NotebookLMは情報漏えいのリスクがある?正しい理解と4つの対策【2025年版】
NotebookLMは便利なAIリサーチツールですが、機密情報を扱う企業での利用には慎重な判断が必要です。本記事では、NotebookLMの情報漏えいリスクを正確に理解し、安全に活用するための対策を解説します。
01 NotebookLMとは NotebookLMとは何か:Googleが提供するAIリサーチアシスタント
NotebookLM(ノートブックエルエム)は、Googleが提供するAIリサーチアシスタントです。PDFやGoogle Docs等のドキュメントをアップロードすると、そのドキュメントの内容をAIが分析し、質問に答えたり要約したりしてくれます。2024年から正式サービスが始まりました。
📖 用語解説:NotebookLM(ノートブックエルエム)
Googleが開発したAI搭載のリサーチ・ノートテイキングツール。PDFや文書ファイルをアップロードすると、AIがその内容を理解して質問に答える。「特定のドキュメントに基づいてAIと会話できる」のが特徴。例えば会社の就業規則をアップロードして「有給申請の手順は?」と質問できる。Googleアカウントがあれば無料で使える(2025年時点)。
NotebookLMの主な機能
- ドキュメント分析:PDF・Google Docs・テキスト等をアップロードしてAIが分析
- Q&A機能:アップロードした文書に基づいて質問に回答
- 要約生成:長い文書を自動で要約
- マインドマップ生成:文書の構造をビジュアル化
- Audio Overview:文書内容をポッドキャスト形式の音声に変換(注目機能)
02 情報漏えいリスクの全体像 NotebookLMの情報漏えいリスク:なぜリスクがあるのか
NotebookLMはクラウドサービスです。アップロードしたドキュメントはGoogleのサーバーに送信されます。これがリスクの根本的な原因です。ただし「リスクがある」と「危険なツール」は別の話です。どの程度のリスクがあるのかを正確に理解することが重要です。
📖 用語解説:クラウドサービス
インターネット経由でサーバーのリソース(計算・ストレージ・ソフトウェア)を利用するサービス。Google Drive・Gmail・Notion等もクラウドサービスであり、全てのデータがサーバー上に保存される。NotebookLMにアップロードしたドキュメントもGoogleのサーバーに保存される。「クラウドにデータを置く」こと自体は現代の標準的な働き方であり、適切な管理で安全に使える。
⚠️ 以下のリスクは「NotebookLMが危険なツール」という意味ではありません。Google Drive・Gmail・Slack等のクラウドサービス全般に共通するリスクです。正しい理解のもとで使用することで、リスクを大幅に低減できます。
03 5つのリスクケース NotebookLMの情報漏えいリスク5ケース:具体的な発生シナリオ
NotebookLMで情報漏えいが発生しうる5つのシナリオを解説します。それぞれのリスクレベルと発生確率も合わせて確認してください。
リスク①:機密情報の誤アップロード
最も現実的なリスクは「間違えて機密情報をアップロードしてしまう」ことです。個人情報リスト・未発表の製品計画・顧客の個人情報等を誤ってアップロードすると、それらがGoogleのサーバーに送信されます。後から削除できますが、一時的にはサーバーに存在します。これは「ツールの問題」ではなく「人的ミス」ですが、最も起きやすいリスクです。
リスク②:共有設定のミス
NotebookLMのノートブックを「共有」設定にする際の設定ミスで、意図しない第三者にアクセスされるリスクです。「社内共有のつもりが全体公開になっていた」というケースが実際に発生しています。共有設定を変更する際は、毎回「誰が見られるか」を確認する習慣が必要です。
