【2026年10月最新】不動産チラシの作り方とは?賃貸管理会社が押さえる6つの手順・載せる内容・広告表示の注意点・反響の測り方と、チラシまわりの事務をAIに任せる方法
「空室が出たので、急ぎで募集チラシを作ってほしいと言われた」「オーナー向けの管理受託のチラシを作りたいが、何から手をつければいいのか分からない」「チラシを配ったのに、問い合わせが何件来たのかも分からない」——賃貸管理会社(賃貸仲介を兼ねる会社を含む)の社長・営業担当の方なら、一度は経験する場面です。
結論から言うと、不動産チラシは、「誰に・何を伝えて・どう動いてもらうか」を先に決め、6つの手順で作り、配布後は反響を記録して次に生かすのが基本です。デザインの上手さよりも、読む人の目的に合っているか、広告として載せてよい内容になっているか、問い合わせが来たあとにきちんと受けられるか——この3つで、成果が大きく変わります。
この記事では、賃貸管理会社の実務目線で、チラシの種類と使い分け、作成の6つの手順、読まれる紙面のポイント、作成ツールの選び方、広告表示のルール、配布方法と費用の比べ方、反響の測り方までを整理します。そのうえで、チラシまわりの事務(物件情報の入力、版の管理、問い合わせの記録など)を、いまの管理システムのまま Claude Code/Codex で自動化する方法を、AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)の仕組みとあわせて解説します。
広告表示の記述は、宅地建物取引業法、不当景品類及び不当表示防止法、不動産の表示に関する公正競争規約など、公的な法令や業界の規約を前提にした一般的な整理です。必要な表示事項は、物件の種類や媒体によって異なり、改正されることもあります。実際に配布する前には、最新の規約と、加盟している不動産公正取引協議会などの案内を必ず確認してください。この記事は法的助言ではありません。
01 PURPOSE 不動産チラシは目的によって作り分ける:賃貸管理会社の3つの型 同じ「チラシ」でも、読む人と次の行動がまったく違う
1-1. 目的によって、載せる内容も配る相手も変わる
不動産のチラシは、大きく分けて物件を紹介するもの、相談を受けるもの、会社やイベントを知ってもらうものの3つに分かれます。賃貸管理会社の場合は、空室の入居者募集のためのチラシと、物件オーナーに向けた管理受託・空室対策のチラシが、特によく使われます。
| チラシの型 | 主な読み手 | 読んだあとに取ってほしい行動 |
|---|---|---|
| 入居者募集チラシ(物件を紹介する) | 部屋を探している人、近隣の住み替え層 | 内見の予約、問い合わせ、資料の請求 |
| オーナー向けチラシ(相談を受ける) | 賃貸物件を持つオーナー、相続などで物件を持つ人 | 管理や空室対策の相談、無料の査定や面談の申込み |
| 会社・イベントの告知チラシ | 地域の住民、既存のオーナー・入居者 | 会社を知ってもらう、イベントや相談会への参加 |
内見予約なのか、電話なのか、LINEの登録なのか。読んだ人に取ってほしい行動を1つに絞ると、紙面の構成と、問い合わせの受け方が決まりやすくなります。行動が複数あると、読者はどれも取らずに終わります。
1-2. 入居者募集チラシ:物件の魅力を、探している人に届ける
空室の入居者募集では、物件の特徴を、探している人が判断しやすい形で並べることが大切です。写真、間取り、賃料、所在地、交通、面積、入居可能時期などの基本情報に加えて、「近くに何があるか」「どんな暮らしができるか」を伝えます。配布先は、物件の近隣や、通勤・通学で人が集まるエリア、店頭などが中心になります。
賃貸管理会社の場合、管理している複数の空室をまとめて1枚に載せる形も有効です。1物件ごとにチラシを作るより、更新の手間が少なく、地域の読者に「この会社は物件数が多い」という印象も与えられます。ただし、載せた物件が成約や募集停止になったとき、古い情報を残さない管理が必要です。この点は、第4章で改めて触れます。
1-3. オーナー向けチラシ:管理受託・空室対策の相談を受ける
管理物件を増やすためのチラシでは、オーナーが抱えている悩みに、先に答える構成が基本です。たとえば「空室が埋まらない」「管理の手間が負担」「家賃の入金が遅れる入居者への対応が大変」といった悩みに対して、会社として何ができるかを具体的に示します。
📚 用語解説
管理受託:オーナーから賃貸物件の管理業務(入居者対応、家賃の管理、建物の維持など)を任される契約や形態のこと。管理会社にとっては、安定した収益の基盤になる。
