【2026年10月最新】訪問看護のAI活用とは?訪問看護ステーションが使える場面と、レセプト・指示書管理の事務をAIに任せる方法
訪問看護でAIを使うときは、看護の判断ではなく、ステーションの事務から任せるのが現実的です。医療保険と介護保険のレセプト作成、訪問実績の集計、訪問看護指示書の期限管理、利用料の請求と口座振替の照合は、毎月同じ手順で繰り返すため、AIと相性のよい仕事です。一方で、利用者様の状態の見立て、計画書・報告書の内容、主治医への報告は、これまでどおり看護師の仕事として残ります。
「訪問看護 AI」で調べている管理者や経営者の方は、記録の作成を助けるAIの話から、請求や書類の事務を軽くする話まで、さまざまな情報に出会っているはずです。ここで大切なのは、AIに何を任せたいのかを先に決めることです。月初の請求に管理者が追われているのか、指示書の期限切れに後から気づくのか、訪問の記録が請求に回るまでに時間がかかるのかで、選ぶ道が変わります。
この記事では、訪問看護ステーションの管理者・経営者・事務スタッフの方に向けて、AIを使える場面、使う前に決めておく線引き、増やす・外注する・自作する・ソフトを乗り換えるといった選択肢との違いを整理します。そのうえで、iBowやカイポケ訪問看護など、いまお使いの記録ソフトのまま、事務をAI社員AIKATAに任せる方法を説明します。AIの処理結果は当社の人が品質チェックしてお渡しし、御社は確認と承認を行う形です。
01 AI IN HOME NURSING 訪問看護でAIが使える場面と、使えない場面 看護の判断と事務を分けて、AIに向く仕事を見分けます。
1-1. 訪問看護の仕事は、看護・記録・事務の三つに分けて考えます
📚 用語解説
訪問看護指示書:主治医が訪問看護ステーションに対して、訪問看護の必要性や内容を示す書類です。有効期間があり、期限ごとに主治医から新しい指示書の交付を受ける必要があります。交付は主治医が行い、ステーションは期限を管理して依頼します。
訪問看護ステーションの仕事は、大きく三つに分けられます。一つ目は、利用者様のご自宅で行う看護そのものです。二つ目は、訪問の内容を残す看護記録や、計画書・報告書といった書類です。三つ目は、保険の請求、利用料の請求、指示書や保険証の期限管理といった事務です。
AIの活用を考えるとき、最初に決めたいのは、三つのうちどこに使うかです。看護そのものは、保健師助産師看護師法により看護師などの資格者が行う業務で、AIに置き換えるものではありません。看護記録や計画書・報告書は、内容を決めるのが看護師であり、AIを使う場合も看護師が確認する前提になります。事務は、決まった手順で繰り返す部分が多く、AIに任せやすい領域です。
| 仕事の種類 | 主な内容 | AIの使い方の考え方 |
|---|---|---|
| 看護 | 訪問での看護、アセスメント、主治医への報告 | 看護師の仕事として残します |
| 記録・書類 | 看護記録、計画書、報告書 | 内容は看護師が決め、AIを使うなら看護師が確認します |
| 請求・期限などの事務 | レセプト、利用料、指示書や保険証の期限管理 | 決まった手順の部分をAIに任せやすい領域です |
この記事が主に扱うのは、三つ目の事務です。看護記録の作成支援をうたうソフトや機能もありますが、機能の内容は製品ごとに異なります。ステーションがお使いのソフトの公式サイトで、どこまでを支えるのかを確かめてください。
1-2. 事務の流れは、記録から請求まで一本でつながっています
看護師が実施
記録ソフトへ入力
保険ごとに分ける
請求の作成
主治医への依頼
📚 用語解説
レセプト:診療報酬や介護報酬を保険者へ請求するための明細書の通称です。訪問看護では、訪問の実績をもとに、医療保険分と介護保険分に分けて作成します。
図は一般的な流れの例で、ステーションごとに順番や使う帳票は異なります。訪問と記録は看護師の仕事ですが、右側の集計・請求・期限管理は、管理者や事務スタッフが担うことが多い部分です。利用者様が増えるほど、右側の確認項目が積み上がります。
