【法律事務所】請求書・精算整理をClaude Code/Codexで自動化する方法

【法律事務所】請求書・精算整理をAIで効率化する方法|作業履歴・実費・預り金・請求対象を整理し、精算の属人化を解く
この記事は 法律事務所の自動化事例10選 の事例9「請求書・精算整理」の詳細編です。

法律事務所の請求書づくりは、タイムチャージの作業履歴、収入印紙や交通費などの実費、依頼者から預かった預り金、そして今回いくらを請求対象とするか — これらを案件ごとに突き合わせながら作ります。とくに請求の下準備 — どの作業を何時間で計上し、実費の証憑をどう並べ、預り金からいくらを充当し、残高をどう返金・繰越するか — は経験に依存しやすく、ベテランの事務局1人に集中しがちです。AIは請求額そのものや精算の可否を決めるものではありませんが、作業履歴の集計、実費と証憑の突き合わせ候補、預り金残高の試算、請求明細の下書きを先に作る補助として使えます。

60→18

1案件あたりの請求・精算の下準備 (青葉ひかり法律事務所のモデル事例)

本記事では、AI鬼管理 が支援を想定する 青葉ひかり法律事務所 (東京都・弁護士3名/事務局2名・一般民事と顧問契約が中心・月50〜60件の請求) をモデル事例に、Claude Code/Codex で請求・精算の下準備を「作業履歴の集計+実費の突き合わせ候補+預り金残高の試算+請求明細の下書き」まで半自動化する手順を解説します。請求業務を事務局長の都筑(つづき)さんが実質1人で担い、1案件の下準備に約60分かかっていた事務所が、パラリーガルの蒲生(がもう)さんも下準備を起こせるようになり、月初の請求集中を平準化した流れです。なお、本記事で扱うのはあくまで下準備の自動化であり、請求額と精算内容の最終確認は担当弁護士の鴻巣(こうのす)弁護士と事務局が行う前提です。

代表菅澤 代表菅澤
本記事を発信しているAI鬼管理は、法律事務所のAI業務自動化をClaude Code/Codexで設計から伴走するサービスです。請求・精算は、お金と信頼が直接かかわる業務です。下準備が速く・正確になるだけで、月初の事務局の負担と請求漏れ・計上ミスのリスクが変わります。
代表菅澤 代表菅澤
請求でAIに金額を確定させる必要はありません。狙いは「作業履歴・実費・預り金を先に整理し、計上漏れや残高のズレといった確認候補を洗い出し、弁護士と事務局が確認に集中できる状態」を作ること。ここが属人化を解くポイントです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
青葉ひかり法律事務所で効いたのは、都筑さんしか作れなかった請求の下準備を、蒲生さんがAIの下書きから起こせるようになった点です。請求が月初に集中する事務所ほど、この差が効いてきます。もちろん、預り金や実費の最終チェックは、これまでどおり弁護士と事務局が必ず行います。

この記事を最後まで読むと、

  • 請求書・精算整理で事務局が抱えている負荷(作業履歴の集計・実費の証憑探し・預り金の残高管理)が分かる
  • Claude Code/Codexで自動化できる4項目(作業履歴集計/実費突き合わせ/預り金残高試算/請求明細の下書き)が理解できる
  • 5ステップでのPoC〜運用の進め方が分かる
  • 作業履歴・実費・預り金・請求対象を整理する4つの型が分かる
  • タイムチャージ・預り金精算で弁護士・事務局が最終確認すべき観点が分かる
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01 請求書・精算整理の現場で起きていること 作業履歴・実費の証憑・預り金残高のトリレンマ

🕒
作業履歴の集計が人に依存する
タイムシートやメール、メモに散らばった作業時間を、誰がどの案件に何分使ったかへ集計し直すのに時間がかかる
🧾
実費と証憑の突き合わせが煩雑
収入印紙・郵券・交通費・謄本取得費などの実費を、領収書や立替記録と1件ずつ照合する必要がある
🏦
預り金の残高管理が属人化
着手金や実費に充当した後の預り金残高、返金・繰越の判断が事務局長の頭の中にあり、引き継ぎにくい

