【2026年10月最新】建設業のDX事例の探し方と進め方|中小の建設会社が使える6つの型と、安全書類・請求照合・原価集計をAIに任せる方法

【2026年10月最新】建設業のDX事例の探し方と進め方|中小の建設会社が使える6つの型と、安全書類・請求照合・原価集計をAIに任せる方法

「建設業のDXは、大手ゼネコンの話ではないのか」「うちのような中小の建設会社では、何から始めればいいのか」——建設会社の社長や管理者、工事事務の担当の方から、よく聞かれるお悩みです。

結論から言うと、建設業のDX事例は、「現場で使う技術」と「事務所で回す書類仕事」の2つに分けて読むと、自社に使える物が見つかります。ドローンや3次元モデルのように大きな投資が要る事例がある一方、写真・工程の共有や、請求・原価の事務のように、中小の建設会社でも小さく始められる事例があります。

この記事では、建設業のDX事例を中小の建設会社が使える6つの型に整理し、型ごとに「向く会社」「始め方」「やりがちな失敗」をまとめます。そのうえで、どの型でも最後に残りやすい安全書類・協力会社の請求書の照合・工事原価の集計といった事務を、AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)に任せる道と、建設業法で技術者や専門家に残る仕事との線引きも解説します。

✔️建設業のDXとは何か、デジタル化との違い
✔️中小の建設会社が使えるDX事例の6つの型と、型ごとの始め方・失敗の例
✔️事例の記事を読むときの見極めの観点(規模・費用・現場の負担)
✔️どの型を入れても事務に残る作業の一覧
✔️Claude Code/Codexによる協力会社の請求処理の自動化の流れと、建設業法との線引き
✔️採用・外注・自作・アプリ導入と、作業そのものを任せる道の違い
代表菅澤 代表菅澤
DXの事例記事は、大手の華やかな取り組みが多くて、「うちには関係ない」と感じる方が多いです。でも読み方を変えると、中小の建設会社が今日から真似できる型がいくつも見つかります。この記事はその整理です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
事例を読むときは、「何をしたか」より「何の作業が減ったか」を見ると、自社に当てはまるかが分かりやすくなります。順番に整理していきますね。
AI社員AIKATA|建設会社向けの業務代行(BPO)。安全書類の作成・下請の請求書チェック・出来高請求・工事原価の集計・工事写真の整理まで、月30万円の定額で丸ごとお任せ。建設会社向けのページと無料相談はこちら
📌 この記事の結論
【2026年10月最新】建設業のDX事例の探し方と進め方|中小の建設会社が使える6つの型と、安全書類・請求照合・原価集計をAIに任せる方法
建設業のDX事例を、中小の建設会社が使える6つの型に整理。写真・工程・原価・請求の事務は残りやすい作業として、AI社員AIKATAで任せる方法も解説。

01 建設業のDXとは?デジタル化との違い 紙を電子にするだけでは、まだDXとは言いにくい

📚 用語解説

DX(デジタルトランスフォーメーション):デジタル技術とデータを使って、業務のやり方や働き方、会社の仕組みそのものを変えること。紙をスキャンして保存するだけの「デジタル化」とは区別して使われる。経済産業省も、DXを推進するための指針を公表している。

建設業のDXと聞くと、ドローンやロボットのような最新技術を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、会社の規模が小さいほど、効果が出やすいのは毎日・毎月繰り返している作業のやり方を変える取り組みです。

1-1. デジタル化とDXの違い

段階建設業での例変わること
紙を電子にする現場写真をスマホで撮り、クラウドに保存する保管と探す手間が減る。作業の流れは変わらない
作業の流れをつなぐ写真を工種ごとに自動で仕分け、写真台帳まで作る転記や仕分けの手作業が減る
データを経営に使う写真・工程・原価・請求を横断して見て、赤字の工事を竣工前に見つける判断が早くなる。会社の動き方が変わる

DXの事例を読むときは、その取り組みがどの段階まで進んでいるかを見ると、自社の参考になるかを判断しやすくなります。紙を電子にするだけの段階でも、現場の負担が減るなら意味があります。ただ、事務の作業が減らないまま「導入した」で止まっている会社も少なくありません。

