【2026年8月最新】SUMIFS関数の使い方|経理の集計業務を効率化する構文・実例からClaude Code/Codexで月次集計レポートを自動化する方法まで徹底解説
「取引先別・月別に売上を集計したいけれど、SUMIF関数だと条件が1つしか指定できず困っている」——経理担当者や、その相談を受ける税理士・会計事務所のスタッフであれば、一度は突き当たる悩みです。
結論から言うと、複数条件で集計したいならSUMIFS関数一択です。「取引先が◯◯で、かつ月が◯月の売上合計」のような複合条件の集計を、複雑な数式を組まずに1つの関数で処理できます。ただし構文を覚えるだけでは、範囲の指定ミスや絶対参照の付け忘れといったエラーに悩まされることも少なくありません。
この記事では、SUMIFS関数の基本構文・SUMIF関数との違い・経理業務での活用例を実務目線で整理したうえで、後半ではExcelでの集計作業そのものをClaude Code/Codex(AIエージェント)に肩代わりさせ、月次レポートの作成まで無人で回す方法を、弊社サービス「AI鬼管理」(運営: 株式会社GENAI)の実践ノウハウとともに解説します。
01 BASIC SYNTAX SUMIFS関数とは(基本構文) 複数条件を指定して合計を求めるExcelの集計関数
📚 用語解説
SUMIFS関数:指定した複数の条件をすべて満たす行の値を合計するExcel関数。「合計対象範囲」に加えて「条件範囲」と「条件」のペアを複数指定できるため、「取引先が◯◯で、かつ月が◯月」のような複合条件の集計を1つの関数で処理できる。
SUMIFS関数の基本構文は次のとおりです。
| 引数の数 | 構文例 |
|---|---|
| 単一条件 | =SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲1, 条件1) |
| 複数条件 | =SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2) |
引数は「合計対象範囲」を除くと「条件範囲」と「条件」がペアで増えていく形になっており、最低3個・以降は奇数個ずつ指定するという構造になっています。条件のペアはいくつでも追加でき、条件を増やすほど絞り込みが厳密になります。
02 SUMIF VS SUMIFS SUMIF関数との違い(単一条件 vs 複数条件) どちらを使うべきかは「条件の数」で決まる
📚 用語解説
SUMIF関数:指定した1つの条件を満たす行の値を合計するExcel関数。構文は「=SUMIF(条件範囲, 条件, 合計対象範囲)」で、SUMIFS関数と引数の順序が異なる点に注意が必要。単純な条件での集計であれば十分機能するが、複数条件を組み合わせたい場合はSUMIFS関数への切り替えが必要になる。
SUMIF関数は条件を1つしか指定できません。「取引先が◯◯の売上合計」のような単純な集計はSUMIFでも十分ですが、「取引先が◯◯で、かつ月が◯月」のように条件を組み合わせたい場合は、SUMIFでは対応できません。
| 関数 | 指定できる条件数 | 向いているケース |
|---|---|---|
| SUMIF | 1つ | 単純な条件での集計(例:特定の取引先の売上合計のみ) |
| SUMIFS | 複数(上限あり) | 複合条件での集計(例:取引先×月、勘定科目×プロジェクトなど) |
条件が1つしかない場合でも、SUMIFS関数はSUMIF関数と同じ結果を返せます。将来的に条件を追加する可能性がある集計表では、最初からSUMIFSで数式を組んでおくと、あとから関数を書き換える手間を省けます。
03 USE CASES 経理業務での活用例(取引先別・月別・複合集計) 実務でよく使う集計パターンを押さえる
SUMIFS関数が経理業務で活躍する代表的な場面を整理します。
これらはいずれも「勘定科目別に月次で集計する」「取引先別に未回収額を確認する」といった、経理の日常業務そのものです。SUMIFSを使いこなせるようになると、ピボットテーブルを作るほどではない簡易的な集計を、シート上で直接完結させられるようになります。
📚 用語解説
ピボットテーブル:表形式のデータを、行・列・値の組み合わせで柔軟に集計・並べ替えできるExcelの機能。SUMIFS関数が「決まった形の集計表に数式を埋め込む」用途に向くのに対し、ピボットテーブルは「集計軸を都度変えながら分析する」用途に向いている。目的に応じて使い分けるとよい。
04 COMMON ERRORS よくあるエラーと対処法 構文は合っているのに正しい結果が出ないときのチェックポイント
SUMIFS関数でつまずくポイントは、構文の暗記ではなく「範囲の指定方法」に集中しています。
