【2026年11月最新】勤怠管理はエクセルでも可能|作り方・関数・メリットデメリットと法令上の注意点、社労士事務所が顧問先の勤怠集計をAIで自動化する方法
「顧問先から毎月届く勤怠のエクセルが、会社ごとに形式も計算式もバラバラで、給与計算の前に開いて直すだけで半日かかる」「エクセルの勤怠で本当に法律上問題ないのか、顧問先の社長から聞かれて即答できなかった」——勤怠管理のエクセル運用は、社労士事務所の給与計算の現場で、避けて通れないテーマです。
結論から言うと、勤怠管理はエクセルでも行えます。労働時間を把握する方法として、エクセルが禁止されているわけではありません。ただし、法令が求めているのは「労働時間を適正に把握し、記録し、保存すること」です。エクセルは入力ミス・改ざん・計算式の壊れやすさ・法改正への手動対応という弱点を抱えるため、運用ルールとチェックの仕組みがあって初めて成り立ちます。
この記事では、エクセルでの勤怠管理の流れ、勤怠管理表の作り方、よく使う関数、メリット・デメリット、労働時間の把握に関する法令上の注意点を整理します。後半では、顧問先ごとに形式の違うエクセル勤怠の集計・点検を、AI社員AIKATAに任せる方法も解説します。
01 BASICS 勤怠管理とは?エクセルで行う前に押さえる法令上の前提 「何を記録し、どう保存するか」が先にある
📚 用語解説
勤怠管理:従業員の出勤・退勤の時刻、労働時間、休憩、残業、休日労働、深夜労働、有給休暇、遅刻・早退・欠勤などを記録し、集計・管理すること。給与計算の基礎データになるほか、労働時間に関する法令を守っているかの確認にも使う。
勤怠管理の目的は、大きく2つあります。1つは、給与を正しく計算するためです。労働時間、残業時間、休日・深夜の労働時間、欠勤や遅刻の控除が、そのまま賃金に反映されます。もう1つは、労働時間に関する法令を守るためです。残業時間の上限の管理、年次有給休暇の管理、長時間労働の把握などは、いずれも勤怠の記録が土台になります。
1-1. 労働時間の把握は使用者の責務
厚生労働省は「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」で、始業・終業の時刻を使用者が確認し、記録することを求めています。確認と記録の方法は、原則として、使用者が自ら現認するか、タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録など客観的な記録を基礎にする、のどちらかとされています。自己申告で把握する場合は、実態と合っているかの確認や、適正に申告できる環境づくりなどの措置が必要です。細かい要件は、厚生労働省の最新のガイドラインで確認してください。
また、労働安全衛生法にもとづき、事業者は、面接指導を適切に行うために、客観的な方法その他の適切な方法で、労働者の労働時間の状況を把握しなければならないとされています。ここでも、エクセルという道具の種類ではなく、「客観的かつ適切に把握できているか」が問われています。
📚 用語解説
労働時間の適正な把握ガイドライン:厚生労働省が示している、使用者が労働時間を把握し記録するときの基本的な考え方。始業・終業時刻の確認方法(現認、またはタイムカード・ICカード・パソコンのログなどの客観的な記録)や、自己申告制を採るときの留意点、賃金台帳の適正な調製などが整理されている。
1-2. 勤怠の記録の保存期間
労働基準法は、労働者名簿、賃金台帳、雇入れ・解雇・賃金その他労働関係に関する重要な書類を保存するよう定めています。出勤簿やタイムカードなどの労働時間の記録も、この保存の対象として扱われます。保存期間の年数や起算日は、法改正の経過措置が絡むため、厚生労働省の最新の案内で確認してください。顧問先には、「エクセルのファイルを月ごとに上書きして、過去の月が残っていない」という状態にならないよう、保存ルールを決めておくことを案内します。
前月のファイルをコピーして書き換える運用では、元の記録が残りません。後から労働基準監督署の調査や従業員からの請求があった場合に、当時の労働時間を示せなくなります。月ごとにファイルを分けて保存し、確定後は編集できないようにする、という運用を決めておいてください。
1-3. 勤怠管理で管理する項目
02 FLOW エクセルで勤怠管理を運用する流れと、勤怠管理表の作り方 打刻から給与計算への引き渡しまで、6つのステップ
