codeは、Anthropic社が開発した、ターミナルやエディタの画面から指示を出して動かすAIツールです。KYC書類や取引ログなど実際のファイルを読み込ませ、対話しながら審査やレポート作成を進められます。
📚 用語解説
Claude Code:Anthropic社が開発した、ファイルを読み込んで作業を代行してくれるAIツールです。パソコンの画面から日本語で指示を出して使います。
もともとはソフトウェア開発者向けのツールですが、「ファイルを読み込んで作業する」という性質は、プログラミングに限らず、KYC審査やAML/CFT報告にもそのまま応用できます。
1-2. Codexとは
Codexは、OpenAI社が開発した、Claude Codeと似た位置づけのAIツールです。こちらもファイルを読み込ませて作業を任せる使い方が中心で、暗号資産業界での活用事例はClaude Codeのほうが蓄積が進んでいます。
📚 用語解説
Codex:OpenAI社が開発した、Claude Codeと同じく作業を代行してくれるAIツールです。仕組みは似ていますが、開発元と細かな使い勝手が異なります。
| Claude Code | Codex | |
|---|---|---|
| 開発元 | Anthropic | OpenAI |
| できること | KYC審査・AML/CFT集計・報告書ドラフト作成 | KYC審査・AML/CFT集計・報告書ドラフト作成 |
| 暗号資産業界での活用事例 | 蓄積が進んでいる | 蓄積は少なめ |
| 非エンジニアの利用 | 日本語の指示文で操作可能 | 日本語の指示文で操作可能 |
| 土台となる技術 | Anthropic独自のAIモデル | ChatGPTと同じOpenAIのAIモデル |
| セミナーでの扱い | 実演の中心として詳しく紹介 | 冒頭で違いを簡単に紹介 |
どちらも専門的なプログラミング知識がなくても、日本語で「このKYC書類を審査して」のように話しかけるだけで使えます。難しい操作を覚える必要はありません。
Claude CodeもCodexも、専門知識よりも「何を渡して、何を作ってほしいか」を言葉にする力のほうが重要です。セミナーでは実際の画面を動かしながら、この感覚をお見せしています。
1-3. 暗号資産取引所・Web3企業では、具体的に何に使えるのか
「仕事をやり切るAI」と言われても、まだ抽象的に感じるかもしれません。暗号資産取引所・Web3企業の現場で言えば、次のような業務が代表的な使いどころです。
- KYC(本人確認)書類の一次審査・反社チェック
- AML/CFT監視ログの集計と疑わしい取引報告書ドラフト
- 上場銘柄のJVCEAホワイトリスト適合チェック
- コールドウォレット運用ログの異常検知(秘密鍵には触れません)
- 四半期報告書・金融庁モニタリング資料のドラフト作成
「それならRPAや既存のBIツールと同じでは」と思う方もいるかもしれません。RPAは決まった手順を繰り返すのが得意ですが、KYC書類の画像や取引ログのCSV、ホワイトペーパーのPDFのように形式がバラバラな資料を横断して読み込むのは苦手です。
Claude Codeは、形式の違う資料でもそのまま読み込んで、内容を理解したうえで作業を進められます。この柔軟さが、書類の種類が多い暗号資産業界のコンプラ業務と相性の良い理由です。
この先の章では、これらの業務ひとつひとつについて「何を渡すと、何が出てくるか」を具体的に見ていきます。
逆に、上場銘柄の最終判断や、規制当局との折衝、ハッキング発生時の経営判断のように、機微な判断が求められる業務は、これからも人が担う部分として残ります。AIが代われるのは「作業」であって「判断」ではない、という線引きが基本です。
この線引きを最初に理解しておくと、「AIに何でも任せられる」という過度な期待も、「結局は使えない」という過小評価も、どちらも避けやすくなります。
| 向いている業務 | 向いていない業務 |
|---|---|
| 数字の集計・書類のドラフト作成 | 上場銘柄の最終判断 |
| 過去様式を踏まえた報告書変換 | 金融庁・規制当局との折衝 |
| 繰り返しの多いKYC一次審査 | ハッキング発生時の経営判断 |
| 複数資料の突合・横断作業 | コールドウォレットの秘密鍵管理 |
| 取引ログの異常検知 | ユーザーとの信頼関係構築 |
ここまでに出てきた用語を、一度簡単に整理しておきます。細かい定義を覚える必要はなく、雰囲気だけ掴んでいただければ十分です。
| 用語 | 一言でいうと |
|---|---|
| Claude Code | Anthropic製の「仕事をやり切るAI」 |
| Codex | OpenAI製の「仕事をやり切るAI」 |
| プロンプト | AIへの指示文(日本語の普通の文章でよい) |
| AIエージェント | 複数の作業を自律的に実行し続けるAIの総称 |
| KYC | 本人確認の手続き |
| AML/CFT | マネロン・テロ資金供与対策 |
02 LANDSCAPE いま、暗号資産取引所・Web3企業がClaude Codeを必要とする理由 改正資金決済法・JVCEA自主規制・AML/CFT厳格化など、業界の現在地を整理します
