【2026年9月最新】「及び」「並びに」の違いを徹底解説|契約書・法律文書での正しい使い分けから、Claude Code/Codexで契約書チェックを自動化する方法まで

【2026年9月最新】「及び」「並びに」の違いを徹底解説|契約書・法律文書での正しい使い分けから、Claude Code/Codexで契約書チェックを自動化する方法まで

「契約書のドラフトで『及び』と『並びに』、どちらを使えばいいのか毎回迷う」「顧問先から届いた契約書の接続詞がバラバラで、修正すべきか判断に自信が持てない」——契約書や規程を扱う士業の方、企業の法務・総務担当者が、実務で必ず一度は突き当たる悩みです。

結論から言うと、「及び」は同じレベルの言葉を並べる基本の接続詞、「並びに」は「及び」で結ばれたグループ同士をさらに束ねる、一段上の接続詞です。この2つは対等な言い換えではなく、階層構造を表す道具だという点を押さえれば、迷いはほぼ解消します。「又は」「若しくは」も同じ考え方で整理できます。

この記事では、「及び」「並びに」「又は」「若しくは」の階層構造と使い分けを、契約書・公用文の実例つきで整理したうえで、後半ではこの種の表記統一チェックという「手作業」部分をClaude Code/Codex(AIエージェント)に肩代わりさせ、契約書レビューを無人で回す方法を、弊社サービス「AI鬼管理」(運営: 株式会社GENAI)の実践ノウハウとともに解説します。

✔️「及び」と「並びに」の意味の違いと、階層構造での使い分けルール
✔️「又は」と「若しくは」の使い分け(及び・並びにとは逆方向の階層になる点に注意)
✔️3段階・4段階になる場合の書き方と、括弧を使った可読性の確保方法
✔️契約書・社内規程・公用文での具体的な例文
✔️「かつ」「等」「ないし」など、混同しやすい類似表現との違い
✔️Claude Code/Codexで契約書の表記統一チェック・レビュー業務を自動化する具体的な仕組み
代表菅澤 代表菅澤
「及び」「並びに」の使い分けは、法律や契約書に日常的に触れていないと感覚がつかみにくい代表的なポイントです。ですが実はルールはシンプルで、「階層」という1つの視点さえ持てば誰でも正確に使い分けられます。この記事ではそのルールを整理したうえで、後半でチェック作業そのものをAIに任せる話まで一気に進めます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
まずは「及び」と「並びに」、それぞれ単体の意味から順番に整理していきますね。契約書の読み書きが初めての方でも迷わないように進めます。
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📌 この記事の結論
【2026年9月最新】「及び」「並びに」の違いを徹底解説|契約書・法律文書での正しい使い分けから、Claude Code/Codexで契約書チェックを自動化する方法まで
「及び」「並びに」「又は」「若しくは」の違いと階層構造による使い分けを契約書・公用文の例文つきで整理し、後半ではClaude Code/Codexで契約書の表記チェック・レビュー業務を自動化する方法をAI鬼管理(株式会社GENAI)が解説します。

01 「及び」「並びに」とは何か まずは単体の意味を押さえる。ポイントは「階層」

1-1. 「及び」の意味・使い方

「及び」は、同じレベルにある複数の言葉を並列でつなぐ基本の接続詞です。3つ以上を並べる場合、最後の1つの前だけに「及び」を使い、それ以外は読点(、)でつなぎます。

📚 用語解説

及び:同じ意味レベルの語句を並列でつなぐ法令・契約書用語。2つを並べる場合は「A及びB」、3つ以上を並べる場合は「A、B及びC」のように、最後の接続部分にのみ使い、それ以外は読点でつなぐ。階層構造の中では最も基本となる「下位(小さいまとまり)」の接続詞として使われる。

1-2. 「並びに」の意味・使い方

「並びに」は、「及び」で結ばれた複数のグループを、さらに1段上のレベルで並列につなぐ接続詞です。単体で「AとBを並べる」ために使うことはなく、必ず「及び」とセットで、階層がある場合にのみ登場します。