エクセルでの勤怠管理は、「テンプレートを用意する→従業員が記録する→管理者が確認する→計算する→月次で集計する→保管する」という流れで回ります。
2-1. 運用の流れ(6ステップ)
顧問先が自社でこの流れを回している場合、事務所に届くのは、ステップ5の「集計済みのファイル」です。ここで届くファイルの形式がバラバラだと、給与計算の前に、事務所の側で整える作業が発生します。
2-2. 勤怠管理表をエクセルで作る手順
自社に合った勤怠管理表を作るときは、次の4つの手順で進めます。
| 列 | 入力する内容 | 設定のポイント |
|---|---|---|
| 日付・曜日 | 月の日付と曜日 | 曜日は日付から自動で表示させる |
| 出勤・退勤 | 実際の時刻 | 時刻の表示形式にして、24時間表記で統一する |
| 休憩 | 休憩した時間 | 一律の休憩でも、実際の時間を入力できる列にする |
| 実働時間 | 退勤−出勤−休憩 | 計算式で自動表示。手入力できないように保護する |
| 所定外・深夜・休日 | 割増の対象になる時間 | 区分を分けて持つと給与計算がそのまま使える |
| 備考 | 有給・遅刻・早退などの理由 | 選択式(入力規則)にすると表記ゆれを防げる |
従業員が入力するのは、出勤・退勤・休憩・備考だけに絞り、実働時間や合計は計算式で自動表示させます。計算式のセルは保護をかけて、従業員が誤って上書きできないようにします。これだけで、計算式が壊れる事故の大半は防げます。
2-2b. エクセルで勤怠管理表を作成する具体的手順(Step1〜4)
エクセルでの勤怠管理に役立つ関数は、実動時間の計算、該当日付の曜日の表示、15分単位の切り上げ、日をまたぐ勤務、遅刻・早退の回数の5つが中心です。これらは次の章で、式の例とあわせて整理します。エクセルテンプレートを利用する場合も、自作する場合も、手順の考え方は同じです。従業員が出退勤時刻を入力し、管理者が集計して承認する、という分担を先に決めておくと、手軽に始められて運用も続きます。
なお、エクセルテンプレートは入手しやすい反面、そのまま活用すると自社の勤務情報と合わない部分が出ます。使い始める前に、所定労働時間、休憩の取り方、深夜や休日の扱い、締め日を、テンプレートの項目と1つずつ突き合わせてください。
2-3. マクロやテンプレートを使う場合
エクセルには、手順を自動化するマクロ(VBA)という機能があります。ボタンを押すと、現在時刻が出勤欄に入る、といった打刻の仕組みも作れます。一方で、作った人にしか直せなくなる、ファイルを開くときにマクロの警告が出る、といった課題も生じます。無料のテンプレートを使う場合は、そのテンプレートが自社の勤務形態(所定労働時間、締め日、深夜の扱い)に合うか、計算式が法令どおりの考え方で組まれているかを、使い始める前に確認してください。
📚 用語解説
マクロ(VBA):エクセルの操作を自動化する機能。ボタン一つで一連の処理を実行できる。便利な一方で、作成者にしか内容が分からない状態になりやすく、担当者の退職や異動のときに保守が止まるリスクがある。
03 FORMULAS 勤怠管理で使う関数と、時間計算でつまずくポイント 時刻は「1日=1」の数値として扱われる
エクセルの時刻は、内部では1日を1とした小数で扱われます。たとえば12:00は0.5です。この仕組みを知らないと、合計時間が24時間を超えたところで表示がおかしくなったり、給与の計算で金額が合わなくなったりします。
3-1. 1日の勤務時間と、休憩を引いた実働時間
1日の勤務時間は、退勤の時刻から出勤の時刻を引くだけで求められます。休憩を引く場合は、さらに休憩時間のセルを引きます。表示形式は「h:mm」にします。
| やりたいこと | 計算式の例(出勤B2、退勤C2、休憩D2) |
|---|---|
| 勤務時間 | =C2-B2 |
| 休憩を引いた実働時間 | =C2-B2-D2 |
| 日をまたぐ勤務(夜勤) | =IF(C2 |
| 曜日の表示(日付A2) | =TEXT(A2,"aaa") |
| 15分単位で切り上げ | =CEILING(E2,"0:15") |
| 15分単位で切り捨て | =FLOOR(E2,"0:15") |