訪問看護の請求では、利用者様ごとに、医療保険か介護保険か、公費の有無、算定する加算が違います。主治医ごとに指示書の期限があり、計画書と報告書も毎月そろえなければなりません。報酬改定で加算や様式が変わるたびに、確認する項目も増えます。こうした「確認の積み重ね」が、事務の負担の正体です。
1-3. オンライン請求が始まり、事務のやり方が変わりました
厚生労働省の資料では、訪問看護ステーションのオンライン請求は令和6年6月に始まり、同年12月請求分から義務化されたと説明されています。オンライン資格確認の導入も、同年12月から義務化されたと案内されています。経過措置や細かな条件は、厚生労働省や支払基金の公式情報で確認してください。
出典:厚生労働省:訪問看護ステーションのオンライン請求等に関する資料(2026年10月確認)。製品の機能・契約条件は公式サイトによる情報を基準とし、御社の構成での対応範囲は導入前に確認してください。
請求の方法が電子化されても、請求データの中身を作るのは人です。訪問実績の集計、保険の区分、加算の算定の確認は、引き続きステーションの仕事として残ります。データを正しく作るための確認作業が、これまで以上に月初に集中しがちです。
1-4. AIが向く事務と、人が判断する場面を分けます
| 事務 | AIに向く部分 | 人が判断する部分 |
|---|---|---|
| レセプト作成 | 訪問実績の集計、保険ごとの仕分け、記録との突き合わせ | 加算を算定できるかの判断、請求の送信 |
| 指示書の管理 | 有効期限の一覧化、期限前の依頼文の下書き | 指示書の交付(主治医)、依頼の送付の承認 |
| 利用料の請求 | 自己負担額の計算、請求書・領収書の作成、振替データの作成 | 公費や減免の扱いの決定、利用者様への説明 |
| 事業所の数字 | 訪問件数や稼働の月次集計、記録の入力漏れの洗い出し | 訪問の割り振り、記録の中身 |
表のとおり、AIに向くのは「集める・照らす・並べる・下書きする」仕事です。判断が必要な箇所は、必ず人に戻す設計にします。AIの処理結果を信じて、そのまま請求や書類の確定に進まないことが、訪問看護でAIを使う際の基本です。
02 BEFORE YOU START AIを使う前に、ステーションで決めておくこと 導入の前に、線引き・情報の扱い・承認の場所を決めます。
2-1. 看護の判断と事務の線引きを、書面で決めます
AIの活用で失敗しやすいのは、任せる範囲が曖昧なまま始めることです。どこまでがAIの下書きで、どこからが人の確認なのかを、事前に決めておきます。訪問看護の請求は、指定を受けた事業所の名前で行うため、請求の送信や書類の確定は、ステーションの責任で行います。
2-2. 看護記録や病状の情報は、要配慮個人情報として扱います
看護記録や病名、服薬の情報は、個人情報保護法の要配慮個人情報にあたります。AIや外部の事務代行を使う場合も、どの情報を、どこで、どう扱うかを決める必要があります。厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を踏まえ、取り扱う範囲と管理の方法を整理しておくと安心です。
📚 用語解説
要配慮個人情報:病歴など、取り扱いに特に配慮が必要な個人情報として、個人情報保護法で定められている情報です。訪問看護の看護記録や病名、服薬の情報はこれにあたります。取得や第三者への提供には、法律上の決まりがあります。
実務では、秘密保持契約(NDA)を結び、記録ソフトへのアクセス権限を、任せる業務に必要な範囲だけに絞ります。紙の指示書や保険証の写しをどう受け渡し、どこに保管するかも、ステーションの規程に合わせて決めます。これらを決めずにAIを使い始めることは、避けてください。
2-3. 始める時期は、請求を出し終えた月の中ごろにします
