【2026年10月最新】間取り図の作成方法とは?賃貸管理会社が押さえる手順・ツールの選び方・掲載時の注意点と、図面づくりの事務をAIに任せる方法
「募集を始めたいのに、管理物件の間取り図が古いまま」「退去が決まるたびに、図面の直しと掲載用の画像づくりで手が止まる」「オーナーから間取り図をきれいに作り直してほしいと言われたが、誰が・どのツールで作るのか決まっていない」——賃貸管理会社(賃貸仲介を兼ねる会社を含む)の社長・管理担当の方から、1〜3月の繁忙期が近づくたびに出てくる悩みです。
結論から言うと、間取り図は、ブラウザで使える作図ツール・パソコン用ソフト・スマートフォンのアプリ・手書きのどれでも作れます。ただし管理会社の仕事では、「何を描くか(既存住戸の再現か、新しい間取り案か)」と「何に使うか(広告掲載か、社内資料か、個別の提案か)」を先に決めないと、作り直しが発生します。さらに広告に使う図面は、実際の部屋と食い違っていないかを確認する責任が会社にあります。
この記事では、賃貸管理会社の実務目線で、間取り図を作る方法の選び方、ツールを選ぶポイント、基本の作成手順、見やすくするコツ、広告・物件資料として使うときの注意点、自作と作成代行の比べ方までを整理します。そのうえで、図面の前後に発生する物件情報の入力・掲載作業を、いまの管理システムのまま Claude Code/Codex で自動化する方法を、AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)の仕組みとあわせて解説します。
広告表示のルールは、不動産の表示に関する公正競争規約など公的・業界団体が公表している内容が前提です。ツールの機能や料金は変更されることがあるため、導入前に必ず各社の公式サイトで最新の内容を確認してください。この記事では、特定のツールの優劣は論じません。
01 HOW TO MAKE 間取り図を作る方法は?目的に合わせて選ぶ ブラウザ・ソフト・アプリ・手書きの違いと、管理会社が最初に決めること
1-1. 最初に決めるのは「何を描くか」と「何に使うか」
間取り図を作る目的は、大きく3つに分かれます。実在する住戸を正しく描き直す場合、これから住む家や改装後の間取り案を検討する場合、家具の配置などを説明するための簡単な図を作る場合です。賃貸管理会社の仕事の中心は、1つ目の「実在する住戸の再現」です。元の図面や現況を確認しながら、募集・提案に使える図面にする作業になります。
| 作りたいもの・用途 | 最初に用意するもの | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 管理物件の募集・広告用の図 | 使用できる元図、室内の寸法、現況の確認情報 | 商用利用・出力条件が合うツール、またはトレース代行 |
| 退去後のリフォーム案の検討 | 現況の図面、改装の希望、オーナーの予算の範囲 | 配置を入れ替えやすいツール。必要に応じて立体のイメージ |
| 入居希望者への提案資料 | 希望の人数・暮らし方、家具の大きさ | 家具配置を示せる簡易な作図ツール。正確な作図とは用途を分ける |
| 社内向けの現況メモ | 寸法のメモ、設備の写真 | 手書きや方眼紙でもよい。広告には使わない前提で管理する |
📚 用語解説
トレース(図面の清書):手元にある古い図面や手書きの図面を元に、同じ内容を作図ツールで描き直して清書すること。新しい間取りを設計することとは別の作業で、元図と現況に合っているかの確認が品質の中心になる。
1-2. ブラウザ・ソフト・アプリ・手書きの違い
| 方法 | 向いている場面 | 確認しておく点 |
|---|---|---|
| ブラウザで使う作図ツール | インストール不要で、複数人が同じ画面を見て作業したいとき | 無料の範囲/保存・出力の条件/商用利用の可否/作ったデータの持ち出し |
| パソコン用の作図ソフト | 寸法を正確に入れ、細かい修正を繰り返したいとき | 導入と更新の費用/操作の習熟/ライセンスの数 |
| スマートフォンのアプリ | 現地で簡単な配置図を作り、すぐに共有したいとき | 画面が小さく細かい寸法の確認がしづらい/出力品質 |
| 手書き・方眼紙 | 現地での採寸メモ、社内の打ち合わせ | 広告には使えない。清書の工程が別に必要 |
なお、機能や料金はツールごとに異なり、変更されることもあります。「描く」「後で編集するために保存する」「画像やPDFとして出力する」「仕事で使う」が、すべて無料とは限りません。作り終わってから困らないよう、最初に出力条件を公式サイトで確認します。