このタイプのチラシでは、実績や対応範囲を載せたくなりますが、誇大な表現は避ける必要があります。とくにサブリース(一括借上げ)の案内では、家賃の保証などについて、事実と異なる表示や誤解を招く表示をしないよう、賃貸住宅管理業法などで定められています。「必ず」「絶対に」といった断定は使わず、条件やリスクも正直に添えます。
1-4. 会社・イベントの告知チラシ
相談会、セミナー、地域のイベントへの協賛などを知らせるチラシも、不動産会社では使われます。この型は、すぐに成約に結びつけるのではなく、会社の名前と相談先を地域に知ってもらうことが目的です。会社の所在地、担当者の顔、連絡先、受付時間を、見つけやすく載せます。
02 STEPS 不動産チラシを作る6つの手順:読者の決定から、印刷と配布の準備まで 手順を型にすると、担当者が替わっても品質がそろう
2-1. 6つの手順の全体像
誰に届けるかを決める
伝えることと、取ってほしい行動を決める
写真・間取り・物件情報
見出し・写真・情報を並べる
誤りと、データの不具合を探す
部数・日程・受付体制
2-2. 手順①:読者と配布エリアを決める
最初に、誰に届けるチラシなのかを決めます。単身者向けの物件なのか、ファミリー向けなのか。オーナー向けなら、アパート経営をしている人か、相続した物件を持っている人か。読者が変われば、載せる写真も、言葉も、配る場所も変わります。配布エリアは、物件の周辺や、ターゲットが多く住む地域から選びます。
2-3. 手順②:伝える価値と、次の行動を決める
次に、読者にとっての価値と、取ってほしい行動を決めます。価値は、「駅から近い」のような物件の特徴だけでなく、「初めての一人暮らしでも、入居後の相談先が明確」のような、管理会社だからこそ言えることも含めます。行動は、電話、QRコードからの問い合わせ、来店予約など、1つに絞ります。
入居後の対応窓口、設備トラブルの連絡先、更新時の流れなど、「借りたあとの安心」は、管理会社ならではの強みです。仲介だけの会社と差をつけやすい点なので、紙面に入れる価値があります。
2-4. 手順③:写真・間取り・物件情報を集める
素材は、チラシを作り始める前にそろえておきます。必要なものは、物件の写真、間取り図、賃料・敷金・礼金などの条件、所在地・交通、面積、築年数、入居可能時期、会社の情報(商号、免許番号、連絡先)などです。ここで古い情報や、担当者の記憶に頼った情報を使うと、後から修正の手間が増え、誤表示の原因になります。
2-5. 手順④:情報を紙面に配置する
紙面は、見出し、メインの写真、物件の基本情報、連絡先と次の行動の順に、読み進められる配置にします。いちばん伝えたいことは、紙面の目につきやすい場所に大きく置き、補足は小さくまとめます。最初は、色や背景を入れずに、モノクロの配置だけで確認してみると、情報の優先順位が分かりやすくなります。
2-6. 手順⑤:内容と出力データを確認する
印刷の前に、内容の確認と出力データの確認の2つを行います。内容の確認では、賃料や面積の数字、住所、電話番号、免許番号などに誤りがないかを見ます。出力データの確認では、写真が荒れていないか、文字が切れていないか、QRコードが読み取れるかを、実際に試します。
確認は、作った本人だけでなく、別の担当者の目も通すのが理想です。自分で作ったものの誤りは、自分では見つけにくいものです。
2-7. 手順⑥:印刷と配布の準備をする
最後に、印刷の部数、納期、配布日、配布方法を決めます。同時に、問い合わせが来たときに、誰がどう受けるかも準備します。配布した日に電話が鳴っても、担当者が不在で出られない、というのは、よくある失敗です。配布の日程と、受付の体制を合わせておきます。
03 DESIGN & TOOLS 読まれる紙面にするポイントと、作成ツールの選び方 見出し・写真・条件の見つけやすさと、編集のしやすさで選ぶ
3-1. 読まれる紙面にする、デザインと文章のポイント
3-1-1. 見出しと写真に、別々の役割を持たせる
見出しは、読者の関心や悩みに答える一言にします。写真は、その言葉の裏づけになるものを選びます。見出しで「駅近で通いやすい」と言いながら、写真が部屋の中だけでは、伝わりません。見出しと写真が同じことを言っていると、読者は迷わず内容を理解できます。
3-1-2. 特徴と、暮らしのイメージを分けて書く
物件の特徴(広さ、設備、築年数)は、事実として淡々と並べます。一方で、「朝の光が入るリビング」のような暮らしのイメージは、別の文として書きます。事実とイメージを混ぜないことで、読み手は判断しやすくなり、あとで「書いてあることと違う」という指摘も受けにくくなります。
3-1-3. 価格・条件・連絡先を、見つけやすくする
