【2026年8月最新】Geminiに学習させない設定を完全解説|履歴削除・プライバシー保護の手順と注意点
「Geminiに話しかけた内容が、Googleに学習されてAIの改善に使われる——これって大丈夫なの?」そう感じているなら、この記事を読んでいただいて正解です。
GeminiはGoogleが提供する生成AIですが、デフォルト設定では会話データがGoogleのサーバーに18ヶ月保存され(設定で3・18・36ヶ月から選択可)、AIモデルの改善に利用される仕様になっています。個人の雑談なら気にならないかもしれませんが、業務で使う場合——顧客情報・社内の契約条件・売上データ・未公開のサービス内容などを入力することがあれば——これは無視できないリスクです。
この記事では、Geminiに学習させない設定の具体的な手順(Android・Web版)から、履歴の削除・自動削除の設定方法、企業での運用ルールまで、2026年7月時点の最新情報をもとに丁寧に解説します。
この記事を最後まで読むと、次のことが分かります。
01 DATA COLLECTION Geminiはデフォルトで何を学習しているのか まず「何が収集されているか」を正確に把握する
設定を変更する前に、まずGeminiが通常どのようなデータを収集・利用しているかを正確に理解しましょう。知らないまま使っているのが一番リスクが高い状態です。
📚 用語解説
Gemini:Googleが開発・提供する生成AI(大規模言語モデル)。2023年にBardとして登場し、2024年にGeminiに改名。スマートフォンアプリ版(Android・iOS)、ブラウザ版(gemini.google.com)、Google Workspaceとの統合版など、複数の形態で提供されています。
1-1. デフォルトで収集されるデータの種類
Geminiをデフォルト状態(設定変更なし)で使っていると、以下のデータがGoogleのサーバーに送信・保存されます。ポイントは、これらはあなたが入力した内容だけでなく、Googleアカウントのプロフィール情報とも紐付けられるという点です。
📚 用語解説
プロンプト:AIに対して送信する入力テキストのこと。質問文・指示文・文書の要約依頼など、ユーザーがGeminiに対して打ち込むすべての文章がプロンプトに相当します。業務でGeminiを使う際には、プロンプト内に機密情報が含まれないよう注意が必要です。
1-2. 収集されたデータはどのように使われるか
収集されたデータは、主に以下の3つの目的でGoogleに利用されます。
| 用途 | 内容 | 該当するデータ |
|---|---|---|
| AIモデルの改善 | Geminiの回答精度・自然さを向上させるための機械学習 | 会話内容・フィードバック |
| サービス品質向上 | エラー検知・バグ修正・パフォーマンス最適化 | アプリ使用状況・ログ |
| 安全性・不正防止 | 有害コンテンツの検出・ポリシー違反の審査 | 会話内容・報告履歴 |
特に重要なのが「AIモデルの改善」です。Googleの審査担当者(人間)が一部の会話を実際に閲覧し、AI応答の品質を評価する可能性があります。つまり、デフォルト設定ではGoogleの社員があなたの会話を読める状態にあるということです。
デフォルト設定では、Geminiの会話データはGoogleアカウントに18ヶ月保存されます(設定により最長36ヶ月=約3年)。この間、データはGoogleのシステム改善に利用される可能性があります。設定によっては3年間保持されることを念頭においてください。
1-3. 18歳以上がデータ収集の対象
Googleの規定上、デフォルトのデータ収集対象は18歳以上のユーザーです。18歳未満のアカウントでは、デフォルトでデータ収集がオフになっています(ただし利用制限もあります)。企業のGoogle Workspaceアカウントで使うGeminiについては、管理者ポリシーが優先されるため、個人設定よりも組織全体のポリシーが重要になります。
📚 用語解説
Google Workspace:GoogleのビジネスSuiteサービス。Gmail・Googleドライブ・Googleドキュメント・カレンダーなどをまとめて提供する法人向けサービスです。企業でGeminiを使う場合、WorkspaceのAdmin console(管理者コンソール)からデータ収集ポリシーを一括制御できます。
02 SETUP GUIDE 学習させない設定の手順(Android・Web版) スクリーンショットと同じ手順で、今すぐ設定をオフにする
