【2026年10月最新】倉庫管理を楽にする方法|現場の管理と、センター事務をAIに任せる道

【2026年10月最新】倉庫管理を楽にする方法|現場の管理と、センター事務をAIに任せる道

「倉庫管理をもっと楽にしたい」「在庫が合わない、出荷の山で現場もセンター事務も回らない」——倉庫会社の経営者やセンター長の方から、よく聞かれるお悩みです。

結論から言うと、倉庫管理を楽にするには「現場の作業」と「センター事務」を分けて考えるのが出発点です。ロケーションの整理やバーコードの運用は現場の管理ですが、荷主ごとの出荷指示の取り込み、在庫の照合、保管料の計算、荷主への報告といったセンター事務は、別の対策が要ります。

この記事では、倉庫管理の基本、つまずきやすい点、改善の手段を整理します。そのうえで後半では、人を増やさずに、センター事務の作業そのものをAIに任せる道を、AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)の仕組みと、倉庫業法で御社に残る務めとの線引きを含めて解説します。倉庫管理システム(WMS)そのものについては、WMSの解説記事もあわせてご覧ください。

✔️倉庫管理の基本の流れ(入荷・保管・出荷・在庫)
✔️倉庫管理でつまずきやすい4つの点
✔️改善の手段(整理・システム・人員・外注)と、それぞれの限界
✔️現場の管理を整えてもセンター事務に手作業が残る場所
✔️Claude Code/CodexによるAIで事務作業を自動化する流れと、倉庫業法との線引き
✔️増員・外注・自作・WMSの入れ替えと、作業そのものを任せる道の違い
代表菅澤 代表菅澤
倉庫管理の記事は、棚の整理や在庫システムの話が中心です。でも、センター長の方が毎月困っているのは、月末の保管料の計算や、荷主の在庫表との照合ではないでしょうか。この記事は、そこまで含めてお話しします。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
まず倉庫管理の基本を整理して、そのうえで、現場の管理では片づかない事務をどうするかを考えます。順番に読んでいただければ大丈夫です。
AI社員AIKATA|倉庫会社向けの業務代行(BPO)。出荷指示のデータ化・在庫データの照合・保管料と荷役料の計算・請求書作成・荷主への在庫報告まで、月30万円の定額で丸ごとお任せ。倉庫会社向けのページと無料相談はこちら
📌 この記事の結論
【2026年10月最新】倉庫管理を楽にする方法|現場の管理と、センター事務をAIに任せる道
倉庫管理の基本とつまずきやすい点、改善の手段を整理。WMSを入れても残る出荷指示の取り込み・在庫照合・保管料計算を、AI社員AIKATAで任せる方法も解説。

01 倉庫管理とは?基本の流れと、管理する4つのもの 入荷・保管・出荷・在庫。この4つの動きを正確に記録する

倉庫管理とは、荷主から預かった商品を、入荷し、保管し、出荷し、在庫の数と状態を正しく記録する一連の業務です。倉庫会社では、これに加えて、荷主ごとに保管料や荷役料を計算し、請求や在庫の報告をする事務が付きます。

📚 用語解説

ロケーション管理:倉庫の棚や区画に番号を付け、どの商品がどの場所にあるかをデータで管理すること。ピッキングの順路を決めたり、置き場所の空きを探したりする土台になる。

管理するもの内容つまずきやすい点
入荷荷主からの入荷予定と、実際に届いた商品の照合、検品、置き場所の決定予定と実績の違い、数量の数え間違い
保管ロケーションの管理、期限やロットの管理、温度などの保管条件置き場所を人の記憶で覚えている、期限の見落とし
出荷荷主からの出荷指示の受付、ピッキング、梱包、送り状の発行荷主ごとに指示の形が違う、誤出荷
在庫入出庫の記録、棚卸、帳簿在庫と実在庫のずれの把握入力の漏れによる在庫差異