新しい仕組みを入れる時期は、請求の締めが落ち着いた月の中ごろがおすすめです。最初の月は、ステーションで作った請求と、AIが作った結果を並べて、利用者様ごとの保険や公費の登録に漏れがないかを確かめます。差が出たときは、数字を合わせるためだけに直さず、どの利用者様のどの記録で差が出たのかまで戻って確認します。
保険・公費・加算の決まり
利用者様ごとの条件
通常の月と例外
従来の請求と見比べる
承認の運用を固定
棚卸しでは、利用者様ごとに、医療保険か介護保険か、公費の有無、算定している加算、指示書の期限を書き出します。この情報を知る人が一人だけというステーションは、その人の記憶を文書にする作業が、最初の準備になります。
2-4. 費用は金額より、課金の単位と作業の範囲をそろえて確認します
AIの導入や事務の代行を比べるときは、料金が何に連動するのかを確認します。利用者様の数、請求の件数、訪問の件数、事業所の数、担当する業務の数のどれに応じて費用が変わるのかで、事業所が大きくなったときの負担が変わります。この記事では金額には触れません。
03 WHY ADMIN WORK STAYS ソフトを入れても、事務が管理者に集まる理由 記録から請求までつながっても、残る作業があります。
3-1. 月初の請求が、訪問の合間や夜の管理者に集中します
医療保険と介護保険の請求は、月初に重なります。管理者は日中、訪問や職員の相談に対応し、請求の作業は訪問の合間や夜に回ることが多くなります。担当者が休むと、月初の請求が止まる事業所も少なくありません。
返戻が戻ってきたときも、記録と算定の食い違いを探す作業が管理者に集まります。原因が分かるまでに時間がかかり、再請求が遅れると、事業所の資金繰りにも影響します。請求の事務は、看護の質を支える土台であり、後回しにできない仕事です。
3-2. 指示書・計画書・報告書の期限は、人の記憶と紙に頼りがちです
訪問看護指示書は、主治医ごとに期限がばらばらです。紙の一覧や担当者の記憶で管理していると、切れてから気づいて慌てて依頼することになります。計画書と報告書の提出状況も、主治医ごとに追う必要があり、出し忘れに月末まで気づかないことがあります。
保険証や受給者証の期限の確認も、同じ構造の仕事です。確認の漏れが請求のミスにつながるため、利用者様が増えるほど、確認の負担が重くなります。期限を一覧で追い、近いものを前もって知らせる仕組みがあれば、慌てる場面は減らせます。
3-3. 利用料の請求と口座振替の確認は、件数分だけ手間が増えます
利用者様ごとに自己負担額を計算し、請求書と領収書を作り、口座振替のデータを用意します。振替の結果が届いたら、入金と一件ずつ照らし合わせ、未収の利用者様に案内を出します。件数が増えるほど、この作業は確実に重くなります。
看護師を増やしたくても、採用は簡単ではなく、事務の専任を置けないステーションも多くあります。請求に詳しい事務スタッフを採れても、医療と介護の両方の決まりを覚えるには時間がかかります。そこで考えたいのが、事務の作業そのものを任せる道です。
記録ソフトを替えなくても、事務の作業を任せる道があります。訪問実績の集計、レセプトの作成、指示書の期限管理、利用料の請求と振替の照合を、AI社員AIKATAが引き受ける方法です。看護の判断と、請求の送信は、これまでどおりステーションに残ります。
04 AUTOMATION AIが事務を進め、管理者は確認して承認する運用へ 「AIに聞く」と「毎月の事務を進めてもらう」を分けて考えます。
4-1. 一度の効率化と、毎月の自動化は、別のものです
📚 用語解説
業務の効率化と自動化:効率化は、担当者が行う作業を短く、進めやすくすることです。ここでいう自動化は、決めた入力・ルール・確認手順に沿って、繰り返す処理を継続して進めることです。例外や最終承認など、人に残す工程もあらかじめ定めます。
