【2026年11月最新】土地家屋調査士のAI活用|事務所で使える場面・法令の線引きと、資料集め・事件簿・請求の事務をAIに任せる方法

【2026年11月最新】土地家屋調査士のAI活用|事務所で使える場面・法令の線引きと、資料集め・事件簿・請求の事務をAIに任せる方法
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📌 この記事の結論
【2026年11月最新】土地家屋調査士のAI活用|事務所で使える場面・法令の線引きと、資料集め・事件簿・請求の事務をAIに任せる方法
土地家屋調査士事務所の所長向けに、AIの種類、使える場面と使えない場面、土地家屋調査士法の線引き、依頼者・隣接地の情報の守り方、導入手順を解説。資料の取得や事件簿、請求の事務をAI社員AIKATAに任せる流れも紹介します。

01 土地家屋調査士事務所のAI活用は、「図面や調査」ではなく「前後の事務」から始めます 土地家屋調査士事務所の所長・事務長・補助者の方へ

土地家屋調査士事務所にAIを入れたいと考えたとき、最初に迷うのは「どの仕事に使えるのか」です。結論から言うと、AIが効きやすいのは、現地の調査・測量や図面の作成そのものではなく、その前後にある資料の取得と整理、依頼元との連絡、事件簿の記帳、見積書・請求書の作成といった事務です。

この記事では、事務所にAIを入れたい所長に向けて、AIの種類と使える場面、土地家屋調査士法の線引き、依頼者や隣接地の情報の守り方、導入の手順、効果の測り方をまとめます。後半では、AI社員AIKATAが、いまの業務支援システムや登記情報提供サービスの環境のまま事務を受け持つ考え方も説明します。

表示に関する登記のための調査・測量、申請の代理、法務局に出す書類や図面の作成は、土地家屋調査士の業務として先生方に残ります。事務をAIに任せることと、調査士の業務をAIに移すことは別です。

なお、事務所の人手そのものが足りないという視点で整理した記事は、土地家屋調査士の人手不足|事務所の対策の選び方にまとめています。この記事は、その中でも「AIで何ができるか」に絞って解説します。

✔️この記事でわかること:AIの種類と、事務所で使える場面・使えない場面
✔️土地家屋調査士法の線引きと、依頼者・隣接地の情報の守り方
✔️業務支援システムや登記情報提供サービスのまま始める進め方
✔️導入前後の測り方と、小さく試す手順
✔️AI社員AIKATAに任せる事務と、調査士に残る業務
菅澤 菅澤
AIを入れる前に、「どこまでをAIに任せ、どこからを先生が判断するか」を決めておきます。線引きが先、道具選びは後です。

制度の説明は、2026年11月時点で確認した公式情報に基づいています。条文はe-Gov法令検索や法務省の公式サイトで、最新の内容を必ず確かめてください。

02 土地家屋調査士事務所のAI活用を、種類・場面・ルールの順に整理する実務ガイド AIの種類、使える場面、線引き、個人情報、導入手順、効果の測り方を順に確認します

2-1. 「AI」と呼ばれるものは、大きく三つに分かれます

山崎 山崎
同じAIでも、できることと向く仕事は違います。

📚 用語解説

生成AI:文章や表、画像などを、指示に応じて作り出すAIです。案内文の下書き、資料の要約、表の整理などに使われます。出力は必ず人が確認する必要があります。

種類例事務所での主な使い方
文章を作る生成AIClaude Code/Codexなど依頼元への案内文の下書き、資料の要約、見積書や請求書の文面案
書類を読み取るAI(OCR)紙の図面や書類の文字読み取り古い地積測量図や手書きの資料のデータ化の下準備
業務ソフトに入っている機能業務支援システム・測量CADの機能図面や書類の作成の補助。機能は製品ごとに異なる

📚 用語解説

OCR:紙や画像の中の文字を読み取り、文字データに変えるしくみです。古い図面や手書きの資料のデータ化の下準備に使われますが、読み取りの誤りが出るため、人の確認が前提です。

