【2026年10月最新】GPTs / GPT Builderの使い方完全ガイド|非エンジニアでも作れるおすすめ活用術とClaude Codeとの違い

【2026年10月最新】GPTs / GPT Builderの使い方完全ガイド|非エンジニアでも作れるおすすめ活用術とClaude Codeとの違い

「GPTsって聞いたことはあるけど、結局何ができるの?」「自分でも作れるの?」——ChatGPTを日常的に使っている方なら、一度はこの疑問にぶつかったことがあるはずです。

GPTs(GPT Builder機能で作るカスタムGPT)は、プログラミング知識がなくても「自分専用のAIアシスタント」を作れる機能として、2023年の登場以来じわじわと業務活用が広がっています。しかし実際に触ってみると、「作ったはいいが、いまいち業務に定着しない」「結局ChatGPTに毎回同じ指示を書いている」という声も少なくありません。

この記事では、GPTsの基本から具体的な作り方、非エンジニアでもすぐ試せるおすすめ活用事例、そして業務を本格的に自動化したい場合に比較されることが多いClaude Codeとの違いまで、株式会社GENAIが実際にAIツールを業務に組み込んできた経験をもとに整理します。

代表菅澤 代表菅澤
結論から言うと、GPTsは「ChatGPTの延長線上で、よく使う指示をテンプレ化する」機能です。一方で、ファイルを横断して編集したり、複数ステップの業務をまるごと任せたいなら、Claude Codeのような自律型エージェントの出番になります。この記事では両方の役割をはっきり切り分けて説明します。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
GPTsは「作って終わり」ではなく「育てて使う」ものです。今日は作り方だけでなく、作ったあとに業務にどう定着させるかまで含めてお伝えします。

この記事を最後まで読むと、次の7つが明確になります。

✔️GPTsの基本概念と、何ができて何ができないのか
✔️GPT BuilderでのカスタムGPT作成手順(5ステップ)
✔️業務で使えるおすすめ活用事例10選(非エンジニア向け)
✔️GPTsの利用料金とプラン別の制限
✔️GPTsを業務導入して見えてきた限界(独自の気づき)
✔️GPTsとClaude Codeの違いと使い分けの考え方
✔️GENAI社内でのAIツール使い分けの実例
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📌 この記事の結論
【2026年10月最新】GPTs / GPT Builderの使い方完全ガイド|非エンジニアでも作れるおすすめ活用術とClaude Codeとの違い
ChatGPTの「GPTs」の使い方・作り方をゼロから解説。非エンジニア向けのおすすめ活用事例から、業務自動化で比較されがちなClaude Codeとの違いまで、GENAIの実運用データをもとに整理します。

01 GPTsとは何か|ChatGPTの中にある「自分専用AI」 会話を重ねずに済む、あらかじめ設定済みのAIアシスタント

GPTs(ジーピーティーズ)は、OpenAIが2023年に公開した機能で、ChatGPT上で自分専用にカスタマイズしたAIアシスタントを、プログラミングなしで作成できる仕組みです。「GPT Builder」と呼ばれる対話形式の作成画面を使い、名前・役割・口調・参照資料・連携機能などをあらかじめ設定しておくことで、毎回同じ前提説明をしなくても目的の回答がすぐ得られるようになります。

📚 用語解説

GPTs(カスタムGPT):ChatGPTの標準モデルに、特定の役割・知識・振る舞いのルールをあらかじめ設定した「専用版AI」のこと。例えば「経費精算の相談役」「ブログ構成の壁打ち役」など、用途ごとに作成して使い分けられます。

GPTsが登場する前は、毎回「あなたは◯◯の専門家です。以下のルールに従って回答してください」という前提をチャットの冒頭で入力する必要がありました。GPTsはこの前提部分をあらかじめ保存しておける機能、とイメージすると分かりやすいです。

1-1. GPTsでできること

✔️役割・口調・回答フォーマットをあらかじめ固定できる(毎回同じ指示を書かなくて済む)
✔️参照させたい資料(PDF・Word・テキストなど)をアップロードして、専用知識を持たせられる
✔️外部サービスと連携するAction機能(APIを呼び出して天気や社内データを取得するなど)
✔️作成したGPTsをリンク1つで社内外の人に共有できる
✔️GPT Store(カスタムGPTのストア)で公開し、他のユーザーに使ってもらうこともできる

