【2026年10月最新】不動産売買仲介のシステムの選び方と、システムを替えずに決済までの事務をAIに任せる方法

【2026年10月最新】不動産売買仲介のシステムの選び方と、システムを替えずに決済までの事務をAIに任せる方法

「不動産の業務システムを入れたいが、物件管理、顧客管理、追客と種類が多く、何から選べばいいのか分からない」——不動産売買仲介の代表者や店長の方から、よく聞かれるご相談です。

結論から言うと、売買仲介のシステムは「物件管理」「反響と顧客の管理」「追客」「連携先」の4つの機能を、自社の業務に当てはめて選ぶのが基本です。ただ、どのシステムを入れても、販売図面の入力、契約から決済までの書類集めと連絡、売主様への販売活動報告のように、営業・事務スタッフの手に残る作業があります。

この記事では、売買仲介のシステムの種類、選び方、導入の進め方、つまずきやすい点を整理します。そのうえで後半では、システムを入れ替えずに、事務の作業そのものをAIに任せる道を、AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)の仕組みと、宅建業法で社内に残る務めとの線引きを含めて解説します。

✔️売買仲介のシステムの種類と、それぞれの役割
✔️システムを選ぶ4つの基準と、導入前に確かめたい点
✔️導入の進め方と、よくある失敗
✔️システムを入れても営業・事務スタッフに手作業が残る場所
✔️Claude Code/CodexによるAIで決済までの段取りを自動化する流れと、宅建業法との線引き
✔️採用・外注・自作・ソフト導入と、作業そのものを任せる道の違い
代表菅澤 代表菅澤
システムの比較記事は、機能の一覧表が中心です。でも、店長の方が本当に知りたいのは「入れた後、図面の入力や決済までの連絡は減るのか」のはずです。この記事は、そこまで含めてお話しします。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
まずシステムの種類と選び方を整理して、そのうえで、システムでは片づかない事務をどうするかを考えます。順番に読んでいただければ大丈夫です。
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📌 この記事の結論
【2026年10月最新】不動産売買仲介のシステムの選び方と、システムを替えずに決済までの事務をAIに任せる方法
不動産売買仲介のシステムの種類と選び方を整理。ソフトを入れても残る図面入力・反響返信・決済までの事務を、AI社員AIKATAで任せる方法も解説。

01 不動産売買仲介のシステムとは?主な種類と役割 物件管理・顧客管理・追客。それぞれ得意な範囲が違う

📚 用語解説

反響:ポータルサイトや自社のホームページを見たお客様から届く、物件への問い合わせや資料請求のこと。反響への返信の速さが、その後の商談につながるかを左右しやすい。

📚 用語解説

追客:問い合わせをいただいたお客様に、購入や売却の検討が進むまで、物件の紹介や近況の連絡を続けること。売買は検討期間が長いため、連絡が途切れないようにする仕組みが求められる。

1-1. 主なシステムの種類

種類できること主な機能の例
物件管理物件情報の登録・更新、販売図面の作成、自社ホームページやポータルへの掲載の連動物件の登録、図面の作成、価格変更や成約の反映
顧客管理(CRM)反響の取り込み、顧客情報と対応履歴の一元管理、名寄せ反響メールの顧客登録、対応履歴、見込み客の管理
追客・営業支援検討期間の長いお客様への、定期的な連絡の仕組みメールやLINEの配信、物件の自動紹介、温度感の把握
一体型物件管理と顧客管理、追客をまとめて提供いえらぶCLOUD、いい生活売買クラウド、ITANDI 売買 PropoCloudなど

製品の機能や連携先、料金は変わることがあるため、詳しくは各製品の公式サイトで確かめてください。

1-2. 賃貸向けと売買向けでは、必要な機能が違う

不動産のシステムには、賃貸仲介向け、売買仲介向け、両方に対応するものがあります。賃貸は物件の回転が速く、募集図面や入居申込の流れが中心になります。売買は、1件あたりの検討期間が長く、契約から決済までに関わる人と書類が多いのが特徴です。売主様への販売活動の報告も、媒介契約を結んだ後は続きます。自社の中心が売買なら、追客と、契約後の段取りを意識して選ぶ必要があります。