1-1. 倉庫会社には、荷主ごとの事務が付く

自社の在庫を管理する倉庫と違い、倉庫会社は荷主の数だけ決まりごとが増えます。出荷指示はメール・Excel・FAX・EDIと届き方が違い、保管料も、三期制か月建てか、坪建てかパレット建てかが荷主ごとに異なります。新しい荷主を受け入れるたびに、取り込みの形式と料金表の両方を用意し直すことになります。

代表菅澤 代表菅澤
倉庫管理というと、棚や在庫の話に目が行きがちです。倉庫会社の場合は、荷主ごとの事務の重さも、大きな割合を占めます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
センター長の方からは「現場の作業員の確保が先で、センター事務は少ない人数で回している」というお話をよく聞きます。

02 倉庫管理で、つまずきやすい4つの点 在庫差異・誤出荷・属人化・事務の重さ

📚 用語解説

在庫差異:帳簿(システムや台帳)上の在庫数と、棚にある実際の在庫数のずれのこと。入出庫の入力漏れや数え間違いが原因になることが多い。棚卸のたびに、差が出た入出庫をたどって原因を探す作業が発生する。

2-1. つまずき①:在庫差異が出る

入出庫の記録の漏れや見間違いで、帳簿の在庫と棚の在庫がずれます。荷主から届く在庫表と、自社のシステムの数字が合わない場合は、どの入出庫で差が出たのかを探すのに時間を取られます。

2-2. つまずき②:誤出荷が起きる

似た品番、出荷指示の読み違い、ピッキングの取り違え。荷主の信頼に直結するため、一件の誤出荷の影響が大きくなりがちです。

2-3. つまずき③:慣れた人に作業が集中する

置き場所を人の記憶で覚えている、荷主ごとの例外を一人が知っている。この状態は、その人が休むと現場もセンター事務も止まります。

2-4. つまずき④:センター事務が重い

保管料の計算、出荷指示の取り込み、請求書と在庫報告の作成。セールや年末には出荷の件数が一気に増え、期末の棚卸では帳簿在庫との差の説明も求められます。

📦 荷主と品目が増える
→
📝 記録の漏れ・ずれが出る
→
🔍 差異の原因探しに時間がかかる
→
⏰ 月末の事務が重くなる
→
👥 慣れた担当者に集中する
代表菅澤 代表菅澤
つまずきの①から③は現場の管理、④はセンター事務です。ここを分けて見ると、打ち手の順番が整理できます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「在庫が合わない」と相談を受けても、原因が現場の記録なのか、荷主の在庫表との照合の手順なのかで、対策は変わります。

03 倉庫管理を楽にする主な手段と、それぞれの限界 現場の整備・システム・人員・外注

手段できること限界・注意点
現場を整える(整理・ロケーション・ルール)置き場所を決め、作業の手順を揃える現場の管理は整うが、荷主ごとの事務は減らない
WMS(倉庫管理システム)を入れる入荷・在庫・出荷の記録を一元管理し、誤出荷や在庫差異を減らす入れた後も、荷主ごとの出荷指示の取り込み、荷主の在庫表との照合、保管料の計算は人の手に残ることがある
人員を増やす入力や照合の手を増やす荷主ごとの決まりを覚えるまで時間がかかる。繁忙期に合わせると閑散期に人が余る
派遣や事務代行に外注する繁忙期の入力を人数で乗り切る荷主ごとの決まりを教える手間が毎回かかり、件数で費用が増える契約だと出荷の山の月ほど膨らむ

WMSについては、機能や選び方をWMSの解説記事で詳しく整理しています。ここでは、どの手段を選んでも、センター事務の作業が残りやすい点に注目します。

💡 手段を選ぶ前に、事務の作業の一覧を作る

システムや人員で解決する作業と、解決しない作業があります。出荷指示の取り込み、荷主の在庫表との照合、保管料の計算、請求書の作成、荷主への月次報告のうち、どれに何時間かかっているかを先に書き出してください。期待とのずれを避けられます。