賃料、初期費用、入居可能時期、連絡先は、読者が最終的に探す情報です。小さな文字で隅に置かず、目に入りやすい場所に置きます。とくに連絡先は、電話番号、QRコード、受付時間を、まとめて1か所に載せます。
3-1-4. QRコードは、読み取りから入力まで確かめる
QRコードは便利ですが、実際にスマートフォンで読み取って、問い合わせフォームの入力画面まで進めるかを、必ず試します。読み取れても、フォームが表示されない、入力しにくい、というのでは、せっかくの反響を逃します。
📚 用語解説
QRコード:白黒の四角い模様で、URLなどの情報を読み取れるようにしたもの。チラシからスマートフォンで問い合わせフォームやLINEに誘導する用途で使われる。
3-2. テンプレート・作成ソフトは、用途と編集方法で選ぶ
チラシの作成ツールは、数多くあります。選ぶときは、「どれがいちばん優れているか」ではなく、自社の用途と、更新のしかたに合うかで考えます。
| ツールの種類 | 向いている用途 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| デザイン作成サービス(ブラウザで使えるもの) | デザインを柔軟に変えたい、複数人で編集したい | 商用利用の条件、保存と出力の形式、担当者の操作の慣れ |
| 印刷通販サービス | テンプレートからそのまま印刷の注文まで進めたい | 仕上がりの確認方法、納期、データの入稿形式 |
| 不動産専用のソフト | 物件用の書式を繰り返し使いたい、物件情報から作りたい | 今の管理システムとの連携、料金、サポート |
| 表計算・プレゼンテーションソフト | すぐに簡単な1枚を作りたい | 見た目の調整のしやすさ、版の管理 |
どのツールを選んでも、広告に使ってよい内容かどうかの判断と、数字の確認は会社の仕事です。ツールが整えてくれるのは見た目であり、内容の正しさではありません。
チラシの見た目を整えるツールと、問い合わせを受けて記録する仕組みは、役割が別です。制作がうまくいっても、受付が整っていないと、反響を取りこぼします。両方を別々に準備しておくと、見直しもしやすくなります。
04 AD RULES 配布前に確認したい、広告表示のルール 必要な表示、取引状況、強い表現の根拠を確かめる
4-1. チラシは「広告」:守るべきルールがある
不動産の広告には、宅地建物取引業法、景品表示法、そして業界の自主規制である不動産の表示に関する公正競争規約など、複数のルールがかかります。実際には存在しない物件を載せない、実際より著しく良く見せない、取引できない物件を載せないという考え方が土台にあります。
4-2. 必要な表示事項は、物件の種類と媒体から確認する
チラシに必ず載せるべき項目は、物件の種類(賃貸、売買など)や、媒体の種類によって異なります。一般には、取引態様(貸主、代理、媒介などの別)、物件の所在地、交通、面積、賃料などの取引条件、会社の商号と免許番号、連絡先などが求められます。最新の必要表示事項は、規約や、加盟する不動産公正取引協議会の案内で確認します。
📚 用語解説
取引態様:不動産会社がその物件の取引にどういう立場で関わるかを示す区分。貸主として貸す場合、貸主の代理として貸す場合、媒介(仲介)する場合などがある。広告に明示することが求められる。
4-3. 取引状況と、広告を始める時期を確認する
チラシを作った時点では空室でも、配布するまでに成約してしまうことがあります。すでに入居が決まった物件を載せ続けないために、配布前に募集状況を確認します。建築確認などの許可・確認を受ける前の物件(未完成物件を含む)は、広告を始められません。該当する場合は、法令と規約で確認します。
4-4. 強い言葉と、写真・図面の根拠を確認する
「最高」「絶対」「完全」「業界No.1」などの強い言葉は、客観的な根拠がないと使えません。また、写真やイメージ図は、実際の物件と異なる場合は、その旨を明記します。周辺環境の距離や時間は、実際に測った根拠のある数字にします。
載せてよい内容か、規約に沿っているかの最終判断は、AIにも外部のツールにも任せられません。確認の記録(誰が、いつ、どの版を確認したか)を残しておくと、後から指摘を受けたときに、会社として適切に対応していたことを説明できます。
05 DISTRIBUTION 配布方法・エリア・費用の決め方と、反響の測り方 配って終わりにせず、記録して次の版に生かす
5-1. 配布方法ごとの届き方を整理する
| 配布方法 | 届く相手 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| ポスティング(戸別に投函) | 配布エリアの住民。エリアを選べる | 「チラシお断り」の表示や、建物の管理規約・条例の確認 |