では実際に設定をオフにする手順を解説します。AndroidアプリとWeb版(gemini.google.com)で操作画面が異なるため、それぞれ分けて説明します。
📚 用語解説
Geminiアプリ設定のオン/オフ:Geminiには「Gemini アプリのアクティビティ」という設定項目があります。これをオフにすることで、新しい会話データがGoogleのAI改善に使われるのを止められます。ただし、既に保存された過去の会話データは残るため、削除操作を別途行う必要があります。
2-1. Web版(gemini.google.com)での設定手順
パソコンやスマートフォンのブラウザからgemini.google.comにアクセスして使っている方向けの手順です。最も素早く設定できる方法です。
gemini.google.comにアクセス
Googleアカウントでログイン
右上のアカウントアイコン
→「Googleアカウントを管理」
「データとプライバシー」タブ
→「ウェブとアプリのアクティビティ」
「Gemini アプリのアクティビティ」
をオフに切り替える
「一時停止」ボタン
で確定
手順を詳しく説明します。まず、gemini.google.comを開き右上のプロフィールアイコンをクリックします。次に「Googleアカウントを管理」を選択し、Googleアカウントの設定ページに移動します。「データとプライバシー」タブをクリックすると「ウェブとアプリのアクティビティ」という項目が表示されます。ここをクリックすると展開されたリストの中に「Gemini アプリのアクティビティ」があります。この項目のトグルスイッチをオフにして「一時停止」ボタンをクリックすれば設定完了です。
設定をオフにする際、「一時停止」と「一時停止して削除」の2つの選択肢が表示されます。「一時停止」は新規データの収集を止めるだけで、過去のデータは残ります。「一時停止して削除」を選ぶと、指定した期間より古いデータが自動削除されます。業務で使っていた方は「一時停止して削除」を選ぶことをお勧めします。
2-2. Android版(Geminiアプリ)での設定手順
スマートフォンのGeminiアプリから設定する場合の手順です。iOS版は後述する方法で対応できます。
Gemini アプリのアクティビティをオフにしても、直前72時間以内の会話データはGoogleのサーバーに一時的に保持されます。これはシステムのキャッシュ処理によるものです。重要な機密情報を入力してしまったことに気づいた場合は、設定をオフにするだけでなく、後述する「履歴の手動削除」も合わせて実施してください。
2-3. iOS版(iPhoneでのGemini利用)での設定方法
iPhoneでGeminiを使う場合、AndroidのようなGeminiアプリ固有の設定メニューではなく、SafariなどのブラウザからGoogleアカウントの設定ページ(myaccount.google.com)にアクセスする方法が最も確実です。Web版の手順(2-1)と同じ操作でオフにできます。
2026年7月時点では、App Store版のGeminiアプリから直接「Gemini アプリのアクティビティ」を操作する導線が一部のiOSバージョンで見つかりにくいケースがあります。その場合はブラウザ経由でmyaccount.google.comにアクセスして設定することをお勧めします。
03 HISTORY MANAGEMENT 会話履歴の削除と自動削除の設定方法 過去データを消す方法と、今後自動で消す仕組みを整える
「学習させない」設定をオフにしただけでは、それ以前に保存された会話データは残ったままです。過去のデータも削除したい場合は、追加の操作が必要です。また、「今後も自動で消え続ける」仕組みを設定しておくと、管理の手間が減ります。
3-1. 過去の会話履歴を手動で削除する
特定の会話や、全会話履歴を一括で削除する手順を説明します。業務で使い続けてきた方が、まず最初にやるべき操作です。
myactivity.google.com
にアクセス
左メニュー
「Gemini」を選択
削除する会話を
個別または一括選択
「削除」→
期間を指定して確定
myactivity.google.comでは、自分のGoogleアカウントに保存されたすべてのアクティビティが確認できます。左側のメニューで「Gemini」を絞り込み選択すると、これまでの会話一覧が表示されます。不要な会話の横にある3点メニューから個別削除、または「すべての活動を削除」で一括削除が可能です。