代表菅澤 代表菅澤
手段の比較に入る前に、「うちの一番重い作業は何か」を言葉にしておくと、判断がぶれません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
現場の管理が整っている倉庫でも、月末の保管料の計算だけが残っている、というお話は多いです。
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04 倉庫管理を見直す進め方 現場の記録を整え、事務の作業を切り分ける

1
いま困っていることを書き出す在庫差異、誤出荷、出荷指示の取り込み、保管料の計算、荷主への報告のうち、どれに何時間かかっているかを、現場とセンター事務の両方に聞いて書きます。
2
現場の記録の精度を上げるロケーションの整理と、入出庫の記録の取り方を揃えます。ここが乱れていると、事務の側での照合も長引きます。
3
荷主ごとの決まりを一覧にする出荷指示の届き方と書式、料金表、在庫報告の書式を、荷主ごとに一覧にします。担当者の頭の中にある決まりを、見える形にします。
4
システムで解決する作業と、外に残る作業を分けるWMSなどのシステムで減る作業と、システムの外に残る事務を分けて、手段を選びます。
5
最初は人が確かめながら進める導入や変更の直後は、結果を人が確かめます。ずれた所が、決まりを整える材料になります。

4-1. よくある失敗と避け方

✔️現場だけを整えて満足する:センター事務の重さが残り、月末の残業が変わらない
✔️繁忙期に変更を重ねる:確かめる時間が取れず、記録のずれが増える
✔️荷主ごとの決まりを担当者の記憶に任せる:担当者が休むと、請求も報告も止まる
✔️システムを入れれば事務が減ると期待する:取り込みや照合など、システムの外の作業が残る
代表菅澤 代表菅澤
見直しは、一度に全部を変えるより、重い作業から順に切り分けるほうが、現場の負担が小さく済みます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
荷主ごとの決まりを一覧にする作業は、引き継ぎにも役立ちます。担当者が替わっても、一覧があれば説明の手間が減ります。

05 現場の管理を整えても、センター事務に手作業が残る場所 荷主ごとの取り込み・照合・料金計算・報告

📚 用語解説

三期制:倉庫の保管料の計算方法の1つ。1か月を3つの期間に分け、期ごとに保管料を課す方式。在庫をどの時点で数えるか、期の区切りや単価は、荷主との契約や倉庫の料金表による。

📚 用語解説

EDI:Electronic Data Interchange の略。出荷指示や入荷予定、請求などの取引データを、企業どうしがコンピューターの間で決まった形式のまま直接やり取りする仕組み。荷主によってEDIで届く場合と、メール・Excel・FAXで届く場合があり、倉庫側の取り込みの手間が変わる。

現場の管理が整い、システムが入っていても、システムに情報を入れるまでの作業と、荷主ごとの決まりに沿った事務は、人の手に残りがちです。

📧 荷主から出荷指示が届く
→
✍️ WMSやExcelへ取り込み
→
🔄 荷主の在庫表と照合
→
🧾 保管料・荷役料を計算
→
📄 請求書・在庫報告を作成

5-1. 手作業が残る6つの場面

✔️出荷指示の取り込み:メール・Excel・FAX・EDIと届き方が違い、WMSへの手入力で取り込み漏れが起きる
✔️荷主の在庫表との照合:自社の数字と荷主の数字が合わず、差の出た入出庫を探す
✔️保管料・荷役料の計算:荷主ごとに期の区切りと単価が違い、入出庫の記録をExcelで拾い直す
✔️請求書の作成と入金消込:荷主別に作成し、未入金を一覧にする
✔️荷主への月次報告:在庫報告や入出荷実績のレポートを、荷主ごとの書式で作る
✔️荷主からの問い合わせへの一次返信:在庫や出荷の状況の問い合わせに、記録を調べて答える
代表菅澤 代表菅澤
現場の作業は目に見えますが、センター事務は目に見えにくく、少人数に集まりがちです。だからこそ、棚卸のように一度書き出すことが大事です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「WMSを入れたのに、月末は相変わらず」とご相談を受けるのは、システムの外の作業が残っているからであることが多いです。