リスク③:Googleアカウントへの不正アクセス
NotebookLMはGoogleアカウントと紐付いています。Googleアカウントが不正アクセスされると、NotebookLM内のドキュメントも閲覧される可能性があります。弱いパスワード・二段階認証の未設定が主な原因です。
リスク④:Googleによるデータ利用
GoogleはNotebookLMのプライバシーポリシーで、アップロードされたデータをAIの学習に使用しないと明記しています。ただし「Googleが全くデータを見ない」わけではなく、品質向上・安全確保等のためにヒューマンレビューが行われる可能性がある旨が記載されています。完全な機密性が必要なデータにはリスクがあります。
リスク⑤:セッション・クッキーの流出
社内の共有PCやカフェのWi-Fi環境でNotebookLMを使用した場合、ブラウザのセッション情報が漏れてアカウントに不正ログインされるリスクがあります。共有PCでのログイン後の「ログアウト忘れ」も同様のリスクです。
04 実際の情報漏えい事例 AIツール使用時の情報漏えい実際の事例3件
NotebookLM自体の情報漏えい事例は少ないですが、類似のAIクラウドツールでの実際の事例を紹介します。これらはNotebookLMを使う際の参考リスクとして理解してください。
事例①:サムスンのChatGPT情報流出(2023年)
2023年にサムスンの従業員が機密のソースコードをChatGPTに入力し、Googleに知れ渡るリスクが生じた事例です。ChatGPTは入力内容をAI学習に使用する可能性があると利用規約に明記していましたが、従業員がその規約を理解せずに機密情報を入力してしまいました。この事例を受けてサムスンはAIツールの社内利用を一時禁止しました。
事例②:ChatGPTシステムバグによる履歴誤表示(2023年)
2023年にChatGPTのシステムバグにより、一部ユーザーの会話履歴が他のユーザーに表示される問題が発生。OpenAIは即座に修正しましたが「クラウドAIサービスのシステムバグによる意図しない情報開示」が現実に起きることを示した事例です。
事例③:フィッシング詐欺によるアカウント情報流出
Googleアカウントを騙るフィッシングメールをクリックしてパスワードを入力してしまい、Google Drive・Gmail・NotebookLMを含む全サービスへの不正アクセスを許してしまうケースが多発しています。これは「AIツールのリスク」というよりGoogleアカウント管理のリスクですが、NotebookLMにも影響します。
📖 用語解説:フィッシング詐欺
正規のサービス(Google・銀行等)を装ったメールやウェブページで、パスワードやクレジットカード情報等を騙し取る詐欺手法。「メールのリンクからGoogleにログインしたらパスワードが盗まれた」というケースが典型的。対策は「メールのリンクからログインしない」「公式URLを直接入力する」「二段階認証を設定する」の3点。
05 4つの安全対策 NotebookLM情報漏えいを防ぐ4つの対策:すぐ実践できる方法
NotebookLMを安全に使うための4つの対策を紹介します。今日から実践できる具体的な手順です。
アップロードしてOKな情報 vs NGな情報
NotebookLMに何をアップロードすべきか・すべきでないかを明確にしておくことが重要です。
- OK:一般公開されている情報(プレスリリース・公開レポート・書籍等)
- OK:社内公開情報(社内向けマニュアル・就業規則・FAQドキュメント等)
- 要検討:契約書(相手先名・金額が入っているもの)、内部方針文書
- NG:個人情報リスト・顧客情報・未発表の製品計画
- 絶対NG:パスワード・認証情報・金融機関の口座情報
