【2026年9月最新】VBScriptでできることは?特徴・書き方から非推奨化の理由・移行方法まで完全解説

【2026年9月最新】VBScriptでできることは?特徴・書き方から非推奨化の理由・移行方法まで完全解説

「経理部の共有フォルダに、拡張子.vbsのファイルが大量に残っている」「退職した情シス担当が作ったログオンスクリプトが、今も動いているらしい」——こうしたVBScriptにまつわる話は、実は多くの企業で今も現役の課題です。

VBScriptはWindowsに長らく標準搭載されてきたスクリプト言語で、特別な開発環境がなくても手軽に業務自動化スクリプトを書けることから、2000年代を中心に社内ツールとして広く使われてきました。しかし現在、Microsoft自身がVBScriptの非推奨化・段階的な廃止を公式に表明しており、状況は大きく変わりつつあります。

この記事では、VBScriptの特徴・できること・基本的な書き方を整理したうえで、なぜ今VBScriptが非推奨になっているのか社内に残る古いVBScript資産をどう扱うべきかを、非エンジニアの経営者・管理職にも分かる形で解説します。

特に、経理・総務・情シスといったバックオフィス部門では、専任のエンジニアがいないまま「詳しい人が独学で作った便利スクリプト」が長年運用され続けているケースが典型的です。技術的な良し悪しの前に、まず「自社にどんなリスクが眠っているか」を正しく把握することが、この記事を読む一番の価値になるはずです。

代表菅澤 代表菅澤
VBScriptは「もう終わった技術」という印象を持たれがちですが、実際には今もWindows環境の業務自動化で現役稼働しているケースが非常に多い言語です。まずは実態を正しく理解することが重要です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
後半では、「誰が書いたか分からないVBScriptが動き続けている」という状態が、実は経営リスクになり得るという話と、Claude Codeを使った現実的な向き合い方を紹介します。
✔️VBScriptとは何か、どんな特徴を持つスクリプト言語か
✔️VBScriptでできることの具体例(ファイル操作・Excel連携・ログオンスクリプトなど)
✔️基本的な書き方(メッセージ表示・変数・条件分岐・ファイル操作のサンプルコード)
✔️Microsoftが進める非推奨化・廃止の経緯とセキュリティ上の注意点
✔️PowerShell・Pythonへの移行の考え方
✔️社内に残る古いVBScript資産の扱い方とClaude Code活用法
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📌 この記事の結論
【2026年9月最新】VBScriptでできることは?特徴・書き方から非推奨化の理由・移行方法まで完全解説
VBScriptとは何か、できること・基本的な書き方から、Microsoftが進める非推奨化の背景、PowerShell・Python・Claude Codeへの移行の考え方までを完全解説。社内に残る「誰が書いたか分からない」レガシースクリプト問題への向き合い方も紹介します。

01 VBScriptとは Microsoftが開発した、環境構築不要のスクリプト言語

VBScript(正式名称: Visual Basic Scripting Edition)は、Microsoftが1996年に公開した軽量なスクリプト言語です。Visual Basic(VB)やExcel等のマクロ言語であるVBA(Visual Basic for Applications)と似た文法を持ちますが、より簡易な用途向けに設計された言語です。

項目内容
正式名称Visual Basic Scripting Edition
開発元Microsoft
公開年1996年
拡張子.vbs
実行環境Windows Script Host(WSH)/かつてのInternet Explorer/クラシックASP
現在の位置づけMicrosoftが非推奨化を表明、段階的廃止が進行中

📚 用語解説

Windows Script Host(WSH):Windowsに標準搭載されている、VBScriptやJScriptなどのスクリプトを実行するための仕組み。コンソール上で実行する"cscript.exe"と、ダイアログ表示を伴う"wscript.exe"の2種類の実行ホストがある。拡張子.vbsのファイルをダブルクリックするだけでスクリプトが動くのは、このWSHが背後で処理しているため。

VBScript最大の特徴は、専用の開発環境(IDE)やコンパイラが不要な点です。Windowsに標準搭載のメモ帳でコードを書き、拡張子を「.vbs」にして保存するだけで、ダブルクリックひとつで実行できます。この手軽さから、専門のプログラマーでなくても業務自動化の小さなスクリプトを書けるツールとして重宝されてきました。