①広告に使う図面は、元図と現況を確認した人の名前と日付を残す。②作ったデータは、特定の担当者のパソコンではなく共有の保管場所に置く。③ツールを替えても編集できるよう、画像だけでなく編集元のデータも保存する。この3つを決めておくと、担当者が替わっても図面が使い続けられます。
02 TOOL SELECTION 間取り図作成ツールを選ぶポイントと比較 「保存」と「出力」を分けて考え、4つの候補を同じ観点で比べる
2-1. 保存と出力を同じものと考えない
ツールを試すときは、「保存」(後から編集できる形でデータを残すこと)と、「出力」(画像・PDFなどの形で取り出すこと)を分けて確認します。保存はできても出力にロゴが入る、出力はできても編集元が残らない、商用では使えない、といった条件がツールによってあります。条件は公式サイトの利用規約や料金ページで確かめます。
📚 用語解説
編集元データ:作図ツールで作った図面を、あとから修正できる形で残したデータ。画像やPDFは見るためのもので、修正には編集元データが要る。担当者が替わっても修正できるよう、編集元の保管場所を決めておく。
2-2. 4つの候補を同じ観点で確認する
候補を比べるときは、機能の多さではなく、自社の用途に合う観点で同じ表に書き出します。次の観点で、各社の公式ページを確認するのがおすすめです。
2-3. 使う目的から候補を絞る
目的から絞る考え方は単純です。広告に使う図なら、出力条件(商用利用・ロゴ・解像度)と、寸法の正確さを最優先に見ます。入居希望者への提案資料なら、家具を置いたときの感覚が伝わる見せ方を優先します。社内メモなら、手軽さを優先して構いません。1つのツールで全部をまかなおうとせず、用途で分けるほうが運用は楽になります。
2-4. 不動産会社向け:作図と顧客への提案は別の工程
管理会社・仲介会社の実務では、図面を作ることと、その図面を使って入居希望者に物件を提案することは別の工程です。図面が完成しても、希望条件に合う物件の絞り込み、内見の案内、申込の受付といった作業が続きます。ツールの比較に時間をかけすぎず、図面の後ろの工程まで含めて、全体で何に時間がかかっているのかを見るのが、管理会社の経営者の目線です。
03 BASIC STEPS 自分で間取り図を作る基本手順 既存住戸の再現を5つの手順で進める
3-1. 既存住戸の再現:5つの手順
元図・寸法・現況を集める
外周と部屋の位置を決める
建具・設備・収納を入れる
寸法・文字・現況を照らし合わせる
編集元を保存し、使う形式で書き出す
3-2. 1.元図・寸法・現況を整理する
最初に、手元にある元の図面(竣工時の図面、過去の募集図面、オーナーから預かった資料など)と、室内の寸法、現況の写真や情報を集めます。元図と現況が食い違っていることは、改装や設備の入れ替えを重ねた物件では珍しくありません。食い違いに気づいたら、その場で現況を優先して記録し、元図との差を残します。
3-3. 2.外周と部屋の位置を決める
作図ツールを開いたら、まず建物の外周(住戸の外形)を、寸法を入れて描きます。次に、壁で仕切られた各部屋の位置と大きさを決めます。壁の厚みの扱い(壁の中心線で測るか、内側で測るか)は、広告の面積表示と関係します。広告に載せる面積の表示は規約に従う必要があります。図面に記す面積が壁芯の数値か内法の数値かを明示し、広告への表示方法は最新の規約で確認します。
📚 用語解説
壁芯(へきしん)と内法(うちのり):壁芯は壁の中心線で測った面積、内法は壁の内側で測った面積。同じ住戸でも、どちらで測るかで数値が変わる。広告に載せる専有面積の表示方法は、不動産の表示に関する公正競争規約などで定められている。どちらの数値かを図面に明示し、表示方法は最新の規約を確認して従う。
3-4. 3.建具・設備・収納を入れる
外周と部屋が決まったら、ドア・窓などの建具、キッチン・浴室・トイレなどの設備、クローゼットや押入れなどの収納を描き入れます。多くの入居希望者が間取り図で確認するのが、建具の位置と設備の配置です。省略しすぎると、内見に来てから「思っていたのと違う」となる原因になります。
3-5. 4.寸法・文字・現況を照合する
描き終えたら、図面の寸法・部屋名や設備名などの文字・現況の写真を照らし合わせます。確認する人は、描いた人と別の人にすると、思い込みによる見落としを減らせます。照合した結果は、確認者の名前と日付を残します。
3-6. 5.編集元を保存し、使う形式へ書き出す