📚 用語解説

並びに:「及び」で結ばれた語句のまとまり(グループ)同士を、さらに上位のレベルで並列につなぐ法令・契約書用語。例えば「A及びB並びにC及びD」は、「A及びB」というグループと「C及びD」というグループを「並びに」で結んでいる。「並びに」が登場するのは階層が2段階以上ある場合に限られ、階層が1段階しかない文では使われない。

接続詞役割階層
及び同じレベルの語句を並列でつなぐ基本の接続詞下位(小さいまとまり)
並びに「及び」で結ばれたグループ同士をさらに束ねる上位(大きいまとまり)
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「並びに」だけを単独で「AとBを並べたいから使おう」とするのは誤用です。「並びに」は必ず「及び」とセットで、階層があるときにだけ出てくる接続詞だと覚えてください。
代表菅澤 代表菅澤
普段のビジネス文書では「及び」も「並びに」も同じ「と」の感覚で使ってしまいがちですが、契約書ではこの階層の違いが解釈の違いに直結します。次の章で、具体的な階層構造の作り方を見ていきましょう。

02 階層構造で理解する「及び」「並びに」の使い分け 2段階が基本。3段階・4段階になる場合の書き方も押さえる

「及び」「並びに」を正確に使い分ける最短ルートは、文中の要素をグループ分けし、階層図として捉えることです。

2-1. 基本は2段階構造

最も典型的なパターンは、次のような2段階の構造です。

📌 要素をグループに分ける
📊 同じグループ内は「及び」でつなぐ
📈 グループ同士は「並びに」でつなぐ
✅ 「A及びB並びにC及びD」の完成
例文構造
A及びB並びにC及びD「A及びB」グループと「C及びD」グループを「並びに」で結合
A及びB並びにC「A及びB」グループと単独のCを「並びに」で結合

2-2. 3段階・4段階になる場合の書き方

要素が増えて3段階以上の階層が必要になる場合は、最も小さいレベルにだけ「及び」を使い、それより上のレベルはすべて「並びに」で統一します。「及び」を複数回使うのは誤りです。

⚠️ 「及び」は最下層にしか使わない

3段階になったからといって「A及びB並びにC及びD並びにE及びF」のように「並びに」を複数回重ねること自体は正しい使い方ですが、「及び」を2階層目以降でも使ってしまう(例:A及びB及びC並びにD)のは誤用です。「及び」は常に最下層、それより上はすべて「並びに」という原則を崩さないでください。

項目数が多くなり階層が深くなるほど可読性は落ちるため、実務では括弧を併用して構造を視覚的に示す、あるいは定義条項でグループをあらかじめ1つの名称にまとめておくといった工夫が使われます。

💡 括弧で構造を明示する

「(A及びB)並びに(C及びD)」のように括弧でグループを囲むと、法令文体としては簡略化されますが、社内規程や契約書のような実務文書では格段に読みやすくなります。特に階層が3段階以上になる場合は、括弧または箇条書きへの分解を検討してください。

2-3. 契約書での典型例

契約書では、当事者の義務や解除事由を列挙する場面でよく登場します。

✔️「甲は、本契約の解除、損害賠償の請求並びに第三者への通知及び公表を行うことができる」——「通知及び公表」がグループ化され、「解除」「損害賠償の請求」と並びにで結ばれている
✔️「本件商品の品質、数量及び納期並びに代金の支払方法及び支払期日」——「品質・数量・納期」のグループと「支払方法・支払期日」のグループが並びにで結ばれている
代表菅澤 代表菅澤
契約書レビューの現場では、この階層が崩れているだけで「どこまでが1つのまとまりか」の解釈が変わり、後になってトラブルの火種になることがあります。書き手だけでなく、チェックする側にも正確な理解が必要です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
長い契約書を読んでいると、途中で「及び」と「並びに」の対応関係を見失うことがあります。慣れた法務担当者でも、条文が長くなるほど見落としが増えるポイントです。