1-2. 建設業でDXが話題になる背景

✔️時間外労働の上限規制:2024年4月1日から建設業にも適用が始まりました。書類仕事を残業で片付ける働き方は、続けにくくなっています(厚生労働省・国土交通省の公的な案内で内容をご確認ください)
✔️担い手の高齢化と不足:現場も事務も、経験のある人が足りない状況が続いています
✔️国の施策:国土交通省が、ICTを使って現場の生産性を上げる「i-Construction」を進めており、3次元データの活用(BIM/CIM)も公共工事で広がっています
✔️現場ごとに情報が散らばる構造:現場の数・協力会社の数に応じて、書類とやり取りが増えます

なお、国の施策の対象や開始時期、補助金の条件は、年度ごとに変わります。実際に検討するときは、国土交通省や各制度の公式ページで最新の内容をご確認ください。

代表菅澤 代表菅澤
「DXは大企業のもの」と思われがちですが、事務所の書類仕事を見直すのは、むしろ中小の会社のほうが効果を実感しやすいです。人数が少ない分、一人の負担が減る効果が大きいんです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
規制や補助金の話は、年度で変わるので、導入前に必ず公式の案内で確かめてください。この記事では、仕組みの考え方に絞ってお話しします。

02 建設業のDX事例を読む、6つの型 事例の記事を「型」に分けると、自社に使える物が見つかる

建設業のDX事例の記事は、取り上げる取り組みが多岐にわたります。そこで、中小の建設会社が事例を読むときに使いやすいように、6つの型に整理しました。会社ごとの具体的な数字は公開されている資料で確かめる必要があるため、ここでは取り組みの型と、その特徴だけをまとめます。

型取り組みの内容向く会社負担の重さ
①施工管理アプリ写真・図面・工程・連絡を、スマホやタブレットで共有する現場が複数あり、事務所との連絡が多い会社軽い〜中
②電子の写真管理・台帳現場写真を工種ごとにひもづけ、写真台帳を作る写真の整理に時間がかかっている会社軽い
③安全書類・作業員情報の電子化グリーンサイトやBuildeeなどで、作業員情報や書類を元請と共有する元請の指定がある会社、入場する現場が多い会社中
④原価管理・工事台帳のシステム日報や請求の原価を台帳に集め、予算との差を見る赤字の工事に気づくのが遅い会社中
⑤遠隔臨場・ウェアラブルカメラ現場の映像を事務所や発注者と共有し、立会いや確認を遠隔で行う現場が離れていて移動時間が多い会社中〜重い
⑥3次元データ・ICT施工BIM/CIM、ドローン測量、ICT建機などを使う公共工事が多い会社、土工・舗装の会社重い

📚 用語解説

遠隔臨場:発注者の立会いや確認を、現場に行かなくても、映像を通じて行う方法。国土交通省が、直轄の工事で活用を進めている。通信環境や機器の準備が要る。

📚 用語解説

BIM/CIM:計画・調査・設計の段階から3次元のモデルを使い、施工や維持管理の段階まで情報をつないでいく取り組み。国土交通省が推進している。対象となる工事の範囲は年度で変わるため、公式の案内で確認する。

2-1. 型ごとの「始め方」と「失敗の例」

✔️①施工管理アプリ:始め方は「1つの現場だけで試す」。失敗は、協力会社が使ってくれず、結局メールと電話が残ること
✔️②写真管理:始め方は「撮り方のルール(黒板・撮影箇所)を先に決める」。失敗は、撮り方がバラバラで、仕分けの手間が減らないこと
✔️③安全書類の電子化:始め方は「作業員の情報を一つの台帳にまとめる」。失敗は、元請ごとに入力先が違い、同じ入力が何度も発生すること
✔️④原価管理:始め方は「工事ごとの実行予算を先にそろえる」。失敗は、入力が後回しになり、予算超過に気づくのが竣工後になること
✔️⑤遠隔臨場:始め方は「立会いが多い工種から」。失敗は、現場の通信環境が合わず、使われなくなること
✔️⑥3次元データ:始め方は「測量や出来形管理の一部から」。失敗は、機器を使いこなせる人が一人しかおらず、その人に集中すること
代表菅澤 代表菅澤
6つの型のうち、①〜④は事務所と現場の「書類・情報」の話、⑤⑥は現場の「作業そのもの」の話です。会社の規模が小さいほど、①〜④のほうが効果が出やすいと感じます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
⑤と⑥は、工事の種類や発注者によって、使える場面がかなり変わります。公共工事が中心かどうかで、優先度を決めるのがいいと思います。