本題に入る前に、業界の現在地を簡単に整理しておきます。暗号資産業界は、改正資金決済法対応、暗号資産交換業登録(金融庁)、JVCEA自主規制、ステーブルコイン規制への対応が同時に進んでいます。
加えて、NFT/メタバース/DAOの拡大、コールドウォレットでの自己保管、AML/CFT厳格化、トラベルルール対応、海外取引所との競合、税制(20〜55%累進課税)対応も同時進行です。1つの部署だけでは抱えきれない量になっています。
| 変化 | 対応が必要な領域 |
|---|---|
| 改正資金決済法 | 暗号資産交換業登録・自己資本規制 |
| JVCEA自主規制強化 | ホワイトリスト適合チェック・自主規制ルール順守 |
| AML/CFT厳格化 | 監視ログ集計・疑わしい取引報告 |
| NFT/メタバース/DAO拡大 | 新規事業の規制動向調査 |
| 海外取引所との競合 | 日本円対応・国内ライセンスの強み活用 |
一方で、現物取引・NFT・ステーブルコイン・法人向けカストディ・Web3コンサルは需要が拡大を続けています。中小の暗号資産取引所では、代表やCCOがコンプラ・コールドウォレット運用・上場銘柄選定・採用・法令対応の全業務を抱え込む状態が多数派です。
2-1. 海外規制との関係
海外展開や海外取引所との連携を視野に入れる会社では、EU MiCAや米SECといった海外規制の動向を追うことも求められます。国内の改正資金決済法やJVCEA自主規制とあわせて、複数の規制を並行して把握する負担は小さくありません。
| 規制 | 地域 | 関わる業務 |
|---|---|---|
| 改正資金決済法 | 日本 | 暗号資産交換業登録・自己資本規制 |
| JVCEA自主規制 | 日本 | 上場銘柄のホワイトリスト適合 |
| EU MiCA | EU | 海外展開時の規制動向把握 |
| 米SEC関連規制 | 米国 | 海外取引所連携時の規制動向把握 |
海外規制そのものへの対応は専門家との連携が前提ですが、公開されている規制文書や解説資料を読み込ませて要点を整理させる、という使い方であれば負担を軽くできます。最終的な解釈と判断は、これまで通り専門家と代表・CCOが行います。
📚 用語解説
コールドウォレット:インターネットに接続しない環境で暗号資産の秘密鍵を保管する方式です。ハッキングのリスクを下げるため、多くの取引所が資産の大部分をこの方式で管理しています。
📚 用語解説
ステーブルコイン:法定通貨などに価値を連動させ、価格変動を抑えた暗号資産です。国内でも規制の枠組み整備が進んでいる分野です。
規制対応だけでも負担が大きいうえ、新規事業の検討まで求められると、代表やCCOの手が回らなくなる会社は少なくありません。だからこそ、不正監視だけでなく日次・月次の業務サイクルにAIを組み込む発想が必要になります。
この状況でAIを「不正監視だけ」に使うのは不十分です。ユーザー管理・上場銘柄選定・コールドウォレット運用・コンプラ報告・採用・経営レポートといった日次/月次サイクルにClaude Code・Codexを組み込み、CCOやコンプラ担当が「上場判断」「規制当局折衝」「セキュリティ判断」に集中できる体制を作ることが目指す姿です。
セミナーで扱う題材は、すべて参加企業の実業務(ユーザーデータ・取引データ・コールドウォレット運用ログ 等の構造)を想定した内容です。サンプル課題だけで終わらせない設計にしています。
ユーザー向けの税制(暗号資産の売却益は雑所得として20〜55%の累進課税)対応も、問合せの多い分野です。税務相談そのものは税理士の領域ですが、よくある質問への回答ドラフトを整えておく、という使い方であれば負担を軽くできます。
03 CORE_KYC KYC審査とAML/CFTモニタリングが、Claude Codeでこう変わる コンプラ担当がもっとも時間を溶かす業務を、入力と出力で見ます
暗号資産取引所・Web3企業でもっとも時間とお金が動くのが、KYC審査とAML/CFTモニタリングです。コンプラ担当1人あたり月1000〜2000件の処理が求められる会社も少なくありません。
案件が増えるほど審査の負担は膨らみます。専任のコンプラ担当を複数置けない中小取引所ほど、この負担が代表やCCOにのしかかりやすくなります。
24時間365日申し込みが発生する暗号資産取引所では、審査の遅延がそのまま利用者からの信頼低下につながります。処理速度と審査精度の両立が、常に求められる業界です。
KYC(本人確認)一次審査
本人確認書類とeKYCデータを読み込ませると、審査結果ドラフトと要確認フラグが出てきます。
反社チェック
顧客リストと制裁リストを突き合わせ、一致候補とその理由メモが出てきます。
AML/CFTモニタリング
取引ログとアラートを渡すと、疑わしい取引の一次判定と報告書ドラフトが出てきます。
トラベルルール対応
海外取引所とのやり取りに必要な情報項目を、送金データから拾い出します。
3-1. KYC(本人確認)書類の一次審査
本人確認書類の画像とeKYC連携で得られたデータをClaude Codeに読み込ませると、審査結果のドラフトと要確認フラグ付きのリストが出てきます。ゼロから1件ずつ目視で確認する必要がなくなります。