03 「又は」「若しくは」も"階層"で使い分ける 及び・並びにとは階層の向きが逆になる点に注意

選択(OR)を表す「又は」「若しくは」も、「及び」「並びに」と同じく階層構造で使い分けます。ただし階層の大小関係が逆になる点が最大の注意点です。

📚 用語解説

又は:複数の選択肢の中から1つを選ぶことを表す接続詞。「及び」とは異なり、階層がある場合は最も大きい(上位の)まとまりを結ぶのに使われる。階層が1段階しかない場合は、3つ以上の要素でも「A、B又はC」のように最後の接続にのみ使う。

📚 用語解説

若しくは:「又は」と対になる選択の接続詞で、階層がある場合は小さい(下位の)まとまりを結ぶのに使われる。「及び」における「並びに」とは逆の役割分担になっており、「若しくは」が下位、「又は」が上位という対応関係を混同しやすい。

接続詞グループ下位(小さいまとまり)上位(大きいまとまり)
AND(及び・並びに)及び並びに
OR(又は・若しくは)若しくは又は
⚠️ 「並びに」は上位・「若しくは」は下位。向きが逆

「及び・並びに」では下位が「及び」・上位が「並びに」ですが、「又は・若しくは」では下位が「若しくは」・上位が「又は」と、AND側とOR側で階層の向きに使われる語が入れ替わります。「並びに」と「若しくは」を同じ感覚(=上位)で扱ってしまう誤用が非常に多いため、この対応表は必ず覚えておいてください。

例えば「A若しくはB又はC」は、「A若しくはB」という下位グループと、単独のCを「又は」で結んでいる構造です。「及び」×「又は」が同じ条文に混在するケースもあり、その場合は括弧を併用して構造を明示するのが実務上のセオリーです。

📌 選択肢をグループに分ける
📊 同じグループ内は「若しくは」でつなぐ
📈 グループ同士は「又は」でつなぐ
✅ 「A若しくはB又はC」の完成

「かつ」「等」「ないし」「或いは」との違い

表現意味・ニュアンス
かつ「及び」に近いが、要件の同時充足(追加条件)を強調するニュアンスが強い
列挙した項目が例示であり、他にも該当するものがあることを示す
ないし「AからBまで」という範囲を示す(選択ではなく範囲指定)
或いは(あるいは)「又は」の口語的・柔らかい表現。法令・契約書ではあまり使わない

公用文の書き方としては、法令・契約書などの厳密な文書では漢字表記(及び・並びに・又は・若しくは)、広報文など読みやすさを優先する文書ではひらがな表記(および・ならびに・または・もしくは)を使い分けるのが慣例です。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「かつ」「或いは」のようなくだけた表現を契約書に混ぜてしまうと、法令用語としての厳密さが失われることがあります。文書の性質に応じて、漢字表記とひらがな表記を意識的に使い分けるとよいです。
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04 手作業での表記チェックが限界を迎える瞬間 ルールを理解していても、長い契約書では見落としが必ず発生する

ここまでのルールを正確に理解していても、実際の契約書レビューでは次のような事故が繰り返し発生します。

✔️長い条文の途中で階層を見失う:条文が数十文字を超えると、「及び」と「並びに」の対応関係を目で追い切れなくなる
✔️「並びに」と「若しくは」を同じ階層感覚で誤用する:AND側とOR側で階層の向きが逆であることを見落とす
✔️契約書全体での表記統一漏れ:ある条文は漢字表記、別の条文はひらがな表記と、同一契約書内で表記がバラつく
✔️レビュー担当者ごとの解釈のブレ:同じ条文でも、担当者によって「どこまでが1つのグループか」の読み方が変わる
✔️修正履歴の把握漏れ:何度も修正が入る契約書で、表記の統一ルールが途中から崩れていることに気づかない

こうした事故の多くは、担当者の知識不足ではなく、「長文を隅々まで目視でチェックし続ける」という作業そのものの限界から生まれます。従来はここで「レビュー経験の長いベテランに頼る」のが対策の中心でしたが、既存の契約書ひな形やレビュープロセスを活かしながら、表記チェックという手作業部分だけをAIに肩代わりさせるという新しい選択肢が、2026年現在は現実的になっています。