1-2. GPTsでできないこと

一方で、GPTsには明確な限界もあります。GPTsはあくまで「会話の中で完結するアシスタント」であり、以下のような操作は想定されていません。

✔️パソコン上のファイルを自律的に探し出して編集する(ユーザーが都度アップロードする必要がある)
✔️複数のアプリケーションをまたいで、連続した業務プロセスを自動実行する
✔️ターミナルやコマンドを実行して、実際にシステムに変更を加える
✔️長時間(数時間〜数日)かかるタスクを裏側で継続的に処理する
💡 まず押さえておきたい位置づけ

GPTsは「よく使う指示のテンプレート化」と捉えるのが一番正確です。複雑な業務プロセスを丸ごと自動化したい場合は、後述するClaude Codeのような自律型エージェントの領域になります。

02 GPT Builderでの作り方|5ステップで完成する プログラミング知識ゼロでも、会話するだけで専用AIが作れる

GPTsの作成は、ChatGPT Plus以上のプランであれば誰でもすぐに試せます。実際の手順を5ステップで見ていきましょう。

Step 1
「GPTを探す」から
「作成する」を選択
→
Step 2
GPT Builderと
対話して役割を設定
→
Step 3
資料・画像を
アップロードして知識付与
→
Step 4
テスト会話で
挙動を確認・微調整
→
Step 5
公開範囲を設定して
保存・共有

2-1. Step 1〜2:GPT Builderで役割を設定する

ChatGPTの左メニューから「GPTを探す」→「作成する」を選ぶと、GPT Builderの画面が開きます。ここでは、作りたいAIの役割を日本語の会話で伝えるだけで設定が進みます。例えば「社内の経費精算ルールに詳しい相談役を作りたい。質問にはですます調で、必ず根拠となる規定名を添えて回答して」と伝えると、GPT Builderがその内容を反映した設定を自動生成してくれます。

📚 用語解説

GPT Builder:GPTsを作成するための対話型インターフェース。「Create(作成)」タブで会話しながら設定し、「Configure(設定)」タブで名前・説明文・指示文・会話の例などを直接編集できます。

2-2. Step 3:資料をアップロードして専用知識を持たせる

GPT Builderの「Configure」タブには「Knowledge(知識)」という項目があり、ここにPDFやWord、Excelなどのファイルをアップロードできます。例えば就業規則、商品カタログ、過去の提案書テンプレートなどをアップロードしておくと、そのGPTsは常にその内容を踏まえた回答を返すようになります。

⚠️ アップロードするファイルの注意点

社外秘の情報や個人情報を含む資料をアップロードする場合は、GPTsの公開範囲設定(自分のみ/リンクを知る人のみ/社内のみ/GPT Store公開)を必ず確認してください。公開範囲を誤ると、意図せず社外に情報が漏れるリスクがあります。

2-3. Step 4〜5:テストして保存・共有する

設定が終わったら、画面右側のプレビューで実際に会話をしてテストします。想定どおりの回答が返らない場合は、指示文を「もっと簡潔に」「専門用語は使わないで」のように追加で伝えることで、GPT Builderが設定を調整してくれます。最後に公開範囲を選んで保存すれば完成です。

初めて作るなら「業務の相談役」から

最初のGPTsは、壮大な自動化を狙わず、「よく聞かれる質問に答える相談役」程度から始めるのがおすすめです。例えば「新入社員からのよくある質問に答えるGPTs」など、失敗しても影響が小さいテーマが最適です。

03 業務で使えるおすすめGPTs活用事例10選 非エンジニアの経営者・管理職がすぐ試せる実用例

ここからは、実際に業務で役立つGPTsの活用アイデアを10個紹介します。いずれもGPT Builderで「役割」と「参照資料」を設定するだけで実現できる、非エンジニア向けの事例です。

用途設定する役割の例効果
社内規定の相談役就業規則・経費規定をアップロードし質問対応総務への問い合わせ件数を削減
議事録の整形役会議メモを渡すとフォーマット統一した議事録に変換議事録作成の手戻りを削減
営業トークの壁打ち役商品カタログ+過去の提案書を学習させる提案資料の初稿作成を高速化
ブログ構成の壁打ち役過去記事のトンマナ・見出しルールを設定構成案のブレを削減
カスタマーサポートFAQ役よくある質問と回答集をアップロード一次対応の自動化
求人票の下書き役過去の求人票・評価基準を学習させる採用担当の文章作成時間を削減
契約書チェックの壁打ち役社内の契約書フォーマットを学習させる抜け漏れの一次チェック
プレスリリース下書き役過去のリリース文・トンマナを学習させる広報業務の初稿作成を高速化
新入社員向けオンボーディング役マニュアル・FAQをアップロード教育担当者の負担を軽減
会議前のアジェンダ整理役過去の議事録・プロジェクト資料を学習させる会議準備の時間を削減
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
共通しているのは「すでに社内にある文書を読み込ませて、同じトーンで文章を量産させる」という使い方です。ゼロから何かを考えさせるより、既存資料の延長で使う方がGPTsは安定します。