03 DX事例の記事を読むときの、5つの見極め方 良い事例ほど、自社に当てはまるかを冷静に確かめる

事例の記事は、導入した会社の成功した部分が中心に書かれています。自社に当てはめるときは、次の5つの観点で確かめると、期待のずれを避けられます。

3-1. 事例を読む5つの観点

観点確かめること見落としやすい点
会社の規模従業員数・年間の工事の量は、自社と近いか大手の取り組みは、専任の部署と予算が前提になっている
変わった作業「何の作業が、どれだけ減ったか」が書かれているか「導入しました」だけで、作業の変化が書かれていない記事は参考にしにくい
現場の負担入力や撮影のルールを、誰が守るのか現場の職人さんや協力会社に覚えてもらう手間は、数字に出にくい
費用の仕組み初期費用・月額・現場数や人数で変わるか公式の料金は時点で変わる。必ず公式サイトで確認する
残る作業導入後も人の手が残る作業はどれか元請指定システムへの入力、請求書の照合などは残りやすい

3-2. 「導入した」と「事務が減った」は別

DXの事例では、「アプリを導入した」ことが成果として書かれることがあります。ただ、アプリを導入しても、事務所の書類仕事が減っていない会社は少なくありません。写真や工程が共有されても、それを元請の書式に転記する作業、協力会社の請求書を注文書と照らす作業、原価を台帳に入れる作業は、アプリの外に残るからです。

⚠️ 事例の数字を、そのまま自社の期待にしない

事例に書かれた削減時間や削減額は、その会社の現場の数・作業の進め方・元の非効率さに左右されます。自社の数字として期待する前に、まず自社で時間を取られている作業を書き出し、その作業が事例の取り組みで本当に減るかを確かめてください。

📖 事例の記事を読む
→
📝 自社で時間を取られる作業を書き出す
→
🔍 事例の型と作業を照らす
→
✅ 当てはまる型を1つ選ぶ
代表菅澤 代表菅澤
「他社がうまくいった」ではなく、「うちのこの作業が減るか」で選ぶ。これだけで、導入して使われなくなる失敗はかなり減ります。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
書き出すときは、「月末の請求書の照合」「新しい現場の作業員名簿」のように、作業の名前で書くのがコツです。
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04 中小の建設会社がDXを小さく始める、5つの手順 全社で一斉に始めず、1つの作業・1つの現場から

1
時間を取られている事務を書き出す安全書類、請求書の照合、原価の入力、工事写真の整理など、工事事務の方や現場代理人が時間を取られている作業を、月の時間とあわせて書き出します。
2
頻度と困りごとの大きい作業を1つ選ぶ毎月・現場ごとに繰り返し、遅れると困る作業から選びます。最初から全部を変えようとしないのがコツです。
3
いまの流れと、残る作業を一覧にする選んだ作業が、誰から始まり、どのソフトや書式を通り、誰が承認するかを一覧にします。元請ごとの書式や、紙で出す物も忘れずに入れます。
4
1つの現場・1つの月で試す対象を絞って試し、確認の手間が本当に減ったかを数字で見ます。協力会社に負担がかかっていないかも確かめます。
5
うまくいった作業から広げる試した作業が安定したら、次の作業や別の現場に広げます。運用のルールと責任者を決めておくと、担当者が変わっても続きます。

📚 用語解説

工事台帳:工事ごとに、受注金額と、かかった原価(材料・外注・労務など)を記録する帳簿。工事の収支を把握し、赤字の兆しを早く見つけるために使う。原価管理ソフトで管理する会社も多い。

この手順で大切なのは、「アプリを選ぶ」より前に「作業を書き出す」ことです。道具から入ると、導入した後に、事務に残る作業の大きさに気づくことになります。

代表菅澤 代表菅澤
最初に書き出した作業の一覧が、そのまま「どこまで任せられるか」の整理にもなります。後半でお話しするAIに任せる話でも、この一覧が出発点になります。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
補助金を使う場合は、対象となる道具や期間が決まっているので、先に公式の案内を確認してください。補助金ありきで選ぶのは、おすすめしません。

05 どの型を入れても、事務に残りやすい4つの作業 写真・工程の共有は楽になっても、書類を整える作業は残る

5-1. 安全書類:元請ごとの書式への転記

作業員の資格・健康診断・社会保険の情報を電子化しても、元請ごとに指定の書式やシステムが違えば、新しい現場に入るたびに、同じ情報を別の書式へ写す作業が発生します。資格や健康診断の期限切れに気づくための一覧づくりも、人の手に残りがちです。