ここに挙げた名称や機能は一般的な分類であり、特定の製品の推奨ではありません。各製品の機能と契約条件は、提供元の公式サイトで確かめてください。

2-2. 事務所の仕事のうち、AIが向く所と向かない所

山崎 山崎
向き不向きを先に分けると、導入で迷いません。
仕事AIとの相性理由
登記情報・公図の取得後の整理○決まった形式の資料を、案件ごとに仕分けて照合する作業は定型的です
依頼元への案内・催促文の下書き○事務所の型に沿った文面を作れます。送る前に人が確認します
事件簿の記帳・請求書の作成○報酬の基準を決めておけば、転記と計算を機械的に進められます
紙の図面・資料のデータ化△読み取りの誤りがあるため、人の確認が前提です
現地の調査・測量✕現地での判断と立会いが必要で、調査士の業務です
筆界の判断・図面の作成・申請✕土地家屋調査士の業務として、先生が行います
受付
依頼内容の確認
→
資料の取得・整理
AIが下準備
→
現地の調査・測量
調査士・補助者
→
図面の作成・申請
調査士の業務
→
請求・記帳
AIが下準備

一件の流れで見ると、AIが下準備を担えるのは、前と後ろの事務です。真ん中の調査・測量と図面・申請は、調査士の仕事として残ります。AI活用の議論が噛み合わないときは、この図のどの工程の話をしているのかを確認してください。

2-3. 土地家屋調査士法の線引き:AIに任せてよい事務と、任せられない業務

山崎 山崎
道具が変わっても、調査士の業務の範囲は変わりません。

📚 用語解説

土地家屋調査士法68条:土地家屋調査士または土地家屋調査士法人でない者が、他人の依頼を受けて、表示に関する登記の申請手続の代理や、そのために必要な土地や建物の調査・測量、書類の作成などを業として行うことを制限している規定です。条文の詳細はe-Gov法令検索で確認できます。

📚 用語解説

表示に関する登記:土地や建物の所在、地番、地目、地積、種類、構造、床面積など、物理的な現況を登記記録に反映させる登記です。土地家屋調査士が専門とする分野で、権利関係を扱う登記とは区別されます。

表示に関する登記に必要な調査・測量、申請の代理、法務局に提出する書類や図面の作成は、調査士の業務とされています。AIが作った図面案や書類をそのまま提出することは、調査士の責任のもとで内容を確認し、自らの業務として行う場合を除き、適切ではありません。AIを使う場合でも、最終の判断と責任は調査士にあります。

また、外部の事業者に事務を任せるときも、任せる範囲はこれらに関わらない事務に限ります。契約書で範囲を明確に書き分けておくことが大切です。

2-4. 依頼者・隣接地の情報を守るルールを、導入前に決めます

菅澤 菅澤
外部のAIサービスに入れてよい情報かどうかを、先に決めます。

土地家屋調査士の仕事では、依頼者の氏名や住所、本人確認書類、隣接地の所有者の情報を扱います。生成AIを使うときは、入力した情報がどこに保存され、どう使われるかを、提供元の規約で確認する必要があります。確認できないものに、個人情報を入れてはいけません。

✔️入力する情報の範囲を決める:氏名や住所を伏せた形で使う業務を先に選びます
✔️提供元の規約を確かめる:入力した情報の保存・学習への利用の扱いを確認します
✔️受け渡しの方法を決める:メール・共有フォルダの使い方と保管場所を決めます
✔️人が確認する:AIの出力は、必ず担当者が資料と照らして確認します
✔️記録を残す:誰がいつ何を確認したかを、案件に残します

決めたルールは文書にして、補助者全員が同じ手順で使えるようにします。ルールのない状態でAIを使い始めると、個人の判断で情報が入力されるおそれがあります。

2-5. 小さく試す導入手順

山崎 山崎
一つの業務、一部の案件から始め、結果を確かめて広げます。
1
目的を決めます時間を減らしたいのか、ミスを減らしたいのか、請求の遅れをなくしたいのかを決めます。
2
一件の流れを書き出します受付から請求までの工程を書き、現場以外で時間を取っている所を探します。
3
任せる業務を一つ選びます資料の整理、案内文の下書き、事件簿の記帳など、判断を含まない事務から選びます。
4
個人情報のルールを決めます入力してよい情報と、受け渡しの方法を決め、文書にします。
5
従来の方法と並べて試します同じ案件を、従来の方法とAIで行い、結果を比べます。
6
人が確認する手順を決めます誰が何を確認して承認するかを決め、記録を残します。
7
結果を見て広げます時間と誤りの件数を見て、任せる範囲を判断します。