| 新聞折込み | 新聞を購読している世帯。まとまった部数を配れる | 購読世帯の層、折込みの日程と締切 |
| 店頭・施設への設置 | 来店者や、近隣の施設の利用者 | 設置の許可、古い版の回収 |
| 手渡し・イベント配布 | 通行人、イベントの参加者 | 人手の確保、配布場所のルール |
ポスティングには、配布エリアを選べる、比較的少ない費用で多くの世帯に届けられる、まだ部屋探しを始めていない人にも接点を持てる、といった利点があります。一方で、投函が禁じられている建物や、地域のルールもあるため、配布を依頼する場合は、配布の方法と範囲を事前に確かめます。
5-2. 費用を、同じ条件で比べる
配布の費用を比べるときは、同じ部数、同じエリア、同じ条件で見積もりを取ります。印刷費、配布費、デザイン費、データの作成や修正にかかる手間も含めて、「1件の反響あたりいくらか」の目安をつけておくと、次の判断に役立ちます。
5-3. 配布日と、受付体制を合わせる
チラシを配った当日から数日間は、問い合わせが集中しやすい時期です。その間、電話に出られる人、QRコードからの問い合わせを確認する人、内見の予定を組む人が決まっているかを、事前に確かめます。反響があっても、返信が遅れると、他社に流れてしまいます。
5-4. 反響を測り、問い合わせ後の対応まで改善する
5-4-1. 配布数・問い合わせ数・来店数を分けて記録する
最低限、配布した部数、問い合わせの件数、内見や来店の件数、成約の件数を、別々に記録します。どの段階で数が減っているかが分かれば、改善すべき点も見えてきます。問い合わせは多いのに内見が少なければ、受付の対応に課題があるかもしれません。
5-4-2. 配布した版を、QRコード等で見分ける
複数のチラシや版を配るときは、どの版から来た問い合わせかが分かるようにします。QRコードのリンク先の違い、問い合わせフォームの項目、電話番号の違いなど、方法はいくつかあります。見分けがつかないと、効果の高い版を残すことができません。
5-4-3. 問い合わせ後の個別提案を準備する
問い合わせが来たら、その人の希望に合う物件を提案できるように準備します。チラシに載せた物件だけを案内するのではなく、管理している他の空室や、条件に合う物件も紹介できるようにしておくと、成約につながる確率が上がります。
5-4-4. 受付担当と、記録する項目を決める
誰が受け付けても、同じ項目を同じ書式で記録できるようにします。問い合わせの日時、手段、希望条件、見たチラシの版、対応した担当者、その後の状況などです。記録が担当者のメモに散らばっていると、反響の集計ができません。
5-5. 買主・入居希望者への次の提案と、次回の配布改善
反響の記録がたまってくると、「どのエリアで、どんな条件の物件が反応を得やすいか」が分かってきます。この情報は、次のチラシの内容や配布エリアの見直しだけでなく、オーナーに空室対策を提案するときの根拠にもなります。チラシを作る業務を、記録と提案までつなげて考えると、管理会社としての価値が高まります。
06 MANUAL LIMIT チラシ作成と配布で膨らむ、管理会社の手作業の限界 デザインより、情報の転記・確認・版の管理・反響の記録が重い
6-1. チラシは、作る前後の事務の積み重ね
一枚のチラシを作って配るまでに、管理システムからの物件情報の転記、写真と間取りの最新版の確認、賃料や面積の数字の突き合わせ、成約した物件の削除、版の保管、問い合わせの記録と、手作業が何本も発生します。しかも、募集条件は日々変わるため、そのたびに紙面を直し、古い版を回収する手間がかかります。
6-2. 繁忙期に集中する、物件・オーナーごとに違う条件
ここで、ひとつ発想を変えます。システムを替えなくても、作業そのものを任せる道があるということです。次の章で、その考え方を整理します。
07 AI AUTOMATION チラシ作成と配布の事務作業を、AIで自動化する 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎日・毎月の作業を回す」は、まったく別のもの
7-1. 「効率化」と「自動化」の違い
| AIに聞いて早くする(効率化) | AIが毎日・毎月の作業を回す(自動化) | |
|---|---|---|
| 動かす人 | 担当者が、都度AIに質問・依頼する | 決めた手順のとおりに、AIが自動で作業する |
| 担当者の負担 | AIへの依頼と、結果の貼り付けが毎回残る | 承認の確認だけが残る |