5-2. 請求:協力会社の請求書と注文書の照合

月末に協力会社から届く請求書を、注文書や出来高と一枚ずつ突き合わせる作業は、施工管理アプリの外にあります。差異の確認に時間がかかり、月末の締めが遅れる原因になります。

5-3. 原価:日報や請求の原価を工事台帳に入れる作業

原価管理ソフトを入れても、そこに入れる作業は残ります。日報や請求書の内容を台帳に入力するのが後回しになると、予算超過に気づくのが竣工後になります。

5-4. 工事書類:写真の仕分けと台帳づくり

写真を電子で保存しても、工種や撮影箇所ごとに仕分けて台帳に並べる作業は、人の手が残ります。現場代理人が夜に整理している会社も少なくありません。

作業DXの型で減る部分事務に残る部分
安全書類作業員情報の保管と共有元請ごとの書式への転記、期限の洗い出し、新規入場者の書類の回収
請求書の照合請求書の受け取りの電子化(一部)注文書との照合、差異の確認、協力会社への連絡
原価の集計台帳での管理、集計の自動計算日報や請求書の内容の入力、実行予算との差の確認
工事写真写真の保管と共有仕分け、台帳の作成
⚠️ 「残る作業」は、人手不足の会社ほど特定の人に集まる

これらの作業は、元請ごとの書式や、会社ごとの原価の締め方を知っている人に付きます。DXの道具を入れても、その人が休んだり辞めたりすると、新しい現場の安全書類も月末の請求も止まります。道具と一緒に、作業の担い手をどうするかを考える必要があります。

代表菅澤 代表菅澤
DXの事例記事で、ここまで書いてあるものはあまり見ません。でも実際は、導入したあとに社長の方が一番困るのが、この「残る作業」なんです。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
4つとも、手順が決まっていて、現場が変わっても同じ流れで進められる作業です。だから、次の章でお話しするAIが得意な領域でもあります。

同じ悩みを、人手不足の側から整理した記事もあります。あわせて、建設業の人手不足の原因と対策の記事もご覧ください。

06 DXの道具を入れても、手作業が増える3つの場面 年度末・複数現場・担当者の交代で、事務がふくらむ

DXの道具を入れた会社でも、忙しい時期や、人が入れ替わる時期に、事務の手作業がふくらみます。主な場面は3つです。

6-1. 年度末の竣工と決算が重なる時期

年度末の竣工が集中する時期は、出来高請求、協力会社の請求書の照合、工事原価の締め、竣工書類の提出が同時に発生します。ここで事務の人手が足りなくなり、現場代理人が夜に書類を片付けることになります。

6-2. 複数の現場に同時に入るとき

現場が増えると、元請の数だけ書式と提出先が増えます。システムごとに入力先が違うため、同じ作業員の情報を何度も入力することになります。

6-3. 担当者が休む・辞めるとき

書類の作り方を知っている人が一人だけの会社では、その人が休むと、請求も安全書類も止まります。DXの道具を入れても、使い方と会社ごとのルールが頭の中にだけある状態は変わりません。

📅 年度末の竣工が集中
→
📄 請求・原価・竣工書類が同時に発生
→
👤 少数の担当者に集中
→
⏰ 現場代理人が夜に書類を片付ける
代表菅澤 代表菅澤
道具を入れても、「ソフトの間を人がつなぐ作業」が残ります。ソフトを増やすほど、つなぐ作業も増えていく、という逆転が起きることもあります。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
ソフトを替えなくても、作業そのものを任せる道があります。次の章がその説明です。
AI社員AIKATA|建設会社向けの業務代行(BPO)。安全書類の作成・下請の請求書チェック・出来高請求・工事原価の集計・工事写真の整理まで、月30万円の定額で丸ごとお任せ。建設会社向けのページと無料相談はこちら

07 【核心】AIで事務作業を「自動化」する——協力会社の請求処理 効率化ではなく自動化。いまのソフトのまま、ひと続きの流れをAIが進める

📚 用語解説

Claude Code/Codex:Claude CodeはAnthropic社、CodexはOpenAI社が提供するAIエージェント。質問に答えるだけのAIと違い、コードを書き、ファイルやコマンドを操作して、データの照合や文書の作成といった作業そのものを実行する。画面を操作する場合は、そのための仕組みを組み合わせて使う。日本語の指示で業務の流れを組み立てられるが、設計と検証は専門家が行うのが安全。