代表菅澤 代表菅澤
「不動産のシステム」と一言で言っても、物件の管理が得意なものと、お客様への連絡が得意なものがあります。まず、自社で一番時間を取られているのが、どちらなのかを見極めるのが出発点です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
売買の店長の方からは「図面の入力と、反響の返信と、決済までの連絡。全部が営業の手元に溜まっている」というお話をよく聞きます。

02 システムを見直したくなる4つのきっかけ 入力の手間・追客のばらつき・連携・引き継ぎ

2-1. きっかけ①:物件の入力に一日が取られる

元付の会社から届いた販売図面を見ながら、物件管理のソフトや自社のホームページに、一件ずつ手で打ち込む。取扱物件が増えるほど、入力は営業の合間では終わらなくなります。

2-2. きっかけ②:反響の返信と追客が担当者まかせ

ポータルからの反響が、案内中や夜間に届き、返信が翌日になる。長期の追客も、担当者ごとにやり方がばらばらで、気づけば何か月も連絡していないお客様がいる。顧客管理や追客のシステムを探す、いちばん多い理由です。

2-3. きっかけ③:ソフト同士がつながっていない

物件管理、顧客管理、メールの配信がそれぞれ別のソフトで、同じ情報を二重に入れている。連携の範囲と、連携が別料金になる場合があるかどうかは、公式情報で確かめる点です。

2-4. きっかけ④:担当者が変わると経緯が分からなくなる

案件の経緯が、担当者の手元のメモにしか残っていない。退職や異動のたびに、引き継ぎで抜けが出る。顧客管理に履歴を集める目的で、システムを探す会社も多くあります。

✍️ 図面の入力に時間がかかる
→
📩 反響の返信が遅れる
→
🔄 ソフトがつながらない
→
👥 担当者で経緯が途切れる
→
💻 システムの見直しを検討
代表菅澤 代表菅澤
きっかけが「入力の手間」なのか「追客のばらつき」なのかで、選ぶ基準は変わります。きっかけを一言で言えるようにしておくと、比較が楽になります。
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きっかけが「決済までの連絡が追いつかない」だった場合は、実は顧客管理のシステムだけでは解決しにくい問題かもしれません。そこは後の章で整理します。

03 システムの選び方:4つの基準 機能・連携・使いやすさ・サポート

基準確かめること確かめ方
売買仲介の業務に合うか賃貸向けではなく、売買の流れ(反響→案内→媒介→契約→決済)に対応しているか公式サイトの対応業態を確かめ、売買の事例を問い合わせる
連携する範囲は十分かポータルの反響の自動取り込み、自社ホームページへの掲載、メールやLINEの配信に対応しているか連携先の一覧と、別料金の有無を公式情報で確かめる
現場で使えるか営業、事務、店長など、役割の違うスタッフが迷わず使えるか。スマートフォンから使えるか無料のデモやトライアルで、役割の違うスタッフに触ってもらう
サポートが続くか問い合わせの窓口と対応時間、制度や連携先の変更への対応導入前に、サポートの範囲と費用を問い合わせる

📚 用語解説

元付:売りに出ている物件の売主様から、直接売却の依頼を受けている不動産会社のこと。他の不動産会社は、元付から販売図面などの物件情報を受け取って、お客様に紹介する。図面の形式や届き方は会社ごとに違う。

3-1. 導入前に確かめたい3つのこと

✔️費用の全体像:初期費用、月額、利用人数や店舗数による変動、連携の追加費用。料金は公式サイトや見積で確かめる
✔️既存データの移行方法:顧客の情報や対応履歴、物件のデータを、どこまで・どのような形で移せるか
✔️契約期間と解約の条件:最低利用期間、解約時にデータを持ち出せるか
⚠️ 「機能が多い」ことと「事務が減る」ことは別