2-6. 効果は、導入前の時間と件数で測ります

山崎 山崎
導入前の数字を取っていなければ、効果は判断できません。
測ることそろえる条件記録する理由
事務にかかる時間同じ種類の案件、同じ期間案件の複雑さの違いと区別するため
資料がそろうまでの日数依頼から全資料の受領まで催促の負担を見るため
請求までの日数業務の完了から請求書の発行まで請求の遅れを見るため
訂正の件数人の確認で見つかった誤りの数AIの出力の品質を見るため
現場に出られる時間調査士・補助者の月ごとの時間事務の負担の軽減を現場の時間で見るため

他の事務所の事例にある削減率は、案件の種類や事務所の規模で変わります。御社の数字で判断してください。

2-7. 年度末の前に始めない:繁忙期を避けて試します

山崎 山崎
忙しい時期の新しい手順は、確認が追いつかず混乱の元になります。

公共嘱託の納期と、住宅の引渡し前の建物表題登記が重なる年度末は、事務の遅れが現場の予定に響きます。この時期にAIを初めて使うと、確認の手間が増えて逆効果になりかねません。閑散期に小さく試し、手順を整えてから繁忙期を迎えます。

ここまでが、AI活用の一般的な整理です。次に、これを自分の事務所で進めようとすると何が起きるかを見ます。

03 AIを自分の事務所で組み込もうとすると、現場と事務の合間に作業が増える 使い始めと、使い続けることには、別の負担があります

3-1. 試すだけなら簡単でも、毎日の作業として回すのは別です

山崎 山崎
案内文を一件作ることと、毎日同じ品質で回すことは違います。

生成AIで案内文や請求書の文面を作ると、その場の作業は速くなります。ただし、その都度資料を用意し、指示を書き、結果を確認して転記するなら、毎日の起点は担当者のままです。現場に出ている日は、結局戻ってから夕方に作業することになります。

登記情報や公図の取得、確認済証との照合、依頼元への催促、業務支援システムへの入力、事件簿の記帳まで一続きで回そうとすると、指示の書き方、確認の手順、例外の扱いを整える作業が発生します。この整備は、現場と事務を回す所長や補助者の合間に行うことになります。

3-2. 作った人にしか分からない仕組みが残ります

菅澤 菅澤
手作業の属人化が、仕組みの属人化に移ります。

マクロや自作の指示文で業務を組んでも、報酬の基準や様式が変わるたびに直す必要があります。直せる人が一人しかいなければ、その人が休んだときに止まります。正しい結果を確かめるための資料も、維持しなければなりません。

✔️指示の整備:資料の種類ごとに、読み取りと照合の指示を書き続けます
✔️確認の手順:誰がどの資料と照らして確認するかを決めて回します
✔️例外の扱い:地番の違いや名義の食い違いなど、止める条件を決めます
✔️保守:基準や様式が変わるたびに、直して試します
✔️引き継ぎ:作った人以外にも分かる形で残します

この一覧が御社の事情と重なるなら、必要なのは道具を増やすことだけではありません。システムを替えなくても、事務の作業そのものを任せる道があります。AI社員AIKATAは、いまの業務支援システムと登記情報提供サービスを使う事務を、一続きの業務として受け持ちます。

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04 AI社員AIKATAが、資料の受け取りから先生への引き渡しまでの事務を回します 効率化と自動化の違いを、表題登記の資料集めで確認します

4-1. AIに聞いて早くする「効率化」と、毎日の作業を回す「自動化」は違います

菅澤 菅澤
聞いて文面を作るだけでは、資料を集める人と入力する人は必要なままです。

Claude Code/Codexなどを使って、依頼元への案内文や請求書の文面を作ると、担当者の作業は速くなります。これが「AIに聞いて早くする効率化」です。一方、「AIが毎月・毎日の作業を自動で回す自動化」は、いつ何を受け取り、どのルールで取得・照合し、どの結果を承認へ回すかを一続きにします。

AI社員AIKATAは、AIと人の二重体制で事務を受託します。御社がClaude Code/Codexの操作や仕組みの保守を覚えることを前提にしません。

📚 用語解説

自動化と承認:決まった資料の受け取り、取得、照合、入力、書類の準備を仕組みで進め、判断が必要な箇所と最終の成果を事務所に戻す運用です。現地の調査・測量や、法務局に出す書類・図面の作成を肩代わりする意味ではありません。