「すべての活動を削除」をクリックすると、削除対象の期間を「過去1時間」「過去1日」「常に」「カスタム範囲」から選べます。業務でしばらく使い続けてきた場合は「常に(All time)」を選択して全期間削除するのが確実です。
3-2. 自動削除の設定(3ヶ月・18ヶ月・36ヶ月)
毎回手動で削除するのは手間がかかります。「自動削除」を設定すると、指定した期間より古いデータが自動的に削除されます。業務利用では自動削除を「3ヶ月後」に設定することを推奨します。
| 自動削除期間 | 内容 | 推奨ユーザー |
|---|---|---|
| 3ヶ月 | 3ヶ月より古いデータを自動削除 | 業務でGeminiを使う方・機密データを扱う方(推奨) |
| 18ヶ月 | 18ヶ月より古いデータを自動削除(デフォルト) | Geminiの会話履歴を長めに残したい個人ユーザー |
| 36ヶ月 | 36ヶ月より古いデータを自動削除(最長の選択肢) | Geminiのパーソナライズを最優先したい方 |
| 自動削除なし | データを削除しない | 推奨しない(特に業務利用では避けること) |
自動削除の設定場所は、「ウェブとアプリのアクティビティ」ページの「アクティビティを自動削除する」から変更できます。ここで期間を選択し「次へ」→「確認」で設定が完了します。
myactivity.google.comから削除した会話データも、Googleのバックアップシステムやセキュリティログには、削除から最大で数ヶ月間は完全に消えない可能性があります。これはGoogleのプライバシーポリシーに記載されている事項で、完全な即時削除を保証するものではありません。機密性が非常に高い情報を誤って入力してしまった場合は、法務・情報セキュリティの担当者に相談することをお勧めします。
04 PROS AND CONS 設定をオフにするメリットと注意点 「プライバシー優先」にすると失われる機能も知っておく
Geminiの学習設定をオフにすることにはメリットがある一方で、サービスの一部機能が制限されることも理解しておく必要があります。「オフにしたら使えなくなる機能がある」と後で困らないよう、事前に整理しておきましょう。
4-1. 設定をオフにする2つのメリット
まず、「学習させない」設定にすることで得られるメリットを整理します。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| プライバシーの保護 | 入力した会話・データがAIの改善に使われなくなる。顧客情報・未公開情報・個人情報を含む業務での使用リスクが大幅に低下。 |
| Googleの審査担当者による閲覧の防止 | 会話データがGoogleの品質審査チームに読まれる可能性が低下する(完全なゼロではないことに注意)。 |
特にビジネスの現場では、「Googleの社員が自社の機密情報を読める状態にある」というリスクを排除できることが最大のメリットです。設定をオフにしただけで、この最大のリスクを大幅に低減できます。
📚 用語解説
個人情報保護法(日本):個人情報を取り扱う事業者が守るべき義務を定めた法律。2022年改正で個人情報の第三者提供ルールが強化されました。業務でGeminiに顧客の個人情報を入力することは、Googleへの個人情報提供に相当する可能性があります。自社の個人情報管理方針や、顧客との契約・プライバシーポリシーとの整合性を確認した上でGeminiを利用する必要があります。
4-2. オフにすることで制限される4つの機能
一方で、「学習させない」設定(Gemini アプリのアクティビティをオフ)にすると、以下の機能が利用できなくなります。
「会話履歴の引き継ぎ」が使えなくなっても、毎回の会話の最初に「今日の背景情報:〇〇プロジェクトの資料作成中、対象は△△業界の法人顧客」などの文脈を一言添えることで、精度の大半を維持できます。テンプレートとして保存しておくと便利です。
4-3. 「学習させない」≠「完全にデータが守られる」という前提
重要な誤解を解いておきます。Geminiの学習設定をオフにしても、「完全にデータが守られる」わけではありません。オフにすることで低減できるリスクと、依然として残るリスクがあります。
| 項目 | 学習設定オフで変わること | 依然として残るリスク |
|---|---|---|