3-1. 特に効果が出やすいのは「繰り返し質問される業務」

上記の事例に共通するのは、どれも「同じような質問が繰り返し発生する業務」だという点です。総務への問い合わせ、新入社員からの質問、営業資料のたたき台作成など、パターン化できる業務ほどGPTsの効果が出やすくなります。

💡 最初に選ぶべき業務の見分け方

「月に5回以上、同じような質問や作業が発生しているか」を基準に選ぶと失敗しにくいです。頻度が低い業務にGPTsを作っても、メンテナンスの手間がかかるだけで元が取れないケースが多いためです。

3-2. GPTs活用でよくある落とし穴

GPTsを作成する際、非エンジニアの方が特に陥りやすい落とし穴が2つあります。1つ目は「指示文を欲張りすぎる」ことです。「経費精算にも、議事録作成にも、営業資料のチェックにも使える万能アシスタントを作りたい」と1つのGPTsに複数の役割を詰め込むと、どの役割に対しても中途半端な回答しか返らなくなります。

2つ目は「作成した後のフィードバックを反映しない」ことです。GPT Builderでの設定は一度作って終わりではなく、実際に使ってみて「この答え方は違う」「もっとこういう形式で出してほしい」というフィードバックを都度指示文に反映していくことで、初めて実用レベルの精度に育ちます。作りっぱなしのGPTsが使われなくなる最大の理由は、この育成プロセスが抜け落ちていることにあります。

✔️1つのGPTsには1つの役割だけを持たせる(欲張らない)
✔️作成後も最低2週間は実際に使い、違和感があれば指示文を都度修正する
✔️参照資料は定期的に(最低でも四半期に1回)見直して差し替える
代表菅澤 代表菅澤
GPTsに限らずAIツール全般に言えることですが、「最初から完璧なものを作ろう」とすると挫折しやすいです。7割の精度で一旦使い始めて、実際のフィードバックで育てていく方が、結果的に早く実用レベルに到達します。
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04 GPTsの利用料金とプラン別の制限 無料では使えない、Plus以上が前提の機能

GPTsの作成・利用には、ChatGPTの有料プランが必要です。2026年現在のプラン体系を整理します。

プラン月額料金GPTs利用特徴
Free$0利用不可(一部の公開GPTsのみ試用可)作成・本格利用は不可
Plus$20 (約3,000円)作成・利用ともに可能個人のメイン利用に最適
Pro$200 (約30,000円)作成・利用ともに可能、上限大幅緩和重いタスクを頻繁に回す人向け
Team$25〜$30/人作成・利用ともに可能、組織内共有機能あり5名以上のチーム向け
Enterprise要問合せ全機能+管理者向け統制機能大企業・ガバナンス要件向け

📚 用語解説

GPT Store:ユーザーが作成したGPTsを公開・検索できるストア機能。人気のGPTsにはランキングが表示され、他のユーザーが作ったGPTsをそのまま利用することもできます。一部のクリエイターには収益化プログラムも提供されています。

📚 用語解説

Action(アクション)機能:GPT Builderの設定項目の一つで、外部のAPIを呼び出して、天気予報・社内システムのデータ・自社サービスの情報などを取得できるようにする機能。設定にはAPIの仕様書(スキーマ)の用意が必要なため、GPTsの機能の中では唯一、ある程度の技術知識が求められる部分です。

Action機能を使いこなせば、GPTsでも外部データとの連携はある程度可能になります。ただし、API仕様書の作成や認証設定には技術的なハードルがあり、「非エンジニアが自力で設定する」には向きません。多くの現場では、この部分だけエンジニアに依頼するか、Action機能を使わない範囲でGPTsを運用するケースが大半です。

なお、GPTsの作成自体に追加料金はかかりません。Plus以上のプランで契約していれば、何個でも無料でGPTsを作成できます。ただし、使えば使うほど通常のChatGPT利用枠を消費する点には注意が必要です。GPTsだけの別枠が用意されているわけではありません。