02 VBScriptでできること ファイル操作からExcel連携、Webページの自動操作まで

VBScriptは軽量な言語ですが、Windowsが提供する各種の機能(COMオブジェクト)を呼び出せるため、実務では幅広い自動化タスクに使われてきました。

用途具体例
ファイル・フォルダ操作フォルダの一括作成・ファイルのコピー/移動/削除・ファイル名の一括変更
Excel/Office連携Excelを起動してマクロを実行、複数ファイルの一括処理
PC操作の自動化メッセージボックスの表示、定型入力の自動化、簡易的なリマインダー
システム管理Active Directoryのログオンスクリプト、Windowsサービスの起動/停止
Webページ操作(レガシー)かつてはInternet Explorer上でのクライアントサイドスクリプトとして使用
クラシックASP(レガシー)サーバーサイドWebアプリのスクリプト言語として使用
💡 「軽量な業務自動化ツール」としての役割

VBScriptが最も活躍してきたのは、大規模なシステム開発というより「情シス担当者や経理担当者が、日々の反復作業を少し楽にするための小さなスクリプト」という役割です。この用途は、現在ではPowerShellやExcelマクロ(VBA)、あるいはClaude Codeによる自動化に置き換わりつつあります。

2-1. VBScriptとJScriptの違い

Windows Script Hostでは、VBScriptと並んでJScript(MicrosoftによるJavaScriptの実装)も実行できます。両者はどちらもWSH上で動作し、できることもほぼ同じですが、文法のベースがVB系かJavaScript系かという違いがあります。

項目VBScriptJScript
文法のベースVisual Basic系JavaScript系
拡張子.vbs.js(WSH用。Web用JavaScriptとは別物)
変数宣言Dim(型はすべてVariant)var(動的型付け。number/string/boolean等はtypeofで判別可能)
主な利用者層Visual Basic経験者・非エンジニアC言語系・JavaScript経験者

現在では、WSH用のJScript自体もVBScriptと同様に利用機会が減っており、Web開発で使われる現代のJavaScript(Node.js等)とは別物として区別して考える必要があります。

代表菅澤 代表菅澤
弊社に寄せられる相談でも「.vbsだけでなく.jsファイルも社内に残っている」というケースをよく見かけます。どちらもWSH経由で動くレガシー資産という点は共通なので、棚卸しの際は両方まとめてチェックすることをおすすめします。

03 VBScriptの基本的な書き方 メッセージ表示・変数・条件分岐・ファイル操作のサンプル

3-1. 最もシンプルな例:メッセージを表示する

' メモ帳で以下を入力し、hello.vbs として保存 → ダブルクリックで実行
MsgBox "Hello, World!"

' シングルクォート(')から行末まではコメント扱い
' MsgBox はダイアログボックスでメッセージを表示する組み込み関数

3-2. 変数の宣言と条件分岐

' VBScriptの変数はすべて Variant型(型を指定しない)
Dim userName
userName = "田中"

Dim age
age = 28

If age >= 20 Then
    MsgBox userName & "さんは成人です"
Else
    MsgBox userName & "さんは未成年です"
End If

' 文字列の連結には "&" を使う。"+"も両辺が文字列なら使えるが、
' 数値と混在すると意図せず計算されてしまうことがあるため "&" が安全

📚 用語解説

Variant型:VBScriptにおける唯一のデータ型。数値・文字列・日付・オブジェクトなど、あらゆる種類の値を1つの型で扱える柔軟な仕組み。C言語やGo言語のように「int型」「string型」と明示的に型を指定する必要がない反面、意図しない型変換によるバグが起きやすいという弱点もある。

3-3. 繰り返し処理(ループ)

' For...Next ループ(1から5まで繰り返す)
Dim i
For i = 1 To 5
    MsgBox "カウント: " & i
Next

' Do While ループ
Dim count
count = 0
Do While count < 3
    MsgBox "count = " & count
    count = count + 1
Loop

3-4. ファイル操作(FileSystemObject)

' FileSystemObject: ファイル・フォルダ操作を行うための代表的なCOMオブジェクト
Dim fso, folder
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

' フォルダが存在しなければ作成
If Not fso.FolderExists("C:\WorkFolder") Then
    fso.CreateFolder("C:\WorkFolder")
End If

' テキストファイルへの書き込み
Dim file
Set file = fso.CreateTextFile("C:\WorkFolder\log.txt", True)
file.WriteLine("処理を実行しました: " & Now())
file.Close