問題1: 作業履歴の集計がベテラン事務局に集中する。タイムチャージの案件では、弁護士やパラリーガルが入力したタイムシート、打ち合わせメール、書面作成の記録などから「どの作業を何時間、どの案件に計上するか」を集計します。青葉ひかり法律事務所では、この集計と判断を実質、事務局長の都筑さん1人が担っていました。パラリーガルの蒲生さんは計上の粒度や、按分が必要な作業の扱いがつかめず、結局、都筑さんの確認待ちになります。

問題2: 実費と証憑の突き合わせに時間が消える。収入印紙、郵便切手(郵券)、交通費、登記事項証明書の取得費、コピー代といった実費は、立替の記録と領収書を1件ずつ照合しないと請求に乗せられません。案件をまたいで立て替えた実費や、月をまたいだ立替が混ざると、「この交通費はどの案件のものか」を探すだけで時間がかかります。

問題3: 預り金の残高がズレるとトラブルになる。依頼者から預かった預り金は、着手金や実費へ充当した後の残高を正確に管理し、案件終了時に精算(返金または次の費用へ繰越)する必要があります。預り金は依頼者の財産であり、事務所の売上とは明確に区別して扱うべきお金です。残高の記録が事務局長の頭の中や個別のExcelに散らばっていると、充当額の二重計上や返金漏れといった、信頼にかかわるミスが起きやすくなります。

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02 Claude Code/Codexで何を自動化するか 金額の確定ではなく、集計と突き合わせ候補の作成を自動化

📚 用語解説

タイムチャージ:弁護士の作業時間に時間単価を掛けて報酬を計算する方式。どの作業を・どの案件に・何時間計上するか、複数案件にまたがる作業をどう按分するかの判断が必要で、集計の粒度が担当者の経験に依存しやすく、請求業務が属人化する主因になりやすい。

📚 用語解説

預り金(預り金口座):依頼者から費用の前払いや和解金などの名目で預かっているお金。事務所自身の売上とは区別して管理し、着手金・実費への充当や、案件終了時の返金・繰越を正確に記録する必要がある。残高の管理ミスは依頼者の信頼に直結するため、最終確認は弁護士・事務局が必ず行う。

処理1: 作業履歴の集計(案件別・作業別)。タイムシートや作業メモから、案件ごとに「いつ・誰が・どの作業を・何分」行ったかをAIが集計し、一覧化します。複数案件にまたがる作業は「按分が必要な候補」として分けて出し、按分割合は人が判断できるようにします。

処理2: 実費と証憑の突き合わせ候補。立替記録と領収書・支払記録をAIが照合し、「証憑が見つからない実費」「金額が一致しない実費」「どの案件か未確定の実費」を確認候補として並べます。計上してよいかの最終判断は人が行います。

処理3: 預り金残高の試算。預り金の入金、着手金・実費への充当、返金・繰越をAIが時系列に並べ、案件ごとの残高を試算します。これはあくまで確認用の試算であり、確定した残高・精算額は会計記録と突き合わせたうえで事務局と弁護士が確認します。

処理4: 請求明細の下書き。着手金・報酬金・タイムチャージ・実費・預り金充当を区分した請求明細のドラフトと、依頼者向けの内訳説明文を下書きします。この下書きがあるだけで、月初の請求作成の初動が速くなり、内訳の書き方も担当者によらず安定します。

入力情報AIが整理すること人(弁護士・事務局)が確認すること
タイムシート案件別・作業別の時間集計、按分が必要な作業の候補計上の妥当性、按分割合、依頼者への説明可否
実費の立替記録証憑との突き合わせ候補、未確定の実費の抽出計上可否、証憑の正当性、案件への帰属
預り金の入出金記録充当・返金・繰越の時系列、残高の試算会計記録との一致、返金額・繰越額の確定
過去の請求書内訳区分・文面の型、記載漏れ候補請求額の最終確定、依頼者への送付判断
⚠️ 金額・精算の最終確定はAIに任せない