最終的な口座開設可否の判断は、これまで通りコンプラ担当が行います。AIが担うのは、明らかに問題のない案件と、要確認の案件を仕分けるところまでです。
KYC審査の精度は、その後のAML/CFTモニタリングや取引監視すべての土台になります。ここを整えることが、コンプラ業務全体の負担軽減につながります。
📚 用語解説
KYC:本人確認(Know Your Customer)の略です。口座開設時に、なりすましや不正利用を防ぐために行う確認手続きを指します。
| 業務 | 何を渡すか | 何が出てくるか |
|---|---|---|
| KYC一次審査 | 本人確認書類・eKYCデータ | 審査結果ドラフトと要確認フラグ |
| 反社チェック | 顧客リスト・制裁リスト | 一致候補リストと理由メモ |
| AML/CFT一次判定 | 取引ログ・モニタリングアラート | 疑わしい取引の一次判定結果 |
| 疑わしい取引報告書 | 一次判定結果・取引履歴 | 報告書ドラフト |
| トラベルルール対応情報整理 | 送金データ・相手先取引所情報 | 必要情報項目の整理リスト |
たとえば「今月申し込みのあった本人確認書類を、要確認と問題なしに仕分けて」と渡すと、フラグ付きのリストが数分で出てきます。毎回イチから確認基準を説明し直す必要はなく、一度使った指示文をメモしておけば次回もほぼそのまま使い回せます。
3-2. AML/CFTモニタリングと疑わしい取引報告書
取引ログと監視システムが出したアラートを渡すと、疑わしい取引かどうかの一次判定と、報告書のドラフトが出てきます。提出の判断はコンプラ担当が行います。
📚 用語解説
AML/CFT:マネー・ローンダリング(資金洗浄)およびテロ資金供与対策の略です。不正な資金の流れを検知し、規制当局に報告する体制づくりが求められます。
海外取引所との連携が必要なトラベルルール対応でも、送金データから必要な情報項目を自動で拾い出す使い方ができます。時差調整による人の負担は残りますが、情報整理の手間は減らせます。
📚 用語解説
トラベルルール:暗号資産の送金時に、送付元と受取先の取引所間で顧客情報を共有する国際的なルールです。海外取引所との連携作業が発生します。
| 指標 | 導入前の目安 | AI活用後の目安 |
|---|---|---|
| KYC審査時間(1件あたり) | 15〜30分 | 3〜5分程度に圧縮できた例あり |
| 疑わしい取引報告書作成(1件あたり) | 2〜4時間 | 30分以内に圧縮できた例あり |
| コンプラ担当1人あたり処理件数(月) | 1000〜2000件 | 3000〜5000件程度まで伸ばせた例あり |
3-3. 資産保全・カストディ業務の負担
法人向けカストディ(暗号資産の預かり管理)を手がける取引所では、預かり資産の日次残高照合という地味だが外せない業務があります。ウォレットごとの残高データを突き合わせるだけでも、銘柄数が増えるほど時間がかかります。
複数のウォレット管理システムから出力したCSVを読み込ませ、差異が出ている項目だけを抽出させる、という使い方であれば、照合作業そのものの負担を軽くできます。最終的な承認は、これまで通り資産保全の責任者が行います。
📚 用語解説
カストディ:法人や機関投資家などに代わって、暗号資産を安全に預かり管理するサービスのことです。日次の残高照合や監査対応が伴います。
| 業務 | 何を渡すか | 何が出てくるか |
|---|---|---|
| 資産保全の日次残高照合 | ウォレット管理システムの出力CSV | 差異のある項目の抽出リスト |
| 監査対応資料の一次整理 | 取引履歴・残高証明データ | 監査人向け資料の下書き |
3-4. 四半期報告と決算が重なる時期の負荷
四半期報告の提出時期と決算期が近い会社では、決算対応・四半期報告・経審に相当するJVCEA自主規制対応が同時並行になり、コンプラ担当や経理担当ひとりでは手が回らなくなりがちです。
決算の見込み数値がある程度固まった段階で、四半期報告に必要な集計だけ先行して進めておく、という運用にしている会社もあります。取引ログの更新を日次でこまめに行っておけば、決算後の集計作業もスムーズになります。
| 時期 | 重なりやすい業務 | 先に進めておけること |
|---|---|---|
| 四半期末 | 四半期報告・決算対応・AML/CFT定期集計 | 取引ログの日次更新・KPIデータの整理 |
| 新規上場検討期 | 上場銘柄選定・通常のKYC/AML業務 | ホワイトペーパーの事前読み込み |
KYC審査やAML/CFTモニタリングの実際の動きは、セミナーで画面を見ながらお見せしています。
04 CORE_LISTING 上場銘柄選定とコンプラ報告も、同じように自動化できる JVCEAホワイトリスト適合チェックや四半期報告、カスタマー対応まで具体的に見ます
KYCやAML/CFTだけでなく、上場銘柄選定や行政対応も、暗号資産取引所・Web3企業にとって年間を通じて負担の大きい業務です。
いずれも「毎回・毎四半期」発生する定型業務という共通点があり、Claude Codeの「型」が効きやすい領域です。ひとつずつ、何を渡すと何が出てくるかを見ていきます。