AIに「この記録から実績を集計して」と頼むのは、効率化の一例です。作業の主体は事務スタッフのままで、記録を渡し、結果を確かめ、請求ソフトに入力するのも人です。担当者が忙しい日は進まず、保険や公費の決まりを毎回説明する手間も残ります。
毎月の自動化では、記録と指示書を受け取り、利用者様ごとの保険の決まりに照らし、おかしな点があれば止める、という流れをひと続きで決めておきます。AI社員AIKATAは、その仕組みの構築と運用を担い、AIの処理結果を当社の人が品質チェックしてから、ステーションへお渡しします。AIのツールにはClaude Code/Codexなどを使いますが、ツールだけで事務が完成するわけではなく、決まりを整理し、検証し、保つ役割が欠かせません。
ステーションに残る日々の作業は、原則として、作成済みのレセプトや請求書を確認して承認することです。訪問での看護、アセスメント、計画書と報告書の内容、主治医への報告を、AIに渡すという意味ではありません。訪問看護ステーション向けの対応業務は、訪問看護向けのAI社員AIKATAのページで確認できます。
4-2. 記録ソフトのまま、記録から請求の準備までをつなぎます
記録・指示書・提供票
指示書の期間と訪問の日
依頼文・確認文の下書き
いまのソフトへ反映
加算と回数のずれ
医療・介護の請求をそろえる
受け取りの段では、看護師の訪問の記録、主治医から届く訪問看護指示書や特別指示書、ケアマネジャーからの提供票を、記録ソフトやFAX、メールから集め、利用者様ごとに並べます。照合の段では、訪問の日を、指示書の期間、特別指示の期間、ケアプランと照らし、期限の切れた指示書や、医療保険と介護保険の区分の食い違い、記録の抜けを洗い出します。
差し戻しの段では、新しい指示書が必要なときの主治医の医療機関への依頼状や、記録の抜けについての看護師への確認文を、AIが下書きします。管理者の方が承認すると送られ、届いた指示書や返事を読み取ります。入力の段では、照らし終えた訪問の実績と指示書の有効期間を、いまお使いのiBowやカイポケ訪問看護などの画面へ入れていきます。
点検の段では、請求データを作った後、加算の要件に必要な記録、週ごとの訪問の回数、前月との違いを点検し、合わない所で止めます。加算を算定するかどうかは、管理者の方が判断します。請求準備の段では、支払基金と国保連への請求データ、利用料の請求書、口座振替のデータをそろえます。管理者の方が承認してから利用者様へ届け、請求データの送信はステーションで行います。
| 事務の工程 | これまでの作業 | AI社員AIKATAに任せた後 |
|---|---|---|
| 訪問実績の集計 | 記録から実績を拾い直し、保険ごとに分ける | AIが保険ごとに集計します |
| レセプト作成 | 医療と介護で別々に請求を作る | 作成から点検まで当社が行い、管理者は確認・承認します |
| 指示書の期限管理 | 紙の一覧や記憶で管理し、切れてから依頼する | 期限をAIが一覧で追い、期限前に依頼文を下書きします |
| 利用料の請求 | 一枚ずつ請求書と領収書を作る | 請求書・領収書・振替データの作成から入金の照合まで進めます |
| 例外と判断 | 算定の可否や公費の扱いを自分で調べる | 食い違いを整理して渡し、判断はステーションが行います |
4-3. 看護業務との線引きと、データの扱いを確認します
AI社員AIKATAのこの業界向けの注意事項を、以下にそのまま示します。ここでいう「当社」は、AI社員AIKATAを運営する株式会社GENAIです。
利用者様への看護は、保健師助産師看護師法により看護師などの資格者が行う業務です。計画書・報告書の内容や主治医への報告、加算を算定できるかの判断も事業所に残ります。訪問看護の請求は指定を受けた事業所の名前で行うため、当社はレセプトづくりを補助し、送信は事業所から行います。この分担を外注先と書面で決めておくと安心です。