最後に、編集元のデータを共有の保管場所に保存し、使う場面に合わせて画像やPDFへ書き出します。ポータルサイトに掲載する画像、店頭やチラシに使う印刷用、オーナーへの報告用など、用途ごとに必要なサイズや形式が違います。ファイル名には、物件名・部屋番号・版の日付を入れると、後から探しやすくなります。
3-7. 新しい間取り案を考える場合の進め方
退去後のリフォーム案など、新しい間取りを考えるときは、まず誰が住む部屋にするか(単身・カップル・ファミリーなど)と、必要な部屋・収納・水まわりの位置を決めます。そのうえで、複数の案を並べて、費用のかかり方と、募集したときの見え方を比べます。案の図は、現況の図とはっきり区別して管理し、広告の図として使わないよう注意します。
04 READABILITY & RULES 見やすい図にするコツと、広告・物件資料として使うときの注意点 スマホやAIで作るときの確認点も含めて整理
4-1. 見やすく、誤解の少ない間取り図にするには
4-1-1. 寸法と比率をそろえる
部屋の縦横の比率が実際とずれていると、「広く見えたのに狭かった」という印象のずれにつながります。縮尺をそろえ、寸法と図の大きさが対応していることを確認します。同じ建物の複数住戸を作るときは、ツールの設定をそろえて作ると、一覧にしたときに比べやすくなります。
4-1-2. 建具・窓・設備を省略しすぎない
見やすさを優先して、窓やドア、コンセント、エアコンの位置、収納の扉などを省くと、内見で「実際の使い勝手が違う」と指摘される原因になります。入居希望者が判断に使う情報は残すのが原則です。
4-1-3. 文字・線・記号の役割をそろえる
壁の太さ、点線の意味、記号の使い方は、図面ごとにばらつかないよう、会社として基準を決めます。文字の大きさ・書体・色の数も、スマートフォンで見たときに読める大きさに統一します。ポータルサイトの掲載画像は小さく表示されることが多いため、縮小しても読める文字にします。
4-2. スマホやAIでも作れる?できることと確認点
4-2-1. スマホだけで完成させたいとき
スマートフォンのアプリは、現地での採寸メモや、簡単な配置図づくりに向いています。ただし画面が小さく、細かい寸法の確認がしづらいため、広告に使う図は、パソコンの大きな画面で最終確認するのが無難です。
4-2-2. AIの案や画像を使うとき
AIに間取りの案や画像を作らせることもできますが、AIが作った図は、実在の住戸の寸法や設備と一致している保証がありません。広告に使う図として、元図・寸法・現況と一致しているかを人が確認していない画像は使わないのが原則です。AIの案は、リフォームの発想を広げる材料として使い、募集図面とは分けて扱います。
4-2-3. 元図と現況のどこまで確認できたかを残す
AIでもスマホでも手書きでも同じですが、元図のどこまでを現況と照合できたかを記録に残します。「寸法は元図のまま」「設備は現地で確認済み」「窓の位置は未確認」と区別しておくと、後から問い合わせがあったときの説明がしやすくなります。
4-3. 不動産広告・物件資料として使うときの注意点
間取り図を含む不動産広告の表示は、宅地建物取引業法や、不動産の表示に関する公正競争規約などの対象になります。実際と著しく異なる表示や、実際より優良・有利に見せる表示は問題になります。具体的な表示基準は、不動産公正取引協議会連合会などが公表している最新の規約・資料で確認してください。
4-3-1. 元図・テンプレート・素材の利用条件を確認する
元の図面は、設計事務所・施工会社・オーナーなどが作ったものです。図面を募集や広告に使ってよいか、加工してよいかは、預かったときの条件で決まります。作図ツールのテンプレートや素材(家具のイラストなど)にも、利用条件があります。広告に使う前に、利用条件を確認します。
4-3-2. 確認者と版を残し、古い資料を使い続けない
図面は、改装や設備の入れ替えのたびに現況とずれていきます。図面ごとに、作成日・確認者・版を残し、現況が変わったときは古い図を差し替えます。ポータルサイトや店頭のチラシに古い図が残り続けることは、現場でよく起きる問題です。
4-3-3. 図面の確認と、掲載作業の効率化を分ける
図面の確認(現況との照合)は、人が責任を持って行う工程です。一方で、確認が済んだ図面を使った掲載作業(物件情報の入力、画像の登録、複数のポータルへの反映)は、手順が決まっていれば、機械的に進められる作業です。確認を急ぐのではなく、確認が済んだ後の作業を軽くする、という分け方が現実的です。