4-1. 上場銘柄選定とJVCEAホワイトリスト適合チェック
新規上場候補銘柄のホワイトペーパーや技術資料をClaude Codeに読み込ませると、JVCEAホワイトリスト適合チェックリストとリスク論点の整理が出てきます。1銘柄あたりの検討時間は、40〜80時間から10〜20時間程度まで圧縮できた例があります。
📚 用語解説
JVCEA:日本暗号資産取引業協会の略称です。暗号資産取引所が加入する自主規制団体で、上場できる銘柄のホワイトリストなどを定めています。
最終的にどの銘柄を上場させるかの判断は、代表・コンプラ・技術責任者が合議で決めます。AIが担うのは、適合チェックと技術調査の下準備までです。
「このホワイトペーパーとJVCEAの自主規制ルールを照らし合わせて、適合していない項目を洗い出して」と渡すと、項目ごとのチェック結果が返ってきます。複数の候補銘柄を並行して検討する場面でも、比較の土台として使えます。
Claude Codeが担うのは適合チェックと技術調査のドラフトまでです。最終的な上場可否の判断は、これまで通り代表・コンプラ・技術責任者が行います。
4-2. コンプラ報告・行政対応
改正資金決済法に基づく暗号資産交換業登録や、JVCEA自主規制対応、金融庁モニタリングへの対応も、年間を通じて発生する重い業務です。
| 対応領域 | 主な内容 | 主な参照資料 |
|---|---|---|
| 暗号資産交換業登録 | 金融庁への登録・更新対応 | 登録申請書類・事業計画書 |
| 自己資本規制 | 自己資本額の算定・維持 | 決算書・資産管理台帳 |
| AML/CFT体制 | 監視ログの集計・報告体制の整備 | 取引ログ・モニタリングシステム出力 |
| JVCEA自主規制対応 | 自主規制ルールへの適合状況の確認 | 自主規制ルール文書・社内規程 |
各種KPIデータや取引ログを読み込ませておけば、四半期報告書や金融庁モニタリング向け資料のドラフトも作らせられます。最終的な提出判断は、これまで通りCCOが行います。
📚 用語解説
四半期報告:暗号資産交換業者が定期的に金融庁へ提出する、経営状況やコンプライアンス体制についての報告書です。
4-3. カスタマーサポートとハッキング被害対応
問合せの一次対応やFAQ整備にもClaude Codeを使えます。過去の問合せ履歴を読み込ませておくと、よくある質問への回答ドラフトを作らせられます。
ハッキング被害が発生した際の一次対応メールの下書き生成も可能です。ただし、有事の経営判断や対外発表そのものは、必ず代表とCCOが握ります。
| 役割 | 現場の痛点 | Claude Codeの使いどころ |
|---|---|---|
| エンジニア(セキュリティ/ブロックチェーン) | コールドウォレット運用・マルチシグ設定・新規銘柄の技術調査で月160時間規模 | セキュリティログ異常検知・技術調査資料の一次整理 |
| 代表/CCO | 金融庁モニタリング・AML/CFT報告・上場銘柄選定で月160時間規模 | 監視ログ集計・報告書ドラフト・ホワイトリスト適合チェック |
| 資産保全責任者 | 日次残高照合・監査対応資料の準備が積み重なる | 残高差異の抽出・監査資料の一次整理 |
| カスタマーサポート担当 | 問合せ一次対応とハッキング被害時の対応が同時多発する | FAQ回答ドラフト・一次対応メールの下書き |
4-4. 採用・新規事業・経営レポート
エンジニアやコンプラ担当の採用書類の一次整理、月次経営レポートの下書き、NFT/メタバースといった新規事業の規制動向調査にもClaude Codeは応用できます。中小取引所ほど、この周辺業務も代表やCCOが兼任していることが多いです。
応募書類とポジションの要件を渡せば、書類選考の一次仕分けリストが出てきます。最終的な合否判断は、これまで通り人事担当や役員が行います。
📚 用語解説
NFT:非代替性トークン(Non-Fungible Token)の略で、デジタル資産に唯一性を持たせる技術です。取引所によってはNFTマーケットの運営やメタバース関連の新規事業を検討する場面が増えています。
NFT/メタバース関連の新規事業を検討する際も、公開されている業界動向やホワイトペーパーを読み込ませて要点を整理させる使い方ができます。事業化の可否そのものは、これまで通り経営会議で判断します。
| 業務 | 何を渡すか | 何が出てくるか |
|---|---|---|
| 採用書類の一次整理 | 応募書類・ポジション要件 | 書類選考の一次仕分けリスト |
| 月次経営レポート | 各部門のKPIデータ | 経営レポートのドラフト |
| 新規事業の規制動向調査 | NFT/メタバース関連の公開資料 | 規制動向の要点整理メモ |
上場銘柄選定やコンプラ報告の実際の動きも、セミナーで画面を見ながらお見せしています。
05 MECHANISM Claude Codeが暗号資産業界の書類仕事をこなせる3つの理由 Claude Codeの仕組みを、専門用語を使わずに説明します
「AIがKYC審査やAML/CFT報告を代わりにやってくれる」と聞くと、仕組みが気になる方も多いと思います。専門用語を使わずに、3つのポイントで説明します。