7-1. 「AIに聞いて早くする」と「AIが毎月の作業を自動で回す」は別物

ChatGPTのような対話型のAIに、協力会社への確認の文面を考えてもらうのは効率化です。人が作業の主体で、AIは文章を考える手間を減らしてくれます。ただ、請求書を集める、注文書を探す、突き合わせる、という作業は人の手に残ります。

これに対し、業務の流れ全体をあらかじめ設計し、決まったきっかけで動かすのが自動化です。設計にはClaude Code/Codexを使い、画面の操作が必要な場合は、そのための仕組みを併用します。「請求書が届いたら、注文書と照らし、違いを洗い出し、協力会社への確認文を作り、原価管理ソフトに反映し、予算と照らす」という一連の流れを、あらかじめ設計しておきます。あとは決まったきっかけで、照合や入力といった作業は人が手を動かさなくても進み、確認と承認は人が行います。

7-2. 協力会社の請求処理を、ひと続きの流れで

📥 請求書を受け取り・催促
→
🔍 注文書・注文請書と照合
→
✉️ 違いを協力会社に確認
→
📝 原価管理ソフトへ入力
→
📊 実行予算と照合
→
💳 支払の準備をそろえる
✔️受け取り:メールやANDPADなどで届く請求書と、事務所でスキャンした郵送の請求書を、AIが集めて現場ごと・会社ごとに仕分けます。締め日を過ぎても届かない会社には、決めた文面で催促します
✔️照合:請求書を注文書・注文請書と照らし、単価・数量・出来高の違い、二重の請求、注文の無い追加を洗い出します
✔️差し戻し:違いのあった請求書は、協力会社への確認の文面をAIが作ります。工事事務の方が内容を確認し承認すると送られ、直しの請求書をAIが読み取って照らし直します
✔️入力:照らし終えた請求を、いまお使いの原価管理ソフトの工事台帳に、取り込みや画面の操作で入れます(画面の操作が必要な場合は、そのための仕組みを併用します)
✔️予算照合:入れた原価を実行予算と照らし、予算を超えた工事や注文の無い追加の請求で止めます。止まった所だけを、現場の担当者が判断します
✔️支払準備:支払の一覧と振込のデータをそろえます。支払の可否と金額は御社が決め、承認した分だけが振込のデータになります

7-3. これまでの事務 vs AIに任せた後

これまで工事事務の方がやっていた作業AIに任せた後
現場に入るたびに、作業員の情報を集め、元請ごとの書式へ転記する作業員の台帳からAIが転記し、期限が近い資格や健診も洗い出す
メール・郵送・アプリを見回り、請求書を現場ごとに分けるどこから届いても自動で拾って仕分ける
請求書と注文書を並べ、一行ずつ単価と数量を見比べる一行ずつ照らし、違いだけを一覧にする
日報や請求書の原価を、原価管理ソフトの工事台帳に打ち込むデータ化して台帳に反映し、実行予算との差を一覧にする
現場写真を工種や撮影箇所ごとに手で仕分け、台帳に貼る黒板の文字や日付から仕分け、台帳の形に並べる
支払の一覧と振込のデータを作り、承認をもらう支払の一覧と振込のデータをそろえ、承認待ちの状態で届く

ポイントは、いま入れているDXの道具や、グリーンサイト・原価管理ソフトをそのまま使い続けられることです。協力会社に新しい操作を覚え直してもらう必要はありません。手作業の「受け取り・入力・照合・チェック・下書き」の部分が、AIの仕事に置き換わります。

7-4. 建設業法・行政書士法との線引きを、先に決めておく

⚠️ 施工管理は技術者が、許可申請は専門家が行う

建設業法では、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理と、施工に従事する者の技術上の指導監督を、主任技術者・監理技術者の職務と定めています。建設業許可や経営事項審査の申請書類を、他人の依頼を受けて報酬を得て作成することは、行政書士の業務にあたります。AIが担うのは、書類の転記・照合・集計といった事務の補助までです。技術上の判断と申請は、御社や専門家が行います。

このほか、支払の可否と金額、注文書の内容、原価の見直しや追加の請求をどうするかといった判断も、御社が行います。AIが担うのは、そのための材料をそろえる作業です。

代表菅澤 代表菅澤
AIに施工の判断を任せる話ではありません。施工管理は技術者が行い、その裏側の書類づくりと照合をAIが引き受ける。この線引きが、安心して任せるための前提です。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「確認と承認が中心」の形にしておくと、工事事務の方や社長の負担が大きく減ります。内容を最初から作るのではなく、出来上がったものを確かめる側に回れるからです。