⚠️ 利用上限に関する注意

Plusプランの場合、GPT-5 Thinkingなど高性能モデルを使うGPTsは、3時間あたりの利用回数制限に引っかかりやすい傾向があります。業務で頻繁に使う場合は、Proプランへのアップグレードも検討してください。

05 【独自】GPTsを業務導入して分かった3つの限界 「作って終わり」で定着しない理由

GPTsは便利な機能ですが、実際に業務へ組み込もうとすると、いくつかの壁にぶつかります。ここでは、AIツールの業務導入支援を行う中で見えてきた3つの限界を紹介します。

5-1. 【限界1】ファイルを「渡す」必要がある(自律的に探しに行けない)

GPTsは、事前にアップロードした資料は参照できますが、「最新の請求書フォルダを見て」「今月の売上データを確認して」のように、都度リアルタイムでファイルを探しに行くことはできません。毎回ユーザーがファイルをアップロードし直す必要があり、ここが業務フローの中での摩擦になりやすいポイントです。

5-2. 【限界2】複数ステップの業務を「連続実行」できない

「このExcelを整形して」→「整形した内容でメール下書きを作って」→「送信予約を設定して」のような、複数ステップにまたがる一連の業務を一度の指示で最後まで任せることはできません。GPTsはあくまで1つの会話ターンごとに応答する設計のため、連続した業務プロセスの自動化には不向きです。

5-3. 【限界3】メンテナンスし続けないと精度が落ちる

アップロードした資料が古くなると、GPTsの回答も古い情報のまま止まります。例えば就業規則を改定したのにGPTsの知識ファイルを更新し忘れると、誤った回答を返し続けることになります。GPTsは「作ったら終わり」ではなく、定期的な知識更新が前提の仕組みだと理解しておく必要があります。

⚠️ 導入でよくある失敗パターン

「とりあえずGPTsを作ってみたが、1ヶ月後には誰も使っていない」というケースの大半は、この3つの限界を認識せずに作ってしまったことが原因です。特に「複数ステップの自動化」を期待して作ると、期待値とのギャップで使われなくなりがちです。

代表菅澤 代表菅澤
GPTsは「よく聞かれる質問に即答できる相談役」としては非常に優秀です。ただ、「業務プロセスをまるごと巻き取ってほしい」というニーズには、そもそも設計思想が違います。ここを混同すると「GPTsは使えない」という誤った評価につながってしまいます。

06 【比較】GPTs vs Claude Code ── 何が違うのか 「会話の中で完結するAI」と「業務を自律的に実行するAI」の違い

前章で紹介した3つの限界は、実はClaude Code(Anthropicが提供する自律型AIエージェント)であれば解決できるケースが多くあります。ここでは、GPTsとClaude Codeを同じ土俵で比較していきます。

📚 用語解説

Claude Code:Anthropicが提供する自律型AIエージェント。ターミナルだけでなくデスクトップアプリからも使え、ファイルを自分で探して読み込み、複数ステップの作業を連続して実行できます。ChatGPTのようなチャット単体の応答ではなく、「目的を伝えると、そこに向かって自分で計画を立てて動く」のが特徴です。

比較軸GPTs(GPT Builder)Claude Code
基本の動き方会話の中で、渡された情報をもとに応答目的を伝えると自律的に計画・実行する
ファイルアクセス都度手動でアップロードが必要フォルダ内のファイルを自分で探して読み書きできる
複数ステップの連続実行不可(1ターンごとの応答が基本)可能(複数ファイルの編集や処理を連続実行)
知識の更新手動で資料を再アップロードする必要あり都度最新のファイル・データを直接参照できる
料金(個人利用の目安)Plus 月$20〜Pro 月$20〜 / Max 月$100〜$200
向いている用途繰り返し質問される業務の一次対応業務プロセス全体の自動化・横断的な作業
🏆
VERDICT
Claude Code に軍配
「質問に答えるAI」ならGPTs、「業務を巻き取るAI」ならClaude Codeが優位。目的が違うため優劣ではなく住み分けが正解。

6-1. GPTsが向いているケース

✔️社内外からの定型的な質問に、いつでも即答できる窓口が欲しい
✔️プログラミング知識のあるメンバーがおらず、最初の一歩を最も手軽に試したい
✔️公開してGPT Storeで広く使ってもらいたい(社外向けのサービス化も視野)
✔️1回の会話で完結する範囲の業務(文章の壁打ち、資料のたたき台作成など)