機能の一覧が長くても、実際にどの作業が楽になるかは、会社の運用によって違います。比較表の印の数ではなく、御社で時間を取られている作業が、そのシステムで減るのかを、デモの場面で確かめてください。

代表菅澤 代表菅澤
比較表の印を数えるより、デモで「御社の一番面倒な作業」を実際にやってみる方が、よほど参考になります。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
無料デモの段階で、店長の方だけでなく、実際に毎日入力する事務のスタッフにも触ってもらうのがおすすめです。使い続けるのは現場の方なので。
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04 システムを導入するときの進め方 現場の作業を書き出し、小さく確かめながら進める

1
いま困っていることを書き出す図面の入力、反響の返信、追客、決済までの連絡、売主様への報告のうち、どの作業に何時間かかっているかを、スタッフに聞いて書きます。
2
候補を2〜3つに絞る売買に対応していること、使っているポータルや自社サイトと連携していること、を条件にして絞ります。全部を比べようとしないことがこつです。
3
デモで御社の作業をやってみる反響の登録、物件の登録、追客の設定など、実際の作業を再現し、役割の違うスタッフにも触ってもらいます。
4
移行の計画を立てる顧客の情報と物件のデータの移し方、旧ソフトと並行して動かす期間を、決済の集中する時期を避けて決めます。
5
最初の数週間は、登録内容を人が確かめる導入直後は、反響の取り込みと顧客登録、掲載内容を丁寧に確かめます。ここで出たずれが、運用を整える材料になります。

4-1. よくある失敗と避け方

✔️機能の数で選ぶ:自社の作業が減るかを確かめずに決めると、導入した後も図面の入力が残る
✔️期末の決済の集中する時期に重ねる:確かめる時間が取れず、登録の見落としが増える
✔️現場のスタッフを巻き込まない:店長だけで決めると、使われずに元のメモや表計算に戻る
✔️データの移行を軽く見る:顧客の履歴が、思った形で移らない
💡 導入の前に、システムの外にある作業の一覧を作る

システムを入れても減らない作業があります。販売図面からの物件入力、契約後の書類集め、司法書士や金融機関への連絡、決済時の精算書づくり、売主様への報告などです。導入の検討と並べて、この一覧を作っておくと、システムだけで解決しようとする期待のずれを避けられます。

代表菅澤 代表菅澤
導入は投資です。だからこそ、システムで解決することと、解決しないことを、先に分けておくと判断が落ち着きます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
導入直後の数週間は、思ったより手がかかります。その時期に、事務の別の負担まで重ならないようにしておくと、乗り切りやすいです。

05 システムを入れても、手作業が残る場所 物件管理・顧客管理のソフトの「外」にある事務

📚 用語解説

レインズ:宅建業者が使う、不動産流通の情報交換のためのネットワークシステム。物件情報の登録や検索に使われる。利用の条件は運営側の規約で定められており、各社はその規約に従って使う。

物件管理や顧客管理のソフトは、情報を「しまう」「探す」「配信する」ことは得意です。一方で、ソフトに情報を入れるまでの作業と、ソフトの外で進む作業は、人の手に残ります。

📄 元付の販売図面が届く
→
✍️ 物件管理ソフトへ入力
→
🏠 自社サイトとポータルへ掲載
→
📩 反響を取り込み・返信
→
📑 契約・決済の段取り

5-1. 手作業が残る6つの場面

✔️販売図面からの物件登録:図面の価格・面積・条件を読み取り、ソフトに入れる作業は、ソフトを替えても人が行う
✔️反響への一次返信:取り込みは自動でも、返信の文面の確認と送信は営業の手元に残りやすい
✔️長期の追客:配信の仕組みがあっても、誰にどの文面を送るかの整理は人が行う
✔️契約から決済までの日程調整:ローンの本審査、司法書士、決済日の調整は、電話とメールで進む
✔️必要書類のチェック:取引ごとに違う書類の、そろい具合の確認は表計算やメモで管理される
✔️売主様への販売活動報告:媒介契約ごとの報告の期日を、人が覚えて管理している