AIの役割は、作業履歴の集計・実費の突き合わせ候補・預り金残高の試算・請求明細の下書きまでです。請求額の確定、預り金からの充当額・返金額の確定、実費の計上可否といったお金にかかわる判断は、必ず担当弁護士と事務局が会計記録と突き合わせて確認します。とくに預り金は依頼者の財産であり、残高の確定は人の責任で行います。

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03 具体的な進め方 5ステップ 小さくPoCし、計上ルールと精算ルールを言語化して戻す

請求・精算整理AI化の5ステップ

STEP 1 — 請求の型が同じ案件群を1つ選ぶ
タイムチャージ中心・着手金報酬金中心・顧問契約など、請求の型が違う案件を分け、まず1つの型から始める
STEP 2 — 計上ルールと精算ルールをCLAUDE.mdに言語化
「移動時間は半額計上」「複数案件の調査は時間按分」「預り金は実費→着手金の順で充当」など、都筑さんの判断基準を文章化する
STEP 3 — タイムシート・実費・預り金記録からAIで下準備を作る
作業集計・実費の突き合わせ候補・預り金残高の試算・請求明細を、確定ではなく確認用ドラフトとして出す
STEP 4 — 直近5案件でPoC運用
弁護士・事務局が直した箇所と「直した理由」をCLAUDE.mdへ戻し、下準備の精度を上げる
STEP 5 — パラリーガルへ展開し、請求の型を増やす
下準備をパラリーガルに任せ、弁護士・事務局は確認に回る。うまくいった型から横展開する

5ステップで最も大切なのは、STEP 4の「直した理由」を残すことです。AIが集計した作業時間や実費を事務局が修正した場合、「なぜこの計上にしたのか」「なぜこの実費は今回計上しないのか」を残さないと、次回も同じ修正が発生します。逆に、その理由をCLAUDE.mdへ戻せば、AIの下準備は少しずつ青葉ひかり法律事務所の計上基準・精算基準に近づきます。

✔️最初のPoCは完了案件または匿名化した請求データで行う
✔️AIの下準備をそのまま請求書として送らない(弁護士・事務局の確認を必ず挟む)
✔️預り金は「入金・充当・返金・繰越」を分けて扱い、残高は会計記録と突き合わせる
✔️実費は証憑のある分だけを計上し、未確定分は確認候補として残す
✔️効果測定は下準備の時間だけでなく、計上漏れ・残高ズレの減少も見る
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04 導入後の変化と数値効果(青葉ひかり法律事務所の事例) 請求の下準備60分→18分、預り金残高の見える化

📍 支援先プロファイル (仮名・複数事務所事例を再構成)
青葉ひかり法律事務所 — 東京都・弁護士3名/事務局2名・一般民事と顧問契約が中心・月50〜60件の請求。請求業務は事務局長の都筑さん(勤続10年)が実質1人で担当し、タイムチャージ案件1件の請求・精算の下準備に約60分。パラリーガルの蒲生さん(入社2年目)は作業時間の計上粒度や預り金の充当順がつかめず、都筑さんの確認待ちが慢性化。請求が月初に集中し、都筑さんの残業が常態化していた。請求額と精算の最終確認は、担当の鴻巣弁護士と事務局が行う体制。
BEFORE — 自動化前
  • タイムシート・メール・メモから、都筑さんが手作業で作業時間を案件別に集計していた(1件約60分)
  • 実費の領収書と立替記録を1件ずつ照合し、どの案件の交通費かを探していた
  • 預り金の残高が個別Excelと頭の中にあり、充当の二重計上や返金漏れのリスクがあった
  • パラリーガルの蒲生さんは下準備を作れず、請求が月初に都筑さんへ集中していた
AFTER — AI鬼管理流
  • AIが作業時間を案件別・作業別に集計し、按分候補も提示。下準備は約18分に
  • 実費と証憑の突き合わせ候補(証憑なし・金額不一致・案件未確定)を先に提示
  • 預り金の入金・充当・返金・繰越を時系列で試算し、残高を見える化(確定は会計記録と照合)
  • 蒲生さんが下準備を起こし、都筑さんと鴻巣弁護士は確認に専念。月初の集中が緩和
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
青葉ひかり法律事務所では「蒲生さんが起こしたAIの下準備を、都筑さんと鴻巣弁護士が確認しながら理由を書き足す」流れが、そのまま請求業務のOJTになりました。AIの下準備が”お手本の叩き台”になり、若手が計上基準を覚えるスピードも上がります。
🔑 AI鬼管理流の決め手
請求額や精算額をAIに確定させるのではなく、「作業履歴の集計」「実費と証憑の突き合わせ候補」「預り金残高の試算」までをAIに任せたのが決め手です。ベテラン事務局しか作れなかった下準備を若手が起こせるようになり、弁護士と事務局は確認に集中。青葉ひかり法律事務所では請求業務の属人化が解け、月初の残業と計上ミスのリスクが減りました。預り金の残高確定という最も慎重を要する工程は、これまでどおり人が会計記録と突き合わせて行います。
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05 よくある落とし穴3つ 金額確定・預り金・実費計上の扱いを誤らない