📚 用語解説

CreateObject(COMオブジェクトの生成):VBScriptからWindowsやOfficeアプリの機能を呼び出すための仕組み。CreateObject("Scripting.FileSystemObject")のように文字列でオブジェクトの種類を指定することで、ファイル操作用・Excel操作用など様々な機能を持つオブジェクトを生成できる。この仕組みにより、VBScript単体では実現できない高度な処理も、既存のCOMコンポーネントを呼び出す形で実現していた。

⚠️ 「& _」による行継続に注意

VBScriptでは1行のコードが長くなる場合、行末に半角スペース + アンダースコア( _ )を置くことで次の行に継続できます。このアンダースコアの前のスペースを忘れると構文エラーになる、初心者が引っかかりやすいポイントです。

3-5. Excelを操作する(CreateObjectでOfficeアプリを呼び出す)

' Excelを起動して操作する例
Dim excelApp, workbook, sheet
Set excelApp = CreateObject("Excel.Application")
excelApp.Visible = True  ' True にすると画面上にExcelが表示される

Set workbook = excelApp.Workbooks.Add()
Set sheet = workbook.Sheets(1)

sheet.Cells(1, 1).Value = "商品名"
sheet.Cells(1, 2).Value = "価格"
sheet.Cells(2, 1).Value = "ノートPC"
sheet.Cells(2, 2).Value = 98000

workbook.SaveAs "C:\WorkFolder\report.xlsx"
workbook.Close
excelApp.Quit

このように、VBScriptはOfficeアプリを外部から遠隔操作するようなコードを比較的簡単に書けます。「複数のExcelファイルを一括で開いて特定の値を書き込む」「PDFに一括変換する」といった定型作業の自動化に長らく使われてきた理由のひとつです。

3-6. エラー処理(On Error Resume Next)

On Error Resume Next  ' エラーが発生しても処理を止めずに次の行へ進む

Dim fso
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
fso.DeleteFile("C:\存在しないファイル.txt")

If Err.Number <> 0 Then
    MsgBox "エラーが発生しました: " & Err.Description
    Err.Clear
End If

On Error Goto 0  ' エラー処理を元に戻す(以降は通常通りエラーで停止)

3-7. ユーザー入力を受け取る(InputBox)

Dim userInput
userInput = InputBox("お名前を入力してください", "入力フォーム", "ゲスト")

If userInput = "" Then
    MsgBox "入力がキャンセルされました"
Else
    MsgBox "こんにちは、" & userInput & "さん"
End If

' InputBox(プロンプト文, タイトル, 初期値) の3引数構成
' キャンセルボタンが押されると空文字列が返る

📚 用語解説

On Error Resume Next:VBScriptのエラー処理構文。この行以降、エラーが発生してもプログラムを停止させず、次の行の処理を継続する。他言語のtry-catchのような「エラーの発生箇所を明示的に囲む」構文ではなく、「この行から先は全部エラーを無視する」という粗い制御になるため、エラーの見落としに繋がりやすい点がしばしば指摘される。

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04 なぜVBScriptは非推奨になっているのか Microsoftの公式発表とセキュリティ上の懸念

⚠️ Microsoftが段階的な廃止を公式表明

Microsoftは、VBScriptを段階的に非推奨化し、将来的にWindowsから削除していく方針を公式に発表しています。新規のWindows機能ではデフォルトで無効化される方向に進んでおり、既存のVBScript資産は「いずれ動かなくなる可能性がある」前提での対応が必要です。

4-1. セキュリティ上の懸念

VBScriptが非推奨化される最大の理由はセキュリティリスクです。VBScriptは長年、マルウェア(悪意のあるプログラム)の実行手段として悪用されてきた歴史があります。代表的な例が、2000年に世界中で被害を出したメール添付型ワーム「ILOVEYOU(LOVE LETTERウイルス)」で、これはVBScriptで書かれたマルウェアでした。

こうした背景から、Webブラウザ・メールソフト・Officeアプリの多くが、VBScript(マクロ含む)の自動実行をデフォルトで無効化するようになっています。Internet Explorerも2022年にサポートが終了し、VBScriptがクライアントサイドで動く主要な実行環境が失われました。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
セキュリティの世界では「便利さと危険さは表裏一体」とよく言われますが、VBScriptはその典型例だと思います。誰でも簡単に自動化できる手軽さが、そのまま悪用のしやすさにも直結してしまった技術です。