06 倉庫のセンター事務が、手作業では回らなくなる瞬間 荷主ごとの例外が多く、担当者が育たない

倉庫の事務は、荷主の数だけ決まりごとが増えます。セールや年末には出荷指示が一気に増え、期末の棚卸では帳簿在庫との差の説明も求められます。

現場の作業員の確保が先になり、センター事務は少ない人数で回している倉庫も少なくありません。荷主ごとの例外の多さから一人前になるまで時間がかかり、覚えた担当者が辞めると、保管料の計算方法や在庫差異の調べ方ごと分からなくなります。人を足しても、その人に教える手間がまた事務の負担になります。

6-1. 現場のよくある4つの悩み

✔️保管料の計算が月末に手作業:入出庫の記録をExcelで拾い直して計算している
✔️WMSと荷主の在庫が合わない:どの入出庫で差が出たのかを探すのに時間を取られる
✔️出荷指示の形が荷主ごとにばらばら:取り込み漏れが起きる
✔️事務を回せる人が育たない:荷主ごとの決まりが多く、覚えた頃に辞めてしまう

こうした悩みは、作業そのものを、誰が・どのように進めるかを考える必要があります。次の章からは、AIに作業そのものを任せるという考え方を整理します。倉庫会社向けの具体的な内容は、倉庫会社向けのAI社員AIKATAのページでもご覧いただけます。

代表菅澤 代表菅澤
採用で補おうとしても、荷主ごとの決まりを覚えるまでに時間がかかります。その間も、月末の事務は待ってくれません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
担当者の頭の中にある決まりを、仕組みに残す。これが、事務が止まらない倉庫の共通点です。
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07 【核心】AIで事務作業を「自動化」する——入出庫の記録から荷主への請求まで 効率化ではなく自動化。いまのWMSのまま、ひと続きの流れをAIが進める

📚 用語解説

Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。質問に答えるだけのAIと違い、コードを書き、ファイルやコマンドを操作して、データの照合や文書の作成といった作業そのものを実行するAIエージェント。画面を操作する場合は、そのための仕組みを組み合わせて使う。日本語の指示で業務の流れを組み立てられるが、設計と検証は専門家が行うのが安全。

7-1. 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎月の作業を自動で回す」は別物

ChatGPTのような対話型のAIに、保管料の計算式や荷主への連絡文を考えてもらうのは効率化です。人が作業の主体で、AIは考える手間を減らしてくれます。ただ、入出庫の記録を集める、荷主の在庫表と並べる、Excelに入れる、という作業は人の手に残ります。

Claude Code/Codexで業務の流れを組み立て、必要に応じて画面操作やデータ連携の仕組みを足し、決まったきっかけで動く仕組みと組み合わせて作るのが自動化です。「締めの翌朝にWMSの記録を書き出し、荷主の在庫表と照合し、差を洗い出し、料金表に沿って保管料を出し、請求書と在庫報告をそろえる」という一連の流れを、あらかじめ設計しておきます。あとは決まったきっかけで、照合や計算といった作業は人が手を動かさなくても進み、確認と承認は人が行います。人の仕事は、出来上がったものを確認して承認することです。