看護記録や病名、服薬の情報は、個人情報保護法の要配慮個人情報にあたります。秘密保持契約(NDA)を結び、記録ソフトに入れる範囲をお任せいただく業務の分だけに絞ります。紙の指示書や保険証の写しをどう受け渡すか、どこに保管するかも、導入前に事業所の規程に合わせて決めます。
月初は医療保険と介護保険の請求が重なるため、引き継ぎは請求を出し終えた月の中ごろから始めるのがおすすめです。最初の月は、事業所で作った請求と当社の結果を並べ、利用者様ごとの保険や公費の登録に漏れがないかを確かめます。指示書の期限の一覧も、その間に整えます。
利用者様の看護記録や病状の情報は、外に出せない情報です。秘密保持契約(NDA)を結び、アクセスできる範囲を業務に必要な分だけに絞ります。郵送物の受け取りや、紙の指示書の現物の受け渡しなど、人が物理的に動く工程は自動化しきれないため、ステーションに残ります。
05 FOUR OPTIONS 増員・外注・自作・ソフトの乗り換えでは、事務は片づかない 事務を手放すという目的で、四つの選択肢を比べます。
多くの選択肢は、悩みを別の悩みに置き換えるだけです。人を増やせば採用と教育が、外注では記録の受け渡しが、自作では仕組みの保守が、ソフトの乗り換えでは操作の覚え直しが残ります。ここでは、レセプト、指示書の期限管理、利用料の請求という事務を、ステーションが抱え続けずに済むかという目的で比べます。
| 選択肢 | よくある期待 | 実際に行き詰まる所 | 判定 |
|---|---|---|---|
| ① 看護師や事務員を増やす | 事務の専任がいれば管理者の負担が減る | 医療・介護の両方が分かる人は少なく、辞めれば請求の段取りが管理者に戻ります | ✕ |
| ② レセプト代行に外注する | 請求の作業を外に出せる | 記録を渡す手間が残り、指示書の期限管理や利用料の請求までは頼めないことがあります | ✕ |
| ③ RPAやAIを自作する | 記録から実績を自動で拾える | 報酬改定のたびの直しが要り、作った人が辞めると誰も直せません | ✕ |
| ④ 記録ソフトを乗り換える | 記録から請求までつながる | 看護師全員の覚え直しと過去の記録の移行があり、指示書の依頼や利用料の照合は残ります | △ |
| ⑤ AI社員AIKATAに任せる | 今のソフトのまま事務を任せられる | AIと人の品質確認の後、ステーションは確認と承認を行います | ◎ |
この判定は、個別の事業者や製品の品質を評価するものではありません。ステーションが採用・教育・保守・覚え直しを抱え続けるかという、この記事の目的に対する比較です。看護業務の責任や、請求の送信は、どの選択肢でもステーションに残ります。
5-1. 増員と外注は、決まりを教え続ける道です
事務の専任を採用できれば管理者の負担は軽くなりますが、医療保険と介護保険の請求を両方分かる人は多くありません。採用できても、加算や公費の扱いを覚えるまでに時間がかかります。訪問する看護師の採用を優先したい時期には、事務の採用は後回しになりがちです。
レセプトの請求を代行会社に外注する方法もあります。料金が利用者様の数や請求の件数に応じて決まる形が多いため、事業所が大きくなるほど費用も増えます。記録を代行先に渡す手間は残り、指示書の期限管理や利用料の請求までは頼めないこともあります。
5-2. 自作とソフトの乗り換えは、覚え直しと保守が残ります
生成AIで記録から実績を拾う仕組みを作ることもできますが、訪問と記録の合間に作り込む時間を取るのは簡単ではありません。報酬改定で加算や様式が変わるたびに直しが必要で、作った管理者や看護師が辞めると、誰も手を入れられなくなります。事務の属人化を解消するつもりが、自動化の属人化という第二の問題を作ります。
記録から請求までつながるソフトに乗り換えれば、転記の手間は減ります。ただ、看護師全員がタブレットの操作を覚え直す必要があり、過去の記録の移行にも時間がかかります。乗り換えた後も、指示書の依頼や利用料の照合、返戻の原因探しは、人の作業として残ります。