| データ利用 | AIモデルの改善への利用が停止 | サービス運営に必要な処理(障害対応・不正検知)では利用される可能性 |
| 審査担当者の閲覧 | 品質改善目的の閲覧が抑制 | セキュリティ審査・法令対応では閲覧される可能性 |
| データ保存 | アクティビティログとして長期保存されなくなる | セキュリティログには一定期間保持される |
| 第三者提供 | AI改善目的の共有が停止 | 法令に基づく開示請求には応じる可能性 |
「設定をオフにしたから大丈夫」と思って機密情報を入力するのは危険です。設定の有無に関わらず、顧客の個人情報・未公開の財務データ・特許未申請の技術情報・契約の具体的な条件などは、AIツールに入力しないのが基本原則です。AIに任せる前に「これを外部のクラウドサービスに預けても問題ないか」を自問する習慣を持ちましょう。
05 ENTERPRISE GUIDE 企業・組織でGeminiを安全に使うためのルール 個人の設定だけでなく、組織全体のポリシー設計が必要
個人で使う分には上記の設定で十分ですが、企業・チームでGeminiを業務利用する場合は、個人の設定だけでなく組織レベルのガイドラインが必要です。特に、従業員が勝手に機密情報をGeminiに入力してしまうリスクを管理することが重要です。
📚 用語解説
情報セキュリティポリシー:企業が社内のデジタル情報をどう管理・保護するかを定めた規則のこと。AIツールの業務利用が広がる中、多くの企業で「生成AIの利用規約」をポリシーに追加する動きが進んでいます。「どのAIツールを使っていいか」「何を入力してはいけないか」「承認フローはどうするか」を明文化することが求められます。
5-1. Google Workspaceの管理者設定で一括制御する
法人向けのGoogle Workspace(Business Standard以上)を使っている企業では、管理者コンソール(admin.google.com)からGeminiのデータ収集設定を組織全体に適用できます。
管理者コンソールでの設定は「アプリ」→「Google Workspace」→「Gemini」→「データプライバシー設定」から変更できます。設定変更には管理者権限が必要なため、IT管理者またはGoogle Workspaceの管理担当者に依頼してください。
5-2. 社内AIガイドライン作成の4つのポイント
IT管理者の設定だけでは防げない「ユーザーの入力ミス」や「判断の誤り」を防ぐには、社内ガイドラインの整備が不可欠です。AI鬼管理(弊社サービス)での導入支援経験をもとに、最低限盛り込むべき4つのポイントを紹介します。
| ポイント | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| ①使用許可ツールの明示 | どのAIツールを業務で使っていいかを明確にする | Gemini / Claude / ChatGPT / それ以外は申請制 |
| ②入力禁止情報の定義 | AIに入力してはいけない情報カテゴリを具体的に列挙 | 顧客氏名・メールアドレス・契約金額・未発表の製品仕様 |
| ③使用目的の制限 | 業務以外での使用(副業・個人利用)のルールを決める | 業務利用のみ可、個人アカウントへの転送禁止 |
| ④報告・審査フロー | ガイドライン違反が発生した場合の報告経路を決める | 即日上長報告 + 情報セキュリティ担当者へのエスカレーション |
どうしてもAIで処理しなければならない場合、個人情報をマスキング(置き換え)して入力する方法が有効です。例えば「山田太郎様(顧客A)」のように実名を記号に置き換え、AIの回答を受け取った後で元に戻します。完全な解決策ではありませんが、リスクを大幅に下げられます。
5-3. Gemini Workspace版でのデータ保護の仕組み
Google Workspaceの法人契約(Business Plus以上や Enterprise)でGeminiを使う場合、個人の無料版・有料版とはデータの取り扱いが根本的に異なります。Workspace版では、デフォルトで「会話データがGoogleのAI学習に使われない」という契約上の保証があります。
これは、Googleが法人向けには「データ処理契約(DPA:Data Processing Agreement)」を締結するためです。企業のWorkspace上でやり取りされたデータは、そのデータを使ってGeminiをトレーニングすることに同意していない限り、学習に使われないとGoogleが保証しています。