05 SELF OR OUTSOURCE 自作と作成代行、どちらを選ぶ? 作った図面の活用まで 図面づくりそのものより、前後の工程が会社の負担になる
5-1. 既存図面のトレースと、新しい間取りの提案は違う
作成代行には、手元の既存図面を清書する(トレース)依頼と、新しい間取りを設計・提案する依頼があります。管理会社が募集図面を整えたいのは、多くの場合、前者です。後者は設計の領域で、費用も期間も異なります。依頼するときは、どちらを頼むのかを最初に伝えます。
5-2. 自作・外注を比較する項目
| 比較する項目 | 自社で作る | 作成代行に頼む |
|---|---|---|
| 1枚あたりの時間 | 習熟すれば短くなるが、繁忙期は担当者の手が足りない | 納期の確認が必要。繁忙期は混み合うことがある |
| 現況との照合 | 現地を知る担当者が確認しやすい | 現況の情報を会社が渡す必要があり、その整理が会社に残る |
| 修正の手間 | 自社で即座に直せる | 修正のやり取りが発生する |
| 表示ルールの確認 | 会社の責任で行う | 最終的な責任は掲載する会社にある |
| 費用の考え方 | 人件費とツール費用 | 依頼先の料金(依頼先の公式な料金表で確認) |
どちらを選んでも、最終的な「この図面を広告に載せてよい」という判断は、会社が行います。自作でも代行でも、現況との照合と版の管理は会社に残る仕事です。
5-3. 作った間取り図を、掲載・物件提案に活用する
5-3-1. 広告掲載と、個別の顧客提案を使い分ける
ポータルサイトなどへの広告掲載は、不特定多数に向けた表示なので、表示ルールの対象になります。一方、入居希望者への個別の提案資料は、希望条件に合わせて家具配置や注意点を書き込める自由度があります。ただし、提案資料でも実際と異なる情報を載せてはいけません。
5-3-2. 図面を送った後の反応を、次の確認に使う
図面を送った後の反応——どの部屋の広さについて質問が来たか、収納について聞かれたか——は、図面に足りない情報を教えてくれます。問い合わせの内容を記録しておくと、次の図面で何を補えばよいかが見えてきます。
5-3-3. 自社の提案手順に合わせて整える
図面の見せ方は、自社の案内の手順に合わせて整えます。たとえば、メールで先に図面を送り、内見の当日に現地で補足する会社と、店頭で図面を見ながら絞り込む会社では、必要な図面の形が違います。
5-4. よくある質問と、最初の1枚を作る前の確認
現場でよく出る質問に、短く答えておきます。
不動産会社の方へ。完成した図面を、比較しやすい物件提案につなげる工程——物件情報の入力、画像の登録、複数のポータルへの反映——が、実は図面づくりより時間がかかっていないか、一度見直してみてください。次の章で、その話に入ります。
06 MANUAL LIMIT 図面づくりの前後で膨らむ、管理会社の手作業の限界 描く時間より、確認・入力・掲載・差し替えの時間が重い
6-1. 図面を作っても、事務は終わらない
間取り図を整えても、そのあとには、物件情報の入力・更新、画像の登録、ポータルサイトごとの掲載、募集条件の変更への対応、古い図面の差し替えが続きます。しかも、同じ情報を管理システムとポータルに別々に入力するため、転記ミスが出ます。
6-2. 繁忙期に集中する、物件・オーナーごとに違う条件
ここで、ひとつ発想を変えます。システムを替えなくても、作業そのものを任せる道があるということです。次の章で、その考え方を整理します。
07 AI AUTOMATION 募集図面まわりの事務作業を、AIで自動化する 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎日の作業を回す」は、まったく別のもの
7-1. 「効率化」と「自動化」の違い
| AIに聞いて早くする(効率化) | AIが毎日・毎月の作業を回す(自動化) | |
|---|---|---|
| 動かす人 | 担当者が、都度AIに質問・依頼する | 決めた手順のとおりに、AIが自動で作業する |
| 担当者の負担 | AIへの依頼と、結果の貼り付けが毎回残る | 承認の確認だけが残る |
| 繁忙期の効果 | 担当者の手が回らなければ変わらない | 件数が増えても、同じ手順で処理できる |
| 例 | 物件の紹介文をAIに添削してもらう | 物件情報の入力・更新、掲載用の下準備、図面データの整理を、手順どおりに自動で進める |
📚 用語解説