💡 「NotebookLMにアップロードしていいか迷ったら、Googleドライブに保存していいか」で判断してください。Googleドライブに保存してOKなファイルはNotebookLMでも使えます。「Googleドライブには置けない」ファイルはNotebookLMにもアップロードしないでください。
06 安全な活用シーン NotebookLMを安全に使えるシーン・使うべきでないシーンの整理
リスクを理解した上で、NotebookLMが特に力を発揮する安全なユースケースを紹介します。
NotebookLMが安全で有効なシーン
- 公開情報のリサーチ:競合他社の公開レポート・ニュース記事・学術論文の分析
- 社内マニュアルのFAQ化:就業規則・業務マニュアル等の内部文書(個人情報なし)
- 勉強・学習:書籍・技術文書・セミナー資料の要約・Q&A
- プレゼン準備:公開データや自社の一般的な資料の整理・要約
- Audio Overview活用:長い業界レポートを音声で確認したい場面
NotebookLMを使うべきでないシーン
- 顧客の個人情報・取引情報が含まれる書類の分析
- 未発表製品の仕様書・特許申請前の発明内容
- 金融機関・医療機関の高度な守秘義務が求められる情報
- 法律事務所・会計事務所での依頼人関連情報
- 入手ルートが不明な第三者の機密情報
07 プライバシー重視ならClaude Code 機密情報を扱うならNotebookLMよりClaude Codeを選ぶべき理由
機密情報を含む業務での「AIアシスタント活用」を考えている場合、NotebookLMよりClaude Codeの方がプライバシー管理しやすいケースがあります。
Claude Codeがプライバシー面で優れている点
- Anthropicの利用規約では、Claude APIを使ったデータをAIの学習に使用しない(API利用の場合)
- エンタープライズプランではよりデータ保護が強化されている
- ローカル環境でClaude Codeを使えば、機密ファイルをクラウドにアップしない運用も可能
- AIとの会話をファイルに保存せずに処理する設定が可能
ただし「NotebookLMが危険でClaude Codeが安全」という単純な話ではありません。Claude Codeもクラウドに接続して動作します。最も安全なのは「機密情報はAIツールに渡さない」という運用ルールを徹底することです。AIツールは「機密情報を処理するため」ではなく「公開OK情報の効率化」に使うのが基本原則です。GENAIでは、AIツールの安全な活用ルール策定から業務効率化支援まで対応しています。「どこまでAIに任せていいか」を整理したい場合は、無料相談をご活用ください。
📖 用語解説:二段階認証(2FA)
2-Factor Authenticationの略。パスワードに加えて、スマートフォンへのSMSや認証アプリ等の第二の認証を組み合わせたセキュリティ手法。パスワードが盗まれても、スマートフォンを持つ本人でなければログインできないため、不正アクセスを大幅に防げる。GoogleアカウントでNotebookLMを使う際は二段階認証の設定が必須の対策。
よくある質問
Q. NotebookLMにアップロードしたデータはGoogleのAI学習に使われますか?
A. GoogleのNotebookLMプライバシーポリシーでは、アップロードされたデータをAI学習に使用しないと明記しています。ただし品質向上や安全確保のためにGoogleのスタッフがデータを確認する可能性はあります。完全な機密性が必要な情報のアップロードは避けることをお勧めします。
Q. 企業でNotebookLMを使う場合、特別なセキュリティ対策は必要ですか?
A. 企業での利用には、社内のAIツール利用ポリシーに従うことが前提です。最低限の対策として「Googleアカウントの二段階認証設定」「アップロードOKな情報の社内ルール策定」「共有設定の定期確認」を実施してください。IT管理者・情報セキュリティ担当者への事前確認も推奨します。