SUMIFS関数はエラー表示が出ずに「0」という誤った結果を返すことがあります。条件範囲の指定ミスや文字列・数値の型の不一致が原因で、見た目上は正常に動いているように見えるため、検算をしないと気づきにくい落とし穴です。
これらのエラーは、経験を積めば減らせますが、ゼロにはなりません。特に複数人で同じシートを編集する経理チームでは、数式をコピーする際の参照ミスが繰り返し発生しやすいポイントです。
05 ADVANCED TECHNIQUES 応用テクニック:マトリクス表と絶対参照の使い分け 1つの数式を表全体にコピーして使い回すための工夫
取引先×月のようなマトリクス型の集計表を作る場合、1つの数式を表全体にコピーして使い回すために、絶対参照を使い分ける必要があります。
📚 用語解説
絶対参照:Excelで数式をコピーしても、参照するセルの位置が変わらないようにする指定方法。「$」記号を列・行の前に付けることで固定でき、「$A$1」は行・列とも固定、「$A1」は列のみ固定、「A$1」は行のみ固定という3種類の使い分けがある。マトリクス型の集計表で1つの数式を使い回す際に必須のテクニック。
この3種類の絶対参照を正しく組み合わせることで、マトリクス表の左上に1つ数式を入れれば、あとは表全体にコピーするだけで自動的に正しい集計が完成するようになります。逆にここを誤ると、コピー先ごとに数式を手作業で直す羽目になり、修正のたびにミスが混入するリスクが高まります。
06 LIMITATIONS SUMIFSを使いこなしても残るExcel集計の限界 関数を覚えても、毎月の「作業そのもの」はなくならない
SUMIFS関数や絶対参照の使い分けを習得すれば、集計表を作る精度とスピードは大きく向上します。しかし、次のような作業は関数を覚えるだけでは解決しません。
これらは毎月・毎週、同じ手順で発生する定型的な集計業務です。従来はExcelスキルの高い担当者が時間をかけて対応するしかありませんでしたが、2026年現在はこの「集計・整形・検算・レポート化」の部分をClaude Code/CodexのようなAIエージェントに肩代わりさせるという選択肢があります。
07 AUTOMATE WITH AI 【核心】Claude Code/Codexで月次集計レポートを「無人で回る仕組み」にする 効率化ではなく自動化。トリガーで勝手に走るワークフローに落とし込む
📚 用語解説
Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。ChatGPTのような「質問に答えるAI」と違い、指示を受けてパソコン上のファイル操作・データ集計・文書作成などの作業そのものを実行できる。プログラミング不要で、日本語の指示だけで業務の仕組みを構築できるため、非エンジニアの経営者・バックオフィス担当者の業務自動化ツールとして注目されている。デスクトップアプリで利用可能。
本記事では以降、操作イメージを弊社が主に使うClaude Codeで説明します(Codexでも同じことができます)。重要なのは、AIに「SUMIFSの書き方を聞く」のではなく、月次集計レポートの作成という業務そのものをワークフローごとAIに渡してしまうという発想の転換です。
7-1. 「AIに聞く」と「AIが勝手にやる」は別物
ChatGPTに「SUMIFSの数式の書き方を教えて」と聞くのは効率化です。人間が作業の主体で、AIは調べ物を速くしてくれるだけ。この使い方では、毎月の集計・検算・レポート化の手間はなくなりません。
一方、Claude Code/Codexで作るのは自動化です。「月が変わったら、最新の売上・支払データを読み込んで取引先別・月別に集計し、前月との比較付きでレポートを作る」という一連の流れを最初に一度だけ設計しておけば、あとは決まったトリガーで人間が何もしなくても走り続けます。人間の仕事は、最後に出来上がったレポートを確認することだけです。
7-2. Claude Code/Codexに任せられる集計業務
| これまで人間がやっていた作業 | Claude Code/Codexに任せた後 |
|---|---|
| SUMIFS数式を毎月新しい範囲に更新 | データを読み込んで自動集計、範囲更新の手間が不要 |
| 集計結果の検算・「0の見落とし」チェック | 異常値・不整合を自動検知してアラート |
| 複数シート・複数ファイルの手動突合 | ファイルをまたいだデータを自動で突合・統合 |
| 前月データとの比較を手作業で作成 | 前月比・トレンドをレポートに自動反映 |
| レポートのレイアウト整形・配布 | 決まったフォーマットで自動生成し、関係者へ共有 |
7-3. 導入は3ステップ(プログラミング不要)