代表菅澤 代表菅澤
「及び」「並びに」のようなルールは、知っているかどうかより「毎回見落とさずに適用できるか」のほうが実務では重要です。人間の集中力は契約書の後半になるほど落ちるので、機械的なチェックとの相性が非常によい領域です。

05 【核心】Claude Code/Codexで契約書チェックを「無人で回る仕組み」にする 効率化ではなく自動化。トリガーで勝手に走るワークフローに落とし込む

📚 用語解説

Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。ChatGPTのような「質問に答えるAI」と違い、指示を受けてパソコン上のファイル操作・データ集計・文書作成などの作業そのものを実行できる。プログラミング不要で、日本語の指示だけで業務の仕組みを構築できるため、非エンジニアの経営者・バックオフィス担当者の業務自動化ツールとして注目されている。デスクトップアプリで利用可能。

ここからがこの記事の核心です。本記事では以降、操作イメージを弊社が主に使うClaude Codeで説明します(Codexでも同じことができます)。重要なのは、AIに「及び・並びにの意味を教えてもらう」ことではなく、契約書全体の表記チェック・レビューという業務そのものをAIに渡してしまうという発想の転換です。

5-1. 「AIに聞く」と「AIが勝手にやる」は別物

ChatGPTに「この条文の及び・並びには合っていますか」と1文ずつ聞くのは効率化です。人間が作業の主体で、AIは調べ物を速くしてくれるだけ。この使い方では、長文契約書全体の見落としはなくなりません。

一方、Claude Code/Codexで作るのは自動化です。「契約書のドラフトが完成したら、及び・並びに・又は・若しくるの階層整合性と表記統一を自動でチェックし、疑わしい箇所を条文番号つきで報告する」という一連の流れを最初に一度だけ設計しておけば、あとは決まったトリガーで人間が何もしなくても走り続けます。人間の仕事は、最後に上がってきた指摘箇所を確認することだけです。

📄 契約書ドラフトが完成(トリガー)
🤖 条文ごとに接続詞の階層構造を解析
🔍 「並びに」「若しくは」の誤用パターンを検出
📋 契約書全体の表記統一(漢字/ひらがな)を確認
📧 疑わしい箇所を条文番号つきで報告
👤 人は確認して修正するだけ

5-2. Claude Code/Codexに任せられる契約書チェック業務

これまで人間がやっていた作業Claude Code/Codexに任せた後
条文ごとに「及び」「並びに」の対応関係を目視確認接続詞の階層構造を自動解析し、対応関係を可視化
「並びに」「若しくは」の階層の向きを確認及び・並びに(下位→上位)と又は・若しくは(下位→上位)の向きを自動判定
契約書全体で漢字/ひらがな表記が統一されているか確認文書全体をスキャンして表記の不統一箇所を自動抽出
過去バージョンとの差分を目視で比較改訂履歴と現行版を突合し、変更箇所を自動リストアップ
レビュー担当者ごとの指摘のバラつきを調整共通のチェックルールをAIに設定し、指摘基準を統一

この考え方は接続詞の表記チェックに限りません。契約書チェックの自動化や、契約書管理の自動化といった、契約実務全体のワークフローに同じ発想で応用できます。

5-3. 導入は3ステップ(プログラミング不要)

1
現状のレビュー基準をClaude Codeに説明するデスクトップアプリのClaude Codeに、いま使っている契約書ひな形と、自社のレビュー基準(漢字/ひらがなの使い分けルールなど)を日本語で説明します。仕様書は不要で、会話で伝えれば十分です。
2
ワークフローを一緒に設計してもらう「契約書のドラフトが完成したら、及び・並びに・又は・若しくはの整合性と表記統一をチェックして、疑わしい箇所を条文番号つきで教えて」と依頼すると、Claude Codeが解析から報告までの一連の手順を組み立てます。
3
レビュー工程に組み込む設計したワークフローを、契約書のドラフト完成時や修正版の提出時に都度実行できるように設定します。以降はレビューのたびに、自動チェック済みの指摘リストが手元に届く状態になります。