| 繁忙期の効果 | 担当者の手が回らなければ変わらない | 件数が増えても、同じ手順で処理できる |
| 例 | チラシの紹介文をAIに考えてもらう | 管理システムの物件情報の取り込み、チラシ用データへの転記と照合、問い合わせの記録の整理を、手順どおりに自動で進める |
📚 用語解説
Claude Code/Codex:AI(大規模言語モデル)を使って、パソコン上の作業を自動で進められる、AIエージェント型のツールです。日本語の指示をもとに、ファイルの作成・更新や、画面の操作、他のシステムとの連携を行える。担当者が一つずつ依頼しなくても、決めた手順に沿って作業を進められる点が、チャット型のAIとの違い。
📚 用語解説
AIエージェント:人が細かく指示しなくても、与えられた目的に向けて、必要な手順を自分で組み立て、実行するAI。チラシ作成に当てはめると、「管理システムの募集情報を読み取る→チラシ用の書式に整える→元の情報と数字を照合する→不一致を示す」までを連続して処理できる。
7-2. いまのシステムはそのまま、AIが受け取りから承認待ちまでを回す
弊社のAI社員AIKATAでは、Claude Code/Codex を使い、会社がすでに使っている管理システム・ポータルサイト・書類のひな型を、そのまま使い続けたまま、画面の操作を含めて自動化します。システムの乗り換えや、新しいソフトの導入は要りません。
管理システムの募集情報を読み取る
チラシ用の書式に整える
元の情報と数字を突き合わせる
担当者が確認し、承認する
版と問い合わせを同じ書式で保管
チラシ作成に引きつけて言えば、AIが担うのは、載せる判断の前後の事務です。たとえば次のような作業が対象になります。
7-3. 事務員がやっていた作業 vs AIに任せた後
| 作業 | これまで(事務員の手作業) | AIに任せた後 |
|---|---|---|
| チラシ用の物件情報の用意 | 管理システムを見ながら、表やデータに手で写す | AIが募集情報を読み取り、同じ書式で整理 |
| 賃料・面積などの数字の突き合わせ | 担当者が目で見比べて確認する。見落としが起きる | AIが元の情報と照合し、不一致を示す |
| 成約済み物件の洗い出し | 募集状況を一件ずつ確認して、差し替えを判断する | AIが募集状況を確認し、差し替えが必要な版を一覧にする |
| 問い合わせの記録 | 電話のメモやメールを読み返して、書式に書き直す | AIが同じ書式で記録し、チラシ別に集計する |
| 管理システムとの二重入力 | 対応の経過を複数の画面に入力し直す | AIが画面操作で入力し、食い違いを照合 |
7-4. 法令との線引き(AIが担う範囲/宅建士・会社が担う範囲)
重要事項の説明、および重要事項説明書・37条書面への記名は、宅地建物取引士が行います。オーナー・入居者との交渉や判断、法的な手続きは、会社が行います。チラシに載せてよい内容かの判断や、広告表示のルールに沿っているかの最終確認は、AIには任せません。AIが担うのは、その前の事務作業(物件情報の入力・更新、書類の下準備、入金消込、問い合わせの一次対応、更新・解約の事務処理)だけです。
なお、チラシの印刷物の受け取り、ポスティングの現地確認、店頭への設置、郵送物の受け取り・押印・現物の受け渡しなど、人が物理的に動く工程は、自動化しきれません。AIKATAは、画面の中で完結する事務作業が主な対象です。
08 BUILD OR ENTRUST 増員・外注・自作では、繁忙期の事務作業は片づかない 4つの選択肢のうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけ
チラシ作成と配布の事務を片づけようとするとき、管理会社が取れる道は大きく4つあります。4つのうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけです。
| 選択肢 | よくある期待 | 実際に行き詰まる所 | 判定 |
|---|---|---|---|
| ①事務員を増やす | 人を増やせば、繁忙期の件数をさばける | 採用・教育が繁忙期に間に合わない。閑散期に人件費が残る。担当者ごとのやり方が増え、属人化が進む | ✕ |
| ②従来型の外注・BPO | 外に出せば、会社の手間が減る | 物件・オーナーごとの条件を外注先に説明し、納品物の手直しをする作業が会社に残る。繁忙期の増量に追従しにくい | ✕ |
| ③社内でAIを自作する | 自社で作れば、安く自由に使える | 物件・オーナーごとのルールを言語化できない。検証の型がない。作った人しか直せず、第二の属人化が生まれる | ✕ |