夜勤などで退勤が翌日にずれ込む場合、単純に「退勤−出勤」とすると、マイナスの値になって「#####」と表示されます。上の表のように、退勤が出勤より小さいときに1日(=1)を足す式にして対応します。
3-2. 1か月の合計と、表示形式
1か月の合計勤務時間は、SUM関数で日ごとの実働時間を足します(例: =SUM(E2:E32))。合計が24時間を超えるときは、セルの表示形式を「[h]:mm」にします。「h:mm」のままだと、24時間を超えた部分が表示から消えてしまい、合計時間が少なく見えます。
勤務時間を時給と掛けて賃金を求めるとき、時刻のセルをそのまま掛けると、金額が1/24になります。時刻のセルは「1日=1」の数値なので、時間数に直すために24を掛けてから時給を掛けます(例: =合計時間*24*時給)。この間違いは、金額が桁違いになるので気づきやすいのですが、割増賃金の計算に組み込まれると見落とされることがあります。
3-3. 遅刻・早退の回数と、時間の端数処理
遅刻や早退の回数は、COUNTIF関数で数えられます。たとえば所定の始業が9:00であれば、出勤欄の時刻が9:00を超えている日数を数える式にします。遅刻・早退の時間を賃金から控除する場合は、就業規則や賃金規程の定めに沿って行います。
労働時間の端数処理には、注意が必要です。15分単位や30分単位で、日ごとに労働時間を切り捨てる扱いは、労働者の賃金が本来より少なくなるため、原則として認められません。例外として、1か月の時間外労働・休日労働・深夜業の時間数の合計に1時間未満の端数がある場合に、30分未満を切り捨て、30分以上を1時間に切り上げることは、事務の簡便のための扱いとして認められている、と厚生労働省は示しています。詳しい範囲は、厚生労働省の最新の案内で確認してください。
📚 用語解説
端数処理:労働時間や賃金の計算で出る、1分単位や1円単位の端数の扱い。日ごとに切り捨てると賃金の不足につながるため、原則として1分単位で扱う。1か月の割増対象時間の合計について30分未満切り捨て・30分以上切り上げが認められる、などの限定的な例外がある。
3-4. 変形労働時間制・フレックスタイム制の計算
1日8時間・週40時間を基本とする働き方であれば、エクセルの関数で残業時間を出せます。一方、変形労働時間制やフレックスタイム制では、残業になる時間の判定が「日」ではなく、「週」や「清算期間」の単位で変わります。さらに、1か月単位・1年単位などの種類や、清算期間の長さによって、計算の考え方が異なります。エクセルでこれを正しく組むには、複雑な式と、設定を理解した担当者が必要です。エクセル勤怠の最大の限界は、ここにあります。
| 勤務形態 | 残業時間の判定 | エクセルでの難しさ |
|---|---|---|
| 通常の労働時間制 | 1日8時間・週40時間を超えた時間 | 比較的組みやすい |
| 1か月単位の変形労働時間制 | 定めた日・週の所定労働時間を超えた時間など | 日ごとの所定を表に持つ必要がある |
| フレックスタイム制 | 清算期間の総労働時間と法定労働時間の総枠との比較 | 期間単位で集計する設計が必要 |
| シフト制・夜勤 | 日をまたぐ勤務と、深夜・休日の区分 | 日またぎと割増区分の式が複雑 |
04 PROS & CONS エクセルで勤怠管理を行うメリット・デメリットと、注意点 小規模なら十分。ただし「ルール」と「点検」が前提
4-1. エクセルのメリット
4-2. エクセルのデメリット
4-3. エクセルで勤怠管理を行うときの注意点
従業員が自分で出退勤の時刻を入力するだけの運用では、入力された時刻と、実際の入退室の記録やパソコンの使用時間とが食い違うことがあります。労働時間の把握は使用者の責務なので、乖離の有無を定期的に確認する仕組みを、顧問先と一緒に決めておくことが大切です。
4-4. ヒューマンエラーと、法令違反・残業代の未払いのリスク
エクセル勤怠では、ヒューマンエラーが起きやすい点が最大の弱点です。打ち間違いの修正には時間と労力がかかり、確認作業が集計の締め切りに重なると、見落としも出ます。さらに、集計ミスで賃金や残業代を適正に支払えない事態になると、労働基準法に違反するおそれがあります。コンプライアンスの面からも、職場の記録の精度は重要です。勤務情報が改ざんされるリスクを軽減するには、確定後の編集を禁止し、修正の履歴を残す運用が有効です。