5-2. 「ソフトを替えれば解決するのか」

ソフトを替えても、これらの作業は消えません。ソフトは「入れた情報の扱い」を助けますが、入れるまでの作業と、関係者との連絡は別の話だからです。ここを見落としたまま入れ替えると、導入の費用をかけたのに、営業の事務の負担は変わらない、という状態になります。

代表菅澤 代表菅澤
「ソフトを入れたのに事務が減らない」と相談を受けることがあります。理由は、減ると期待した作業が、ソフトの外にあったことが多いんです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
期待のずれを防ぐには、導入の前に「ソフトが引き受ける作業」と「人の手に残る作業」を分けておくことです。

06 営業の手元に事務が溜まる構造 一件にかかわる人が多く、経緯が個人に残る

売買仲介の事務は、取引の件数だけでなく、一件にかかわる人の多さで増えていきます。売主様・買主様に加え、元付の会社、金融機関、司法書士、土地家屋調査士など、契約から決済までに連絡する相手が多く、物件ごとに必要な書類も違います。

それなのに、事務は営業担当が案内や商談の合間に抱えていることが多く、事務員を採用しても、登記簿や公図、ローンの書類を読める人はすぐには育ちません。案件の経緯が担当者の手元のメモにしか残っていないと、退職や異動のたびに引き継ぎで抜けが出ます。

6-1. 現場のよくある4つの悩み

✔️販売図面の入力で一日が終わる:元付から届いた図面を見ながら、一件ずつ手で打ち込んでいる
✔️反響への返信が翌日になる:案内中や夜間に届く反響の返信が遅れ、他社に先を越される
✔️長期の追客が担当者まかせ:検討期間の長いお客様への連絡が、担当者ごとにばらばら
✔️契約後の日程調整が抜けやすい:ローンの本審査・司法書士・決済と引き渡しの日程を、電話とメールで調整し、確認漏れが怖い

こうした悩みは、システムの機能の外にあるものがほとんどです。作業そのものを、誰が・どのように進めるかを考える必要があります。次の章では、AIに作業そのものを任せるという考え方を整理します。そのうえで、不動産売買仲介会社向けのAI社員AIKATAのページ(不動産売買仲介会社向けのAI社員AIKATAのページ)も、あわせてご覧ください。

代表菅澤 代表菅澤
営業が案内と商談に集中できる会社は、事務を営業の手元から切り離しています。切り離す先がシステムなのか、人なのか、AIなのかが、選択のポイントです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
採用で解決しようとしても、売買の事務を覚えてもらうには時間がかかります。その間も、営業の事務は減りません。
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07 【核心】AIで事務作業を「自動化」する——契約から決済までの段取り 効率化ではなく自動化。いまのソフトのまま、ひと続きの流れをAIが進める

📚 用語解説

Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。質問に答えるだけのAIと違い、コードを書き、ファイルやコマンドを操作して、データの照合や文書の作成といった作業そのものを実行するAIエージェント。画面を操作する場合は、そのための仕組みを組み合わせて使う。日本語の指示で業務の流れを組み立てられるが、設計と検証は専門家が行うのが安全。

7-1. 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎日の作業を自動で回す」は別物

ChatGPTのような対話型のAIに、追客メールの文面を考えてもらうのは効率化です。人が作業の主体で、AIは文章を考える手間を減らしてくれます。ただ、送る相手を探す、記録を貼る、送信する、という作業は人の手に残ります。