4-2. 開発生産性の観点からの限界

セキュリティ面だけでなく、Variant型のみで型安全性が低い、モダンな開発ツール(デバッガ・パッケージ管理)が乏しい、非同期処理やオブジェクト指向の高度な機能が限定的、といった言語仕様としての古さも、後継技術への移行が進む理由です。

1996年
VBScript登場
手軽な自動化言語
2000年代
マルウェア悪用
により警戒強まる
2022年〜
IE終了・
非推奨化発表
現在
PowerShell/Python
等への移行推奨
代表菅澤 代表菅澤
「動いているものは触らない」という判断は短期的には合理的に見えますが、非推奨化された技術は、セキュリティパッチが提供されなくなるリスクを常に抱えています。棚卸しだけでも早めに着手する価値があります。

05 PowerShell・Pythonへの移行の考え方 後継言語の選び方と移行の優先順位

VBScriptの後継として現在推奨されているのは、主にPowerShell(Windows管理・自動化に強い)とPython(汎用性が高く学習リソースも豊富)です。

観点PowerShellPython
Windows標準搭載○ Windowsに標準搭載× 別途インストールが必要
得意分野Windowsシステム管理・Office 365連携データ処理・Web・AI・幅広い汎用処理
VBScriptからの移行しやすさ比較的近い(Windows専用機能を直接呼べる)やや距離があるが将来性・汎用性で優位
学習リソースの豊富さWindows管理者向けに充実非常に豊富(世界的に利用者が多い)

社内のログオンスクリプトやファイル操作など、Windows管理に密着した処理はPowerShellへの移行が素直です。一方、データ集計やWebサービス連携など、より汎用的な自動化を見据えるなら、Pythonへの移行も選択肢になります。

💡 全部を一気に移行する必要はない

「動いている古いVBScriptを今すぐ全部書き換える」必要はありません。まずは①現在稼働中のVBScriptの棚卸し、②セキュリティリスクが高いもの・頻繁に修正が必要なものから優先的に移行、という段階的な進め方が現実的です。

5-1. 同じ処理をVBScriptとPowerShellで書き比べる

「フォルダ内のファイル一覧をテキストファイルに書き出す」という同じ処理を、VBScriptとPowerShellで比較してみます。

' VBScript版
Dim fso, folder, file, outFile
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set folder = fso.GetFolder("C:\WorkFolder")
Set outFile = fso.CreateTextFile("C:\WorkFolder\filelist.txt", True)

For Each file In folder.Files
    outFile.WriteLine(file.Name)
Next
outFile.Close

' -----------------------------------------

# PowerShell版(同じ処理)
Get-ChildItem "C:\WorkFolder" -File |
    Select-Object -ExpandProperty Name |
    Out-File "C:\WorkFolder\filelist.txt"

PowerShell版はパイプライン(|)でコマンドを繋げるだけで、VBScript版より大幅に短く書けています。PowerShellはこのように「Windowsのファイル・レジストリ・サービスなどをオブジェクトとして直接操作できる」設計になっており、システム管理タスクにおいてはVBScriptより効率的に書けるケースが多くあります。

📚 用語解説

パイプライン(PowerShell):あるコマンドの実行結果を、そのまま次のコマンドの入力として渡す仕組み。"|"(パイプ)記号で複数のコマンドを繋げて書く。PowerShellではファイルやオブジェクトの情報がテキストではなく構造化されたオブジェクトとしてやり取りされるため、VBScriptで書くと数行かかる処理が1行で完結することが多い。

代表菅澤 代表菅澤
PowerShellへの書き換え自体は、Claude Codeに「このVBScriptと同じ処理をするPowerShellスクリプトを書いて」と頼めばすぐに得られます。難しいのはコードの変換より、「そもそも何のために書かれたスクリプトなのか」を理解する部分です。

06 【独自】社内に残る「誰が書いたか分からない」VBScript問題 属人化した自動化スクリプトが抱える経営リスク

VBScriptに限らず、長年運用されてきた企業では「退職した担当者が作った自動化スクリプトが、中身を誰も理解しないまま動き続けている」というケースが少なくありません。これは技術的負債であると同時に、経営リスクでもあります。