Q. NotebookLMで作成したノートブックは他のユーザーに見られる可能性はありますか?
A. デフォルトでは自分だけが閲覧できます。「共有」設定をしない限り、他のユーザーに見られることはありません。共有設定を変更した場合は、共有範囲(特定の人・リンクを知っている全員等)を慎重に確認してください。
Q. NotebookLMは無料で使えますか?
A. Google アカウントがあれば基本機能は無料で利用できます(2025年現在)。高度な機能が必要な場合はGoogle One AI PremiumプランやGoogle Workspace for Businessが必要です。
Q. NotebookLMとClaude Codeを両方使う場合の使い分け方は?
A. NotebookLMは「特定のドキュメントについてQ&Aしたい」場合に最適。Audio Overviewで長い資料を音声で確認するのも便利。Claude Codeは「業務を自動化したい」「コードを書いて処理したい」「長文を深く分析・執筆したい」場合に向いています。目的に合わせて使い分けるのが最も効率的です。
08 NotebookLM Plusの企業向け強化 NotebookLM Plus:企業がより安全に使えるプランの詳細
Googleは2024年末にNotebookLM Plusを発表しました。個人の無料版より高いセキュリティ設定で使えるプランで、企業での利用を想定した機能が追加されています。
NotebookLM Plusで変わること
- データの取り扱い強化:組織内のデータがAI学習や改善に使われないオプションが利用可能
- 管理者コンソール:Google Workspace管理者が組織全体のNotebookLM利用状況を管理・制限できる
- 共有設定の組織制限:「組織内のメンバーにのみ共有可能」等の制限をかけられる
- 監査ログ:誰がいつどのドキュメントをアップロードしたか記録・確認できる(Google Workspaceとの連携)
- ノートブック数の拡張:無料版100件→Plus版300件以上
📖 用語解説:Google Workspace(グーグルワークスペース)
GoogleのビジネスSaaSスイート。Gmail・Google Drive・Google Meet・Google Docs等を含む。月額680円〜(Business Starter)から利用でき、管理者コンソールで組織全体のGoogleサービスを管理できる。NotebookLM PlusはGoogle Workspaceとの統合で、組織全体の管理・監査が可能になる。従業員数10人以上の企業でGoogleサービスを使う場合は導入を検討する価値がある。
09 法令・コンプライアンスの観点 GDPR・個人情報保護法の観点からのNotebookLM利用注意点
NotebookLMで顧客の個人情報を含むデータを扱う場合、法令上の問題が生じる可能性があります。特に個人情報保護法・GDPRの観点からの注意点を確認しておきましょう。
個人情報保護法の観点
日本の個人情報保護法では、個人情報を第三者に提供する際に本人の同意または法的根拠が必要です。NotebookLMにアップロードした個人情報は、Googleというサービス提供事業者に送信されます。「第三者提供」に該当するかどうかは業務委託の契約形態等によって異なりますが、顧客の個人情報(名前・メールアドレス・電話番号等)を含むファイルをNotebookLMにアップロードする場合は、法務担当者・個人情報保護管理者に確認することを強くお勧めします。
GDPRの観点(EU圏の顧客がいる場合)
EU圏の顧客データを扱う日本企業はGDPR(一般データ保護規則)の対象になる場合があります。GDPRではデータの処理について明確な法的根拠が必要で、EU域外(日本→米国のGoogleサーバー)へのデータ転送には追加の要件があります。EU圏の顧客データをNotebookLMで扱う場合は、GDPRの専門家に相談してください。
📖 用語解説:GDPR(ジーディーピーアール)
General Data Protection Regulationの略。EU(欧州連合)の個人データ保護規則で、2018年から施行。EU市民のデータを扱う企業には、EU域外の企業も含めて適用される可能性がある。違反した場合は最大2,000万ユーロまたは全世界年間売上高の4%の制裁金が課される。EU圏の顧客がいる場合は無視できない規則。日本の個人情報保護法よりも厳格な規定を含む。
💡 まず確認すべきこと:「会社のGoogleアカウント利用ポリシーにNotebookLMが含まれているか」「個人情報保護方針にクラウドAIサービスへの情報提供についての記述があるか」。不明な場合は情報システム部門または法務に確認してから使い始めてください。
10 AIツールのセキュリティ比較 NotebookLM vs ChatGPT vs Claude:セキュリティ・プライバシー比較
NotebookLM以外の主要AIツールのデータ取り扱いポリシーと比較します。どのツールも「無料版」と「有料/エンタープライズ版」でポリシーが異なる点に注意してください。