Claude Code/Codexで業務の流れを組み立て、必要に応じて画面操作やデータ連携の仕組みを足し、決まったきっかけで動く仕組みと組み合わせて作るのが自動化です。「契約後に書類が届いたら、必要書類の一覧と照らし、足りない書類の連絡文を作り、日程と進み具合を記録し、決済の準備までそろえる」という一連の流れを、あらかじめ設計しておきます。あとは決まったきっかけで、書類の仕分けや照合といった作業は人が手を動かさなくても進み、確認と承認は人が行います。

7-2. 決済までの段取りを、ひと続きの流れで

たとえば決済までの段取りは、決済日の連絡を送る所だけを自動にするのではなく、次の流れ全体をAIが進めます。

📥 契約後の書類・連絡を受け取り
→
🔍 必要書類の一覧と照合
→
✉️ 不足の連絡文を作成
→
📝 いまのソフトへ記録
→
🧾 精算書を契約書と照合
→
✅ 決済の準備をそろえる
✔️受け取り:買主様・売主様・金融機関・司法書士からメールなどで届く書類と日程の連絡を、AIが集めて取引ごとに分けます
✔️書類確認:取引ごとの必要書類の一覧と届いた書類を照らし、足りない書類、期限の切れた証明書、契約書と違う氏名や住所を洗い出します
✔️差し戻し:足りない書類のお願いや決済日の候補の連絡は、関係者へ送る文面をAIが作ります。営業の方が内容を確認し承認すると送られ、届いた返事をAIが一覧に反映します
✔️記録:決まった日程と書類のそろい具合を、いまお使いの物件管理ソフトや顧客管理の取引の記録に反映します(画面の操作が必要な場合は、そのための仕組みを併用します)
✔️精算照合:決済の日の精算書の下書きを作り、売買契約書の代金・手付金・固定資産税の日割り・仲介手数料と照らします。合わない所で止め、止まった所だけを営業の方が判断します
✔️決済準備:精算書、決済の日の持ち物の一覧、関係者への最終のご案内をそろえ、営業の方が確かめて承認してから送ります

7-3. これまでの事務 vs AIに任せた後

これまで営業・事務の方がやっていた作業AIに任せた後
元付の図面を見ながら、物件管理ソフトへ一項目ずつ入力する図面の内容をAIが読み取り、登録の下書きを用意する。内容は人が確かめてから登録する
ポータルの反響を手で顧客登録し、案内の合間に返信する反響を取り込んで顧客登録し、決めた型で一次返信の文面を用意する
担当者ごとのやり方で、長期のお客様に連絡する連絡の間隔を記録から一覧にし、追客メールの下書きを用意する
司法書士や金融機関と決済日を電話とメールで調整する日程と必要書類を一覧にし、連絡の下書きまで用意する
契約書を見ながら精算書を作り、電卓で検算する精算書の下書きを契約書と照らし、合わない所だけを示す
媒介契約ごとの報告の期日を覚えて、報告書を作る期日を一覧で管理し、反響や案内の記録から報告の下書きを作る

ポイントは、いまお使いの物件管理ソフトや顧客管理をそのまま使い続けられることです。ソフトの入れ替えとは違い、営業の方の操作は変わりません。手作業の「受け取り・入力・照合・チェック・下書き」の部分が、AIの仕事に置き換わります。

7-4. 宅建業法との線引きを、先に決めておく

📚 用語解説

重要事項説明:不動産の売買や賃貸の契約を結ぶ前に、物件や取引の条件について、お客様に説明する手続き。説明は宅地建物取引士が行い、説明書面などに記名する。AIや事務スタッフが代わりに行うものではない。

⚠️ 重要事項説明と契約書面への記名は、宅建士が行う

宅建業法では、重要事項説明と、その説明書面や契約書面への記名を宅建士が行うと定められています。媒介契約に基づく売主様への報告や、広告の表示のルールを守ることも宅建業者の責任です。AIが担うのは、図面のデータ化や書類の下準備の補助までです。内容の確認とお客様への説明は、御社が行います。