Claude Code/Codex:AI(大規模言語モデル)を使って、パソコン上の作業を自動で進められる「AIエージェント」型のツール。日本語の指示をもとに、ファイルの作成・更新や、画面の操作、他のシステムとの連携を行える。担当者が一つずつ依頼しなくても、決めた手順に沿って作業を進められる点が、チャット型のAIとの違い。
📚 用語解説
AIエージェント:人が細かく指示しなくても、与えられた目的に向けて、必要な手順を自分で組み立て、実行するAI。募集まわりの事務に当てはめると、「物件情報を読み取る→管理システムやポータルに入力する→食い違いを照合する→承認待ちの一覧を作る」までを連続して処理できる。
7-2. いまのシステムはそのまま、AIが受け取りから承認待ちまでを回す
弊社のAI社員AIKATAでは、Claude Code/Codex を使い、会社がすでに使っている管理システム・ポータルサイト・書類のひな型を、そのまま使い続けたまま、画面の操作を含めて自動化します。システムの乗り換えや、新しいソフトの導入は要りません。
退去・募集の情報を管理システムやメールから取り込む
募集図面(マイソク)の下準備、掲載用の情報を整える
管理システム・ポータルへ入力し、条件の食い違いをチェック
担当者が確認し、承認する
掲載の反映と、版の履歴を保管
図面まわりに引きつけて言えば、AIが担うのは、確認が済んだ図面を使った前後の事務です。たとえば次のような作業が対象になります。
7-3. 事務員がやっていた作業 vs AIに任せた後
| 作業 | これまで(事務員の手作業) | AIに任せた後 |
|---|---|---|
| 物件情報の入力・更新 | 管理システムとポータルに同じ内容を入力。繁忙期は転記ミスが出る | AIが画面操作で入力し、食い違いを照合。担当者は承認だけ |
| 募集図面の下準備 | 物件ごとに条件を見ながら、ひな型に転記 | AIが条件を転記し、下書きを作成。担当者が確認して承認 |
| 古い図面の洗い出し | ポータルを一件ずつ見て、差し替え漏れを探す | AIが一覧を作り、差し替えが必要な物件を抽出 |
| 問い合わせの一次対応 | 図面の送付や日程の案内を、個別にメールで作成 | AIが下書きを作成。担当者が確認して送信 |
| 入金の消込・未入金の確認 | 入金データを見ながら一件ずつ照合 | AIが照合し、未入金の一覧を作成。担当者が確認して連絡 |
7-4. 宅建業法・広告ルールとの線引き(AIが担う範囲/会社が担う範囲)
重要事項説明と、契約書面(35条書面・37条書面)への記名は、宅地建物取引士が行います。賃貸住宅管理業法に基づく業務管理者による管理・監督、オーナー・入居者との交渉や判断、法的な手続きは会社が行います。広告に載せる図面が現況と合っているかの最終確認と、掲載してよいかの判断も会社の責任です。AIが担うのは、その前の事務作業(物件情報の入力・更新、書類の下準備、入金消込、問い合わせの一次対応、更新・解約の事務処理)だけです。
なお、現地での採寸、郵送物の受け取り・押印・現物の受け渡しなど、人が物理的に動く工程は、自動化しきれません。AIKATAは、画面の中で完結する事務作業が主な対象です。
08 BUILD OR ENTRUST 増員・外注・自作では、繁忙期の事務作業は片づかない 4つの選択肢のうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけ
図面まわりの募集事務を片づけようとするとき、管理会社が取れる道は大きく4つあります。4つのうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけです。
| 選択肢 | よくある期待 | 実際に行き詰まる所 | 判定 |
|---|---|---|---|
| ①事務員を増やす | 人を増やせば、繁忙期の件数をさばける | 採用・教育が繁忙期に間に合わない。閑散期に人件費が残る。担当者ごとのやり方が増え、属人化が進む | ✕ |
| ②従来型の外注・BPO | 外に出せば、会社の手間が減る | 物件・オーナーごとの条件を外注先に説明し、納品物の手直しをする作業が会社に残る。繁忙期の増量に追従しにくい | ✕ |
| ③社内でAIを自作する | 自社で作れば、安く自由に使える | 物件・オーナーごとのルールを言語化できない。検証の型がない。作った人しか直せず、第二の属人化が生まれる | ✕ |