「うちの業務は特殊だから、汎用のAIツールでは対応できないのでは」と感じる方もいるかもしれません。実際には、業界特有の知識を教え込むというよりも、渡す資料と指示の仕方を工夫することで対応範囲が広がっていきます。
難しい技術の話ではありません。パソコンが得意な人が、たまたまその得意分野をコンプラ業務に向けている、というくらいのイメージで読み進めていただければ十分です。
仕組みを理解しておくと、自社のどの業務が向いていて、どの業務がまだ難しいのかを、自分の頭で判断できるようになります。セミナーに参加する前の予習として読んでいただいても構いません。
ここまで見てきたKYCやAML/CFT、上場銘柄選定の例も、すべてこの3つの特徴の組み合わせで成り立っています。
📚 用語解説
AIエージェント:指示を受けて、複数の作業を自律的に実行し続けるタイプのAIの総称です。Claude CodeやCodexは、このAIエージェントの一種です。
5-1. ファイルを直接読み書きできる
Claude Codeは、KYC書類の画像や取引ログのCSV、コンプラ報告のExcelといった実際のファイルを、パソコンの中でそのまま開いて中身を読み込めます。読んだ内容をもとに、新しい書類を作ったり、既存の書類を書き換えたりできます。
たとえるなら、資料を渡せば黙々と目を通し、指示通りに整理したり文書を作ったりしてくれる事務員のような存在です。従来の生成AIとの違いも、まさにここにあります。「集計方法を教えてくれる」のではなく「実際に集計してくれる」——この一歩の差が、コンプラ業務の時間を大きく左右します。
5-2. 手順を覚えて繰り返せる
一度「この形式で審査結果をまとめて」と教えたやり方は、次回以降も同じ手順で再現できます。毎回イチから指示を考える必要はなく、「型」として使い回せます。
KYC審査やAML/CFTモニタリングのように、毎回やることがほぼ決まっている業務ほど、この「型」の効果が出やすくなります。
最初から完璧な型を作ろうとせず、使いながら少しずつ調整していくほうが、結果的に早く定着します。1つの業務で型ができたら、似た業務にも応用できます。
5-3. 複数の資料を横断できる
取引ログ・顧客データベース・過去の上場資料など、別々の場所に保存されている資料を、同時に開いて見比べることができます。上場銘柄選定はこの「横断」がまさに効いてくる作業で、ホワイトペーパー・技術資料・過去の上場実績を突き合わせる手間をまとめて引き受けられます。
5-4. 対話しながら精度を上げられる
一度で完璧なドラフトを求める必要はありません。「この項目はもっと詳しく」「この表現は社内規程の言い回しに合わせて」といったやり取りを重ねながら、少しずつ精度を上げていけます。
報告書や審査結果のドラフトも、最初の出力をそのまま提出する前提ではなく、コンプラ担当が対話しながら手直ししていく前提で作られています。この点は、一発勝負のツールとは違う使い勝手です。
Claude Codeが担うのは、資料を読み込んでドラフトを作る作業までです。数字の最終確認や、提出・送信の判断は、これまで通り人が行います。
| 特徴 | 何ができるか | 暗号資産業界での具体例 |
|---|---|---|
| ファイルの直接読み書き | 本人確認書類や取引ログを開いて、集計やドラフト作成ができる | KYC書類から審査結果ドラフトを作成 |
| 手順を覚えて繰り返す | 一度教えたやり方を「型」として次回も使える | 毎月のAML/CFT報告を同じ手順で処理 |
| 複数資料の横断 | 取引ログ・顧客DB・上場資料などをまとめて参照できる | 上場銘柄選定でホワイトペーパーと過去実績を横断 |
| 対話しながら進められる | 一度で完璧を求めず、やり取りしながら調整できる | 報告書ドラフトの表現を対話で社内規程に合わせる |
ただし、Claude Codeが自分で判断できないこともあります。どこまで任せて、どこから人が確認するか。次の章で、つまずきやすいポイントとあわせて具体的に説明します。
06 PITFALLS 秘密鍵は渡さない——導入で押さえておきたい線引きと現実解 セキュリティ・社内定着・ツール選定でよくあるつまずきを整理します
Claude Codeを暗号資産取引所・Web3企業に導入する際、多くの会社が最初につまずくのはセキュリティ面の線引きです。
ここまで紹介してきた便利さの裏側で、実際に導入するとなると出てくる現実的な悩みを、順番に整理していきます。
6-1. セキュリティと情報の取り扱い範囲
コールドウォレットの秘密鍵は、AIに一切渡してはいけません。渡してよいのは運用ログだけで、異常検知に使う場合でも、秘密鍵の管理は別レイヤーで完全に分離します。
📚 用語解説
permission mode:AIにどこまでの操作(読み取り・下書き作成・送信など)を許可するかを制御する設定です。範囲を絞って始め、慣れてから広げる使い方が一般的です。
permission mode(操作許可の範囲)を適切に設定し、どのデータをAIに渡すか、どこまでの操作を許可するかを事前に線引きしておく必要があります。