5-4. AI鬼管理(株式会社GENAI)での実践例

AI鬼管理では、この「文書レビュー業務をClaude Codeのワークフローに落とす」やり方を、クライアント企業の実業務で数多く構築してきました。契約書の表記チェックと同じ構造の定型業務——契約書管理台帳の更新、反社チェックの一次スクリーニングなど——をトリガー起動の自動ワークフローに変え、人は「最終確認と例外対応」だけに絞る運用です。ベテラン法務担当者が何時間もかけていたレビューが確認数分程度になる、というのがクライアント企業での典型的な効果です。もちろん、運営元の弊社(株式会社GENAI)自身の契約書管理も、すべて同じ仕組みで回しています。

……と、ここまで読むと「明日からできそうだ」と感じるかもしれません。ただし正直にお伝えすると、Claude Codeを検索しながら独学で契約実務に組み込もうとした会社の多くが、途中で止まります。なぜ止まるのか。次の章で、その「壁」の正体と越え方を説明します。

代表菅澤 代表菅澤
契約書の表記チェックは、金額としては小さな作業に見えますが、見落とし1つが解釈違いや紛争の火種になり得る、リスクの割に評価されにくい業務です。こうした業務ほど、自動化による安心感の向上効果が大きく出ます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
Claude Code自体は月数千円から使えるツールなので、「ツールを買えば解決」に見えるんですよね。でも実際に成果が出るかどうかは、ツールではなく設計と運用で決まります。ここからが本題です。
代表菅澤 代表菅澤
法務・契約まわりの文書は「間違えたら信頼問題や紛争リスクに直結する」領域だからこそ、自動化するなら検証込みで設計する必要があります。次の章で、独学との違いを具体的に説明します。

06 ただし独学には「3つの壁」がある——最短で越える方法 Claude Codeは強力。だからこそ、最初の設計を間違えると危ない

契約書チェックの自動化でつまずくポイントは、ほぼ次の3つに集約されます。

壁1:自社のレビュー基準を「正確に言語化」できない

Claude CodeやCodexは指示されたとおりに正確に働きますが、指示が曖昧なら曖昧なまま自動化されます。「漢字表記とひらがな表記、どちらを基本にするか」「どのレベルの誤用まで指摘すべきか」——本記事で見てきたとおり、契約書の表記ルールは細かい判断の連続です。この言語化を飛ばして作った仕組みは、誤ったチェック結果を毎回自動で量産する装置になります。契約実務だけに、ここが独学の最初で最大の壁です。

壁2:検証のやり方を知らないまま「AIを信じてしまう」

AIの出力は必ず検証が必要です。過去にレビュー済みの契約書と自動チェックの結果を突き合わせる、わざと誤用を仕込んだテスト文書で挙動を確かめる——こうしたテストの型を知らないと、「動いているように見えるが正しいかは誰も知らない」状態で本番運用に入ってしまいます。逆に、検証の型さえ身につければ、レビュー基準が変わってもAIへの指示を直して再検証するだけで追従できます。

壁3:作った本人しか触れない「第二の属人化」

手作業の弱点として「レビュー担当者の頭の中にしか基準がない」問題を挙げましたが、独学のAI自動化は同じ罠にはまりがちです。担当者が一人で作って一人で運用していると、その人の異動・退職と同時に仕組みが止まる。社内の複数人がAIワークフローを読み書きできる状態まで持っていって、初めて「会社の資産」になります。ここは技術ではなく、教育と運用設計の問題です。

独学で導入AI鬼管理(伴走支援)で導入
最初の題材選び手探り。難しい業務から始めて挫折しがち貴社の業務を棚卸しし、成功しやすい定型業務から着手
レビュー基準の言語化自力で仕様を書き起こす(数十時間規模)実際の契約書・過去のレビュー履歴を見ながら一緒に言語化
検証テストの型を知らず「動いたら本番」になりがち過去データ突合・誤用テストまで型として提供
社内定着担当者1人に依存(第二の属人化)研修形式で複数人が扱える状態まで育成
契約実務の先への展開1業務で力尽きるケースが多い契約書管理・反社チェック等へ同じ型で横展開