08 増員・外注・自作・アプリ導入では、事務作業は片づかない 4つの道のうち、作業そのものを手放せるのは1つだけ

事務の悩みへの対処は、大きく4つあります(施工管理アプリなどのDXの道具は、写真や工程の共有を楽にするものですが、前の章で見たとおり事務に残る作業があるため、4つの選択肢には含めず、組み合わせて使う土台として考えます)。4つのうち3つは、会社の悩みを別の悩みに置き換えるだけで、事務そのものは片づきません。

選択肢よくある期待実際に行き詰まる所判定
①工事事務を採用して増やす人が増えれば、書類が回る建設業の書類が分かる人は採用が難しく、元請ごとの書式や原価の締め方を覚えるまで時間がかかる。受注が落ち着いた時期には人件費が重く、辞めればまた教え直し✕
②安全書類の作成代行・事務を外注するプロに任せれば片づく現場や作業員の数に応じて費用が増える形が多く、作業員の情報を集めて渡す手間は社内に残る。請求書の照合や原価の集計まで外に出すと、窓口が分かれて管理が複雑になる✕
③書類の自動化を自作する自分たちで作れば安く済む元請の書式や提出の仕組みが変わるたびに作り直しが要る。現場を抱えながら手直しの時間を取るのは簡単ではなく、作った人が辞めると止まる✕
④AI社員AIKATAに任せる作業そのものを手放したいいまのソフトの画面のまま、仕組みの構築と運用をAIKATAが行う。会社は確認と承認が中心◎

8-1. ①増員・②外注で片づかない理由

✔️忙しい時期に間に合わない:年度末の前に採用しても、書式や締め方を覚える前に繁忙期が来る
✔️暇な時期に人件費が残る:工事が落ち着いた時期にも、増やした人の費用は続く
✔️属人化が増える:書類の作り方が、新しい担当者の頭の中にだけ残る
✔️外注先への説明と手直しが会社に残る:作業員の情報を集めて渡し、仕上がりを確かめて直す手間は、社内の側に残る

8-2. ③自作の壁

✔️会社ごとのルールの言語化:元請ごとの書式や、原価の締め方を、仕組みに落とせる形で書き出す必要がある
✔️検証の型:過去の請求と照らして結果を確かめる、わざと異常なデータを入れて挙動を見る、といったテストの型が要る
✔️第二の属人化:作った人しか直せない仕組みは、その人が辞めると止まる
代表菅澤 代表菅澤
①から③は、どれも「人か仕組みを会社が抱え続ける道」です。人手不足の悩みが、採用の悩みや保守の悩みに変わるだけで、手放せていません。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
「DXの道具を入れたのに、事務が減らない」という相談は少なくありません。作業を手放すには、担い手ごと渡す必要があります。

09 AI社員AIKATAは、工事事務の書類仕事を丸ごと引き受ける AIと人の二重体制で、安全書類・請求・原価・写真を受託する

AI社員AIKATA(運営: 株式会社GENAI)は、建設会社の工事事務の書類仕事を、AIと人の二重体制で引き受ける業務代行(BPO)サービスです。いまお使いのグリーンサイトや原価管理ソフトの画面をそのまま使い、仕組みの構築から運用までを当社が行います。

9-1. お任せいただける業務の範囲

区分AIKATAが引き受ける作業御社に残る業務
安全書類・労務作業員名簿の作成・更新、資格・健康診断の期限チェック、新規入場者の書類の回収、元請指定の書式への転記安全管理の判断と書類の提出
請求・支払元請への出来高請求書の作成、下請の請求書と注文書の照合、注文書・注文請書の下書き、支払一覧の作成支払の可否と金額の判断、注文書の内容の確認
原価管理日報・出面の集計、工事台帳への原価の入力、実行予算との差異の一覧化、工事別の月次収支表の作成原価の見直しや追加の請求をどうするかの判断
工事書類工事写真の仕分け・写真台帳の作成、打合せ簿の清書、材料の納品書の整理、提出書類の期限の一覧管理施工計画や工程・品質の管理(主任技術者・監理技術者)

たとえばAIKATAを使う建設会社では、安全書類の作成をお任せいただいたあとに、下請の請求書チェックや工事写真台帳の作成を追加でご依頼いただく、という形で運用しています。AIの処理結果は当社の人が品質チェックをし、御社の日々の作業は、作成済みの安全書類や照合済みの請求書の承認が中心になります。