4-2. いまの業務支援システムで、表題登記の資料集めを先生への引き渡しまで進めます

山崎 山崎
一つの入力画面だけを自動にするのではなく、前後の確認まで含めてひと続きにします。
受け取り
確認済証・図面・引渡証明書
→
照合
登記情報・公図と地番を照らす
→
確認
補助者の承認後に依頼元へ
→
入力
いまの業務支援システムへ
→
事前点検・引き渡し
先生へ資料一式

最初にAI社員AIKATAは、ハウスメーカーや依頼者の方から、メール・共有フォルダで届く確認済証・検査済証・図面・引渡証明書などを集め、案件ごとに仕分けます。約束の日までに届かない依頼元には、事務所で決めた文面で催促します。

次に、登記情報提供サービスで登記情報と公図を取り、確認済証の地番や建築主の氏名と照らします。地番の違い、名義の食い違い、足りない資料を洗い出します。食い違いや不足は、依頼元の担当者への確認の文面を用意し、補助者が承認してから送ります。

確かめ終えた資料と依頼元の情報は、TREND REXなど、事務所でお使いの業務支援システムの案件に、取り込みや画面操作で入力します。システムの乗り換えは要りません。現地の調査の前には、そろった資料を必要書類の一覧と照らし直し、違いのある所で止めます。止まった所だけを、調査士が判断します。最後に、先生への資料一式と、依頼元への進み具合の報告と見積書をそろえ、補助者が確かめてから依頼元へ送ります。

これまで補助者がしていた作業AI社員AIKATAに任せた後事務所に残ること
メール・共有フォルダから、依頼元の資料を案件ごとに集めます届いた資料を集めて仕分け、約束の日に催促を送ります催促の方針の決定
登記情報・公図を取り、確認済証と見比べます取得した情報と書類の地番・名義を照合して洗い出します食い違いの判断
依頼元に連絡し、届くまで何度も確認します確認文を用意し、承認後に送って返事を読み取ります送信前の承認
業務支援システムに一つずつ入力しますいまの業務支援システムへ取り込みや画面操作で入力します内容の最終確認
調査の前に資料を見直します一覧と照らし、違いだけを知らせます現地の調査・測量、図面の作成・申請

4-3. 土地家屋調査士法68条と、依頼者・隣接地の情報の線引き

菅澤 菅澤
任せるのは取得・整理・記帳・連絡の下書きなどの事務です。調査士の独占業務は先生に残ります。

以下の線引きは、AI社員AIKATAの土地家屋調査士事務所向けサービスで定めている内容です。「当社」は、AI社員AIKATAを運営する弊社(株式会社GENAI)を指します。

⚠️ 土地家屋調査士法68条の線引き

表示に関する登記に必要な調査・測量、申請の代理、法務局に提出する書類や図面の作成、筆界特定の手続の代理は、土地家屋調査士法で調査士の業務とされ、68条で調査士でない者が行うことは禁じられています。外注先には、図面の作成や申請に関わらない事務だけを任せ、その範囲を契約に書いてください。

⚠️ 依頼者と隣接地の情報を守る

依頼者の方の本人確認書類や、隣接地の所有者の氏名・住所、相続の関係が分かる資料など、案件ごとに個人情報を扱います。秘密保持契約(NDA)を結んだうえで、当社の担当者が開ける案件の資料を絞ります。現地写真や測量データの置き場所と受け渡しの方法も、導入前に事務所と決めます。

⚠️ 紙の古い図面はデータ化から始める

古い地積測量図や手書きの資料、過去の事件簿が紙のまま残っている事務所もあります。当社はスキャンした図面や資料のデータ化から受け持ち、原本の保管と現地への持ち出しは事務所で行っていただきます。どの資料からデータにするかは、繁忙期を避けて先生と順番を決めます。

表示に関する登記のための調査・測量、申請の代理、法務局に出す書類や図面の作成は、AI社員AIKATAの受託範囲に含めません。AI社員AIKATAは、図面づくりに入る前の資料の取得と整理や、過去の図面のデータ化など、先生が図面づくりに集中するための下準備に限ります。

05 自作・ソフトの乗り換え・補助者の採用・委託では、事務作業は片づかない 人や仕組みを事務所が抱え続けるか、仕事として任せるかを比べます

4つのうち3つは、事務所の悩みを別の悩みに置き換えるだけです。ここでは、資料の取得・催促・記帳・請求の事務を手放し、調査士と補助者が現場と図面に集中することを目的に比べます。