✔️担当者の退職・異動により、スクリプトの中身を理解している人が社内にいなくなる
✔️Windowsのアップデートによって、ある日突然スクリプトが動かなくなるリスク(非推奨化の影響)
✔️セキュリティ監査で「不明なスクリプトが動いている」ことが指摘される
✔️業務の可視化・引き継ぎ資料が存在しないため、改修や停止の判断ができない

こうした状態を放置すると、「動いているから触れない」が「誰も理解していないのでもし止まったら復旧できない」という、より深刻なリスクに変わっていきます。

リスクレベル該当する状態対応の優先度
機密情報(パスワード等)がスクリプト内に直接記述されている即時対応(内容確認・除去)
担当者不在で、スクリプトの存在自体を誰も把握していない早急に棚卸し・影響範囲の確認
担当者は在籍しているが、内容を詳細には把握していない計画的にドキュメント化・移行
担当者が把握しており、影響範囲も限定的通常の運用サイクルの中で順次移行

6-1. Claude Codeでレガシースクリプトを解読・移行する

ここで有効なのが、Claude Codeに古いVBScriptファイルを読ませて、処理内容を日本語で説明させるアプローチです。専門知識がなくても「このスクリプトは何をしているのか」を素早く把握でき、移行計画を立てる土台になります。

やりたいことClaude Codeへの指示例
処理内容の解読「この.vbsファイルの中身を読んで、何をする処理なのか、業務担当者にも分かる言葉で説明して」
PowerShellへの移行「このVBScriptと同じ処理をするPowerShellスクリプトを書いて。動作は変えないこと」
リスク箇所の洗い出し「このVBScriptの中に、パスワードなど機密情報がハードコードされていないか確認して」
ドキュメント化「このスクリプトの処理内容・実行タイミング・依存しているファイルパスを一覧表にまとめて」
Step 1
社内の.vbsファイルを
棚卸しする
Step 2
Claude Codeに
処理内容を解読させる
Step 3
リスクの高い順に
優先度をつける
Step 4
PowerShell/Pythonへ
段階的に移行
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
レガシーコードの解読は、これまで「読める人がいないから諦める」となりがちな作業でした。Claude Codeに読ませれば、非エンジニアでも「このスクリプトは危険か、放置してよいか」を判断する材料が得られます。
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07 【独自データ】GENAI社内でのレガシー資産・自動化の扱い方 Max 20xプランで、古いスクリプトの棚卸しをどう進めているか

弊社(株式会社GENAI)では、Claude Max 20xプラン(月額$200・約30,000円)を契約し、経営・営業・広告・開発・経理・秘書業務まで社内のあらゆる業務にClaude Codeを組み込んでいます。開発領域では、古いコード・スクリプトの解読や、業務スクリプトの新規作成にも日常的にClaude Codeを活用しています。

業務領域主な用途概算の変化(肌感)
開発・情シス既存スクリプト・システムの処理内容の解読、ドキュメント化都度数時間の短縮
経理請求書処理・経費仕訳の自動化スクリプト作成月40時間 → 月5時間(肌感)
秘書業務定型作業の自動化スクリプト作成・運用日2時間 → 日15分(肌感)
⚠️ 数値の注意書き

上記は弊社の肌感ベースの概算であり、業種・業態・担当者のスキルによって変動します。「完全自動化」ではなく、人間によるレビュー・最終確認を前提とした数値です。

弊社の方針として、「新しく自動化スクリプトを作るとき、担当者が退職しても他の誰かが理解できる状態を保つ」ことを重視しています。Claude Codeに処理内容の説明・コメント追加を任せることで、属人化を防ぎながら自動化を進める運用がしやすくなっています。

代表菅澤 代表菅澤
弊社では「AI鬼管理」というサービスで、レガシースクリプトの棚卸しから、Claude Codeを使った業務自動化の再設計まで支援しています。「昔からあるVBScript資産をどうすればいいか分からない」という相談こそ、ぜひお寄せください。

また、移行先の選定自体もClaude Codeへの相談材料になります。「Windows管理に閉じた処理ならPowerShell」「将来的にデータ分析やAI活用まで見据えるならPython」といった判断基準も、業務内容を伝えるだけで整理してもらえます。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「移行しないといけないのは分かっているけど、着手できていない」という会社ほど、まず1本だけ試しにClaude Codeで解読・移行させてみることをおすすめします。思ったよりハードルが低いと感じるはずです。