このほか、物件の価格の査定や、売主様へのご提案、価格や条件の交渉といった判断も、御社の営業の方が行います。AIが担うのは、そのための材料をそろえる作業です。

代表菅澤 代表菅澤
AIにお客様への説明を任せる話ではありません。説明と記名は宅建士が行い、その裏側の書類集めと照合をAIが引き受ける。この線引きが、安心して任せるための前提です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「確認と承認が中心」の形にしておくと、店長の負担が大きく減ります。内容を最初から作るのではなく、出来上がったものを確かめる側に回れるからです。

08 採用・外注・自作・ソフト導入では、事務作業は片づかない 4つの道のうち3つは、悩みを別の悩みに置き換えるだけ

事務の悩みへの対処は、大きく4つあります。4つのうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけで、事務そのものは片づきません。

選択肢よくある期待実際に行き詰まる所判定
①事務員を採用して増やす人が増えれば、営業の手が空く図面や登記簿、ローンの書類まで分かる人は多くない。会社ごとの登録のルールや決済までの段取りを覚えるまで時間がかかり、辞めると案件の経緯ごと分からなくなる✕
②物件入力の代行会社に外注するプロに任せれば入力は片づく件数に応じて費用が増える形が一般的で、反響対応や決済の段取りは社内に残る。上がってきた登録内容を確かめる手間も、営業の仕事として残りがち✕
③追客の仕組みを自分たちで作る自分たちで作れば安く済む文面や配信の条件を整える時間を営業の合間に取るのは難しく、作った人が辞めると手直しする人がいない。広告の表示ルールに合うかの確認も続ける必要がある✕
④売買仲介向けのソフトを導入するソフトを入れれば事務が減る反響の取りこぼしは減らせても、図面の入力や書類集め、決済までの連絡は人の手で進める部分が多く残る。データの移し替えにも時間がかかる△
⑤AI社員AIKATAに任せる作業そのものを手放したいいまのソフトの画面のまま、仕組みの構築と運用をAIKATAが行う。会社は確認と承認が中心◎

8-1. ①採用・②外注で片づかない理由

✔️育つまでに時間がかかる:売買の事務は、物件ごとに必要な書類が違い、覚えるまでに時間がかかる
✔️属人化が増える:案件の経緯が、新しい担当者の頭の中にだけ残る
✔️件数が増えると費用も増える:外注は、取扱物件や反響が増えるほど費用がふくらみやすい
✔️外注先への説明と手直しが社内に残る:会社ごとのルールを毎回説明し、仕上がりを確かめて直す手間は、社内の側に残る

8-2. ③自作の壁

✔️会社のルールの言語化:物件ごとの書類や、使ってよい表現と避ける表現を、仕様として言葉にするのは大きな作業
✔️表示ルールの確認:誇大広告の禁止や、不動産の表示に関する規約に沿うかの確認を、自分たちで続ける必要がある
✔️第二の属人化:作った人しか直せない仕組みは、その人が辞めると止まる
代表菅澤 代表菅澤
①から③は、どれも「人か仕組みを会社が抱え続ける道」です。事務の悩みが、採用の悩みや保守の悩みに変わるだけで、手放せていません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「ChatGPTに聞けばいい」で始めた会社が、数か月後に、使う人が一人だけになって止まる、という話も聞きます。作業を手放すには、担い手ごと渡す必要があります。

09 AI社員AIKATAは、売買仲介の事務を丸ごと引き受ける AIと人の二重体制で、物件登録・反響・決済までの段取りを受託する

AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、不動産売買仲介会社の営業・事務スタッフの定型業務を、AIと人の二重体制で引き受ける業務代行(BPO)サービスです。いまお使いの物件管理ソフトや顧客管理システムの画面をそのまま使い、仕組みの構築から運用までを当社が行います。