| ④AI社員AIKATAに任せる | 作業そのものを手放したい | 現地での採寸や郵送・押印など、人が動く工程は自動化しきれない(その部分は会社が担当) | ◎ |
8-1. 「①増員」「②外注」で片づかない理由
8-2. 「③自作」の壁
09 AI SHAIN AIKATA AI社員AIKATAとは?賃貸管理会社の事務作業を丸ごと受託する 業務代行(BPO)としての受託の範囲と、会社の役割
AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、事務員の方がパソコンで行っている業務を、AIと人の二重体制で丸ごと受託する業務代行(BPO)サービスです。不動産会社向けには、専用のご案内ページを用意しています。
9-1. 受託できる業務の例
9-2. いまのシステムのまま、画面操作を含めて自動化
AIKATAは、特定のシステムに限定しません。会社がいま使っている管理システム・ポータルサイトをそのまま使い、画面操作を含めて自動化します。システムの乗り換えは要りません。物件種別や取引形態ごとの入力ルールを、仕組みに落とし込むため、担当者の経験や繁忙度で精度が落ちません。
9-3. 会社の作業は「承認」だけ
AIの処理結果は、人が品質チェックしたうえで、会社に渡されます。最終確認と承認は会社が行います。会社の日々の作業は、原則として「入力済みの物件情報や、作成済みの書類の承認」だけです。
事務員の操作画面を見ながら、AIKATAが業務を分解・整理
AIKATAがルールを仕組みに落とし込む
画面操作を含めて自動で作業
AIKATA側で確認
最終確認と承認
9-4. 繁忙期も人を増やさずに処理量を増やせる
料金は、月額の定額で、業務量が増えても料金は変わりません。仕組みの構築・運用はAIKATAが行うため、会社にAIの知識は要りません。引き継ぎは、事務員の方の操作画面を見ながら、AIKATAが業務を分解・整理します(マニュアルが無くてもかまいません)。
9-5. 守ること・できないこと
AIKATAを使う不動産会社では、事務員の方が行っていた物件情報の入力や書類の下準備を、AIKATAの仕組みで処理し、会社の担当者が承認する、という形で運用しています。
10 COMPARISON & SUMMARY 残る道は「作業そのものを任せる」だけ——手作業・システム追加・AIKATAの比較 図面づくりの前後の募集事務を、どう片づけるか
| 手作業のまま | システムの追加・乗り換え | AI社員AIKATAに任せる | |
|---|---|---|---|
| 繁忙期の負荷 | ✕ 件数に比例して増える | △ 入力の一部は減るが、運用の手間が残る | ◎ 人を増やさず処理量を増やせる |
| 物件・オーナーごとのルール | △ 担当者の経験に依存 | △ 製品の仕様の範囲内 | ◎ 仕組みに落とし込み、残る |
| 入居者・オーナーへの対応の速さ | ✕ 繁忙期に遅れる | ○ 一部は自動化 | ◎ 一次対応・下準備が早い |
| 事務員の採用と教育 | ✕ 採用難・教育が必要 | △ 新しい操作の教育が必要 | ◎ 採用・教育が不要 |
| 宅建業法の線引き | ○ 会社が管理 | ○ 会社が管理 | ◎ 宅建士・会社の業務と、AIの業務が明確に分かれる |
10-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由
増員・外注・自作・乗り換えは、どれも会社が人か仕組みを抱え続ける道です。作業を手放せる道は、AIKATAに任せることだけです。
次の繁忙期を、事務員を増やさずに越える準備を始めませんか
AI社員AIKATAの無料相談(60分・オンライン・Google Meet)では、御社の募集まわりの業務を棚卸しし、どの業務から任せられるかをその場で整理します。人を増やす・システムを替えると決める前に、一度、作業そのものを手放す選択肢を確かめてください。契約の義務はなく、全国から対応しています。
事務員を増やす・外注する・AIを自作する・管理システムを替える——どの道を選んでも、入力・書類づくり・入金の照合・問い合わせの一次対応か、それを回す人と仕組みが会社に残り続けます。
AI社員AIKATAなら、いまお使いの管理システム・ポータルサイトはそのまま、物件や取引ごとのルールも登録して処理し、会社に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。
NEXT STEP
管理業務の事務作業を、
AI社員に任せてみませんか?