⚠️ 落とし穴1: AIに請求額・精算額まで確定させる

作業時間の計上、実費の計上可否、預り金からの充当額・返金額は、会計記録と依頼者との取り決めを知る弁護士・事務局が確認します。AIは集計と確認候補の作成まで。金額の最終確定を任せると、按分や充当のズレがそのまま請求に乗ります。

⚠️ 落とし穴2: 預り金を売上や事務所のお金と混ぜて扱う

預り金は依頼者の財産であり、事務所の売上とは明確に区別して管理します。AIに残高を試算させる場合も、入金・充当・返金・繰越を区分し、確定した残高は必ず会計記録(預り金台帳・通帳)と突き合わせてください。残高管理は信頼に直結するため、最終確認は人の責任で行います。

⚠️ 落とし穴3: 証憑のない実費をそのまま計上する

実費は、領収書や支払記録といった証憑がある分だけを計上します。AIが立替記録から拾った実費でも、証憑が確認できないものは「確認候補」にとどめ、計上可否は人が判断してください。証憑なしの計上は、後の依頼者説明でトラブルになります。

✔️請求額・精算額の確定は必ず弁護士・事務局が実施する
✔️預り金は入金・充当・返金・繰越を分け、残高は会計記録と突き合わせる
✔️実費は証憑のある分だけ計上し、未確定分は確認候補に残す
✔️直した理由をCLAUDE.mdへ戻して下準備の精度を上げる
✔️若手には「AIなしで計上・精算する訓練」も並行して残す
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06 作業履歴・実費・預り金・請求対象を整理する4つの型 バラバラの情報を、請求に乗る4区分へ分けて整理する

AIの下準備の精度を上げるには、請求に必要な情報を「作業履歴」「実費」「預り金」「請求対象」の4つに分けて整理する型を、CLAUDE.mdに書いておくことが効きます。青葉ひかり法律事務所が使っている、4区分の整理の型を紹介します。

型1: 作業履歴を「案件別・作業別・按分要否」で整理する

✔️集計軸: 案件名・担当者・作業日・作業内容・時間
✔️分けて出す: 1案件に閉じる作業 / 複数案件にまたがる作業(按分候補)
✔️確認ポイント: 移動時間や調査時間の計上ルール(半額計上・按分割合)は弁護士・事務局が判断

型2: 実費を「費目別・証憑有無・案件帰属」で整理する

✔️費目例: 収入印紙・郵券・交通費・謄本/登記取得費・コピー代・日当
✔️分けて出す: 証憑あり(計上候補) / 証憑なし・金額不一致(確認候補)
✔️確認ポイント: 立替の案件帰属、課税/不課税の区分、計上可否は人が確定