9-1. お任せいただける業務の範囲

区分AIKATAが引き受ける作業御社に残る業務
物件情報販売図面の読み取りとデータ化、物件管理ソフトへの登録、自社ホームページの物件更新、価格変更・成約物件の反映登録内容の確認と承認。レインズやポータルへの掲載は各ソフトの正規の連動機能を利用
反響・追客反響メールの取り込みと顧客登録、決めた型での一次返信、条件に合う物件の紹介メールや追客メールの下書き物件のご提案、価格・条件の交渉、送る文面の承認
契約・決済の段取り契約から決済までの日程調整の連絡、必要書類のチェックリスト管理、司法書士・金融機関への連絡の下書き、精算書の下書き重要事項説明、契約書面への記名(宅建士)、連絡と精算書の内容の承認
売主様・営業資料売主様への販売活動報告の下書き、査定に使う取引事例の集計、売出し物件の価格の動きの記録価格の査定と売主様へのご提案

9-2. AIKATAの5つの特長

✔️月額の定額:料金は件数でも業務の種類でも変わらない定額で、取扱物件や反響が増えても、期末に決済が集中しても追加費用はかかりません。1業務だけを試すお試しプランもあります
✔️いまのソフトのまま:お使いの物件管理ソフトや顧客管理の画面を使うため、ソフトの乗り換えは要りません。画面操作で自動化できるかは、ソフトの仕様と利用条件を、導入前に一緒に確かめます
✔️図面の読み取りも人が確かめてから:図面から読み取った価格や面積、物件の条件は、当社の人が確かめてから登録します。読み間違えたまま公開される心配を抑えます
✔️担当者が辞めても段取りが残る:決済までの日程、そろった書類と足りない書類、関係者への連絡の経緯を一覧として残します
✔️役割分担はそのまま:重要事項説明と契約書面への記名は宅建士が、物件のご案内や価格の交渉は営業の方が行います

9-3. できないこと(先にお伝えしておきます)

✔️重要事項説明、契約書面への記名、物件のご案内、価格や条件の交渉
✔️レインズやポータルサイトの画面を、当社が自動で操作すること(各サービスの利用規約に従い、各ソフトの正規の連動機能をお使いいただきます)
✔️物件の価格の査定と、売主様へのご提案の最終判断
✔️広告や紹介文を掲載してよいかの最終判断(使ってよい表現と避ける表現は、導入前に御社と決めます)

お客様の本人確認書類や収入、ローンの審査に使う書類、売主様の登記の情報などは、秘密保持契約(NDA)を結び、物件管理ソフトや顧客管理で当社が見られる範囲を限定してお預かりします。犯罪収益移転防止法の取引時確認の記録など、保存が必要な書類の扱いも、導入前に決めます。

代表菅澤 代表菅澤
「営業の事務を全部お願いしたい」より、「図面の入力だけ先に」で始める会社が多いです。小さく始めて、うまくいった業務から広げられます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
導入の前に、使ってよい表現と避ける表現、徒歩の所要時間や面積の書き方を、店長の方と一緒に決めます。この決まりで、下書きを作ります。
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10 比較まとめ:システム・採用・外注・AIKATA 自社の悩みに合わせて、組み合わせて選ぶ

売買向けソフト事務員の採用入力の外注AI社員AIKATA
図面の入力人の手が残る採用した人が行う外注先が行う(件数で費用増)AIが下書き、人が確認
反響の返信取り込みは自動、返信は人人が行う社内に残る定型の一次返信を用意
決済までの段取り人の手が残る人が行う社内に残る日程・書類の一覧と連絡の下書き
担当者が辞めた時履歴は残る経緯ごと分からなくなる外注先に依存段取りの記録が残る
ソフトの入れ替え必要不要不要不要(いまのソフトのまま)

システムの導入と、事務を任せることは、どちらか一方を選ぶものではありません。顧客管理や物件管理のソフトは、情報を扱う土台として使い続け、その土台に入れるまでの作業と、関係者との連絡をAIKATAに任せるという組み合わせが、現実的です。