選択肢よくある期待実際に行き詰まる所判定
①生成AIを自分で組み込む案内文や請求書を自動で作りたい指示の整備と確認の手順、基準が変わるたびの保守が事務所に残る✕
②業務支援システムを乗り換えるAI機能のあるソフトで楽にしたい過去の事件と図面の移行に手間がかかり、資料の取得や催促は人の手に残る✕
③補助者を採用事務を担う人を増やしたい測量と登記が分かる人の採用は難しく、育成に先生の時間を使う✕
④AI社員AIKATAに任せる一連の事務を仕事として任せたい仕組みの構築・運用と人の確認を受託し、事務所は承認する◎

5-1. 自作・乗り換えでは、整備と移行が事務所に残ります

山崎 山崎
作って終わり、替えて終わりではありません。

①自作は、現場と事務の合間に作り込む時間が取りにくいのが実情です。報酬の基準や様式が変わるたびに直す必要があり、作った人にしか分からない仕組みが残ります。

②業務支援システムの乗り換えは、事件管理やCADとの連携が便利になることがあります。ただ、過去のデータを移す手間が大きく、資料の取得と保存、依頼元への催促、請求の入力といった日々の事務は、乗り換えた後も補助者の手に残ります。ソフトのAI機能の範囲は製品ごとに異なるため、提供元の公式サイトで確かめてください。

✔️①自作:現場と事務の合間に整備する時間が取れません
✔️①自作:基準や様式が変わるたびに、直す作業が事務所に残ります
✔️②乗り換え:過去の事件と図面のデータの移行に手間がかかります
✔️②乗り換え:資料の取得、催促、請求の入力は、新しいソフトでも人が行います

5-2. 採用・委託では、育成と説明が事務所に残ります

山崎 山崎
手が増えても、教える手間と責任は残ります。

③採用は、測量と登記の両方が分かる人を採ること自体が難しく、育てるには調査士が現場の時間を割くことになります。年度末の繁忙期に合わせて人を抱えると、閑散期の人件費が重くなります。

外部への委託は、登記情報や公図の読み方、事件簿の付け方まで分かる委託先が限られます。案件ごとに依頼の内容を伝える手間が残り、委託先が替わるたびに手順を説明し直すことにもなります。

菅澤 菅澤
自作・乗り換え・採用・委託は、どれも人か仕組みを事務所が抱え続ける道です。AI社員AIKATAは、事務の流れそのものを受託し、構築と運用まで担います。

06 AI社員AIKATAが引き受ける、土地家屋調査士事務所の具体的な事務 資料の取得・整理、依頼元との連絡、記帳・請求を扱います

6-1. 資料・連絡・記帳を、事務所ごとのルールで受け持ちます

山崎 山崎
任せる範囲は、仕事の名前だけでなく、使う資料と出来上がるものまで合わせて確認します。

AI社員AIKATAは、AIと人の二重体制で業務を受託するBPOサービスです。土地家屋調査士事務所向けには、登記資料の取得と整理・事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への資料回収などを扱います。土地家屋調査士事務所向けのAI社員AIKATAのページで、業務範囲と無料相談の内容を確認できます。

資料の取得・整理

登記情報・公図の取得と整理/地積測量図・建物図面の取得/所有者・隣接地の所有者の一覧化/現地写真・測量データの案件別保存/紙の古い図面や資料のデータ化

登記情報・公図・地積測量図・建物図面の取得と、案件ごとの保存までを引き受けます。所有者と隣接地の所有者の一覧化や、紙の古い図面のデータ化も行います。現地の調査・測量と、筆界の判断は先生が行います。

依頼元との連絡

必要書類の案内文の下書き/資料の回収状況の一覧化と催促/立会いの日程調整の連絡の下書き/進捗報告の下書き

ハウスメーカーや不動産会社、依頼者の方への必要書類の案内文を下書きし、回収状況の一覧と催促の文面を用意します。立会いの日程調整や進捗報告の連絡も下書きします。隣接地の方との立会いそのものは先生が行います。

記帳・請求

事件簿の記帳/報酬額の計算と見積書の作成/請求書の発行と入金消込/年計報告書の集計

終わった案件を事件簿に記帳し、事務所の基準に沿った報酬額の計算、見積書・請求書の作成、入金消込までを受け持ちます。調査士会に出す年計報告書の集計も、一年分の事件簿から用意します。