7-4. AI鬼管理(株式会社GENAI)での実践例
AI鬼管理では、この「Excel集計をClaude Codeのワークフローに落とす」やり方を、クライアント企業の実業務で数多く構築してきました。月次集計と同じ構造の定型業務——帳簿付け、証憑整理、請求書の作成・照合など——をトリガー起動の自動ワークフローに変え、人は「最終確認と例外対応」だけに絞る運用です。もちろん、運営元の弊社(株式会社GENAI)自身のバックオフィスも、すべて同じ仕組みで回しています。
複数の顧問先の月次集計を代行する税理士・会計事務所であれば、この仕組みを事務所側に置いて複数社分の集計・レポート作成を一括で進める、という応用も可能です。ただし正直にお伝えすると、Claude Codeを検索しながら独学で業務に組み込もうとした会社の多くが、途中で止まります。なぜ止まるのか。次の章で、その「壁」の正体と越え方を説明します。
08 THE 3 WALLS ただし独学には「3つの壁」がある——最短で越える方法 Claude Codeは強力。だからこそ、最初の設計を間違えると危ない
月次集計の自動化でつまずくポイントは、ほぼ次の3つに集約されます。
壁1:自社の集計ルールを「正確に言語化」できない
Claude CodeやCodexは指示されたとおりに正確に働きますが、指示が曖昧なら曖昧なまま自動化されます。「取引先の分類はどう切る?」「異常値の基準は?」——本記事で見てきたとおり、集計業務は細かいルールの積み重ねです。この言語化を飛ばして作った仕組みは、誤った集計結果を毎月自動で量産する装置になりかねません。
壁2:検証のやり方を知らないまま「AIを信じてしまう」
AIの出力は必ず検証が必要です。過去の集計結果と自動生成した結果を突き合わせる、わざと異常なデータを入れて挙動を確かめる——こうしたテストの型を知らないと、「動いているように見えるが正しいかは誰も知らない」状態で本番運用に入ってしまいます。
壁3:作った本人しか触れない「第二の属人化」
Excel集計の弱点として「数式を組んだ人しか直せない」問題を挙げましたが、独学のAI自動化は同じ罠にはまりがちです。担当者が一人で作って一人で運用していると、その人の退職と同時に仕組みが止まります。複数人がAIワークフローを読み書きできる状態まで持っていって、初めて「会社の資産」になります。
| 独学で導入 | AI鬼管理(伴走支援)で導入 | |
|---|---|---|
| 最初の題材選び | 手探り。難しい業務から始めて挫折しがち | 貴社の業務を棚卸しし、成功しやすい定型業務から着手 |
| 業務ルールの言語化 | 自力で仕様を書き起こす(数十時間規模) | 実際の集計表・データを見ながら一緒に言語化 |
| 検証 | テストの型を知らず「動いたら本番」になりがち | 過去データ突合・異常系テストまで型として提供 |
| 社内定着 | 担当者1人に依存(第二の属人化) | 研修形式で複数人が扱える状態まで育成 |
| 集計業務の先への展開 | 1業務で力尽きるケースが多い | 帳簿付け・証憑整理等へ同じ型で横展開 |
「AI鬼管理」とは——3〜6ヶ月で自動化を叩き込む伴走型トレーニング
この3つの壁を越えるために弊社(株式会社GENAI)が提供しているのが、AI鬼管理です。Claude Code/Codexをはじめとした最新AIによる業務自動化を、3〜6ヶ月間・オンラインセッション形式で伴走するトレーニングプログラムで、ツールの一般論を教える座学ではありません。受講者が自社の実業務——例えば今使っている集計用Excelそのもの——を教材に、実際に動く自動化ワークフローを自分の手で作り切るところまでやります。
対象は従業員1名以上の会社の経営層・バックオフィス責任者で、プログラミング経験は問いません。「毎月の集計作業に時間を取られている」「担当者に負担が集中している」という会社・事務所ほど効果が出やすい設計です。
月次集計のように「ルールが明確」「毎月同じ手順」「ミスの影響が大きい(経営判断の基礎データになる)」業務は、AI自動化との相性が最も良い領域です。自社の業務を「ルールが明確な定型作業」から順に並べて、上から自動化していく——この優先順位付けも、AI鬼管理の初回で必ず一緒に行います。
09 COMPARISON & SUMMARY Excel手作業 vs BIツール vs Claude Code/Codex 徹底比較・まとめ 自社の規模と体制に合った集計業務の「正解」を選ぶ
経理・会計業務全体の自動化については帳簿付けの自動化や証憑整理の自動化とあわせて検討すると、月次決算全体のスピードを底上げできます。
| Excel手作業(SUMIFS等) | BIツール | Claude Code/Codex自動化 | |