型3: 預り金を「入金・充当・返金・繰越」で整理する

✔️時系列で並べる: 預り金入金 → 実費充当 → 着手金/報酬金充当 → 返金 or 次案件へ繰越
✔️出すのは試算まで: 案件ごとの預り金残高の試算(確定は会計記録と照合)
✔️確認ポイント: 残高の一致、二重充当の有無、返金額・繰越額は弁護士・事務局が確定

型4: 請求対象を「発生区分・今回請求・繰延」で整理する

✔️区分: 着手金・報酬金・タイムチャージ・実費・預り金充当・消費税
✔️分けて出す: 今回請求する分 / 次回以降に繰り延べる分(未確定・未着手)
✔️確認ポイント: 報酬金の発生有無(成功報酬の条件成否)、請求タイミングは弁護士が判断
💡 AIに「4区分の整理の型」を覚えさせる

上の4つの型(作業履歴・実費・預り金・請求対象)と、それぞれの「分けて出す観点」をCLAUDE.mdに書いておくと、AIがバラバラの記録を4区分へ整理し、按分候補・証憑なし候補・残高試算・繰延候補まで分けて出すようになります。区分を分けずに渡すと混ざって漏れるので、4区分を先に決めて登録するのがコツです。

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07 タイムチャージ・預り金精算の確認観点 送付前に、弁護士・事務局が必ず見る観点を型にする

請求・精算でトラブルになるのは、計算そのものより「確認の抜け」で起きがちです。青葉ひかり法律事務所が、請求書を依頼者へ送る前に必ず確認している観点を型にして紹介します。AIの下準備は便利ですが、ここで挙げる観点の最終確認は、担当弁護士と事務局が会計記録と突き合わせて行います

観点1: タイムチャージの計上観点

✔️計上漏れ・二重計上: 同じ作業が複数案件に重複計上されていないか
✔️按分の妥当性: 複数案件にまたがる調査・移動の按分割合は取り決めどおりか
✔️単価と端数: 担当者ごとの時間単価、分単位の端数処理が事務所ルールどおりか

観点2: 預り金精算の確認観点

✔️残高の一致: 預り金台帳・通帳の残高と、請求書上の充当後残高が一致するか
✔️充当順と二重充当: 実費→着手金など決めた順で充当され、二重に充当していないか
✔️返金・繰越の明示: 残高を返金するか次案件へ繰り越すか、依頼者への記載が明確か

観点3: 実費・税の確認観点

✔️証憑との一致: 計上した実費に証憑があり、金額・日付が一致するか
✔️課税・不課税の区分: 収入印紙・登記印紙など不課税の実費を課税扱いしていないか
✔️消費税・源泉: 報酬への消費税、源泉徴収の要否が依頼者区分どおりか
⚠️ 最終確認は必ず弁護士・事務局が行う

上の確認観点は、AIに「確認候補」を出させるところまでを自動化できますが、請求額・預り金残高・実費計上・税区分の最終確認は、担当弁護士と事務局が会計記録と突き合わせて行います。とくに預り金は依頼者の財産であり、残高と返金額の確定は人の責任です。AIの試算や候補を「確定」として依頼者へ送らないでください。

💡 AIに「送付前チェックリスト」を覚えさせる

上の3観点(タイムチャージ・預り金・実費税)をチェックリストとしてCLAUDE.mdに書いておくと、AIが請求明細の下書きと一緒に「確認すべき候補」を並べます。人はその候補を会計記録と突き合わせて確定するだけでよく、確認漏れが減り、請求書の品質が担当者によらず安定します。

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08 関連記事: 法律事務所の自動化事例10選(全業務マップ) 請求・精算以外の9業務も含めた事例集

本記事は法律事務所の自動化事例10選のうち、事例9「請求書・精算整理」を深掘りした内容です。相談受付・証拠整理・期日管理など他の業務もあわせてご覧ください。→ 法律事務所の自動化事例10選(全業務マップ)

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09 AI鬼管理について - 請求書・精算整理の伴走サービス 属人化した請求・精算を、確認中心の運用へ