7-2. 倉庫料金の請求を、ひと続きの流れで

たとえば倉庫料金の請求は、WMSに作業の実績を打ち込む所だけを自動にするのではなく、次の流れ全体をAIが進めます。

📥 入出庫の記録・作業票を受け取り
→
🔍 荷主の在庫表と照合
→
✉️ 現場・荷主へ確認文
→
📝 いまのWMSへ入力
→
💰 料金表で保管料を点検
→
📄 請求書・在庫報告
✔️受け取り:WMSの入出庫の記録を締めの翌朝に書き出し、荷主からの出荷指示・入荷予定と、作業票(紙はスキャンした写し)を、AIが荷主ごとに集めます。作業票の出ていない作業班には、決めた文面で催促します
✔️在庫照合:入出庫の記録を、荷主の出荷指示と月末の在庫表に、品番・ロットごとに照らします。指示に無い出荷、数の合わない入荷、荷主の在庫表とWMSの差を洗い出します
✔️差し戻し:差の出た品番は、現場への確認と荷主への問い合わせの文面をAIが作ります。センター事務の方が承認すると送られ、AIが返事を読み取って記録を直します。実際の数を確かめるのは現場の方です
✔️入力:確かめ終えた入出庫と付帯作業の実績を、いまお使いのWMSや保管料計算のExcelに、AIが取り込みや画面の操作で入れます。WMSの乗り換えは要りません
✔️料金点検:荷主ごとの料金表に沿って、三期制の保管料・荷役料・付帯作業料を出し、前月の請求と照らします。単価の違いや急に増えた荷主で止め、止まった所だけをセンター長が判断します
✔️請求準備:荷主ごとの請求書と、月次の在庫報告・入出荷の実績をそろえます。センター事務の方が中身を確かめて承認してから、荷主へ送ります

7-3. これまでの事務 vs AIに任せた後

これまでセンター事務の方がやっていた作業AIに任せた後
メール・Excel・FAXで届く出荷指示を、一件ずつWMSに手で入力する届いた指示をAIが読み取りデータ化し、WMSの取り込み形式に整えて登録する
荷主の在庫表とWMSの数字を並べ、品番ごとに目で突き合わせる品番・ロットごとにAIが照合し、差が出た入出庫の記録まで洗い出す
WMSから入出庫の記録を書き出し、荷主ごとの期と単価でExcel計算する入出庫の記録から保管料・荷役料を計算し、前月との差や単価の誤りもAIが確認する
荷主ごとの請求書と、月次の在庫報告を作って、メールで送る請求書と在庫報告が、承認待ちの状態で届く
荷主からの問い合わせメールに、一次返信を書く返信の文面をAIが用意する。センターの方は確認して送るだけ

ポイントは、いまお使いのWMSやExcelをそのまま使い続けられることです。WMSの入れ替えとは違い、荷主に出荷指示の送り方を変えてもらう必要も、現場のハンディ端末を替える必要もありません。手作業の「受け取り・入力・照合・チェック・下書き」の部分が、AIの仕事に置き換わります。

7-4. 倉庫業法との線引きを、先に決めておく

⚠️ 倉庫の管理と寄託の判断は、御社に残る

他人の物を預かる営業倉庫の倉庫業は、倉庫業法の登録を受けて営むもので、倉庫ごとに倉庫管理主任者を選任し、倉庫内の貨物の管理や火災の防止、作業員への指導などの管理を担わせます。これとは別に、寄託を受けるか、保管中の物をどう扱うかは、倉庫寄託約款と荷主との契約に沿って、事業者である御社が判断します。AIが担うのは、入力や料金計算などの事務を補助する立場までです。

このほか、実在庫を数える棚卸の現場作業、差異の原因の説明、荷主との条件の取り決めも、御社が行います。AIが担うのは、そのための材料をそろえる作業です。

代表菅澤 代表菅澤
AIに倉庫の管理を任せる話ではありません。倉庫の管理と現場の作業は御社が行い、その裏側の入力・照合・計算をAIが引き受ける。この線引きが、安心して任せるための前提です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「承認するだけ」の形にしておくと、センター長の負担が大きく減ります。内容を最初から作るのではなく、出来上がったものを確かめる側に回れるからです。

08 増員・外注・自作では、事務作業は片づかない 4つの道のうち3つは、悩みを別の悩みに置き換えるだけ

倉庫の事務の悩みへの対処は、大きく4つあります。4つのうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけで、事務そのものは片づきません。