この範囲の中でも、事務所が最終的に判断することは分けます。所有者や隣接地の所有者の一覧を作る事務と、筆界の判断は別です。立会いの日程調整の連絡を下書きする事務と、隣接地の方との立会いそのものも別です。AI社員AIKATAは、判断に必要な資料を整え、決めるべきことを事務所に戻します。

6-2. 操作画面を見ながら引き継ぎ、AIと人で仕上がりを確認します

山崎 山崎
マニュアルを完璧に書き上げてから相談する必要はありません。

引き継ぎでは、補助者の方が使っている業務支援システムや登記情報提供サービスの操作画面を見ながら、AI社員AIKATAが業務を分解して整理します。どの資料から何を読み、どこへ入力し、どの差を確かめているかを書き出します。事務所がAIの専門知識を持つことは、前提にしません。

補助者の操作画面を確認
業務支援システム・登記情報
→
業務を分解して整理
事務所の型・報酬の基準
→
仕組みを構築・運用
AI社員AIKATA
→
AIと人の二重体制
登記情報・公図と照らして確認
→
事務所が承認
整理済みの資料・請求書

AI社員AIKATAは、特定のソフトに限定しません。TREND REX、TREND-ONE、Wingneo INFINITY、申請用総合ソフト、登記情報提供サービスなど、いま使っている道具の画面操作も含めて自動化します。ここでいう対応は、事務所の環境で業務を受託するという意味であり、各ソフト会社との提携や、すべての機能との標準接続を示すものではありません。

AIが作った所有者や隣接地の一覧は、人が登記情報や公図と地番を照らし合わせて確認し、事務所が最終確認と承認をします。日々の作業は、原則として整理済みの資料や作成済み請求書の承認です。手順は仕組みに残るため、補助者が替わっても、事務が一人の記憶に頼ることはありません。

6-3. 年度末にも、補助者の採用・教育を前提にしません

菅澤 菅澤
現場に出ている間も、資料の取得や催促の下書きは進みます。

AI社員AIKATAは、年度末に公共嘱託の納期と住宅の引渡しが重なる時期にも、補助者を採用・教育せずに処理量を増やせる体制です。料金は月額の定額で、案件が増えても変わりません。まず登記資料の取得と整理を任せ、のちに事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への資料回収へ広げる進め方もできます。

始める時期は、繁忙期を避けるのがおすすめです。紙のまま残る古い地積測量図や手書きの資料、過去の事件簿は、スキャンした図面や資料のデータ化から受け持ち、どの資料からデータにするかは先生と順番を決めます。原本の保管と現地への持ち出しは事務所に残ります。現地の調査・測量、図面の作成、申請も事務所に残ります。

AI社員AIKATA|土地家屋調査士事務所向けの業務代行(BPO)。登記資料の取得と整理・事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への資料回収まで、月30万円の定額で丸ごとお任せ。土地家屋調査士事務所向けのページと無料相談はこちら

07 残る道は「作業そのものを任せる」だけです 資料・連絡・記帳の事務を手放すという目的で、選択肢を見直します

ここまでAI活用の整理と、一般的な導入の進め方を確認しました。AIの活用は、事務所の将来に必要な取り組みです。そのうえで、御社の目的が「資料の取得・催促・記帳・請求を担う人と仕組みを抱え続けないこと」なら、道具を増やす比較から、仕事を誰に任せるかの比較へ進みます。以下の記号は、この目的に対する整理であり、特定の方法の品質や法令適合性の採点ではありません。

確認する点手作業のまま自作・ソフト追加AI社員AIKATAに任せる
忙しい時期の負荷✕ 年度末に事務が現場の予定へ響きます△ 整備や移行の負担が先に来ます◎ 採用・教育をせず事務の処理量を増やせます
事務所ごとのルール✕ 補助者の記憶に依存します△ 手順の維持を事務所が管理します◎ 事件簿や報酬の基準を仕組みに落とし込みます
依頼元・依頼者への対応の速さ✕ 戻ってから資料を確認します○ 道具は便利になっても催促や確認が残ります◎ 催促・確認文の下書きと進捗報告の準備を進めます
AIの知識・保守✕ 該当なし△ 事務所で整備と保守を担います◎ 仕組みをAI社員AIKATAが構築・運用します
法令の線引き○ 調査士が調査・測量・申請を行います○ 導入後も調査士の責任は変わりません◎ 事務を受託し、調査士の業務は明確に分けます