データ学習利用ポリシー比較
- NotebookLM(無料版):AI学習への利用なしと明記。ただしヒューマンレビューの可能性あり
- ChatGPT(無料版):デフォルトでは会話がAI学習に使われる(オプトアウト設定で学習除外可)
- ChatGPT(APIまたはTeam以上):学習に使用しない
- Claude(claude.ai 無料版):一部のデータがAI改善に使用される可能性あり(プライバシーポリシー参照)
- Claude(API):学習に使用しない(Anthropicの利用規約に明記)
- Microsoft Copilot(企業向け):Microsoft 365との統合で組織データの学習利用なしのオプションあり
この比較からわかるのは「機密情報を扱う場合は無料版を避け、有料版または企業向けプランを使う」が基本原則ということです。特にChatGPTは無料版だとデフォルトで学習に使われる設定になっているため、注意が必要です。NotebookLMは無料版でも学習利用しないと明記している点では相対的に安心できます。
⚠️ 各ツールのプライバシーポリシーは変更される場合があります。本記事の情報は2025年時点のものです。利用前に各サービスの最新のプライバシーポリシーを確認してください。
11 セキュリティ設定の実践手順 NotebookLMを安全に使うためのGoogleアカウントセキュリティ設定手順
NotebookLMを安全に使うためのGoogleアカウントセキュリティ設定を、スマートフォンからでもできる手順で解説します。
二段階認証アプリの選択肢
- Google Authenticator(無料):Googleが提供。iOS・Androidで利用可能。設定が簡単
- Microsoft Authenticator(無料):Microsoftアカウントと連携したい場合に便利
- Authy(無料):複数デバイスへのバックアップが可能。スマホ紛失時の復元が楽
- SMS認証:最も手軽だが、SIMスワップ攻撃に弱いため最低限の選択肢
💡 パスワードを覚えるのが大変な場合は「パスワードマネージャー」の利用をお勧めします。1Password・Bitwarden等のパスワードマネージャーを使えば、複雑なパスワードを覚える必要がなく、各サービスに異なる強力なパスワードを設定できます。月額数百円の価値は十分あります。
12 業種別・NotebookLM安全利用ガイド 医療・法律・教育・製造業別:NotebookLMを安全に使うためのガイド
業種によってNotebookLMで扱うデータの機密性が大きく異なります。自分の業種に合ったガイドラインを確認してください。
医療・ヘルスケア業界
医療機関では患者の診療情報・個人情報が最重要機密です。患者名・診療内容・検査結果等を含む情報はNotebookLMにアップロードしてはいけません。医療情報に関しては個人情報保護法に加えて、医療機関向けの個別ガイドラインが適用されます。NotebookLMを利用する場合は「患者を特定できない匿名化された情報」のみに限定してください。例えば「糖尿病患者の治療に関する一般的なガイドライン(公開文書)」の学習目的での利用はOKです。
法律事務所・司法書士事務所
弁護士・司法書士は守秘義務があり、依頼人の情報を無断で第三者に提供することは法令違反になります。依頼人の名前・案件内容・証拠書類等を含むファイルをNotebookLMにアップロードすることは原則禁止です。法令・判例・一般的な法律知識(公開情報)の学習・整理目的での利用は問題ありません。案件に関わる情報の処理は、専用の暗号化された法律事務所向けシステムを使用してください。
教育機関・学校
学校では生徒の個人情報・成績情報・保護者情報が個人情報保護法の対象です。生徒の名前・成績・家庭状況等を含む情報はNotebookLMにアップロードできません。教材・授業資料・一般的な教育方針等の情報は活用できます。特に未成年者の個人情報は保護が厳重に求められますので、教育委員会・保護者への説明責任も意識してください。
製造業・エンジニアリング
製造業では設計図・特許申請中の技術情報・製品仕様書が機密情報です。競合他社に漏れた場合の損害が大きいため、未発表の製品設計図・特許出願前の発明内容はNotebookLMにアップロードすることを避けてください。公開済みのカタログ・マニュアル・業界標準規格等の情報は安全に活用できます。研究開発部門では情報管理規定を事前に確認することをお勧めします。
📖 用語解説:守秘義務(秘密保持義務)
職務上知りえた情報を第三者に漏らしてはならない義務。弁護士・医師・税理士・公認会計士等の専門職に法律で課される。一般企業でも雇用契約・NDA等に守秘義務が含まれることが多い。守秘義務の対象となる情報をAIツールにアップロードする際は、そのAIツールへの情報提供が「守秘義務違反に該当しないか」を法律の専門家に確認することが必要。
13 社内AIポリシーの作り方 NotebookLM社内利用ポリシーの作り方:最低限必要な3つの項目
NotebookLMを会社で使う場合、社内ポリシーを明確にすることが重要です。「禁止」するのではなく「どこまで使えるか」を明確にすることで、安全かつ効率的な活用ができます。