なお、手軽に始められるエクセルでも、実施する以上は、残業代の支払に直結する計算を、毎月だれが、どのように点検するのかを決めておきます。点検の担当と方法が決まっていない運用は、顧問先に見つかった時点で、事務所から改善を提案する対象になります。
就業規則への労働時間の記録・申告の方法の定めや、36協定の届出など、行政機関への提出が必要な書類の作成・提出手続きは、社労士の独占業務の領域です。エクセル勤怠の運用ルールを顧問先に提案するときは、就業規則との整合も確認して進めます。
05 ALTERNATIVES エクセル以外の勤怠管理方法と、事務所が見るべき比較軸 紙の出勤簿・タイムカード・勤怠管理ソフト
| 方法 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 紙の出勤簿 | 出勤日に押印・記入する。導入が最も簡単 | 集計は手作業。客観的な時刻の記録としては弱くなる場合がある |
| タイムカード | 打刻機で時刻を記録。客観的な記録になる | 集計と給与ソフトへの入力は手作業になりやすい。打刻機の設置が必要 |
| エクセル | 自由度が高く低コスト。自動計算も可能 | 入力・計算式のミス、改ざん、法改正への手動対応が課題 |
| 勤怠管理ソフト | 打刻から集計、法令に沿った計算までを自動化できる | 導入費用がかかる。顧問先が使うソフトは事務所の側では選べないことが多い |
勤怠管理ソフトは、打刻の方法(パソコン、スマートフォン、ICカードなど)や、給与計算ソフトとの連携、残業の上限のアラート通知などを備えたものが多く、エクセルの弱点を補う選択肢です。ただし、ソフトを導入するかどうかは、顧問先の規模、勤務形態、予算によって変わります。事務所が特定の製品を一律に勧めるより、顧問先ごとの現状に合わせて選択肢を示すことが、顧問先との信頼につながります。
Excelに記録する場合でも、打刻の方法は選べます。勤怠管理ソフトの中には、打刻同期の機能で、Googleカレンダー、LINE、Slackなどの普段使いのツールと連携できるものがあります。Slack(スラック)やLINEから出退勤を記録できれば、従業員の入力の手間が減ります。ただし、連携の可否や仕様は製品ごとに異なります。導入を検討する場合は、各社の公式案内で確認してください。
エクセルから別の方法に移る場合も、過去の記録の保存は引き続き必要です。移行の前後で、記録が途切れないよう、移行日と保管方法を決めておきます。関連して、タイムカードを使わない勤怠管理の考え方はタイムカードなしの勤怠管理の記事、管理監督者の勤怠の扱いは管理監督者の記事で解説しています。
06 THE LIMITS 顧問先が増えるほど、エクセル勤怠の集計と点検が人手の限界に近づく 形式の違うファイルが、毎月、顧問先の数だけ届く
これらは、エクセルの知識が足りないことが原因ではありません。顧問先の数だけ、同じ種類の「受け取る→整える→点検する→給与ソフトに入れる」が繰り返されることが、事務所の人手を超えてしまう原因です。勤怠ソフトに替えてもらう道もありますが、顧問先の費用や運用の事情で、全社が乗り換えられるわけではありません。
07 AUTOMATE THE WORK 【核心】エクセル勤怠の集計・点検・給与ソフトへの引き渡しをAIで自動化する 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎月回す」は違う
AIの使い方には2段階あります。1つ目は効率化で、職員が分からないことをAIに聞き、自分の作業を速くする使い方です。2つ目は自動化で、AIが毎月の作業そのものを、決まった手順で回し続ける使い方です。エクセル勤怠の受け取りと点検は、毎月同じ形で繰り返されるため、自動化に向いています。
📚 用語解説
Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。指示を受けて、データの集計・突合・判定・書類作成といった作業そのものを実行できる。プログラミングの知識がなくても、日本語の指示で業務の仕組みを組み立てられる。
Claude Code/Codexのようなツールを使うと、「顧問先ごとのエクセル勤怠を読み取る」「出退勤の時刻の矛盾や休憩の取り忘れを点検する」「日またぎや端数処理を、顧問先ごとのルールで集計する」「給与ソフトへ入力する」「疑わしい箇所を一覧にして知らせる」という流れを、仕組みとして組めます。顧問先が使っているエクセルの形式も、事務所が使っている給与ソフトも、そのまま使います。