よくある質問
Q. 間取り図はどうやって作るのがよいですか?
A. 間取り図は、ブラウザで使える作図ツール、パソコン用ソフト、スマートフォンのアプリ、手書きなどで作れます。賃貸管理会社で広告に使う場合は、元図・寸法・現況を確認したうえで作図ツールで清書し、確認者と版を残す運用がおすすめです。ツールは、保存と出力の条件、商用利用の可否を公式サイトで確認して選びます。
Q. 無料のツールで作った間取り図を、広告に使えますか?
A. ツールによります。描くところまでは無料でも、編集元の保存、画像やPDFの出力、商用利用に条件がある場合があります。広告に使う前に、ツールの公式サイトの利用規約と料金ページで、出力条件と商用利用の可否を確認してください。条件は変更されることがあるため、確認した日付も記録しておくと安心です。
Q. 間取り図を広告に載せるときの注意点は?
A. 実際の部屋と食い違っていないことが大前提です。元図と現況を照合し、確認者・日付・版を残します。面積の測り方(壁芯・内法)を含む表示のルールは、不動産の表示に関する公正競争規約などで定められているため、最新の規約を確認してください。古い図面がポータルや店頭に残らないよう、差し替えの管理も必要です。
Q. AIで間取り図を作ってもよいですか?
A. AIが作った図は、実在の住戸の寸法や設備と一致している保証がありません。募集・広告に使う図は、元図・寸法・現況と一致しているかを人が確認したものに限るのが原則です。AIの案は、リフォームの発想を広げる材料として使い、募集図面とは分けて管理してください。
Q. 自作と作成代行は、どちらがよいですか?
A. 図面の清書(トレース)は、件数が多く繁忙期に手が回らない会社では代行が選択肢になります。ただし、現況との照合、広告に載せてよいかの最終判断、版の管理は、自作でも代行でも会社に残る仕事です。依頼するときは、既存図面の清書なのか、新しい間取りの提案なのかを、最初に伝えてください。
Q. 宅建業法上、募集図面まわりの事務作業をAIに任せて問題ありませんか?
A. 重要事項説明と、契約書面(35条書面・37条書面)への記名は、宅地建物取引士が行います。この部分はAIに任せられません。広告に載せる図面と現況の最終確認、掲載してよいかの判断も会社の責任です。一方、物件情報の入力・更新、書類の下準備、入金消込、問い合わせの一次対応といった事務作業は、AIに任せることができます。AI社員AIKATAは、宅建士の独占業務は引き受けず、AIの処理結果を人が品質チェックし、最終確認と承認は会社が行う体制です。
Q. 今使っている管理システムのまま、AI社員AIKATAを使えますか?
A. 使えます。AI社員AIKATAは特定のシステムに限定せず、会社が今使っている管理システム・ポータルサイトを、そのまま使い、画面操作を含めて自動化します。システムの乗り換えは要りません。無料相談(60分・オンライン・Google Meet)で、御社の業務を棚卸しし、どこまで任せられるかを整理します。
AI社員AIKATAへのお問い合わせ
この記事を読んで気になった方へ。
専門スタッフが、御社に最適な
業務自動化・業務代行プランを無料でご提案します。