📚 用語解説
DPA(データ処理契約):企業とクラウドサービスプロバイダー(この場合Google)の間で締結する、データの取り扱い方法を定める契約。GDPRなどの個人データ保護規制への対応に必要とされる場合が多い。Google WorkspaceのBusiness PlusやEnterpriseプランでは、このDPAが自動的に含まれます。
Google WorkspaceのGemini保護は、Workspaceアカウントでのサービス利用に限定されます。社員が個人のGoogleアカウントでGemini.google.comにアクセスして業務情報を入力した場合は、Workspaceの保護は適用されません。社内ルールで「業務にはWorkspaceアカウントのみ使用」を徹底させることが必要です。
06 AI COMPARISON Geminiより業務に向いているAIはあるのか プライバシー設定の複雑さを比較すると、選択肢が見えてくる
ここまでGeminiの学習設定について詳しく解説してきましたが、「そもそもGeminiである必要があるの?」という視点も持っておくと、より最適なAIツールを選べます。特に業務でのデータプライバシー管理のしやすさという観点で、主要なAIツールを比較してみます。
6-1. 主要AIツールのデータ収集ポリシー比較
| ツール | デフォルトの学習利用 | オプトアウト方法 | 業務利用での推奨度 |
|---|---|---|---|
| Gemini(Google) | あり(デフォルト18ヶ月・最長36ヶ月保存) | 設定ページからオフ(本記事の手順) | 設定後は可・Workspace版がより安全 |
| ChatGPT(OpenAI) | あり(オプトアウト可) | 設定→データコントロール→学習をオフ | 設定後は可・API版は学習利用なし |
| Claude(Anthropic) | 原則なし(claude.aiのUse cases除く) | 基本的に不要 | 業務利用で高い安全性、Claude Codeは特に強み |
| Copilot(Microsoft) | Microsoft 365版はデフォルトオフ | 管理者コンソールから制御 | 法人Microsoft 365ユーザーに安心 |
表を見ると、ClaudeはデフォルトでAIの学習にユーザーの会話を使用しない方針を取っています(2026年7月時点)。Geminiのように「まず設定をオフにしてから使う」という操作が不要な点で、業務利用のリスク管理の観点では優位があります。
📚 用語解説
オプトアウト:サービスが提供する機能やデータ収集について、自分を対象外にする選択をすること。Geminiでいえば「学習させない設定にする」こと。対義語は「オプトイン」(自分から積極的に同意する選択)。業務でのAI利用では、デフォルトがオプトアウト状態のサービスを選ぶことがリスク管理上有利です。
6-2. Claude Codeという業務AI活用の選択肢
特に業務の自動化・効率化を目的にAIを使いたい方には、Claude Codeも検討する価値があります。Claude Codeは、Anthropicが提供するターミナル上で動くAIエージェントで、ファイル操作・コード生成・API連携・繰り返し業務の自動化など、より高度な業務支援が可能です。
弊社(株式会社GENAI)では、Claude Max 20xプラン(月額約30,000円)を契約して、営業・広告・記事制作・経理・秘書業務まで幅広い業務でClaude Codeを活用しています。概算ですが、週20時間かかっていた営業資料作成が週2時間に、経理処理が月40時間から月5時間に短縮されており、月30,000円の投資が即座にペイしている実感です。
Geminiの強みはGoogle Workspaceとの連携です。GmailやGoogleドキュメントをシームレスに参照・操作したい場面ではGeminiが便利です。一方、業務の自動化・エージェント的な複雑タスクの実行にはClaude Codeが向いています。「GeminiはGoogle連携、ClaudeはAI自動化」という住み分けが、現時点では実用的な選択です。
07 GENAI CASE STUDY 【GENAI社内事例】AIプライバシー管理と業務効率化の両立 データを守りながら業務をAIに任せるための実践ルール
ここでは、弊社(株式会社GENAI)がどのようにAIのプライバシー設定を管理しながら業務効率化を実現しているかをお伝えします。AI活用の現場における「安全と効率の両立」の具体例として参考にしてください。