7-1. これまで職員がやっていた作業 vs AIに任せた後
| これまで職員がやっていた作業 | AIに任せた後 |
|---|---|
| 顧問先ごとに形式の違うエクセルを開いて、事務所の形式に整える | 形式の違いをAIが読み取り、同じ形式に集計 |
| 出退勤の時刻の矛盾、休憩の取り忘れ、入力漏れを目で探す | 点検ルールに照らして、疑わしい箇所だけを知らせる |
| 日またぎ・端数処理・割増区分を、顧問先ごとのルールで手計算 | 顧問先ごとのルールを登録し、AIが集計 |
| 集計結果を給与ソフトに転記し、合計を見比べる | AIが入力し、差があれば自動で拾い出す |
| 有給の残日数や上限時間を、別のファイルで確認 | 勤怠の集計とあわせて、一覧で知らせる |
7-2. 社労士法との線引き
エクセル勤怠の集計・点検や、給与計算の下準備は、事務作業にあたります。一方、就業規則や36協定の届出など行政機関への提出手続きの代行、労働社会保険諸法令にもとづく帳簿書類の作成は、社会保険労務士の独占業務(1号・2号業務)として、先生方が行う領域です。AIが担うのは、確定したデータにもとづく集計・突合・点検などの事務作業で、最終確認と承認は事務所が行います。
08 BUILD OR DELEGATE 増員・外注・自作では、繁忙期の事務作業は片づかない 4つの選択肢のうち3つは、悩みを別の悩みに置き換えるだけ
エクセル勤怠の集計と点検の負担を減らす選択肢は、大きく4つです。4つのうち3つは、事務所の悩みを別の悩みに置き換えるだけです。
| 選択肢 | よくある期待 | 実際に行き詰まる所 | 判定 |
|---|---|---|---|
| ①職員を増やす | 人手が増えれば間に合う | 採用・教育に時間がかかり、閑散期に人件費が残る。担当者に手順が閉じて属人化が進む | ❌ |
| ②従来型の外注・BPO | 事務所の手が離れる | 顧問先ごとの形式や例外の説明と、仕上がりの手直しが事務所に残る | ❌ |
| ③事務所でAIを自作する | ツールで自動化できる | 顧問先ルールの言語化、検証の型づくり、作った人しか直せない第二の属人化が壁になる | ❌ |
| ④AI社員AIKATAに任せる | 作業そのものを預けられる | (事務所は承認に集中できる) | ✅ |
09 WHAT IS AIKATA AI社員AIKATAとは——事務所の事務作業を丸ごと受託するサービス 増員・外注・自作のどの壁にも引っかからない選択肢
AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、給与計算・勤怠の集計・入退社手続きの書類の下準備・算定基礎届や労働保険の年度更新の下準備・帳票の作成・顧問先への資料回収や一次対応など、職員がパソコンで行っている事務作業を、AIと人の二重体制で丸ごと受託する業務代行サービスです。
9-1. AIKATAに任せた場合の流れ
仕組みの構築・運用はAIKATAが行うため、事務所にAIの知識は要りません。無料相談は60分・オンライン(Google Meet)で、業務の棚卸しと、どこまで任せられるかの整理を行います。契約の義務はなく、全国対応です。NDAを結び、給与・人事のデータの受け渡しと保管のルールは、事務所の規程に合わせて決めます。料金は月額の定額で、業務量が増えても変わりません。
10 COMPARISON & CONCLUSION 残る道は「作業そのものを任せる」だけ 手作業・ソフトの追加や乗り換え・AIKATA、3つを並べる
| 手作業のまま | ソフトの追加・乗り換え | AIKATAに任せる | |
|---|---|---|---|
| 繁忙期の負荷 | ❌ 締め日前後に確認が集中 | △ 集計は楽になるが入力と確認は残る | ✅ 処理量に応じて対応。人を増やさない |
| 顧問先ごとのルール | △ 職員の頭の中に残る | △ 設定で一部を吸収 | ✅ 仕組みに登録され、担当者が変わっても残る |
| 顧問先への負担 | ✅ 変更なし | ❌ 勤怠ソフトへの乗り換えを頼む必要がある | ✅ いまのエクセルのまま変更不要 |