選択肢よくある期待実際に行き詰まる所判定
①センター事務を採用して増やす人が増えれば、入力の手が足りる現場の作業員の採用が先になり、事務の採用は後回しになりやすい。荷主ごとの出荷指示の形や料金表を覚えるまでに時間がかかり、繁忙期に合わせて増やすと閑散期に人が余る✕
②事務を派遣やBPOに外注するプロに任せれば片づく荷主ごとの決まりを外の人に教える手間が毎回かかり、担当者が替わるたびに説明し直す。件数に応じて費用が増える契約だと、出荷の山の月ほど外注費も膨らむ✕
③WMSの取り込みをRPAで自作する自分たちで作れば安く済む荷主が書式を変えたり、新しい荷主が加わったりするたびに直しが要る。作った担当者が異動すると、どこで止まっているのかも分からなくなる✕
④AI社員AIKATAに任せる作業そのものを手放したいいまのWMSやExcelの画面のまま、仕組みの構築と運用をAIKATAが行う。会社は確認と承認が中心◎

8-1. ①増員・②外注で片づかない理由

✔️忙しい時期に間に合わない:採用と教育に時間がかかり、年末やセールの直前では間に合わない
✔️暇な時期に人件費が残る:出荷の波が大きく、繁忙期に合わせて抱えた人員が、閑散期の負担になる
✔️属人化が増える:荷主ごとの料金表や在庫差異の調べ方が、新しい担当者の頭の中にだけ残る
✔️外注先への説明と手直しが会社に残る:荷主ごとのルールを毎回説明し、仕上がりを確かめて直す手間は、会社の側に残る

8-2. ③自作の壁

✔️荷主ごとのルールの言語化:三期制・月建て・坪建て・パレット建て、最低料金の有無、出荷指示の形式を、仕様として言葉にするのは数十時間規模の作業
✔️検証の型:過去の請求と照らして結果を確かめる、わざと異常なデータを入れて挙動を見る、といったテストの型が要る
✔️第二の属人化:作った人しか直せない仕組みは、その人が異動や退職をすると止まる
代表菅澤 代表菅澤
①から③は、どれも「人か仕組みを会社が抱え続ける道」です。事務の悩みが、採用の悩みや保守の悩みに変わるだけで、手放せていません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「ChatGPTに聞けばいい」で始めた会社が、数か月後に、使う人が一人だけになって止まる、という話も聞きます。作業を手放すには、担い手ごと渡す必要があります。

09 AI社員AIKATAは、倉庫会社のセンター事務を丸ごと引き受ける AIと人の二重体制で、出荷指示・在庫照合・保管料・報告の事務を受託する

AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、倉庫会社向けのAI社員AIKATAのページにあるとおり、出荷指示のデータ化、在庫データの照合、保管料と荷役料の計算、請求書の作成、荷主への在庫報告といった事務を、AIと人の二重体制で丸ごと受託する業務代行(BPO)サービスです。

9-1. 引き受ける事務の中身

まとまり引き受ける業務会社に残る判断・作業
入出庫データ出荷指示のデータ化とWMSへの登録、FAXの出荷依頼のデータ化(スキャンした写しをもとに)、入荷予定の一覧化と入荷実績の照合、送り状発行用データの作成ピッキングや検品などの現場の作業
在庫・棚卸WMSと荷主の在庫表の照合、棚卸結果と帳簿在庫の差異の一覧化、賞味期限・ロットの期限一覧の更新、長期滞留在庫の洗い出し実在庫を数える棚卸の現場作業
料金・請求三期制などの保管料の計算、荷役料・付帯作業料の集計、荷主別の請求書の作成、入金消込と未入金の一覧化料金表の取り決め。請求の確定の承認
荷主への報告月次の在庫報告の作成、入出荷実績レポートの作成、荷主からの問い合わせメールの一次返信差異の原因の説明、荷主との条件の取り決め