9-2. AIKATAの5つの特長

✔️月額の定額:料金は現場の数でも業務の種類でも変わらない定額で、工事が重なる時期も、年度末の竣工が集中する月も追加費用はかかりません。1業務だけを試すお試しプランもあります
✔️いまのソフトのまま:グリーンサイトやBuildee、原価管理ソフトの画面を使うため、ソフトの乗り換えや協力会社の操作の覚え直しは要りません。画面操作で自動化できるかは、ソフトの仕様と利用条件を、導入前に一緒に確かめます
✔️請求書の照合は人が確かめてから:照合はAIが行い、差異の一次確認は当社の人が行います。そのうえで、協力会社への確認の送付と支払の判断は、御社が承認します
✔️書類担当が辞めても現場が止まらない:元請ごとの書式、作業員の資格の期限、原価の締め方を仕組みに残します。引き継ぎは、事務の方の操作画面を見ながら当社が業務を分解・整理するため、マニュアルが無くても始められます
✔️施工管理は技術者の手元に:施工計画や工程・品質・安全の管理は、御社の主任技術者・監理技術者が行います。AIの知識は御社には要りません

9-3. できないこと(先にお伝えしておきます)

✔️施工計画の作成や工程・品質・安全の管理、技術上の指導監督
✔️建設業許可や経営事項審査の申請書類の作成(専門家の業務にあたります)
✔️支払の可否と金額の最終判断、元請・協力会社との金額の話し合い
✔️郵送物の受け取り・押印・現物の受け渡しなど、人が物理的に動く工程
✔️元請指定システムの利用規約やIDの取り扱いに反する操作(導入前に御社と一緒に確かめ、規約に沿う範囲で作業します)

作業員の生年月日や住所、健康診断の結果、社会保険の加入状況、資格の情報など、取り扱いに注意が要る個人情報は、秘密保持契約(NDA)を結び、当社が見られる台帳やシステムを必要な範囲に限ってお預かりします。協力会社から預かる情報の扱いも、導入前に決めます。建設会社向けの詳しい内容は、建設会社向けのAI社員AIKATAのページでもご覧いただけます。

代表菅澤 代表菅澤
「事務を全部お願いしたい」より、「安全書類だけ先に」で始める会社が多いです。小さく始めて、うまくいった業務から広げられます。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
導入の前に、元請ごとの書式と、紙で出す現場の書式を一覧にして登録します。ここを丁寧に決めるほど、運用が安定します。
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10 残る道は「作業そのものを任せる」だけ 手作業・ソフトの追加・AIKATAを、忙しい時期の負荷で比べる

手作業のままソフトの追加・乗り換えAI社員AIKATA
忙しい時期の負荷✕ 年度末に担当者へ集中する△ 入力は残り、覚え直しも必要◎ 人を増やさず処理量を増やせる
会社ごとのルール△ 担当者の頭の中にある△ 設定はできるが、つなぐ作業は人◎ 元請ごとの書式・締め方を仕組みに残す
協力会社への対応の速さ✕ 月末にまとめて対応△ 照合は人の手が残る◎ 届いた順に照合し、違いを早く連絡
事務の人の採用と教育✕ 常に必要△ 操作を覚える手間が増える◎ 採用・教育の負担が会社に残らない
法令の線引き○ 会社が全て行う○ 会社が全て行う◎ 施工管理と申請は会社・専門家に残し、事務だけ担う

10-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由

✔️今のソフトのまま:DXの道具もグリーンサイトも原価管理ソフトも、乗り換えは要りません
✔️会社ごとのルールが残る:元請ごとの書式や原価の締め方が、担当者の頭ではなく仕組みに残ります
✔️会社は承認だけ:作成済みの安全書類や照合済みの請求書を確認して承認するのが、日々の作業の中心です
✔️忙しい時期も人を増やさない・定額:年度末の竣工が集中する時期も、月額の定額のままです
✔️AIの知識は不要・線引きが明確:施工管理は技術者が、許可申請は専門家が行い、AIKATAは事務だけを担います

増員・外注・自作・アプリの導入は、どれも会社が人か仕組みを抱え続ける道です。作業そのものを手放せる道は、AIKATAに任せることだけです。

代表菅澤 代表菅澤
DXの事例を読んで「うちもやらなきゃ」と思った社長の方こそ、その前に、事務所の書類仕事の一覧を作ってみてください。次に何を入れるかより、何を手放すかのほうが、会社を軽くします。
AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
写真や工程の共有の道具は、使い続けて大丈夫です。その道具に入れるまでの作業と、協力会社との照合を任せる、という組み合わせが現実的です。