| ④AI社員AIKATAに任せる | 作業そのものを手放したい | チラシの印刷物の受け取り、ポスティングの現地確認、店頭への設置や郵送・押印など、人が動く工程は自動化しきれない(その部分は会社が担当) | ◎ |
8-1. 「①増員」「②外注」で片づかない理由
8-2. 「③自作」の壁
09 AI SHAIN AIKATA AI社員AIKATAとは?賃貸管理会社の事務作業を丸ごと受託する 業務代行(BPO)としての受託の範囲と、会社の役割
AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、事務員の方がパソコンで行っている業務を、AIと人の二重体制で丸ごと受託する業務代行(BPO)サービスです。不動産会社向けには、専用のご案内ページを用意しています。
9-1. 受託できる業務の例
9-2. いまのシステムのまま、画面操作を含めて自動化
AIKATAは、特定のシステムに限定しません。会社がいま使っている管理システム・ポータルサイトをそのまま使い、画面操作を含めて自動化します。システムの乗り換えは要りません。物件種別や取引形態ごとの入力ルールを、仕組みに落とし込むため、担当者の経験や繁忙度で精度が落ちません。
9-3. 会社の作業は「承認」だけ
AIの処理結果は、人が品質チェックしたうえで、会社に渡されます。最終確認と承認は会社が行います。会社の日々の作業は、原則として「入力済みの物件情報や、作成済みの書類の承認」だけです。
事務員の操作画面を見ながら、AIKATAが業務を分解・整理
AIKATAがルールを仕組みに落とし込む
画面操作を含めて自動で作業
AIKATA側で確認
最終確認と承認
9-4. 繁忙期も人を増やさずに処理量を増やせる
料金は、月額の定額で、業務量が増えても料金は変わりません。仕組みの構築・運用はAIKATAが行うため、会社にAIの知識は要りません。引き継ぎは、事務員の方の操作画面を見ながら、AIKATAが業務を分解・整理します(マニュアルが無くてもかまいません)。
9-5. 守ること・できないこと
AIKATAを使う不動産会社では、事務員の方が行っていた物件情報の転記、版の管理、問い合わせの記録の入力を、AIKATAの仕組みで処理し、会社の担当者が承認する、という形で運用しています。
10 COMPARISON & SUMMARY 残る道は「作業そのものを任せる」だけ——手作業・システム追加・AIKATAの比較 チラシ作成と配布の事務を、どう片づけるか
| 手作業のまま | システムの追加・乗り換え | AI社員AIKATAに任せる | |
|---|---|---|---|
| 繁忙期の負荷 | ✕ 件数に比例して増える | △ 入力の一部は減るが、運用の手間が残る | ◎ 人を増やさず処理量を増やせる |
| 物件・オーナーごとのルール | △ 担当者の経験に依存 | △ 製品の仕様の範囲内 | ◎ 仕組みに落とし込み、残る |
| 入居者・オーナーへの対応の速さ | ✕ 繁忙期に遅れる | ○ 一部は自動化 | ◎ 一次対応・下準備が早い |
| 事務員の採用と教育 | ✕ 採用難・教育が必要 | △ 新しい操作の教育が必要 | ◎ 採用・教育が不要 |
| 宅建業法の線引き | ○ 会社が管理 | ○ 会社が管理 | ◎ 宅建士・会社の業務と、AIの業務が明確に分かれる |
10-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由
増員・外注・自作・乗り換えは、どれも会社が人か仕組みを抱え続ける道です。作業を手放せる道は、AIKATAに任せることだけです。
次の繁忙期を、事務員を増やさずに越える準備を始めませんか
AI社員AIKATAの無料相談(60分・オンライン・Google Meet)では、御社のチラシ・募集まわりの業務を棚卸しし、どの業務から任せられるかをその場で整理します。人を増やす・システムを替えると決める前に、一度、作業そのものを手放す選択肢を確かめてください。契約の義務はなく、全国から対応しています。
事務員を増やす・外注する・AIを自作する・管理システムを替える——どの道を選んでも、入力・書類づくり・入金の照合・問い合わせの一次対応か、それを回す人と仕組みが会社に残り続けます。
AI社員AIKATAなら、いまお使いの管理システム・ポータルサイトはそのまま、物件や取引ごとのルールも登録して処理し、会社に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。
NEXT STEP
管理業務の事務作業を、
AI社員に任せてみませんか?