- ①アップロード可否ルール:「社外秘」「極秘」「個人情報含む」等のラベルがついたドキュメントはNG。「一般公開済」「社内公開」情報はOK等のルールを明文化する
- ②利用者範囲:「個人Googleアカウントでの利用禁止(業務用Googleアカウントのみ)」「Google Workspaceアカウントでのみ利用可」等を決める
- ③インシデント報告フロー:「機密情報を誤ってアップロードしてしまった場合」の報告先と手順を決める。「発生から1時間以内に情報システム部門へ報告・該当ファイルを即削除」等
ポリシーは「難しいルール集」ではなく「わかりやすい一枚紙」にまとめるのが現場への浸透のコツです。「OK:公開資料・社内マニュアル」「NG:個人情報・未発表情報・契約書」を一覧化したA4一枚のチェックシートを作るだけで、従業員の判断がしやすくなります。
💡 GENAIでは「AI活用推進ポリシー」の策定支援も提供しています。「どこまで使えるか曖昧で困っている」という経営者・情報管理担当者の方は、無料相談をご活用ください。NotebookLM・Claude Code等のAIツールを安全に活用するための実践的なポリシー策定を支援します。
NotebookLMの情報漏えいリスクに関するよくある誤解
NotebookLMについて「危険だから使うな」という極端な意見と「全く問題ない」という楽観論が混在しています。実際はどちらも正確ではありません。正しい認識を持つために、よくある誤解を整理します。
誤解①:「NotebookLMにアップロードしたデータはGoogleが自由に使う」
誤りです。GoogleはNotebookLMのプライバシーポリシーで、アップロードされたデータをAI学習に使用しないと明記しています。ただし、サービスの品質向上・安全性確保のためのデータアクセスの可能性は否定できません。「自由に使う」は間違いですが「完全に見られない」とも言い切れない点が正確な理解です。
誤解②:「NotebookLMは特別に危険なツール」
誤りです。NotebookLMのリスクはGoogle Drive・Gmail・Slack等の他のクラウドサービスと同質のリスクです。既にGmailで機密情報をやり取りしているなら、NotebookLMで同等の情報を扱うリスクはほぼ同じです。「NotebookLMだけが特別に危険」ということはありません。全クラウドサービスに共通のリスク管理が必要です。
誤解③:「個人のGoogleアカウントで使えば会社には関係ない」
誤りです。個人のGoogleアカウントで会社の機密情報を扱うことは、情報管理の観点でより問題があります。会社のデータが従業員の個人アカウントに紐付くと、退職後もそのデータへのアクセスが残る可能性があります。業務データは必ず業務用アカウント(Google Workspace等)で扱うことが原則です。
NotebookLMは正しく使えば業務効率化に大きく貢献するツールです。「リスクがあるから使わない」ではなく「リスクを理解して安全に使う」という判断が、現代のビジネスでは重要です。不安な場合はGENAIにご相談ください。
まとめ:NotebookLMは「正しく使えば安全」なツール
NotebookLMの情報漏えいリスクについて、以下の点を理解した上で安全に活用してください。
- リスクの本質:NotebookLM固有のリスクではなく、全クラウドサービス共通のリスク
- 最大のリスク:ツール自体より人的ミス(誤アップロード・共有設定ミス)が最も多い
- 基本対策:Googleアカウントの二段階認証設定と強力なパスワードが最重要
- アップロード原則:「Googleドライブに置けないものはNotebookLMにもアップロードしない」
- 企業利用:Google Workspaceの組織アカウントを使い、社内ポリシーを明文化する
AIツールを「危険だから使わない」と判断した企業と、「リスクを管理して積極活用する」企業では、今後3〜5年で大きな生産性の差が生まれます。恐れずに、しかし慎重に、AIツールを活用していきましょう。GENAIでは、AI活用の「安全な始め方」から「業務効率化の最大化」まで、無料相談で対応しています。
本記事がNotebookLMを安全に使うための一助になれば幸いです。NotebookLMの機能は今後も拡充が予定されており、セキュリティ面の強化も継続的に行われています。最新のプライバシーポリシーは公式サイト(notebooklm.google)でご確認ください。
Claude Codeで業務自動化を90日で叩き込む
経営者向けの伴走型パーソナルトレーニング
Claude Code を業務に落とし込む
専門研修コース一覧
受講者本人の業務を題材に、「使いこなせる」状態になるまで伴走する研修プログラム。1対1特化型・ハンズオン・法人講座の3コースを展開中。業務特化・実装まで踏み込むタイプのClaude Code研修です。
研修コース一覧を見る →AI鬼管理へのお問い合わせ
この記事を読んで気になった方へ。
AI鬼管理の専門スタッフが、御社に最適な
業務自動化プランを無料でご提案します。