次の忙しい時期を、人を増やさずに越える準備を始めませんか

人を増やす・ソフトを替えると決める前に、まず無料相談で、安全書類・請求書の照合・原価の集計・工事写真のうち、どの事務から任せられるかを整理しましょう。無料相談は60分・オンライン(Google Meet)で、業務の棚卸しと、どこまで任せられるかの整理をその場で行います。契約の義務はありません。
詳しくは、建設会社向けのAI社員AIKATAのページをご覧ください。

AI鬼管理山崎 AI鬼管理山崎
年度末の竣工が集中する前に始めるほど、手順を整えてから忙しい時期を迎えられます。まず、いま一番時間を取られている書類仕事を1つ教えてください。

人を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、入力・集計・書類づくり・確認の作業か、それを回す人と仕組みが社内に残り続けます。

AI社員AIKATAなら、いまお使いのANDPAD・グリーンサイトなどはそのまま、取引先・利用者ごとのルールも登録して処理し、社内に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。

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建設会社の事務作業を、
AI社員に任せてみませんか?

AI社員AIKATA — 建設会社の安全書類の作成・下請の請求書チェック・出来高請求・工事原価の集計・工事写真の整理を丸ごと代行

建設会社の社長/管理者の方へ

AI社員AIKATA

安全書類の作成・下請の請求書チェック・出来高請求・工事原価の集計・工事写真の整理を、AIと人の二重チェックで丸ごと代行。いまのソフトのまま、社内は仕上がりを承認するだけです。

よくある質問

Q. 建設業のDXは、中小の建設会社でも進められますか?

A. 進められます。大手のように大きな投資が要る取り組みだけでなく、写真・工程の共有や、事務の書類仕事の見直しのように、小さく始められる取り組みがあります。まず時間を取られている作業を書き出し、1つの作業・1つの現場から試すのがおすすめです。

Q. DXの事例を読むときは、何を見ればよいですか?

A. 会社の規模が自社と近いか、何の作業がどれだけ減ったか、現場や協力会社の負担はどうか、費用の仕組み、導入後も人の手が残る作業はどれか、の5つを見ると、自社に当てはまるかを判断しやすくなります。数字は時点や条件で変わるため、公式の資料で確かめてください。

Q. 建設業法との関係で問題はありませんか?

A. 当社がお引き受けするのは、書類の作成・転記、請求書の照合、原価の集計など、技術上の判断を伴わない事務作業です。施工計画の作成や工程・品質・安全の管理、技術上の指導監督といった主任技術者・監理技術者の職務は、引き続き御社の技術者が行います。注文書の内容や支払の判断も御社で行っていただきます。なお、建設業許可や経営事項審査の申請書類の作成はお引き受けしていません。

Q. 今使っている施工管理アプリや原価管理ソフトのままで使えますか?

A. 使えます。グリーンサイトやBuildee、原価管理ソフトなど、いまお使いのソフトの画面をそのまま使い、画面操作を含めて自動化します。ソフトの乗り換えや、協力会社の操作の覚え直しは要りません。画面操作で自動化できるかは、ソフトの仕様と利用条件を、導入前に御社と一緒に確かめます。

Q. 元請ごとに安全書類の書式が違いますが、対応できますか?

A. 対応できます。元請が指定するシステムも、紙の書式も、それぞれのルールを仕組みに登録して処理します。システムの利用規約やIDの扱いは、導入前に御社と一緒に確かめ、規約に沿う範囲で作業します。作業員の資格や保険の情報は一つの台帳にまとめて管理するため、新しい現場に入るたびに一から転記する必要がなくなります。

Q. 職人さんの日報が紙ですが、原価の集計まで頼めますか?

A. 頼めます。紙の日報は写真やスキャンでお送りいただければ、当社でデータ化し、工事ごとの出面や原価として集計します。いまお使いの原価管理ソフトへの入力も、画面操作を含めて自動化するため、ソフトの乗り換えは不要です。原価の見直しの判断は御社で行っていただきます。

Q. 作業員の健康診断や保険の情報は安全に扱えますか?

A. 作業員の生年月日や住所、健康診断の結果、社会保険の加入状況、資格の情報など、取り扱いに注意が要る個人情報を預かります。秘密保持契約(NDA)を結び、当社が見られる台帳やシステムを必要な範囲に限ります。協力会社から預かる情報の扱いも、導入前に決めます。

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監修 最終更新日: 2026年10月30日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。