| 職員の採用・教育 | ❌ 育成に時間がかかる | △ 操作研修が必要 | ✅ 事務所にAIの知識は不要 |
| 社労士法の線引き | ✅ 全部事務所が行う | ✅ 明確 | ✅ 1号・2号業務は先生方、AIは事務作業のみ |
10-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由
増員・外注・自作・乗り換えは、どれも事務所が人か仕組みを抱え続けることになります。作業そのものを手放せる道は、AIKATAに任せることだけです。エクセル勤怠の集計で仕組みを作れば、同じ考え方を有給管理、残業時間の上限管理、給与計算といった他の業務にも広げられます。有給の管理については、有給の時間単位取得の記事や有給の基準日の記事もあわせてご覧ください。
次の繁忙期を、職員を増やさずに越える準備を始めませんか
エクセル勤怠の受け取りと点検は、顧問先が増えるほど、毎月確実に積み上がる作業です。
無料相談(60分・オンライン)では、いまの事務所の業務を棚卸しし、どの作業から任せられるかをその場で整理します。人を増やす、ソフトを替えると決める前に、一度お話しください。
職員を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、集計・入力・確認の作業か、それを回す人と仕組みが事務所に残り続けます。
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NEXT STEP
事務所の定型業務を、
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よくある質問
Q. 勤怠管理はエクセルで行っても問題ありませんか?
A. エクセルでの勤怠管理自体が禁止されているわけではありません。使用者には労働時間を適正に把握し記録する責務があり、客観的な記録を基礎に確認することなどが求められます。エクセルを使う場合は、入力ミスや改ざんを防ぐルールと、確認の仕組みが前提になります。
Q. エクセルで勤怠管理を運用する流れを教えてください。
A. 勤怠管理表を用意し、従業員が出退勤を記録し、管理者が確認・承認し、労働時間・残業時間を計算し、月次で集計して給与計算へ渡し、データを保管する、という6つのステップで回します。
Q. エクセルで勤怠管理するデメリットは何ですか?
A. 入力ミスや不正打刻のリスク、計算式が複雑になると管理しづらいこと、集計・確認に工数がかかること、法改正に手動で対応する必要があること、メール添付や上書きなどの管理上のトラブルが挙げられます。変形労働時間制やフレックスタイム制では、特に計算が難しくなります。
Q. 合計の勤務時間が24時間を超えると表示がおかしくなるのはなぜですか?
A. セルの表示形式が「h:mm」のままだと、24時間を超えた部分が表示されません。合計時間のセルの表示形式を「[h]:mm」にすると、24時間を超える時間も正しく表示されます。給与へ換算するときは、時刻の値に24を掛けて時間数に直してから時給を掛けます。
Q. 勤務時間を15分単位で切り捨ててもよいですか?
A. 日ごとに労働時間を切り捨てる扱いは、賃金が不足するおそれがあるため、原則として認められません。1か月の時間外労働・休日労働・深夜業の合計に端数がある場合に、30分未満を切り捨て30分以上を切り上げる扱いが認められるなど、例外は限定的です。厚生労働省の最新の案内で確認してください。
Q. 社労士法上、勤怠の集計をAIに任せて問題ありませんか?
A. 社労士法の1号・2号業務(行政機関への提出手続きの代行・帳簿書類の作成)は、引き続き先生方が行います。AI社員AIKATAが担うのは、その前段の勤怠集計・給与計算・帳票の下準備・資料回収の一次対応といった事務作業で、AIの処理結果は人が品質チェックし、最終確認と承認は事務所が行います。
Q. 顧問先がエクセル勤怠のままでも、AI社員AIKATAは使えますか?
A. 使えます。AI社員AIKATAは特定のソフトに限定せず、顧問先のエクセルの形式や事務所が使っている給与ソフト・勤怠システムをそのまま使い、画面操作を含めて自動化します。顧問先にソフトの乗り換えをお願いする必要はありません。
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