7-1. 弊社のAIツール利用ポリシー(概要)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メインAIツール | Claude Code(Claude Max 20xプラン、月額約30,000円) |
| 補助AIツール | Gemini(Google Workspace版、Workspaceアカウントのみ使用) |
| 入力禁止情報 | 顧客フルネーム・個人メールアドレス・契約金額・取引先の未公開情報 |
| 代替手段 | 個人情報は「顧客A」「B社」などに置換してからAIに入力 |
| 社内周知方法 | 月1回のAIリテラシー勉強会と、入社時のAIツール利用研修 |
弊社でGeminiを使う場面は、主にGoogle WorkspaceのGmailやカレンダーとの連携が必要な場面に限定しています。Workspaceアカウントで使うことで、データ処理契約(DPA)による保護が適用されます。個人アカウントでのGemini利用は社内ルールで禁止しています。
7-2. AIを業務に組み込む際の「情報分類」の考え方
弊社で実践している「情報分類」のアプローチをご紹介します。業務情報を3つのカテゴリに分類し、AIに入力できる情報とそうでない情報を整理することで、スタッフ全員が判断できるルールを作りました。
| 情報カテゴリ | 内容例 | AI入力の可否 |
|---|---|---|
| パブリック情報 | 自社の公開済み資料・ウェブサイト情報・業界一般データ | 制限なく入力可 |
| 社内共有情報 | 社内資料・プロジェクト概要・一般的な業務フロー | 個人情報・金額を除いて入力可(マスキング後) |
| 機密情報 | 顧客個人情報・契約金額・未公開技術・特許出願前データ | AIへの入力禁止 |
この分類を社内で共有することで、「これはAIに入力していいのか」という迷いが減り、スタッフ全員が同じ判断基準で動けるようになりました。AIリテラシーが高くない社員でも、「機密情報は禁止」というシンプルなルールを守ることで安全に使えます。
「この情報は
どのカテゴリか?」
マスキング
名前→「顧客A」
金額→伏せる
回答を得る
安全な情報のみ
で作業
社内で復元
必要に応じて
実名等に戻す
7-3. 弊社の業務効率化の実績(概算)
プライバシー管理を徹底した上で、AIを業務に活用した結果として得られている業務効率化の実績を概算でお伝えします。
| 業務領域 | 主な用途 | 削減効果(概算) |
|---|---|---|
| 営業資料作成 | 提案書・見積書の自動生成 | 週20時間 → 週2時間(Claude Code) |
| 広告レポート | 週次レポート・CPA分析 | 週10時間 → 週1時間(Claude Code) |
| ブログ記事制作 | SEO記事の執筆・リライト | 1本8時間 → 1本1時間(Claude Code) |
| 経理処理 | 請求書チェック・経費仕訳 | 月40時間 → 月5時間(Claude Code) |
| 会議サポート | Googleカレンダー確認・議事録整理 | 都度数十分削減(Gemini / Claude) |
重要なのは、これらの業務効率化を「機密情報を漏洩させることなく」実現できている点です。情報分類ルールとマスキング手順を組み合わせることで、安全性と効率の両立が現実的に可能であることを、弊社の実績がそのまま証明しています。
08 CONCLUSION まとめ ── 設定+使い方でGeminiを安全に業務活用する 正しい設定と運用ルールがあれば、Geminiは強力な業務ツールになる
この記事では、GeminiのデフォルトのデータCエラー集設定から、学習させない設定の具体的な手順(Android・Web版)、履歴の削除方法、企業での運用ポリシー、他AIとの比較まで、総合的に解説しました。最後に要点を整理します。
Geminiはデータの設定さえきちんとしていれば、Google Workspaceとの連携という大きな強みを活かせる業務ツールです。設定を後回しにせず、今日この記事を読んだタイミングで設定を確認・変更することをお勧めします。
「AIを安全に業務に組み込みたいが、どこから始めればいいか分からない」という方は、弊社のAI鬼管理サービスにお気軽にご相談ください。設定・ガイドライン作成・業務への組み込み設計まで、実運用ノウハウをもとに伴走します。