7-1. AI社員AIKATAが選ばれる5つの理由

菅澤 菅澤
いまの業務支援システムを生かしながら、誰が資料を集め、誰が記帳するかを解決します。
✔️今のソフトのまま:業務支援システムや登記情報提供サービスの画面操作を含めて自動化します
✔️事務所ごとのルールが残る:事件簿の付け方や報酬の基準を仕組みにして、補助者が替わっても続きます
✔️事務所は原則として承認だけ:AIの処理を人が登記情報や公図と照らして確認し、整理済みの資料や作成済み請求書を事務所が承認します
✔️忙しい時期も増員せず定額:年度末も、採用・教育をせず処理量を増やせます。月額の定額は案件数で変わりません
✔️AIの知識が不要で線引きが明確:構築・運用はAI社員AIKATAが担い、調査・測量、申請の代理、図面の作成は引き受けません

自作・乗り換え・採用・委託は、どれも事務所が人か仕組みを抱え続けます。作業を手放せる道はAI社員AIKATAに任せることだけです。ここで手放すのは、資料の取得・整理、催促、記帳、請求などの定型事務です。現地の調査・測量、筆界の判断、図面の作成と申請という調査士の役割は残ります。

菅澤 菅澤
AI活用の整理をきっかけに、資料集めから記帳・請求までの流れを見てください。まず資料の取得と整理から任せ、次に依頼元への連絡へ広げる進め方もできます。

08 次の年度末を、AIの組み込みに悩まず越える準備を始めませんか 自作やソフトの乗り換えと決める前に、任せられる事務を整理します

8-1. 業務支援システムと案件の流れから、最初に任せる業務を決めます

菅澤 菅澤
いまの業務支援システムで、毎日くり返している事務を見せてください。AI社員AIKATAに任せる事務と、先生が判断・承認するところを一緒に整理します。

AIを自分で組み込む・システムを替えると決める前に、御社の事務を一度棚卸ししてください。無料相談は60分、Google Meetでのオンラインです。登記資料の取得と整理、依頼元への資料回収、事件簿の記帳、見積書・請求書の作成のうち、どの業務から任せられるか、どこまでを任せるかをその場で整理します。契約の義務はなく、全国から相談できます。

準備いただく内容は、お使いの業務支援システム、依頼元からの書類の届き方、年度末に止まりやすい仕事です。依頼者の本人確認書類や隣接地の所有者の情報を含む資料は、受け渡しと保管のルールを先に決めます。完成したマニュアルがなくても、普段の画面操作を見ながらAI社員AIKATAが業務を分解します。

相談で範囲を整理することと、その日に本番の作業を始めることは別です。繁忙期を避けて、紙の古い資料のデータ化の順番や、最初に並べて確認する案件を決めます。次の年度末を迎える前に、先生と補助者が現場と承認に集中できる流れを準備しましょう。

人を増やす・外注する・AIを自作する・ソフトを替える——どの道を選んでも、入力・集計・書類づくり・確認の作業か、それを回す人と仕組みが社内に残り続けます。

AI社員AIKATAなら、いまお使いのTREND REX・TREND-ONEなどはそのまま、取引先・利用者ごとのルールも登録して処理し、社内に残るのは仕上がりの確認と承認だけです。どの業務から任せられるかは、無料相談(60分・オンライン)でその場で整理します。

NEXT STEP

土地家屋調査士事務所の事務作業を、
AI社員に任せてみませんか?

AI社員AIKATA — 土地家屋調査士事務所の登記資料の取得と整理・事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への資料回収を丸ごと代行

土地家屋調査士事務所の所長/事務長の方へ

AI社員AIKATA

登記資料の取得と整理・事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への資料回収を、AIと人の二重チェックで丸ごと代行。いまのソフトのまま、社内は仕上がりを承認するだけです。