08 まとめ VBScriptの要点と、今取るべきアクションを振り返る

✔️VBScriptはMicrosoftが1996年に公開した、環境構築不要の軽量スクリプト言語
✔️ファイル操作・Excel連携・ログオンスクリプトなど幅広い業務自動化に使われてきた
✔️変数はすべてVariant型で、シンプルだが型安全性は低い
✔️セキュリティリスクと言語の古さから、Microsoftが段階的な非推奨化を表明している
✔️後継技術はPowerShell(Windows管理向け)またはPython(汎用性重視)
✔️社内に残る古いVBScriptは棚卸し・可視化から着手するのが現実的
✔️Claude Codeに処理内容を解読させることで、非エンジニアでも移行判断がしやすくなる

VBScriptは長年にわたって企業の業務自動化を支えてきた実績のある技術ですが、セキュリティ・保守性の観点から、今は「棚卸しと移行を検討すべきタイミング」にあります。

弊社では、こうしたレガシー資産の棚卸しから、Claude Codeを活用した新しい自動化基盤への移行まで一貫して支援しています。「昔のスクリプトが何をしているか分からない」「情シス担当が退職して困っている」という方は、お気軽にご相談ください。

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VBScriptに限らず、担当者しか分からない古い自動化資産は、いつか必ず引き継ぎの問題に直面します。
AI鬼管理では、レガシー資産の可視化からClaude Codeを使った業務自動化の再設計まで支援しています。

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よくある質問

Q. VBScriptとVBA(Excelマクロ)は同じものですか?

A. 文法は似ていますが別物です。VBAはExcel・Word等のOfficeアプリケーションに組み込まれたマクロ言語で、そのアプリ内でのみ動作します。一方VBScriptはOSレベル(Windows Script Host)で動作する独立したスクリプト言語で、Officeアプリがなくても.vbsファイル単体で実行できます。両者は共通のルーツ(Visual Basic)を持つため文法が似ていますが、実行環境と用途が異なります。

Q. VBScriptは今すぐ使えなくなりますか?

A. 2026年9月時点では、多くのWindows環境でVBScriptは依然として動作します。ただしMicrosoftは非推奨化・段階的な機能削減の方針を明示しており、Windowsの機能更新のたびに既定で無効化される範囲が広がっていく可能性があります。「いつか動かなくなる前提」で計画的に移行を検討することが推奨されます。

Q. 自社にVBScriptが残っているかどうか、どう確認すればいいですか?

A. 社内の共有フォルダ・タスクスケジューラ・Active Directoryのグループポリシー(ログオンスクリプト設定)を確認し、拡張子".vbs"のファイルを検索するのが基本です。Windowsのファイル検索機能で"*.vbs"を検索するだけでも、思わぬ場所に残っているスクリプトが見つかることがあります。

Q. VBScriptで書かれたクラシックASPのWebサイトは今どうなっていますか?

A. クラシックASP自体もマイクロソフトの現行の主力技術ではなく、長期間大きな機能追加がされていないレガシー技術です。現在稼働している場合も、多くは保守フェーズにあり、新規開発では推奨されません。セキュリティ更新の観点からも、モダンな技術への移行が望ましいとされています。

Q. VBScriptの代わりにPowerShellを学ぶ場合、難易度はどれくらい違いますか?

A. PowerShellはVBScriptと比べてコマンドレット(動詞-名詞形式のコマンド)という独自の体系を持ち、最初はとっつきにくく感じることがあります。ただしWindows管理タスクに関しては、VBScriptよりも簡潔に書ける処理が多く、Microsoft公式のドキュメントも充実しているため、目的を絞って学べば習得のハードルはそれほど高くありません。

Q. 古いVBScriptの中身が理解できない場合、Claude Codeにどう頼めばいいですか?

A. 該当の.vbsファイルの中身をそのままClaude Codeに渡し、「このスクリプトが何をしているか、実行タイミングや影響範囲も含めて業務担当者にも分かるように説明して」と依頼するのが基本です。さらに「PowerShellに書き換えて」「機密情報がハードコードされていないか確認して」といった具体的な要望を追加すると、そのまま移行作業に使える情報が得られます。

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監修 最終更新日: 2026年9月10日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。