まず読み取り専用の範囲で運用を始め、慣れてきた段階で許可する操作を広げていく進め方であれば、情報システム担当が不在の会社でも無理なく運用できます。
顧客の本人確認情報や取引履歴といった機微な情報を扱う場合ほど、この設計を丁寧に行うことが導入の前提になります。何を渡して、何を渡さないかを、あらかじめ決めておくということです。
| 段階 | 許可する操作 | 目安の期間 | 関わる担当者 |
|---|---|---|---|
| 導入初期 | 読み取り・集計・下書き作成のみ | 最初の1〜2ヶ月 | コンプラ担当・情報システム担当 |
| 慣れてきた段階 | 社内フォーマットへの自動保存を追加 | 3〜6ヶ月目以降 | 業務担当者本人 |
| 定着後 | 業務ごとに必要な操作範囲を個別に調整 | 運用が安定してから | 各業務の責任者 |
6-2. 社内での定着
最初から全業務をAI化しようとせず、KYC審査やAML/CFTモニタリングなど、負担の大きい一部の業務から試し、効果を実感してから範囲を広げていくほうが定着しやすくなります。
6-3. ツール選定で押さえておきたいこと
Claude CodeとCodex、どちらが自社に合うかは、実際に画面を見ながら判断するのが早いです。まず自社が最初に試したい業務を決めてから、その業務での使いやすさを比較する順番がおすすめです。
月額料金や課金プランの違いも選定時のポイントですが、機能一覧を比較するよりも、自社のKYC書類や取引ログで実際に動かしてみたほうが、判断材料としては早く確実です。
📚 用語解説
プロンプト:AIに対して、何をしてほしいかを伝える指示文のことです。難しいコマンドではなく、日本語の普通の文章で構いません。
「どちらのツールが優れているか」ではなく「自社のどの業務に使いたいか」を先に決めることが、ツール選定で遠回りしないコツです。
| つまずきポイント | 現実的な対処 |
|---|---|
| 秘密鍵を含む機密情報をどこまで渡すか迷う | 秘密鍵は渡さず、運用ログのみに限定して開始 |
| 全業務を一度にAI化しようとして頓挫 | KYC・AML/CFTなど負担の大きい業務を1〜2個に絞って試行 |
| コンプラ担当がプロンプトの書き方に戸惑う | 最初の数回は情報システム担当が一緒に操作する |
| 元データとドラフトの保存ルールがない | 案件フォルダにやり取りを保存する運用を決めておく |
AIに読み込ませた元データと、生成されたドラフトを、いつ・どの案件で使ったか分かる形で残しておくことも大切な運用ルールです。四半期報告や監査対応の際、そのまま簡易的な記録として役立ちます。
疑わしい取引報告書や上場銘柄の判断資料は、後から規制当局への説明を求められることもあります。元データとドラフトの保存履歴が、そのまま簡易的な監査ログとして役立ちます。
6-4. 現場でよくあるつまずきの実例
ひとつは、KYC審査・AML/CFTモニタリング・上場銘柄選定を、初日からすべて一気に試そうとして途中で止まってしまうケースです。担当者ごとに温度差が生まれ、どの業務も中途半端になりがちです。
もうひとつは、コンプラ担当が指示文の書き方に戸惑い、結局誰も使わなくなってしまうケースです。「このKYC書類を審査して」といった業務の言葉をそのまま入力すれば十分ですが、この点が伝わっていないと、ツールを開かないまま放置されがちです。
多くのつまずきに共通するのは、準備段階を飛ばして一気に始めてしまう点です。1つの業務に絞って慣れてから広げるほうが、結果的に早く定着します。
| 観点 | 確認しておきたいこと |
|---|---|
| セキュリティ | 秘密鍵を渡さない前提で、どのデータをどこまで渡すか |
| 社内定着 | 最初に試す業務を1〜2個に絞れているか |
| ツール選定 | 自社の業務で実際に動かして比較したか |
| 記録の残し方 | 元データとドラフトを案件フォルダに保存しているか |
| 教育・サポート | 最初の数回、誰が一緒に操作をサポートするか |
文章だけでは伝わらない部分は、実際の画面をご覧いただくのが早いです。セミナーでは、KYC審査やAML/CFTモニタリングを実際に動かしながらお見せしています。
07 SEMINAR_CONTENT 60分で何を見せるのか、暗号資産取引所向けセミナーの中身 60分の時間割・実演する業務・よくある質問・参加対象を具体的に紹介します
「結局セミナーで何をするのか」が分からないと、参加を決めにくいと思います。60分の中身を具体的に紹介します。
7-1. 60分の時間割
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 最初の10分 | 暗号資産取引所・Web3企業の業務棚卸しと、Claude Code・Codexの全体像整理 |
| 次の25分 | KYC審査、AML/CFTモニタリング、上場銘柄のホワイトリスト適合チェックの実演デモ |
| 次の15分 | 参加者の悩みを募集し、その場で「うちならこう試すか」を設計 |
| 最後の10分 | 質疑応答と、来週何を試すかの言語化 |
この時間割が基本の流れです。実演デモで扱う具体的な資料例は、参加企業の規模や上場銘柄数に応じて多少調整することもあります。スライドの説明だけで終わらせず、実際に動く画面を中心に構成しています。