|---|---|---|---|
| 初期コスト | ほぼゼロ | ツール導入費用が発生 | ワークフロー設計のみ(既存ファイル流用可) |
| 集計の柔軟性 | 高い(関数次第で自由に設計) | 製品仕様の範囲内 | 高い(日本語で仕様変更を指示できる) |
| 毎月の更新作業 | 人間が都度更新・検算 | データ連携で自動更新されやすい | トリガーで自動更新、確認のみ |
| 属人化リスク | 数式を組んだ人に依存 | ツール操作を覚えた人に依存 | 複数人がワークフローを共有しやすい |
| 集計以外への展開 | できない | 分析領域に限定されやすい | 帳簿付け・証憑整理等あらゆる定型業務に展開可能 |
まとめると、判断基準は次のとおりです。
SUMIFS関数は、経理の集計業務を大きく効率化してくれる強力な武器です。しかし問われているのは「関数を使いこなせるか」ではなく「毎月、正確に集計が回り続けるか」です。人間の注意力に依存した仕組みは、担当者の異動や退職のたびに揺らぎます。経理・会計業務のAI自動化の全体像はこちらのガイドでも整理していますので、あわせてご覧ください。
最初の自動化ワークフローを、貴社の実業務で一緒に作りませんか
「うちの月次集計、Claude CodeやCodexでどこまで自動化できる?」「独学で試したが止まってしまった」というご相談、お気軽にどうぞ。
AI鬼管理は、貴社の実際の集計用Excel・業務フローを題材に、設計・検証・社内定着まで伴走します。3つの壁を、最短距離で越えましょう。
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実践してみませんか?
よくある質問
Q. SUMIFS関数とSUMIF関数はどう使い分ければいいですか?
A. 条件が1つだけならSUMIF関数でも対応できますが、「取引先×月」のように複数条件を組み合わせたい場合はSUMIFS関数が必要です。将来的に条件を追加する可能性があるなら、最初からSUMIFS関数で数式を組んでおくと、あとから関数を書き換える手間を省けます。
Q. SUMIFS関数でエラーは出ないのに結果が0になるのはなぜですか?
A. 条件範囲の指定ミスや、文字列と数値の型の不一致が主な原因です。SUMIFS関数はこうした場合でもエラー表示を出さず「0」を返すことがあるため、見た目上は正常に動いているように見えても結果が誤っている、という見落としやすい落とし穴があります。定期的な検算が必要です。
Q. マトリクス型の集計表を作るときの絶対参照のコツは何ですか?
A. 表の外にある元データの範囲は行・列とも固定する完全な絶対参照、表の左端の項目は列のみ固定、表の上端の項目は行のみ固定という3種類を使い分けます。この原則を守ることで、1つの数式を表全体にコピーするだけで正しい集計が完成します。
Q. SUMIFS関数とピボットテーブルはどちらを使うべきですか?
A. 毎回同じ形式で出力する月次レポートのような定型集計にはSUMIFS関数が向いており、集計の切り口を都度変えながら分析したい場合はピボットテーブルが向いています。目的に応じて使い分けるのが実務的です。
Q. SUMIFS関数を覚えれば、経理の集計業務は十分効率化されますか?
A. 関数の習得によって集計の精度とスピードは向上しますが、毎月のデータ更新・検算・複数ファイルの突合・レポートの配布といった周辺作業は残ります。これらの周辺作業まで自動化したい場合は、Claude Code/Codexのようなワークフロー自動化との併用が有効です。
Q. Claude CodeやCodexで月次集計を自動化するのに、プログラミングの知識は必要ですか?
A. 不要です。Claude CodeやCodexは日本語の指示だけで動くAIエージェントで、既存の集計用Excelファイルとそこで使っている数式を見せて集計ルールを説明すれば、データの読み込み・集計・異常検知・レポート作成といったワークフローをAI側が組み立てます。AI鬼管理のクライアント企業でも、非エンジニアのバックオフィス担当者が同様の仕組みを運用しています。
Q. Claude CodeやCodexの導入は独学でも可能ですか?
A. 可能ですが、業務で確実に成果を出すまでには「自社ルールの言語化」「出力の検証」「社内定着」という3つの壁があり、誤った集計結果を自動で量産してしまうリスクに注意が必要です。最短で確実に立ち上げたい場合は、貴社の実業務を題材に設計から検証・定着まで伴走するAI鬼管理のような支援サービスの活用が近道です。
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