6-2. Claude Codeが向いているケース

✔️複数のファイルを横断して、まとめて編集・整形したい(例:請求書フォルダ全体のチェック)
✔️メール確認→下書き作成→カレンダー確認→資料生成、のように複数ステップの業務を一括で任せたい
✔️WordPressやスプレッドシートなど、実際のシステムに変更を加える作業まで任せたい
✔️経営・営業・経理・広告など、複数部署の業務を横断的にAIへ寄せていきたい
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
GPTsで作った「相談役」が便利だと感じたら、次のステップとして「その相談役が持っている知識をもとに、実際の作業まで任せられないか」を考えてみてください。そこで登場するのがClaude Codeという整理をすると分かりやすいです。

6-2b. 移行のイメージ図

GPTsからClaude Codeへ段階的に移行する流れを図にすると、以下のようになります。業務の「相談」から「実行」へと、任せる範囲を少しずつ広げていくイメージです。

相談
GPTsで質問に
答えてもらう
→
たたき台
GPTsで文章・
資料の初稿を作る
→
一部実行
Claude Codeで
1つのファイルを処理
→
業務全体を移管
Claude Codeで
複数ステップを自動化

この図のポイントは、いきなり右端(業務全体の自動化)を目指さないことです。左から順に試していくことで、「このAIに何を任せられるか」の感覚が掴め、失敗のリスクを抑えながら導入を進められます。

6-3. 【料金面の補足】思ったより価格帯は近い

「Claude Codeは高そう」というイメージを持たれがちですが、実は個人利用の入口であるProプラン(月$20)は、ChatGPT Plus(月$20)とほぼ同額です。「GPTsで物足りなくなってきたら、まずは同じ価格帯のClaude Code Proプランを試してみる」という移行がしやすい価格設計になっています。

💡 移行を検討するタイミングの目安

「GPTsに毎回同じファイルをアップロードし直している」「GPTsの回答をもとに、結局自分で複数の作業を手動でつなげている」と感じ始めたら、Claude Codeへの移行を検討するサインです。

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07 【独自データ】GENAI社内でのAI活用の使い分け GPTs的な使い方とClaude Codeを、実際どう使い分けているか

弊社(株式会社GENAI)では、ChatGPTのカスタムGPT的な使い方と、Claude Codeによる業務自動化を役割分担させて運用しています。実際の使い分けを公開します。

項目内容
Claude Code契約プランMax 20x(月$200 / 約30,000円)
利用開始2025年後半〜
導入範囲経営・営業・広告・開発・経理・秘書業務・個人業務まで全社
GPTs的な使い方の位置づけ一次対応・壁打ち(社内FAQ・文章のたたき台)
Claude Codeの位置づけ実際の業務プロセスの自動実行(資料生成〜WP投稿まで)

弊社の業務領域別の削減時間(肌感ベース)は以下の通りです。いずれも「相談・たたき台作成」ではなく、「実際の作業そのもの」をClaude Codeに任せた結果の数値です。

業務領域主な用途概算削減時間
営業提案書・見積・顧客別資料の自動生成週20時間 → 週2時間
広告運用週次レポート・CPA分析・配信調整週10時間 → 週1時間
ブログ記事SEO記事執筆・リライト・内部リンク最適化1本8時間 → 1本1時間
経理請求書チェック・経費仕訳・Freee連携月40時間 → 月5時間
秘書業務日報生成・議事録・スケジュール調整日2時間 → 日15分
⚠️ 数値の注意書き

上記は弊社の肌感ベースの数値であり、業種・業態・担当者のスキルによって削減時間は変動します。あくまで参考情報としてご覧ください。

この使い分けから分かるのは、「GPTs的な使い方」と「Claude Code」は競合する選択肢ではなく、業務の深さに応じた段階だということです。弊社でも、まず軽い相談ベースの使い方から始め、効果が見えた業務から順にClaude Codeでの自動実行に移していくという流れを辿っています。

代表菅澤 代表菅澤
「ChatGPTで十分」「Claude Codeは難しそう」と感じている方も多いと思いますが、実際はGPTsの延長線上にClaude Codeがあるとイメージしてもらえれば、導入のハードルはぐっと下がります。

7-1. 使い分けを判断する簡単な基準

弊社で実際に新しい業務をAIに任せるかどうかを判断する際は、以下のようなシンプルな問いかけをしています。「この業務は、1回の回答で完結するか、それとも複数の作業をまたぐか」。前者であればGPTs的なチャット活用、後者であればClaude Codeでの自動実行を検討する、という単純な切り分けです。