06 AIKATA FOR HOME NURSING AI社員AIKATAが訪問看護ステーションで引き受ける具体的な事務 レセプトから利用料、書類の期限管理まで、いまのソフトのまま任せます。
6-1. 四つのまとまりで、事務を受託します
AI社員AIKATAは、訪問看護ステーションの事務を、AIと人の二重体制で受託する業務代行(BPO)サービスです。医療保険・介護保険のレセプト作成、訪問実績の集計、訪問看護指示書の期限管理、利用料の請求と口座振替の照合などを引き受けます。対応業務の詳細は、訪問看護向けのAI社員AIKATAのページで確認できます。
📚 用語解説
BPO(業務代行):業務の運用を外部へ委託することです。AI社員AIKATAでは、レセプトの作成や期限管理、利用料の請求といった事務を、AIの処理と人の品質チェックを組み合わせて引き受けます。看護の判断は含めません。
| 業務のまとまり | AI社員AIKATAが用意するもの | ステーションに残る確認・判断 |
|---|---|---|
| 保険の請求 | 医療保険・介護保険のレセプト作成、訪問実績の集計と突き合わせ、返戻分の修正箇所の洗い出し | 加算を算定できるかの判断、請求の送信 |
| 利用料の請求 | 請求書・領収書の作成、口座振替データの作成、振替結果の確認と未収の一覧化 | 公費や減免の扱いの決定、利用者様への説明 |
| 書類と期限の管理 | 指示書の有効期限の管理、計画書・報告書の提出状況の管理、保険証・受給者証の期限の確認 | 指示書の交付(主治医)、計画書・報告書の内容(看護師) |
| 事業所の事務 | 訪問予定表の下書き、訪問記録の入力漏れの洗い出し、訪問件数・稼働の月次集計 | 訪問の割り振り、記録の中身(看護師) |
iBow、カイポケ訪問看護、ココナース、ほのぼのNEXT、ZESTなど、ステーションでお使いの記録ソフトや請求ソフトの画面操作も含めて、当社が自動化します。各ソフトの機能は、それぞれの公式サイトで確認してください。看護師の方が訪問先で記録する手順は変わらず、タブレットの使い方を覚え直す必要もありません。
6-2. 保険や公費の決まりを、担当者の記憶から仕組みへ移します
AI社員AIKATAは、利用者様ごとの保険の種類、公費、算定している加算の決まりを、仕組みとして登録します。特定の人の記憶に頼らないため、管理者や事務スタッフが休んだり替わったりしても、月初の請求と指示書の期限の確認は続きます。条件に当てはまらない記録や、期限の切れた指示書は、AIが洗い出して当社の人が確かめます。
引き継ぎのための完成したマニュアルを、一から用意していただく必要はありません。事務スタッフの方の操作画面を見ながら、AI社員AIKATAが業務を分解して整理します。普段どの帳票を使い、何を確認し、どの画面に反映しているかを、その場で棚卸しします。御社にAIの専門知識は要りません。
6-3. 定額で、利用者様が増えても料金は変わりません
AI社員AIKATAの料金は月額の定額で、利用者様の数や訪問の件数が増えても変わりません。月初に医療保険と介護保険の請求が重なっても、報酬改定で見直しの作業が増えても、追加の費用はかかりません。まずはレセプトだけ任せたい場合に、1業務から始められるお試しプランもあります。
ステーションが行うのは、作成済みのレセプトや請求書を確認して承認することです。国保連・支払基金への請求の送信は、ステーションで行います。準備の段階で、誰が請求を承認するか、誰が指示書の依頼を承認するか、担当者の不在時に誰が代わりに確認するかを決めておくと、運用が安定します。
07 COMPARISON 残る道は「作業そのものを任せる」だけ 記録ソフトの機能を活かしながら、事務を抱える状態を変えます。
記録ソフトや請求ソフトは、ステーションの大切な土台です。その機能を使うことと、レセプト、指示書の期限管理、利用料の請求という事務をステーションが抱え続けることは、別の話です。ここでは、事務の負担を減らすという観点で、手作業のまま・ソフトの追加や乗り換え・AI社員AIKATAに任せる、の三つを比べます。