9. よくある質問

Q. 土地家屋調査士事務所では、AIをどの仕事に使えますか?

山崎 山崎
まず、前後の事務から考えると、迷いが減ります。

A. 向いているのは、資料の取得後の整理、依頼元への案内文の下書き、事件簿の記帳、見積書・請求書の作成といった事務です。現地の調査・測量、筆界の判断、図面の作成と申請は調査士の業務で、AIに任せることはできません。

Q. AIが作った図面や書類を、そのまま法務局に出せますか?

山崎 山崎
AIの出力は、調査士が責任をもって確認します。

A. 表示に関する登記のための調査・測量、申請の代理、法務局に提出する書類や図面の作成は、土地家屋調査士法で調査士の業務とされています。AIの出力をそのまま提出することは適切ではなく、最終の判断と責任は調査士にあります。

Q. 法令上、土地家屋調査士事務所の事務をAIに任せて問題ありませんか?

山崎 山崎
調査士の独占業務は、事務所に残ります。

A. 当社がお引き受けするのは、登記資料の整理・事件簿の記帳・見積書と請求書の作成・依頼元への連絡の下書きなど、調査士の独占業務にあたらない事務作業です。表示に関する登記のための調査・測量、申請の代理、法務局に提出する書類や図面の作成は、土地家屋調査士法68条により調査士に限られるため、引き続き御社の先生方に行っていただきます。当社がお渡しする資料や請求書は、御社で確認して承認していただいてから使う運用です。

Q. 依頼者や隣接地の方の情報を、AIに入力してもよいですか?

山崎 山崎
個人情報の扱いは、導入前に書面で決めます。

A. 入力した情報の保存や利用の扱いは、サービスごとに異なります。提供元の規約で確認できないものには、個人情報を入れないでください。当社では秘密保持契約(NDA)を結んだうえで、担当者が開ける案件の資料を絞り、受け渡しと保管の方法を導入前に事務所と決めます。

Q. 業務支援システムは何に対応していますか?

山崎 山崎
今の画面と手順を起点に、任せる作業を整理できます。

A. 特定のソフトに限定していません。TREND REXなどの業務支援システムや、Excelの事件簿、登記情報提供サービスまで、いま御社がお使いの環境をそのまま使います。画面の操作も当社が自動化するため、いまのソフトのまま始められます。

Q. AIの知識がなくても始められますか?

山崎 山崎
AIの保守は、こちらが担います。

A. 始められます。仕組みの構築と運用は当社が担い、御社でClaude Code/Codexの操作や保守を覚える必要はありません。完成したマニュアルも必須ではなく、普段の操作画面を見ながら業務を分解して整理します。

Q. 地積測量図や建物図面の作成も頼めますか?

山崎 山崎
図面づくりの前の下準備を、先生に代わって整えます。

A. 法務局に提出する図面の作成は、土地家屋調査士の先生のお仕事です。当社では行いません。当社がお引き受けするのは、図面づくりに入る前の資料の取得と整理、過去の図面のデータ化、案件ごとの保存など、先生が図面づくりに集中するための下準備です。

Q. いつ始めればよいですか?

山崎 山崎
繁忙期の前に、最初に並べて確認する案件を決めます。

A. 年度末などの繁忙期を避けて始めるのがおすすめです。無料相談は60分のオンラインで、どの業務から任せられるかを整理します。契約の義務はありません。

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監修 最終更新日: 2026年11月8日
菅澤孝平
菅澤 孝平 株式会社GENAI 代表取締役
  • AI業務自動化サービス「AI鬼管理」を運営 — Claude Code を活用し、経営者の業務を「AIエージェントに任せる仕組み」へ転換するパーソナルトレーニングを 伴走構築 で提供。日報・採用・問い合わせ対応・経費精算・議事録・データ集計・営業リスト等の定型業務を、AIに代行させる体制を経営者と一緒に作り込む
  • Claude Code 実装ノウハウを 経営者・法人クライアント に直接指導。生成AIを「便利ツール」ではなく 「業務を任せる存在」 として運用する手法を体系化
  • 「やらせ切る管理」メソッドの開発者。シンゲキ株式会社(2021年設立・鬼管理専門塾運営)にて累計3,000名以上の学習者を志望校合格に導いた管理メソッドを、AI × 経営者支援 に転用
  • 著書『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎)、『親の過干渉こそ、最強の大学受験対策である。』(講談社)
  • メディア出演: REAL VALUE / カンニング竹山のイチバン研究所 / ええじゃないかBiz 他
  • 明治大学政治経済学部卒
現在は AI鬼管理(Claude Code活用の伴走型パーソナルトレーニング)を主事業とし、経営者と二人三脚で「AIに業務を任せる仕組み」を実装。「実行を強制する環境」を AI で構築する手法を、自社の実運用知見をもとに発信している。