AIプライバシー設定から業務自動化まで、AI鬼管理が一緒に設計します
Geminiの設定変更から、社内ガイドライン作成、Claude Codeを使った業務自動化の設計まで。
弊社の実運用ノウハウをベースに、あなたの会社に合った安全なAI活用方法を個別にご提案します。
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よくある質問
Q. Geminiの学習設定をオフにすると、回答の精度は下がりますか?
A. 単一の会話内では精度は変わりません。影響が出るのは「過去の会話を踏まえた回答」が必要な場面です。例えば「先週話した内容の続き」といった文脈依存の指示は通じなくなります。ただし、毎回の会話冒頭に背景情報を一言添えるテンプレートを作ることで、精度の大半を維持できます。業務利用ではこの方法で対応が可能です。
Q. 学習設定をオフにした後も、Googleの社員が会話を見ることはありますか?
A. オフにすることで「品質改善目的での審査担当者による閲覧」は大幅に抑制されますが、完全にゼロになるわけではありません。セキュリティ上の問題や法令に基づく開示請求には応じる可能性が残ります。機密性の非常に高い情報は、設定に関わらずAIに入力しないことが原則です。
Q. iPhoneのGeminiアプリで学習設定をオフにする方法を教えてください。
A. iOS版のGeminiアプリからは設定操作がしにくい場合があります。最も確実なのは、iPhoneのSafariなどのブラウザでmyaccount.google.comにアクセスし、「データとプライバシー」→「ウェブとアプリのアクティビティ」→「Gemini アプリのアクティビティ」からオフにする方法です。この設定はデバイスをまたいで同期されるため、一度設定すれば全端末に適用されます。
Q. 会社のGoogle Workspaceアカウントで使うGeminiと、個人アカウントで使うGeminiで、データの扱いは違いますか?
A. 大きく異なります。Google Workspace(Business PlusやEnterprise)のアカウントで使うGeminiは、GoogleとのDPA(データ処理契約)の下で保護されており、会話データがGeminiのAI学習に使われない旨の契約上の保証があります。一方、個人のGoogleアカウントでは本記事で紹介した「アクティビティをオフ」の設定が必要です。企業利用では必ずWorkspaceアカウントを使用するルールにすることをお勧めします。
Q. 過去に業務で入力してしまった顧客情報を今から完全に削除できますか?
A. myactivity.google.comから会話履歴を削除することで、Googleアカウントに紐付いたアクティビティとしての保存データは削除できます。ただし、Googleのバックアップシステムやセキュリティログには削除後も一定期間(数ヶ月)データが残存する可能性があります。これはGoogleのプライバシーポリシーに記載されており、完全な即時削除の保証はありません。重要な個人情報を誤って入力してしまった場合は、社内の情報セキュリティ担当者や法務部門に報告し、必要に応じて顧客への通知なども検討してください。
Q. Geminiの学習設定をオフにすれば、GDPR(EU一般データ保護規則)への対応になりますか?
A. 不十分です。GDPRへの対応にはGeminiの設定変更だけでは不十分で、(1)データ処理の法的根拠の整備、(2)データ処理契約(DPA)の締結、(3)データの移転制限への対応(EU域外へのデータ転送制限)など、複数の要件を満たす必要があります。EU顧客の個人データをGeminiで処理する必要がある場合は、Google Workspace Enterpriseのデータリージョン機能の活用と、法律の専門家への相談を強く推奨します。
Q. GeminiとClaude、業務利用でどちらがおすすめですか?
A. 用途によって使い分けが最適です。GmailやGoogleカレンダーとの連携が多い業務はGemini(Workspace版)が向いています。一方、業務の自動化・エージェント的な複雑タスク・ファイル操作・コード生成などが必要な場合はClaudeのClaude Codeが優位です。データプライバシーの観点では、ClaudeはデフォルトでAI学習への利用をしない方針を取っているため、設定変更の手間が少なく業務利用のリスク管理が容易です。弊社ではGeminiとClaudeを目的別に使い分けています。
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