| 比較する項目 | 手作業のまま | ソフトの追加・乗り換え | AI社員AIKATAに任せる |
|---|---|---|---|
| 月初の負荷 | ✕ 管理者に集中します | △ 操作と確認は管理者に残ります | ◎ 作成と点検を任せ、確認と承認に集中できます |
| 保険・公費の決まり | △ 担当者の記憶に集まります | ○ 設定できる範囲を確認し、ステーションが管理します | ◎ 決まりを仕組みに登録します |
| 指示書の期限 | ✕ 紙や記憶に頼ります | ○ 管理機能の有無はソフトによります | ◎ 期限を一覧で追い、前もって依頼文を下書きします |
| 人の採用と教育 | ✕ 継続して負担になります | △ 覚え直しと移行が残ります | ◎ 受託する事務の構築と運用を任せられます |
| 看護との線引き | ○ 看護師が判断します | ○ 機能の利用後も役割は残ります | ◎ 受託する事務と看護の判断を明確に分けます |
記号は、事務の受託範囲と運用負担を比べるためのものです。製品の優劣や、法令の遵守を保証する評価ではありません。どの方法でも、看護の責任と請求の責任はステーションに残ります。
7-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由
システム探しやAIの検討を機に、ステーションで一番手間のかかっている事務を一つ挙げてください。月初のレセプトなのか、指示書の期限管理なのか、利用料の振替の確認なのかで、最初に整理する資料は変わります。完成した手順書がなくても、普段の画面を見ながら、受け取り・処理・確認・承認のどこに時間がかかっているかを確かめられます。
増員・外注・自作・乗り換えは、どれも事業所が人か仕組みを抱え続ける。作業を手放せる道は AIKATA に任せることだけ、というのが、この記事の結論です。手放すのは受託する事務であり、看護の判断や、請求の責任まで手放すことではありません。
08 NEXT ACTION 次の月初に向けて、任せる事務を具体的に決めます 人を増やす・ソフトを替えると決める前に、いまの事務を整理します。
次の月初の請求を、管理者が抱えずに迎える準備を始めませんか
人を増やす・ソフトを替えると決める前に、レセプトの作成、指示書の期限管理、利用料の請求など、ステーションが抱えている事務を一度整理してください。AI社員AIKATAの無料相談は60分・オンライン(Google Meet)で、全国から利用できます。業務を棚卸しし、どの業務から任せられるか、どこにステーションの承認が必要かをその場で整理します。契約の義務はありません。
相談前に完璧な資料を作る必要はありません。普段使う記録ソフトや請求ソフトの画面、月初に使う帳票、指示書の一覧など、仕事の入口と出口が分かるものを起点にします。看護記録や病状の情報は、秘密保持契約(NDA)を結び、受け渡しと保管のルールをステーションの規程に合わせて決めます。
引き継ぎは、請求を出し終えた月の中ごろから始めると安心です。最初の月は、ステーションで作った請求とAIの結果を並べて確かめます。訪問看護向けのページで対応業務を確認し、最初の対象を具体化してください。
人を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、入力・集計・書類づくり・確認の作業か、それを回す人と仕組みが社内に残り続けます。
AI社員AIKATAなら、いまお使いのiBow・カイポケ訪問看護などはそのまま、取引先・利用者ごとのルールも登録して処理し、社内に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。
NEXT STEP
訪問看護ステーションの事務作業を、
AI社員に任せてみませんか?