9-2. 仕組みの特徴

✔️特定のソフトに限定しない:ロジザードZERO・クラウドトーマス・W3 mimosaなど、いま御社がお使いのWMSや保管料計算のExcelの画面を、そのまま使います。乗り換えは要りません
✔️荷主ごとのルールを仕組みに落とし込む:出荷指示の取り込み形式、料金表、在庫報告の書式を荷主ごとに残します。担当者の経験や忙しさで精度が落ちません
✔️結果は人が確かめる:AIが洗い出した在庫の差や、保管料の期の区切りや単価の誤りは、当社の人が確かめてからお渡しします。会社の日々の作業は、原則「仕上がりの承認」だけです
✔️出荷の山も人を増やさない:年末やセールの時期も、人を採用・教育せずに処理量を増やせます。辞めない、休まない、業務が止まりません
✔️AIの知識は要らない:仕組みの構築・運用は当社が行います。引き継ぎは、事務の方の操作画面を見ながら、当社が業務を分解・整理します。マニュアルが無くても大丈夫です

AIKATAを使う倉庫会社では、保管料の計算をお任せいただいたあとから、出荷指示の取り込み・在庫の照合・月次の在庫報告も追加でご依頼いただく、という形で運用しています。いずれも、センターの方は出来上がった請求書や報告書を確認して承認するだけの形になります。ソフト名は、お使いの環境の例として挙げたもので、各ソフトの運営会社との提携を意味するものではありません。

9-3. できないこと・会社に残ること

✔️倉庫管理主任者による倉庫の管理と、寄託を引き受けるかの判断は、御社が行います
✔️入出庫やピッキング、棚卸の現場作業は、御社で行います
✔️郵送物の受け取り、押印、現物の受け渡しなど、人が物理的に動く工程は、自動化しきれません

荷主の在庫や出荷の数は、荷主にとって売れ行きが分かる機密です。通販の出荷では、お届け先の氏名や住所など個人情報も扱います。秘密保持契約(NDA)を結び、WMSへのアクセスはお任せいただく荷主と業務の範囲に絞ります。寄託契約に、データを外部に渡すときの取り決めがあるかも、あわせて確かめてください。料金は、月額の定額で、荷主や出荷の件数が増えても変わりません。

💡 始める時期は、出荷の落ち着いた時期

セールや年末の出荷の山の最中に切り替えると、確かめる時間が取れません。落ち着いた時期に、出荷の多い荷主から順に取り込み形式と料金表を整えます。保管料は最初の締めで、これまでの計算と並べて見比べます。

代表菅澤 代表菅澤
AIKATAが引き受けるのは、入力・照合・計算・報告書づくりといった事務です。倉庫の管理と現場の作業はこれまでどおり、御社が行います。センターの体制は変わりません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
無料相談では、いまのセンター事務を一緒に棚卸しして、どこまで任せられるかを整理します。契約の義務はありませんので、まず現状を聞かせてください。
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10 残る道は「作業そのものを任せる」だけ 手作業のまま/WMSの追加・入れ替え/AIKATAに任せる の3択

手作業のままWMSの追加・入れ替えAI社員AIKATAに任せる
忙しい時期の負荷✕ 事務があふれて後回しになる△ 一部の取り込みは減るが、照合と報告は残る◎ 人を増やさず、処理量だけ増やせる
荷主ごとのルール△ 慣れた人の頭の中にある△ 製品の仕様の範囲になる◎ 手順として仕組みに残る
荷主への対応の速さ✕ 在庫報告や返信が滞る△ 自動出力は設定した範囲まで◎ 請求書と報告が毎月そろう
事務の人の採用と教育✕ 採用難と教育のくり返し△ 新しい操作の教育が増える◎ 採用も教育も要らない
法令の線引き○ 社内ですべて行う○ 社内ですべて行う◎ 倉庫の管理と寄託の判断は社内、事務だけを任せる形で明確

10-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由

✔️今のソフトのまま:WMSも保管料計算のExcelも入れ替えない。画面操作まで含めて自動化する
✔️荷主ごとのルールが残る:出荷指示の取り込み形式、料金表、在庫報告の書式が、手順として仕組みに残る
✔️会社は確認と承認が中心:照合や計算の結果を確かめて承認する。日々の作業が「仕上がりの確認」に変わる
✔️忙しい時期も人を増やさない・定額:年末も、新しい荷主を受け入れた月も、月額の定額のまま
✔️AIの知識は不要・倉庫の管理との線引きが明確:構築と運用は当社が行い、倉庫の管理と寄託の判断は御社に残る