「AI鬼管理」とは——3〜6ヶ月で自動化を叩き込む伴走型トレーニング

この3つの壁を越えるために弊社(株式会社GENAI)が提供しているのが、AI鬼管理です。Claude Code/Codexをはじめとした最新AIによる業務自動化を、3〜6ヶ月間・オンラインセッション形式で伴走するトレーニングプログラムで、ツールの一般論を教える座学ではありません。受講者が自社の実業務——例えば今お使いの契約書ひな形そのもの——を教材に、実際に動く自動化ワークフローを自分の手で作り切るところまでやります。

✔️無料相談(約1時間):現在の業務を棚卸しし、どの業務から自動化すべきかをその場で診断
✔️オンライン伴走セッション:貴社の実データ・実ファイルを使い、ワークフローの設計から構築までを講師と一緒に進める
✔️90日で「不在でも回る仕組み」を完成:最初の3ヶ月で、社長や担当者が張り付かなくても走る自動化を最低1つ稼働させる
✔️検証と保守の型まで習得:過去データとの突合テスト、基準変更時の直し方など、壁2で挫折しないための技術移転
✔️横展開の設計(4〜6ヶ月目):契約書チェックで作った型を、契約書管理・反社チェック・その他の定型業務へ展開し、社内に定着させる

対象は従業員1名以上の会社の経営層・バックオフィス責任者で、プログラミング経験は問いません。「契約書レビューが特定のベテランに集中している」「表記統一のチェックに毎回時間がかかる」という会社ほど効果が出やすい設計です。

💡 どの業務から自動化すべきか

契約書の表記チェックのように「ルールが明確」「毎回同じ手順で発生」「見落としの影響が大きい(解釈違い・紛争リスク)」業務は、AI自動化との相性が最も良い領域です。自社の業務を「ルールが明確な定型作業」から順に並べて、上から自動化していく——この優先順位付けも、AI鬼管理の初回で必ず一緒に行います。

代表菅澤 代表菅澤
「Claude CodeやCodexがすごい」で終わる記事は世の中にたくさんありますが、すごいツールを買った会社と、契約書レビューが実際に自動で回っている会社の間には大きな溝があります。その溝を最短で渡るための伴走が、AI鬼管理だと思ってください。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「うちの契約書は独自条項が多いから無理では」という質問をよくいただきますが、独自条項が多いほど手作業のチェック負荷が高いので、自動化の効果はむしろ大きくなります。まずは今の契約書ひな形を見せて相談してみてください。
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07 手作業 vs リーガルチェックサービス vs Claude Code/Codex 徹底比較・まとめ 自社の規模と体制に合った契約書チェック業務の「正解」を選ぶ

手作業(目視レビュー)リーガルチェックサービスClaude Code/Codex自動化
初期コストほぼゼロ契約プランにより異なるワークフロー設計のみ(既存ひな形流用可)
月額コストゼロ(ただし人件費が隠れコスト)案件数に応じた従量課金が多いAI利用料のみ(他業務の自動化と共用)
表記統一チェック目視(見落としリスク大)サービスの対応範囲による文書全体を自動スキャンして不統一を検出
自社基準への柔軟性高い(ただし属人化)汎用ルールが中心高い(日本語で仕様変更を指示できる)
契約実務以外への展開できないできない税務・経理・請求書処理等あらゆる定型業務に展開可能

まとめると、判断基準は次のとおりです。

✔️契約書の件数が少なく、レビューに十分な時間を割ける:手作業の目視レビューでも十分。ただし表記ルールは一覧化して明文化する
✔️法的な妥当性そのものを専門家に確認したい:リーガルチェックサービス・弁護士への相談が本命
✔️既存のひな形・レビュー体制を活かしつつ表記チェックの手間とミスをなくしたい/契約実務以外の業務も自動化したい:Claude Code/Codexによるワークフロー自動化が最有力