例えば「この議事録メモを整形して」は1回で完結するため前者です。一方「先週の議事録を集めて、タスク一覧を作り、担当者別にSlackで通知する」は複数ステップにまたがるため後者に分類されます。この判断基準を社内で共有しておくだけで、「どのツールを使えばいいか分からない」という迷いがかなり減ります。

08 目的別・結局どちらを選ぶべきか早見表 自分の状況に一番近い行を探してください

あなたの状況おすすめ月額の目安補足
まずAI活用を試したい非エンジニアGPTs(Plus)$20チャット感覚で始められる入口として最適
社内FAQ・一次対応を自動化したいGPTs(Plus/Team)$20〜$30/人既存資料を学習させるだけで効果が出やすい
複数ファイルを横断して処理したいClaude Code(Pro)$20ファイルの自律的な読み書きが必要な場合
複数ステップの業務を丸ごと任せたいClaude Code(Max)$100〜$200営業・経理・広告など業務全体の自動化向け
両方を役割分担して使いたいGPTs+Claude Code併用$40〜$220弊社GENAIもこの運用、段階的に移行しやすい

09 まとめ ── GPTsは入口、業務を回すのはその先 どちらが優れているかではなく、業務の深さで使い分ける

この記事では、GPTsの基本から作り方、業務で使えるおすすめ活用事例、料金、導入して見えてきた限界、そしてClaude Codeとの比較までを整理しました。最後にポイントを振り返ります。

✔️GPTsは「よく使う指示をテンプレート化する」機能で、ChatGPT Plus以上で利用できる
✔️GPT Builderでは会話するだけで役割・知識・口調を設定でき、プログラミング知識は不要
✔️繰り返し質問される定型業務の一次対応に、GPTsは特に効果を発揮する
✔️一方で、ファイルの自律的な読み書きや複数ステップの連続実行はGPTsの守備範囲外
✔️その領域をカバーするのがClaude Codeのような自律型AIエージェント
✔️弊社GENAIでは「GPTs的な相談役→Claude Codeでの自動実行」という段階で使い分けている
✔️価格帯は近いため、物足りなさを感じたら同価格帯のClaude Code Proから試すのが移行しやすい

最も重要なメッセージは、「GPTsかClaude Codeか」は対立する選択肢ではないということです。GPTsで業務の輪郭をつかみ、効果が見えた業務からClaude Codeでの自動実行に広げていく——この段階的なアプローチが、非エンジニアでもAI活用を定着させる最短ルートです。

代表菅澤 代表菅澤
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よくある質問

Q. GPTsは無料プランでも作れますか?

A. いいえ、GPTsの作成にはChatGPT Plus以上のプランが必要です。無料プランでは、他のユーザーが公開しているGPTsの一部を試用できる程度に限られます。

Q. GPT Storeで公開したGPTsで収益化はできますか?

A. 一部のクリエイターには、利用状況に応じた収益化プログラムが提供されています。ただし対象条件や報酬体系は変更される可能性があるため、最新情報はOpenAIの公式発表を確認することをおすすめします。

Q. GPTsにアップロードした社内資料は外部に漏れませんか?

A. 公開範囲を「自分のみ」に設定していれば、アップロードした資料が外部に公開されることはありません。ただし「リンクを知る人のみ」や「GPT Store公開」に設定すると、設定次第で第三者がGPTsを通じて資料の内容に触れられる可能性があるため、公開範囲の設定は必ず確認してください。

Q. GPTsとClaude Codeは両方契約する必要がありますか?

A. 必須ではありません。まずはGPTs(ChatGPT Plus)で軽い用途を試し、「複数ファイルの処理」「複数ステップの自動化」が必要になった段階でClaude Codeを追加検討する、という順番が多くの企業にとって無理のない移行ルートです。

Q. Claude CodeにもGPTsのような「カスタムAI」を作る機能はありますか?

A. Claude Code自体は会話の前提を記録する仕組み(プロジェクトごとの設定ファイルなど)を持っており、GPTsに近い「役割の固定」はできます。ただし思想としては、固定の役割を作るより「目的を都度伝えて自律的に実行させる」使い方が中心になります。

Q. 非エンジニアでもClaude Codeは使えますか?

A. 使えます。2026年以降はデスクトップアプリから、ターミナル操作なしでチャット形式のまま業務自動化を指示できるようになっています。GPTsを使ったことがある方であれば、違和感なく移行できる操作感です。

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監修 最終更新日: 2026年10月19日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。