増員・外注・自作・WMSの入れ替えは、どれも会社が人か仕組みを抱え続ける道です。作業を手放せる道は、AIKATAに任せることだけです。

代表菅澤 代表菅澤
WMSの話は、現場の仕組みの話に偏りがちです。でも、センター長の時間を取り戻すのは、裏側の事務を手放すことです。そこから始めると、次は荷主との関係づくりに時間を使えます。

次の出荷の山を、人を増やさずに越える準備を始めませんか

センター事務を増やす、WMSを入れ替えると決める前に、まず無料相談で、出荷指示の取り込み・在庫の照合・保管料の計算・荷主への報告のうち、どの事務から任せられるかを整理しましょう。無料相談は60分・オンライン(Google Meet)で、業務の棚卸しと、どこまで任せられるかの整理を行います。契約の義務はありません。
詳しくは、倉庫会社向けのAI社員AIKATAのページをご覧ください。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
出荷の落ち着いた時期に始めるほど、荷主ごとの手順を整えてから山を迎えられます。まず、いま一番時間を取られている事務を1つ教えてください。

人を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、入力・集計・書類づくり・確認の作業か、それを回す人と仕組みが社内に残り続けます。

AI社員AIKATAなら、いまお使いのロジザードZERO・クラウドトーマスなどはそのまま、取引先・利用者ごとのルールも登録して処理し、社内に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。

NEXT STEP

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よくある質問

Q. 倉庫管理を楽にするには、何から始めればよいですか?

A. 現場の作業の管理と、センター事務を分けて考えるのが出発点です。ロケーションの整理や入出庫の記録の精度は現場の管理、出荷指示の取り込み、在庫の照合、保管料の計算、荷主への報告はセンター事務の対策になります。まず、どの作業に何時間かかっているかを書き出してください。

Q. WMSを入れれば、センター事務は減りますか?

A. 入出庫の記録など、減る作業はあります。一方で、荷主ごとの出荷指示の取り込み、荷主の在庫表との照合、保管料の計算のように、WMSを入れても人の手に残る作業もあります。導入を検討するときは、システムで減る作業と、システムの外に残る作業を分けて考えると、期待とのずれが小さくなります。

Q. 倉庫業法との関係で問題はありませんか?

A. 当社がお引き受けするのは、データの入力・照合・料金計算・報告書づくりなどの事務作業です。入出庫やピッキング、棚卸の現場作業と、倉庫管理主任者による倉庫の管理、寄託を受けるかの判断は、引き続き御社で行っていただきます。荷主へ送る請求書や報告も、御社が確認し承認したものを使います。

Q. 今使っているWMSやExcelのままで使えますか?

A. 使えます。ロジザードZERO・クラウドトーマスなど、特定のWMSに限定せず、いま御社が使っているWMSや保管料計算のExcelの画面を使って自動化します。システムの入れ替えは要りません。画面操作で自動化できるかは、ソフトの仕様と利用条件を、導入前に一緒に確かめます。

Q. 荷主の情報や在庫のデータは安全に扱えますか?

A. 荷主ごとの在庫、出荷先の情報、料金表など、取り扱いに注意が要る情報を預かります。秘密保持契約(NDA)を結び、WMSやExcelで当社が見られる範囲を、作業に要る範囲に限ります。荷主との契約で、情報を第三者に渡すことが制限されていないかは、任せる範囲を決める前に確かめてください。

Q. いつから始めるのがよいですか?

A. 年末や大きなセールの直前に引き継ぐと、確かめる時間が取れません。出荷が落ち着いた時期に始め、荷主ごとの決まりを整えてから出荷の山を迎えるのが安全です。まず無料相談で、時期と任せる範囲を整理できます。

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監修 最終更新日: 2026年10月23日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。