契約書まわりの実務をより体系的に押さえたい方は、契約書業務のAI自動化 総合ガイドもあわせてご覧ください。契約書作成・管理・反社チェックなど、契約実務全体の自動化の全体像を解説しています。

「及び」「並びに」の使い分けは、覚えてしまえば決して難しいルールではありません。しかし長い契約書を隅々まで見落としなくチェックし続けるのは、人間の集中力だけに頼ると必ず限界が来ます。ルールを理解した上で、チェックという手作業をAIに置き換える——それが2026年時点での現実的な最適解だと、弊社は考えています。

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よくある質問

Q. 「及び」と「並びに」はどちらも同じ意味ですか?

A. いいえ、対等な言い換えではありません。「及び」は同じレベルの語句を並列でつなぐ基本の接続詞で、「並びに」は「及び」で結ばれた複数のグループをさらに1段上のレベルで並列につなぐ接続詞です。「並びに」は必ず「及び」とセットで、階層が2段階以上ある場合にのみ使われます。

Q. 「A及びB及びC」のように「及び」を複数回使ってもよいですか?

A. 同じ階層内であれば誤りではありませんが、正式には3つ以上を並べる場合、最後の1つの前だけに「及び」を使い、それ以外は読点でつなぐのが原則です。「A、B及びC」が正しい書き方で、「A及びB及びC」は法令用語としては冗長な表記になります。

Q. 「又は」と「若しくは」は「及び」「並びに」と同じ階層構造ですか?

A. 階層構造で使い分ける点は同じですが、階層の向きが逆になります。「及び・並びに」では下位が「及び」・上位が「並びに」ですが、「又は・若しくは」では下位が「若しくは」・上位が「又は」です。「並びに」と「若しくは」を同じ「上位」の感覚で扱ってしまう誤用が多いため、注意が必要です。

Q. 契約書ではひらがな表記(および・ならびに)を使ってもよいですか?

A. 使えますが、法令や厳密な契約書では漢字表記(及び・並びに・又は・若しくは)が一般的です。広報文や社内向けの読みやすさを優先する文書では、ひらがな表記(および・ならびに・または・もしくは)が使われる傾向にあります。同一文書内で表記が混在しないよう統一することが重要です。

Q. 「かつ」「等」「ないし」は「及び」「並びに」と同じように使えますか?

A. 意味が異なるため置き換えはできません。「かつ」は「及び」に近い意味を持ちますが、要件の同時充足を強調するニュアンスが強く、「等」は列挙が例示であることを示し、「ないし」は「AからBまで」という範囲を示す表現です。「及び」「並びに」のような並列・階層の接続詞とは役割が異なります。

Q. 長い契約書の「及び」「並びに」の階層をチェックするのに、Claude CodeやCodexは使えますか?

A. 使えます。Claude CodeやCodexは日本語の指示だけで動くAIエージェントで、契約書のドラフト全体を読み込ませ、自社のレビュー基準(漢字/ひらがなの使い分けなど)を説明すれば、接続詞の階層構造の解析や、「並びに」「若しくは」の誤用パターンの検出、表記統一のチェックまでのワークフローをAI側が組み立てます。AI鬼管理のクライアント企業でも、非エンジニアの法務・総務担当者が同様の仕組みを運用しています。

Q. Claude CodeやCodexの導入は独学でも可能ですか?

A. 可能ですが、業務で確実に成果を出すまでには「自社のレビュー基準の言語化」「出力の検証」「社内定着」という3つの壁があり、特に契約書のように解釈違いが紛争リスクに直結する領域では、誤ったチェック結果を自動で量産してしまうリスクに注意が必要です。独学で進める場合は、必ず過去にレビュー済みの契約書との突合検証を挟んでください。最短で確実に立ち上げたい場合は、貴社の実業務を題材に設計から検証・定着まで伴走するAI鬼管理のような支援サービスの活用が近道です。

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監修 最終更新日: 2026年9月5日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。