代表菅澤 代表菅澤
ソフトの入れ替えを悩んでいる会社ほど、実は「ソフトの外の作業」に時間を取られていることが多いです。そこを手放せば、いまのソフトのままでも、営業は案内と商談に集中できます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
まず無料相談で、どの事務から任せられるかを一緒に洗い出しましょう。任せる範囲は、小さく始めて大丈夫です。

営業が案内と商談に集中できる体制を、いまのソフトのまま始めませんか

ソフトを入れ替えると決める前に、まず無料相談で、販売図面の登録・反響の一次返信・決済までの段取りのうち、どの事務から任せられるかを整理しましょう。無料相談は60分・オンライン(Google Meet)で、業務の棚卸しと、どこまで任せられるかの整理を行います。契約の義務はありません。
詳しくは、不動産売買仲介会社向けのAI社員AIKATAのページをご覧ください。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
決済の集中する時期の前に始めるほど、手順を整えてから繁忙期を迎えられます。まず、いま一番時間を取られている事務を1つ教えてください。

人を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、入力・集計・書類づくり・確認の作業か、それを回す人と仕組みが社内に残り続けます。

AI社員AIKATAなら、いまお使いのいえらぶCLOUD・いい生活売買クラウドなどはそのまま、取引先・利用者ごとのルールも登録して処理し、社内に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。

NEXT STEP

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よくある質問

Q. 不動産売買仲介のシステムは、何を基準に選べばよいですか?

A. 売買の流れに対応しているか、ポータルや自社サイトとの連携が十分か、現場のスタッフが迷わず使えるか、サポートが続くか、の4つが基本です。機能の数よりも、御社で時間を取られている作業がそのシステムで減るのかを、デモで確かめてください。料金や機能は、各製品の公式サイトで最新の内容を確かめてください。

Q. システムを入れれば、営業の事務は減りますか?

A. 反響の取り込みや顧客の履歴管理など、減る作業はあります。一方で、販売図面からの物件登録、契約後の書類集め、決済までの連絡、売主様への報告のように、ソフトを入れても人の手に残る作業もあります。導入を検討するときは、ソフトが引き受ける作業と、ソフトの外に残る作業を分けて考えると、期待とのずれが小さくなります。

Q. 宅建業法との関係で問題はありませんか?

A. 当社がお引き受けするのは、図面のデータ化・物件登録・連絡の下書き・書類の管理といった事務作業です。重要事項説明と契約書面への記名、物件のご案内や価格・条件の交渉は、引き続き御社の宅建士・営業の方に行っていただきます。お客様へ送る文面も御社が確認・承認したものを使うため、責任の所在が曖昧になることはありません。

Q. 今使っている物件管理ソフトのままで使えますか?

A. 使えます。AI社員AIKATAは、特定のソフトに限定せず、いま御社が使っている物件管理ソフトや顧客管理システムの画面を使って自動化します。ソフトの乗り換えは要りません。画面操作で自動化できるかは、ソフトの仕様と利用条件を、導入前に一緒に確かめます。レインズやポータルサイトの画面は、各サービスの利用規約に従い、当社が自動で操作することはありません。

Q. お客様の本人確認書類やローンの情報は安全に扱えますか?

A. お客様の本人確認書類や収入、ローンの審査に使う書類、売主様の登記の情報など、取り扱いに注意が要る情報を預かります。秘密保持契約(NDA)を結び、物件管理ソフトや顧客管理で当社が見られる範囲を限定します。保存が必要な書類の扱いも、導入前に決めます。

Q. いつから始めるのがよいですか?

A. 春の住み替えシーズンや期末の決済が集中する時期の直前に引き継ぐと、確かめる時間が取れません。比較的落ち着いた時期に始め、手順を整えてから忙しい時期を迎えるのが安全です。まず無料相談で、時期と任せる範囲を整理できます。

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監修 最終更新日: 2026年10月23日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。