7-2. 実演する業務
実演の中心は、25分間のノーカットデモです。暗号資産取引所・Web3企業の具体的な業務を、画面を動かしながらお見せします。
AML/CFTモニタリングでは、取引ログとアラートを読み込ませるところから、疑わしい取引報告書のドラフトができるまでを実際に動かします。
上場銘柄選定では、ホワイトペーパーを読み込ませてJVCEAホワイトリスト適合チェックの結果が出るまでの流れをお見せします。
業務ごとに入力と出力がどう変わるかを比較しながら見ていただくことで、自社ではどの業務から試すのが現実的かを判断しやすくしています。
7-3. その場で答える、こんな質問
| よくある質問 | 当日の回答の方向性 |
|---|---|
| KYC審査はどこまで任せられるか | 一次仕分けまでで、最終確認と提出は人が行う前提です |
| コールドウォレットの秘密鍵は安全か | 秘密鍵は一切渡さず、運用ログのみを扱う設計を説明します |
| 上場銘柄選定にAIを使うと金融庁対応で問題にならないか | 最終判断は必ず代表・コンプラ・技術責任者が行う前提を説明します |
| トラベルルール対応にどこまで使えるか | 海外取引所とのやり取りに必要な情報整理までが範囲だと説明します |
1社1枠の貸切セミナーのため、他社の担当者と同席することはありません。自社のKYC書類やAML/CFT体制を例に出しながら、遠慮なく質問していただけます。
7-4. 参加対象
参加対象は代表・CCO・会社役員としていますが、KYC審査やAML/CFT報告を担当するコンプラ担当の方にも参考にしていただける内容です。パソコン操作に不慣れな方でも、専門知識は前提としていません。
| 会社タイプ | 抱えている悩み | 参加をおすすめする理由 |
|---|---|---|
| Web3スタートアップ代表(NFT/DAO/メタバース) | 暗号資産交換業ライセンス取得検討、コンプラ体制構築のノウハウ不足 | 規制対応の負担をどこまで自動化できるか判断したい方に |
| 中小暗号資産取引所代表 | 大手・海外取引所との競争、コンプラコストの増大、ハッキング対策の負担 | 代表・CCOが判断業務に集中できる体制作りを検討したい方に |
一方、コンプラ業務を人に任せる想定がなく、代表お一人ですべての業務を完結されている場合は、効果を実感しにくいかもしれません。複数人で業務を分担している会社ほど、持ち帰れる材料は多くなります。
7-5. セミナー後の持ち帰り資料
セミナー終了後には、課金プラン比較・初期設定手順・初日チェックリストをまとめたスターターガイドをお送りしています。当日の内容を忘れないうちに、翌週から実際に手を動かせる状態にすることが目的です。資料はKYC審査やAML/CFTモニタリングの初日チェック項目も含む内容です。
「来週月曜、自分の会社のどの業務から試すか」を、セミナーの最後に一言で言語化していただく時間も設けています。持ち帰り資料と組み合わせることで、月曜の朝から動ける状態を目指します。
08 SEMINAR_BOOKING 無料60分セミナーへの参加方法と、当日までの流れ 無料・60分・オンラインの参加方法と、予約から当日までの流れを紹介します
ここまで紹介した内容を、実際の画面を動かしながら確認できる場として、60分の無料オンラインセミナーを開いています。
- 参加費は無料
- 60分・オンライン(Google Meet)開催
- 1社1枠の貸切で、実演を中心に進めます
- 空いている日程からそのまま予約できます
このページ下部の予約フォームで、空き日程を選ぶだけで予約が完了します(日程調整のメール往復はありません)。こちらの予約フォームからお進みください。
日程や内容の詳細はClaude Code セミナーの詳細ページでもご確認いただけます。
コンプラ部門やエンジニアチームなど、複数名規模での社内研修としての実施も承っています。人数・実施日程・扱いたい業務テーマに応じて、個別にご相談いただけます。
| この記事で分かったこと | セミナーで確認できること |
|---|---|
| Claude Code・Codexが何者か | 実際の画面での操作感 |
| 何を渡すと何が出てくるか(理屈) | 自社の業務に置き換えた場合の具体例 |
| 導入時のつまずきポイント | 自社ならどこから試すべきかの判断材料 |
| なぜそれが可能なのか(仕組み) | 実際に動いている様子を見て納得できるか |
| KYC・AML/CFT・上場銘柄選定の変わり方 | 自社のKYC書類を例にした質疑応答 |
| セキュリティ・社内定着の考え方 | 自社の運用ルールに落とし込む相談 |
この記事を読んで、Claude Code・Codexが何者かはお分かりいただけたと思います。あとは、自社の業務にどこまで使えそうか、実際の画面で確かめていただくだけです。
Claude CodeやCodexが自社に合うかどうかは、実際の画面を見るのが一番早い判断材料になります。押し売りはしませんので、まずは60分、実際の動きを確認してみてください。
参加無料・60分・オンライン(Google Meet)・1社1枠