9. 訪問看護のAI活用についてよくある質問
Q. 訪問看護でAIを使うと、どの業務が楽になりますか?
A. 毎月同じ手順で進む事務ほど、AIに向いています。訪問実績の集計とレセプトの作成、返戻の原因の洗い出し、指示書や保険証の期限の管理、利用料の請求書と振替結果の照合などです。反対に、利用者様の状態の見立てや看護の内容、主治医との相談は、看護師の方の仕事として残ります。
Q. 保健師助産師看護師法との関係で問題はありませんか?
A. AI社員AIKATAがお引き受けするのは、レセプトの作成・訪問実績の集計・指示書の期限管理・利用料の請求など、看護業務にあたらない事務作業です。利用者様への看護、アセスメント、計画書や報告書の内容、主治医への報告は、引き続きステーションの看護師の方が行います。請求の送信や書類の確定も、内容を確認・承認していただいてから行う運用です。
Q. 利用者様の看護記録を預けても大丈夫ですか?
A. 看護記録や病状の情報は、個人情報保護法の要配慮個人情報です。当社は厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を踏まえ、どの情報を・どこで・どう扱うかを導入前にステーションと取り決めます。秘密保持契約(NDA)を結んだうえで、記録ソフトへのアクセス権限は、お任せいただく業務に必要な範囲だけに絞ります。
Q. 医療保険と介護保険の両方に対応できますか?
A. 対応できます。利用者様ごとにどちらの保険で訪問しているか、公費の有無、加算の扱いといった決まりを仕組みに登録し、それを参照して実績の集計とレセプトの作成を行います。iBow・カイポケ訪問看護・ほのぼのNEXTなど、いまお使いのソフトのまま進めるため、乗り換えは要りません。
Q. 今の記録ソフトのままで使えますか?
A. 使えます。iBow、カイポケ訪問看護、ココナース、ほのぼのNEXT、ZESTなど、ステーションでお使いの記録ソフトや請求ソフトの画面操作も含めて、当社が自動化します。看護師の方が訪問先で記録する手順は変わらず、タブレットの使い方を覚え直す必要もありません。各ソフトの機能は、公式サイトで確認してください。
Q. 指示書の期限管理も任せられますか?
A. 任せられます。指示書の有効期限、計画書・報告書の提出状況、保険証や受給者証の期限を一覧で追い、期限が近いものを前もってお知らせします。新しい指示書が必要なときの依頼文も下書きします。指示書の交付は主治医が、計画書と報告書の内容は看護師が決めます。
Q. 報酬改定で加算や様式が変わっても対応できますか?
A. 決まりを仕組みとして登録して運用しているため、変更があった場合は、その内容に合わせて仕組みを更新します。加算を算定できるかどうかの判断は、これまでどおりステーションの管理者の方が行います。追加の費用はかかりません。
Q. 利用者様が増えたら、料金は変わりますか?
A. 月額の定額で、利用者様の数や訪問の件数が増えても料金は変わりません。月初に請求が重なっても、報酬改定で見直しの作業が増えても、追加の費用はかかりません。ただし、紙の原本の受け渡しなど物理的な工程は自動化しきれないため、ステーションの担当を残します。
Q. 国保連や支払基金への請求の送信も任せられますか?
A. 請求の送信は、指定を受けたステーションの名前で行うため、ステーションから行っていただきます。当社はレセプトの作成と点検を補助し、管理者の方の確認と承認の後に、ステーションが送信する運用です。この分担は書面で決めておくと安心です。
Q. 最初の無料相談では何が決まりますか?
A. 60分のオンライン相談で、ステーションの業務を棚卸しし、レセプト、指示書の期限管理、利用料の請求のうち、どの業務から任せられるかと受託範囲を整理します。承認する場所や、ステーションに残す仕事も確認します。Google Meetを使い、全国に対応しています。契約の義務はありません。
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