よくある質問
Q. 不動産チラシは、どんな手順で作ればよいですか?
A. まず、誰に届けるチラシかと、読んだ人に取ってほしい行動を決めます。そのうえで、写真・間取り・物件情報などの素材を集め、見出し・写真・条件・連絡先を配置し、数字や出力データを確認してから、印刷と配布の準備をします。配布日には、電話やフォームの問い合わせを受けられる体制も合わせて用意します。
Q. チラシには、どんな内容を載せる必要がありますか?
A. 物件の種類や媒体によって異なりますが、一般には、取引態様、所在地、交通、面積、賃料などの条件、会社の商号と免許番号、連絡先などが求められます。必要な表示事項は、不動産の表示に関する公正競争規約や、加盟する不動産公正取引協議会の案内で、最新のものを確認してください。
Q. チラシの作成には、どんなツールを使えばよいですか?
A. 用途によって選びます。デザインを柔軟に変えたいならブラウザで使えるデザイン作成サービス、印刷の注文まで進めたいなら印刷通販サービス、物件用の書式を繰り返し使うなら不動産専用のソフトが候補です。どのツールでも、商用利用の条件と出力の形式を、公式サイトで確認してから選んでください。
Q. チラシの反響は、どう測ればよいですか?
A. 配布した部数、問い合わせの件数、内見や来店の件数、成約の件数を、別々に記録します。複数の版を配る場合は、QRコードのリンク先や電話番号などで、どの版からの問い合わせかが分かるようにします。どの段階で数が減っているかを見ると、改善する点が分かります。
Q. チラシを配るとき、気をつけることはありますか?
A. ポスティングでは、「チラシお断り」の表示がある場所や、建物の管理規約・地域の条例で禁じられている場所に投函しないよう注意します。配布を業者に依頼する場合は、配布の方法と範囲を事前に確認します。また、配布前に成約済みの物件が載っていないかを確かめ、古い版のチラシが残らないよう管理します。
Q. チラシ用の物件情報の転記や、問い合わせの記録などの事務作業をAIに任せても問題ありませんか?
A. 重要事項の説明は、宅地建物取引士が行います。この部分はAIに任せられません。チラシに載せてよい内容かの判断や、広告表示のルールに沿っているかの最終確認は、AIには任せません。一方、書類の下準備、物件・契約情報の入力・更新、入金消込、問い合わせの一次対応、更新・解約の事務処理といった事務作業は、AIに任せることができます。AI社員AIKATAは、宅建士の独占業務は引き受けず、AIの処理結果を人が品質チェックし、最終確認と承認は会社が行う体制です。
Q. 今使っている管理システムのまま、AI社員AIKATAを使えますか?
A. 使えます。AI社員AIKATAは特定のシステムに限定せず、会社が今使っている管理システム・ポータルサイトを、そのまま使い、画面操作を含めて自動化します。システムの乗り換えは要りません。無料相談(60分・オンライン・Google Meet)で、御社の業務を棚卸しし、どこまで任せられるかを整理します。
あわせて読みたい:同じテーマの記事
AI社員AIKATAへのお問い合わせ
この記事を読んで気になった方へ。
専門スタッフが、御社に最適な
業務自動化・業務代行プランを無料でご提案します。