本記事を発信している AI鬼管理 は、法律事務所のAI業務自動化をClaude Code/Codexで設計から伴走するサービスです。請求書・精算整理は、下準備の属人化を解くことで、月初の事務局負担と請求漏れ・残高ズレのリスクに効く打ち手です。もちろん、請求額と預り金残高の最終確定は弁護士・事務局が行う前提で設計します。

🗂️
請求情報を4区分で整理
タイムシート・実費・預り金記録を、作業履歴/実費/預り金/請求対象の4区分でAIが読める形にする
📐
計上・精算ルールを構築
按分・充当順・端数・税区分など、事務所の計上基準と精算基準をCLAUDE.mdに整備
確認中心の運用へ伴走
AIの下準備を弁護士・事務局が確認するOJTで、請求を起こせる人を増やす
✔️事務局・担当弁護士への30分ヒアリングから始まる無料相談
✔️請求の型(タイムチャージ/着手金報酬金/顧問)の整理と、属人化している工程の把握
✔️計上ルール・充当順・送付前チェックリストの設計
✔️PoC(直近5案件)→パラリーガル展開までを伴走
✔️直した理由を蓄積する改善サイクルの構築まで
代表菅澤 代表菅澤
請求・精算の下準備の属人化が解けると、月初が軽くなり、若手も育ちます。青葉ひかり法律事務所の60分→18分は、事務局の残業と請求ミスのリスクに直結する変化です。一方で、預り金残高の確定という最も慎重を要する工程は、必ず人が担う設計にします。

属人化した請求・精算の下準備、いっしょに軽くしませんか?

本記事の青葉ひかり法律事務所の例は、弁護士3名/事務局2名・一般民事と顧問が中心・月50〜60件の請求・事務局1人集中というモデルケースです。貴事務所の取扱分野や請求の型、担当体制によって、最適な進め方は変わります。まずは今の請求・精算の進め方をうかがって、貴事務所に合った設計をご提案します。

代表菅澤 代表菅澤
請求・精算はAIに丸投げするものではありません。作業履歴・実費・預り金を先に整理し、確認候補を出し、弁護士と事務局が金額と残高の確定に集中できる状態をいっしょに作ります。

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よくある質問

Q. AIに請求額や精算額まで確定させてもよいですか?

A. 確定はおすすめしません。AIは作業履歴の集計・実費の突き合わせ候補・預り金残高の試算・請求明細の下書きまでにし、請求額・充当額・返金額の確定は、担当弁護士と事務局が会計記録と突き合わせて行う設計が現実的です。

Q. 預り金の残高管理にも使えますか?

A. 残高の試算と、二重充当や返金漏れの確認候補の提示には使えます。ただし預り金は依頼者の財産のため、確定した残高は必ず預り金台帳や通帳と突き合わせ、返金額・繰越額は人が確定してください。

Q. 実費の証憑が一部そろっていなくても使えますか?

A. 使えます。AIは立替記録から実費を拾い、証憑のあるもの(計上候補)と、証憑なし・金額不一致のもの(確認候補)を分けて出します。証憑のない実費の計上可否は人が判断します。

Q. タイムチャージと着手金・報酬金が混在する案件でも使えますか?

A. 使えます。タイムチャージ・着手金・報酬金・実費・預り金充当を区分して請求明細を下書きできます。報酬金の発生有無(成功報酬の条件成否)など、判断が必要な部分は弁護士が確認します。

Q. 既存の会計ソフトや事件管理システムがあっても使えますか?

A. 使えます。既存システムから出力したCSVやタイムシート、立替記録をもとに整理する形が現実的です。いきなり全置き換えにせず、請求の下準備と確認候補の作成から始めるのが安全です。

Q. 料金やプランを教えてください

A. 料金やサポートプランは AI鬼管理のサービスページをご覧ください。貴事務所向けの個別ご提案は本記事末尾のNEXT STEPからお問い合わせください。

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監修 最終更新日: 2026年6月2日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。