よくある質問
Q. コールドウォレットの運用情報は最重要機密ですが、AIに渡しても大丈夫でしょうか。
A. コールドウォレットの秘密鍵はAIに一切渡さず、運用ログのみを集計・異常検知に使う設計が基本です。秘密鍵の管理は別レイヤーで完全に分離します。渡すデータの範囲はセミナー内でも具体的に説明しますので、自社の運用ルールと照らし合わせながら判断材料にしていただけます。
Q. 上場銘柄の判断は経営判断だと思いますが、AIが間違えたら金融庁から処分を受けませんか。
A. AIが担うのはJVCEAホワイトリスト適合チェックと技術調査の下準備までです。最終的な上場可否の判断は、これまで通り代表・コンプラ・技術責任者が合議で決めます。情報整理の手間を減らすのが目的で、判断そのものを委ねる設計にはしていません。
Q. KYC書類の審査精度は、経験の浅い担当者でも保てますか。
A. AIが作るのはあくまでKYC一次審査のドラフトで、要確認案件の最終確認はベテランのコンプラ担当が行う前提です。育成期間中の担当者でも、下書き作成の負担を軽くする使い方ができます。ベテランによる確認そのものは残るため、育成の機会が失われるわけではありません。
Q. Claude CodeとCodex、どちらを選べばよいですか。
A. どちらも生成AIを使った業務自動化ツールですが、暗号資産業界での活用事例の蓄積が進んでいるのはClaude Codeです。開発元(Anthropic/OpenAI)が異なるだけで、基本的な使い方は共通しています。まず自社が最初に試したい業務を決めてから比較するのがおすすめです。
Q. パソコン操作に不慣れな社員が多い会社でも導入できますか。
A. セミナーではターミナルやエディタの画面を実際に動かしながら説明します。専門知識がなくても、まずは何ができるかを知ることを目的にした内容です。最初の数回はコンプラ担当や情報システム担当が一緒に操作するところから始める会社が多いです。ボタン操作より、日本語で何を伝えるかのほうが重要になります。
Q. 既存のAML/CFTシステムやeKYCベンダーと連携できますか。
A. 既存のAML/CFTシステムやeKYCベンダーが出力するデータを読み込ませる形で連携させる使い方が中心で、システムそのものの入れ替えは必要ありません。出力データの形式に応じて読み込ませ方を調整します。既存システムを刷新する予算がない会社でも試しやすい進め方です。
Q. セミナーは代表本人が参加しないといけませんか。
A. 経営者・会社役員向けを基本としていますが、CCOやコンプラ担当の方が実務目線で参加されることも歓迎しています。参加人数や役職については、お申し込み時にご相談ください。複数名での参加もご相談に応じます。
Q. Claude Codeを使うと、コンプラ担当の仕事が奪われるのではないですか。
A. いいえ。AIが担うのは書類の下書き作成や集計までで、上場銘柄の最終判断や規制当局との折衝といった人にしかできない業務はそのまま残ります。書類仕事の時間を減らし、判断業務に集中する時間を増やすための道具です。海外取引所とのトラベルルール対応の詳細な設計は、セミナー後の個別相談で扱います。
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Claude Code セミナー(参加無料・60分・オンライン)の予約フォームです。
日程調整のメール往復はありません。実際の空き日程が下に表示されています。
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予約確定と同時に Google Meet の招待をお送りします。
【参加無料・1社1枠】暗号資産取引所・Web3企業向け Claude Code セミナーを予約する
オンライン(Google Meet) / 60分
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暗号資産取引所・Web3企業の書類仕事は、KYC審査やAML/CFTモニタリングといった日次業務から、上場銘柄選定や四半期報告のような制度で決まった業務まで、次々と積み重なっていきます。Claude CodeやCodexが何者かという基本から、実際に何ができて何ができないかまで、文章だけではどうしても掴みにくい部分があります。自社のKYC書類や取引ログを例に、実際の画面を見ながら自社に合う業務を見極められる場として、60分の無料セミナーを用意しています。
ここから先の進め方は、大きく2つあります。
自社で回せるようになりたい方は、AI鬼管理でClaude Code/Codexの使い方から業務設計・社内定着まで伴走を受けながら、社内に仕組みを作る道があります。
覚えるより任せたい方は、AI社員AIKATAでこの記事のような定型業務を丸ごと預ける道があります。料金は月30万円の月額定額、追加費用は0円です。
どちらが合うかは、業務量と社内体制次第です。無料相談・無料適合診断で、貴社の場合はどちらが向くかからご相談いただけます。
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